登録日:2020/11/19 Thu 00:02:35
更新日:2024/11/10 Sun 10:37:38
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出典:ポケットモンスター、113話『ウィナーズカップ!フルバトル6VS6』、1997年4月1日~1999年1月21日まで放送。
OLM TEAM OTA、テレビ東京、SOFTX(テレビ東京メディアネット)、小学館プロダクション、
©Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku ©Pokémon
■概要
カンキツ島に住んでいるポケモントレーナーであり、オレンジ諸島にいるトレーナーの頂点であるヘッドリーダー(いわゆる
チャンピオン)
首からはモンスターボールをぶら下げており、その中にはカンキツ島の守護神・
カイリューが入っている。
オレンジ諸島には各地方と同じくジムリーダーが存在しており、4つのジムバッジを集めた者だけがオレンジリーグに挑む事が出来る。
各地方のリーグはジムを制覇したトレーナー同士によるバトルトーナメントだが、オレンジリーグの場合はヘッドリーダーに直接バトルを挑む。
ヘッドリーダーとのバトルはフルバトルで行われる。
バトルフィールドは最初は中央にモンスターボール型の水場がある岩のフィールド、どちらか一方のポケモンが3体倒されると足場が柔らかい砂のフィールドに変化する。
また特別ルールとして、挑戦者の立場であるサトシは自由にポケモンを入れ替えられるのに対して、ヘッドリーダーの立場であるユウジは戦闘不能以外ではポケモンの交代が不可能である。
見事勝利した際には殿堂入りとなり挑戦者と手持ちの手形をウィナーズパレスに残される。
ユウジは前述したとおりオレンジリーグの覇者たるヘッドリーダー。
それも歴代のヘッドリーダーの中でも屈指の実力者であり、リーダーに就任してから一度も殿堂入りしたトレーナーが現れないほどである。
それも大抵のトレーナーはユウジの一番手さえ倒せず、三体以上倒せるトレーナーは珍しく、
サトシに負けるまでは無敗だったという凄まじさ。
そのため自分を倒せる誉れ高いトレーナーの出現を心待ちしており、バトルに追い込まれると首のボールをイジりカイリューを出せる機会が来ることを心待ちにしている。
ちなみにサトシがフルバトルをするのはユウジ戦が初。
そのためサトシはセキエイリーグがもう終わっている段階なのにフルバトルという単語を知らず、それが6対6と知ったのもオレンジリーグに挑んだ時が初となった。
BW2の
コテツがリーグに挑んでいるのにフルバトルを5対5と勘違いしていたが、存在を知らなかった無印サトシよりかは知識があるといえよう。
■手持ち
技:へんしん
ユウジが挑戦者のレベルを確認するために必ず一番手に繰り出すポケモン。
見た目は愛らしいが、変身で技と外見をコピーしてくる強敵。
お互いのポケモンが一緒になるため勝敗を決めるのはポケモンではなく、トレーナーの実力の差となる。
ユウジの実力は高いため、数多くの挑戦者はトレーナーの実力の差を嫌と言うほど見せられ、
それによって生じた焦りが冷静さを失い判断ミスを誘いメタモンを倒せず六タテされたという。
サトシの
ピカチュウも例に漏れず苦戦させ戦闘不能寸前まで追い詰めるが、技は真似できても本来の能力は変わらないため、意表を突く肉弾戦で形成逆転され敗れた。
余談だが113話のアイキャッチはかの有名な「ピカチュウと見せかけてメタモン」という引っ掛け問題となっている。
技:あなをほる、しめつける
育成の段階で素早さを重点的に育てた個体。
その速さで苦手な
水技も当たる前に穴を掘って
逃げる事で
無効化する。
ゼニガメの
水鉄砲を穴を掘って交わし、地上に出た後は締め付けて動きを封じたが、殻に籠ってからのハイドロポンプとロケットずつきでやられた。
技:あやしいひかり、さいみんじゅつ、ナイトヘッド
ゴーストタイプには
エスパーと
地面が有効という
ケンジのアドバイスを受けたサトシが、地面技を使える
ケンタロスを使ってきたため、ケンタロスとバトル。
ケンタロスの地割れ
タイプ相性関係ないじゃねえかを空中に浮かんで回避した後、怪しい光で混乱させ交換に追い込む。
その後出て来た
ラプラスの冷凍ビームとナイトヘッドの相打ちになった。
技:ソーラービーム、つるのムチ
ソーラービームを溜めている隙をつかれ、空に投げだされたもののソーラービームをケンタロスに発射。
しかし態勢が悪かった事もあり直撃できず、逆に砂場に足を取られていたケンタロスを脱出させてしまう。
ちなみにユウジはケンタロスを「よく育てている」と褒めていたが、
ケンタロスはユウジ戦がデビュー戦であり、サトシが育てた事は一度もない。
オーキド博士スゲェー。
その後ケンタロスのとっしんでKOされた。
技:でんきショック、10まんボルト、かみなりパンチ、かみなり
ユウジの五体目。サトシは電気に強い
フシギダネで挑む。
サトシの読み通りエレブーの電気ショックはフシギダネに通用しなかったが、
フシギダネの葉っぱカッターもエレブーが10万ボルトを身に纏う事で通用しなかった。
そこでサトシは体当たりによる肉弾戦に切り替えたが、
その隙をついた雷パンチでフシギダネは
麻痺状態になってしまい行動不能に。
麻痺しただけでまだ戦えそうだったのだが…
相性を覆すくらいのレベル差だったようだ。
次に出て来た
リザードンとはレベルは同等でお互い一進一退を繰り広げたが、相性を覆され地球投げをくらい戦闘不能に。
技:
はかいこうせん、みずでっぽう、れいとうビーム、たたきつける、りゅうのいかり、10まんボルト、のしかかり、ロケットずつき、こうそくいどう、かみなり
ユウジの切り札であるポケモン。バトルではトリを務める。
ゲームでもアニポケでも極めて珍しく強力なポケモンとして知られ、なんと
技を10個も覚えているチート仕様。
この頃のアニポケはゲームとは違い技4つ縛りがなかったとはいえ、基本5~6くらいだというのに……。
実力も極めて高くサトシのリザードン、ケンタロス、ゼニガメを三タテ。
更にカイリューを奪おうと乱入した
ロケット団を難なく撃退したが、流石にダメージと疲労が蓄積しておりピカチュウのかみなりで敗れた。
■余談
アニメ版のシナリオの流れに沿ったコミカライズ作品『
電撃!ピカチュウ』では、アニメにおけるユウジとの決着戦が雑誌連載時の最終話となったため、
結果的にだが同漫画のラストボスという立ち位置を担っている。
追記・修正お願いします。
- ゲンガーが浮遊で避けたって所、特性の浮遊で避けたと勘違い起きそうだから特性じゃないって書いて欲しいかな -- 名無しさん (2020-11-19 09:41:49)
- ↑『浮かんで回避した』にしといた -- 名無しさん (2020-11-19 12:34:27)
- 浮いたというかユウジの指示は「ゲンガー、ジャンプだ!」みたいな感じだったかと -- 名無しさん (2020-11-19 14:48:39)
- アニメではここからポケモンバトルがまともになった印象。それ以前のはまともとは言い難いバトルばかりだったからなぁ -- 名無しさん (2020-11-19 17:37:10)
- 括弧内はオレンジ諸島編だけで良くね?二重に括弧書きとか面倒なことしなくて良いだろ -- 名無しさん (2020-11-20 17:13:08)
- アニポケ内のキャラ名被り気にして変更したのかもしれないけどそれを言うとシンジとかも同名キャラはいるのでとりあえず戻しました -- 名無しさん (2020-11-20 19:28:27)
- 地味にメタモンの設定がヤバイレベルの強さ感。あとカイリューに負けたとはいえリザードンのこの試合の貢献はかなりのものと思う -- 名無しさん (2020-11-21 11:11:58)
- 子供の頃見た時はメチャクチャ強かった印象があったけど、それでも2週しか戦ってないのか。展開早いなあ。 -- 名無しさん (2020-11-22 00:48:29)
- 当時のゴースト技は設定ミスでエスパーに無効にされたから相性が逆転してたし、「ゴーストタイプに有効なのはエスパー・じめん」というのは当時は実質的に正しかったけど非常にややこしい -- 名無しさん (2021-10-04 21:55:15)
最終更新:2024年11月10日 10:37