バハト/仮面ライダーファルシオン

登録日:2021/05/09 Sun 22:52:00
更新日:2021/06/14 Mon 00:26:43
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全てを無に帰す……。

間もなく全てが消え去る。この世の……終焉だ。


バハトとは、『仮面ライダーセイバー』の劇場短編映画作品『劇場短編 仮面ライダーセイバー 不死鳥の剣士と破滅の本』の登場人物である。
本項目では、彼が変身する仮面ライダーファルシオンについても記述する。

演:谷口賢志


【概要】

聖剣「無銘剣虚無」に選ばれし「不死身の剣士」で、どこかで見た事があるような気もする不気味な容姿をした男。
仮にも聖剣に選ばれし剣士のはずだが、危険人物として『破滅の本/破滅の書』に封印されており、原因は不明だがその封印が解かれた事で復活してしまった。
当然だが、過去に消防隊員だった事栄えあるトリノイド第1号だった事もない

黒を基調に金色の刺繍が施された豪奢な騎士服を身に纏っているが、ジャケットに関しては素肌の上から直接羽織った独特の着こなしをしている。
また、右頬からは不死鳥の羽が硬化した棘状の物体が生え、この影響で右眼が灰色オッドアイという悍ましい顔付きと化している。
これは不完全な復活によるものであり、後にTV本編に登場した際には完全に封印が解かれた事でオッドアイではなくなり、右頬にあった棘状の物体も消失している。


【人物】

一人称「私」だが、TV本編では「俺」
行動原理としては正気を失い、暴走しているかのような破滅主義者かつ、ある種極端なまでの平和主義者。
「争いは無くならない」「『力』こそ争いの源」「世界は悪と災いで出来ている」という価値観に取り憑かれており、
「争いが無くならないのなら、いっそ全て滅んでしまえばいい」と言わんばかりに、『破滅の本』の力で現実世界とワンダーワールドの双方を原初の「」に帰し、滅亡させんと目論む。
その平和への意志は「何かを守るための戦い」すら否定し、仮面ライダーセイバーとの鍔迫り合いの最中にも、


ならばお前は今、私と何をしている!?

人がいるから…!世界があるから!力があるから争いが起こる!!

それが人の歴史だ!!人類はその先には進めないのだ!

……という矛盾を叩きつける程強固なもの。


【過去】

元々はキエフ大公国の騎士団に属していた戦士で、ユーリの同僚だった男。
使命感に厚い好漢だったが、騎士団の仲間が力の誘惑に溺れ、バハトの家族を殺めてしまった事で全てが狂ってしまう。
愛する者を仲間の裏切りで奪われたバハトは怒りや悲しみ、絶望に飲まれて家族を手に掛けた仲間を斬殺。


裏切り、殺し合うのが人間の本質だ。

人間がいる限り……争いは永遠に無くならない。
終わらせるには!この世界を滅ぼし……無に帰すしかない!!

以降、人間を、そして世界そのものを憎んだ果てに無銘剣虚無に選ばれて仮面ライダーとなり、聖剣と『破滅の本』双方の力で全てを虚無に帰さんとしたが、
光剛剣最光と闇黒剣月闇を携えたユーリに討伐され、逆に自身が『破滅の本』に封印される事となった。

この経験によるトラウマから「裏切りや殺し合いを本質とする人間が存在する限り、争いは永遠に続く」という諦観に取り憑かれ、行き過ぎた平和主義や破滅一辺倒の行動に終始するようになってしまった。


【劇中での活躍】

『不死鳥の剣士と破滅の本』

突如『破滅の本』から解き放たれると、世界を無に帰すべく、即座に行動を開始。
自らを封印していた『破滅の本』を開き、その力でワンダーワールド全土に無数のブラックホールを形成すると同時にシミーとメギドの大群を氾濫させ、ワンダーワールドを破壊。
それと連動させるように全世界にワンダーワールドに作り出したものと同種のブラックホールを開き、世界の全てを消滅させていった。

その中で神山飛羽真=セイバーと激突。
上記のような己の信念と信念をぶつけ合う口論を繰り広げ、一度はクリムゾンドラゴンの「爆炎紅蓮斬」を受けて肉体を失うも、不死身の能力によって即座に復活を果たし、セイバーを一蹴する。

“物語”か…。だが、それは私に屈し、虚無に覆われる結末となる……!

だが、バハトすら知り得なかった姿・エモーショナルドラゴンに変身を遂げたセイバーの前に形勢は逆転。


世界は消え、お前達も無となるのだ…。

いや…!俺達の世界も、ワンダーワールドも……全て救う!!

自身が生み出したシミーとメギド達は他の剣士達の手で全滅し、自身もまたエモーショナルドラゴンの「情龍神撃破」を受け、再び肉体を滅ぼされてしまう。

何度でも立ち上がる!決して諦めない!それが人間だぁッ!!

それでもなお再び肉体を再生させて復活を遂げるが、即座にルーンブライトドラゴンとルーンディムドラゴンの体当たりを受けてしまい、その状態から抗うも、
あえなく『破滅の本』に押し込まれ、自身の復活を示唆する捨て台詞を残しながらそのまま再封印された事で遂に敗北。
それと同時に彼が引き起こした騒動による一連の被害も修復され、物語は幕を閉じた。


滅びは訪れる…!また逢う日も、そう遠くないだろう……。

グァアアアアアアアアアアアッ!!

なお、東映公式サイトの「仮面ライダーセイバー巻末付録」によれば、映画本編における復活劇は「一度剣士達に嗾けてバハトを倒させ、あわよくば均衡を守るため現れる光剛剣最光も入手する」ための検証としてマスターロゴスが行ったものであり
その過程でエモーショナルドラゴンワンダーライドブックが誕生した事は思わぬ収穫になったと明かされている。

目を覚ます、不死の剣士。


貴様ら剣士を地獄へ落とすために……蘇った。


消え去れ、剣士共ォッ!

一連の事件が終わった後、バハトが封じられた『破滅の本』はサウザンベースの禁書庫に厳重に保管される事となったが、マスターロゴスは彼の力にかねてから目をつけており、
第33章ラストにて聖剣とワンダーライドブックが揃いつつあり、同時に仮面ライダーカリバーとなった富加宮賢人が聖剣を封印しようと暗躍している事から『破滅の本』を開放。

続く第34章冒頭にて“猟犬”と称して再び解き放たれたバハトはマスターロゴスに襲い掛かるも一撃で返り討ちにされ、
その後いかなるやり取りを経てか再びセイバー達の前に姿を現して一戦を交えた後、セイバー=飛羽真を「選ばれし者」と呼び、
ユーリと同じく彼とルナについて何か知っているような素振りを見せると、「もう少し楽しむ」として一旦その場は撤退した。
続いて仮面ライダーブレイズ仮面ライダーデュランダルの戦闘中に乱入すると、「剣士は全て敵!皆殺しだ…!」とマスター直属の部下であるデュランダルにすら牙を剥き、
彼が逃走するや否や今度はブレイズに狙いを定め、一度は倒されながらも復活と同時に不意討ちを仕掛けて倒すと、再度セイバー達とも交戦し、ユーリを消滅させてしまう。
続けざまにセイバーとカリバーを相手に戦いを繰り広げるが、その中でルナの帰還を感じ取ると、「遂に現れたようだな……」と言い残して再度撤退した。

そして、第35章ではマスターロゴスによる儀式を阻止せんとする剣士達の前に現れると彼らと交戦。
仮面ライダー剣斬を庇ったカリバー、そしてそれを受けて怒りに震える剣斬をも返り討ちにし、戦線復帰したセイバーと鍔迫り合いを繰り広げる中、
ルナが意識を取り戻したタイミングでマスターロゴスが「最後の仕上げ」と称して『破滅の本』を開き、再び顕現したエモーショナルドラゴンワンダーライドブックでセイバーが再度エモーショナルドラゴンに変身。


ウアァァ…!お前はやがて力を手にする…。しかし!その力がまた争いを生む!
それが人の本質!宿命だ……。

俺が手にするのは、この世界に生きる人達を守るための力だ!

セイバー渾身の一撃を受け、今までの強さが噓のように呆気なく破れて変身解除された挙句、無銘剣虚無とエターナルフェニックスワンダーライドブックも『全知全能の書』復活の儀式に利用されてしまう事態に。
その様子を見たバハトは自身もマスターロゴスの掌の上で踊らされていたに過ぎなかったと察したのか、開き直ったような高笑いを上げながら燃えかすの如く消失したのだった。


あなたの役目はここまでです。

……フッハハハハハッハッハッハッハッハッハッ……!!

だが、東映公式サイトの「そして、世界が無に帰るまで破滅と再生を繰り返すバハト…」(原文ママ)という思わせぶりな記述から、完全にこの世から消え去ったわけではないらしい事が示唆されており、
実際、第36章にて飛羽真の手で聖剣が解放された影響か、しれっと何事も無かったかのように復活を果たしていた事が判明。
全世界に向けて「破滅から救われたければ戦争を始めよ」と嗾けたマスターロゴス改めイザクの演説を見て、「“世界を破滅へ導く”か……」と独りごちていた。

道の果て

その後、イザクとの決戦に赴いた剣士たちの戦いを横目に、後から駆け付けた飛羽真の前に立ちはだかる。
イザクの目的は争いを巻き起こすという自身の目的とは正逆のものだが、とにかく世界が破滅することには違いない、と剣士たちを妨害せんとする。
それを良しとしない飛羽真との問答の中で、ファルシオンの力により死ぬに死ねない体になってしまい、人の愚かさを目の当たりにしながら1000年を過ごさざるを得なかった絶望を吐きつけるが、飛羽真はバハトが剣士として優れた力の持ち主でありながら自分を変えようとせず、さらに原因がどうあれ諦める選択をした自分を認めず、その責任を周囲に転嫁していると叱責。


黙れ!! 俺の1000年を、お前如きの想いに覆されてたまるか!!

そのまま変身するとセイバーと激突、数々の激闘を経た飛羽真をして「途轍もなく重い」と言わしめる程の剣を叩きつけ圧倒。
最終的に変身解除に追い込むが、それでも諦めず、火炎剣烈火を覚醒させるとともにブレイブドラゴンの幻影を纏って詰め寄って来た飛羽真の気迫に圧倒され、隙を見せたところに烈火が直撃。

不死の力をも打ち破る炎の一撃に変身解除され、驚愕するバハト。その脳裏には、第37章にて「人とつながりやすくなった今の世の中」をあれこれ説明し、自分と友達になるとまで言ってのけた芽衣の姿が過る。
何かを悟った不死身の剣士は、


お前がこの先の未来に何をもたらすのか……俺が見届けてやろう。

そう言い残すと、無銘剣虚無を飛羽真に託すかのように地面に突き立て、不死の呪縛から解放され消滅していった。

全ての破滅を望んでいた敵だったとは言え、そうなるに至った過去や、そこに起因するバハトの想いは剣を通じて飛羽真にも確かに伝わっており、直後に生身のままソロモンの攻撃を切り返した際には「お前の剣は軽い!」と喝破している。*1


【仮面ライダーファルシオン】



存在の真理は“無”!全ては何もない“無”から始まった。

だから、全てを無に帰す……。


スーツアクター:永徳(ブレイズと兼任)

バハトが変身する仮面ライダー。
名前は中世ヨーロッパにおいてノルマン人が使用していたとされる幅広の刀剣「ファルシオン(Falchion)」に由来する。

「虚無」がキーワードなだけあって変身時の演出も如実にそれが表れており、変身時の抜刀直後にはBGMや効果音の類が一切流れないどころか、
数秒間周囲が完全な無音に包まれ、代わりにバハトの高笑いだけが響くという不気味ながらも印象的な演出が取られている。
これは何も隠喩ではなく「本当に変身時の映像が無音になる」ため、初見の場合だと音声ミスや音声の故障と一瞬勘違いしてしまう人がいてしまう程。
なお、テレビの放送規制では「10秒近い無音が続くと自動的に放送事故扱い」になってしまうため、TV本編に再登場した際には谷口氏のアイデアにより、
燃え盛る炎の音が微かに聞こえる中、高笑いの代わりに右人差し指を口に当てて「シーッ……」のジェスチャーを行う演出に変更され、これによって映像が完全に無音になるのを防ぐ形を取っている。

加えて、その間は無銘剣虚無の燃え盛る刀身部を左手で鷲掴みするという実際の刀剣で真似したら危険な事この上ない溜めポーズを取る点も特徴。

頭部「ファルシオンヘルム」には聖剣に選ばれし証である状の突起「ソードクラウン」が備わっており、
他の剣士達が纏う「ソードローブ」同様に剣士の甲冑を身に纏っているが、こちらはその「ソードローブ」が元々備えている剣士としての能力を強化する機能に加え、
エターナルフェニックスワンダーライドブックの力を最大限発揮するための補助を行う専用の「ニルローブ」となっている点で異なる。

装備

使用するワンダーライドブックの詳細についてはこちらを参照。

  • 覇剣ブレードライバー
ファルシオンの変身ベルト。
聖剣ソードライバーと酷似した形状だが、カラーリングはオレンジと黒を基調としたものとなっている。
ソードライバー同様にバックルが鞘になっており、ワンダーライドブックを装填してから無銘剣虚無を引き抜く事で仮面ライダーへの変身が行われる。

ワンダーライドブックの装填スロットは、ソードライバー右側の「ライトシェルフ」に相当する「ブレードライバーシェルフ」しか存在せず、その関係で装填出来るワンダーライドブックも1冊のみとなっている。
ワンダーライドブックから引き出した力は、バックルに内蔵されたエネルギー生成器「ブレードフルゴル」により「ワンダーオール」へと変換され、
バックル下部にある漆黒の3本の能力伝道路「ライドスペルライン」を通じて聖剣に伝えられ、ファルシオンに様々な能力を与える。
ベルト左右にはワンダーライドブック携行用ホルダー「ソードライバー必冊ホルダー」が備えられ、それぞれ右側に2冊・左側に1冊を収納出来る。
また、左側は代わりに無銘剣虚無を納刀する事も可能で、抜刀時に研磨され、切れ味が増す。

ドライバー自体がエターナルフェニックスワンダーライドブックの使用を前提としているが、
特筆すべきはソードライバー中央及び左側の「ミッドシェルフ」と「レフトシェルフ」に相当する箇所に設置された羽根状の特殊部位「エターナルウインガー」の機能。
この装置はライドスペルラインから送られるエターナルフェニックスワンダーライドブックが持つ不死の力を変身者に与えるのだが、恐るべき事に変身を解除しても絶えず力を供給し続ける。
おまけに変身者の復活時に必要な情報をリアルタイムで蓄積し続ける特性まで備えており、これらの機能の恩恵により、バハトは不死身の肉体を維持しているのである。

  • 無銘剣(むめいけん)虚無(きょむ)

音声:大塚明夫

ファルシオンのメイン武器である無属性の聖剣だが、現在では前述の経緯もあってか『覇剣』に変質している。
なお、「無」と言っても属性を持たないという意味ではなく、全てを消し去る「虚無」の力を宿している。
黒とオレンジをベースカラーとし、造形は火炎剣烈火や水勢剣流水、雷鳴剣黄雷といったソードライバー型の聖剣に近い一方で、
速読器「シンガンリーダー」が切っ先ではなく刀身部の根本部分に存在するなど、闇黒剣月闇に近い部分も存在する。

模様が描かれた刀身「キョムソウル」はブレードライバーやシンガンリーダーで読み込んだワンダーライドブックの力を宿し、具現化出来る。
鍔にはファルシオンのライダーズクレストが彫り込まれた「無銘剣虚無エンブレム」が装着されており、
漆黒の刃「ガリュウテイン」は無銘剣虚無エンブレムが生み出す「無の力」を利用する事で、他属性の聖剣が持つ聖なる力を無効化させる事が出来る。
そして主に柄「ソードグリップ」に備えられた引き金「キョムトリガー」を引く事で必殺技待機状態に入る。

必殺技 発動方法
ライダーキック ブレードライバーに納刀した状態でキョムトリガーを2回引く。
覇剣ブレードライバー抜刀技 キョムトリガーを1回引いてブレードライバーから抜刀する。
ワンダーライドブックリード技 シンガンリーダーにワンダーライドブック裏表紙の特殊金具を接触させてキョムトリガーを引く。
ワンダーライドブックプッシュ技 ブレードライバーにセットされたワンダーライドブックのページを押し込む。
ソードライバー必冊ホルダー抜刀技 キョムトリガーを引いて必冊ホルダーから抜刀する。

ユーリが1000年前の時点でキエフ大公国にいた頃には既に存在していたが、その詳細なルーツは不明。
しかし、本編では火炎剣烈火が光剛剣最光と闇黒剣月闇を模倣して最初に生み出された聖剣である事から、少なくともそれ以後か同時期に「人の手で生み出された聖剣」である事自体ははっきりしており*2
第35章放送後の東映公式サイト内の「仮面ライダーセイバー巻末付録」でも、他の聖剣同様にソードオブロゴス代々の刀鍛冶が鍛刀したものである事が明言されている。

プレミアムバンダイ限定で受注されたDX玩具版は他のワンダーライドブックにも対応しており、連動音声は基本的に日本語で統一されている。
【例】
エターナルフェニックス→「不死鳥」
ブレイブドラゴン→「火炎竜」
ライオン戦記→「青獅子」
ランプドアランジーナ→「魔人」
甲虫遊戯ブレイド→「絵札」
アルターライドブック各種→「悪」
……etc.
また、トリガーを引きながら電源をONにすると、バハトボイスによる「無銘剣虚無…」の音声と共に台詞モードに移行。
映画本編におけるバハトの台詞がほぼ全て収録され、更に映画本編と同じシークエンスの変身遊びも出来るなど、事実上のメモリアルアイテムと呼べる仕上がりになっている。

  • 破滅の本/破滅の書
厳密には所有物ではないが、便宜上ここに記載する。
バハトが封印されていた黒い表紙の書物で、本来はサウザンベースの禁書庫にて厳重に保管されていた禁書の1冊である。
一度これを開くと現実世界とワンダーワールド双方の上空に無数のブラックホールが発生し、ワンダーワールド側からはシミーとメギドが無尽蔵に出現する一方、
2つの世界に存在するもの全てを破壊しながら飲み込み、最終的には消滅させてしまう。

エターナルフェニックス



来たか、無知な剣士共め。
だが……最早止められん。フハハハ……。


エターナルフェニックス!

かつてから伝わる不死鳥の伝説が今、現実となる……。


ヌァアッ…!

抜刀…!





































フハハハハハハハハハッ……!変身!!……ハァッ!


エターナルフェニックス!!


虚無!

漆黒の(つるぎ)が、無に帰す……!


身長:218.2cm
体重:108.7kg
パンチ力:60.2t
キック力:94.2t
ジャンプ力:ひと跳び97.4m
走力:100mを1.6秒


エターナルフェニックスワンダーライドブックをセットして変身する、ファルシオンの基本形態。

不死鳥モチーフの神獣「エターナルフェニックス」の力により、倒されても瞬時に再生・復活出来る特性を備えている。
不死の能力以外でもセイバー エレメンタルプリミティブドラゴンを上回り、デュランダルにも匹敵するという劇場版の敵キャラクターに相応しい恐るべきスペックを誇る。
というよりもスペックが登場時点でのセイバーを完全に上回っており、本編登場後に公開された能力の詳細と合わせて「エモーショナルドラゴンよくファルシオンに勝てたよな」という声まで飛び出す程。
これはエモーショナルドラゴンが謂わば対ファルシオン特効とでもいうべき形態であった事に加え、映画本編では復活が不完全なものであり、本来の力を完全に発揮し切れていなかったのが理由。
本編で再登場した際には完全復活を遂げたためか、セイバーと最光を正面から叩き伏せ、ブレイズ タテガミ氷獣戦記を(不意討ちとはいえ)一撃で変身解除させるなど、映画本編に輪をかけた無茶苦茶な強さを発揮している。

エターナルフェニックスの頭部を模した右肩の装甲「エターナルフェニックスボールド」は不死の力の根源であり、死と再生すら超越した永遠性を変身者に分け与え、
同様に胸部及び左肩の装甲「リブレスキュイラス」はエターナルフェニックスの持つ、流転を断ち切る「永久の灯」の力を宿しており、撃破されたとしても瞬時に復活する事が可能。

また、腕部「ウェベンアーム」は強烈な斬撃を放てるまでに腕力を超活性化させる他、グローブ「ウェベンガント」は「永久の灯」を聖剣に付与する効果を持ち、
本来であれば全てを滅する力を宿す無銘剣虚無のガリュウテインに無限属性を追加し、物理的攻撃力を得ている。
同様に脚部「ウェベンレッグ」も空中戦もこなせる驚異的なジャンプ力を備え、必殺キック発動時にはブーツ「ウェベンソール」に「永久の灯」を漲らせる事が出来る。

左腰にはエターナルフェニックスの尾羽を模ったローブ状の装甲「フェザータセット」が装備されており、
こちらも「永久の灯」由来の力で相手の攻撃を受けた際に発生する衝撃を吸収し、逆に自身のエネルギーにする事が可能。

頭部「ファルシオンヘルム エターナルフェニックス」に備えられた「エターナルフェニックスマスク」は永遠の命を変身者に与える力を秘めており、
空間認識能力を誇る一対のアンテナ「フェニックレスト」周辺に搭載されたゴーグル「ニルバイザー」は、他の聖剣が持つ力を属性ごとに異なる色で判別する機能が搭載されている。

総じて聖剣側が「無」の力による攻撃力特化型なのに対し、ファルシオン本体の防御力はセイバー クリムゾンドラゴンでも倒せる程度のものでしかないが、代わりに不死性・再生力に特化している点については非常に厄介といえる。


◇必殺技

  • 不死鳥無双斬り


必殺黙読!

抜刀…!

不死鳥…!無双斬り!

無銘剣虚無を一度バックルに納め、キョムトリガーを引いた後に再度抜刀して発動。
エターナルフェニックスを模したエフェクトと共に斬撃を放つパターンや、背中に翼を発生させて飛翔しつつ、斬撃を放つパターンを披露した。

  • 不死鳥無双撃


必殺黙読!

不死鳥…!無双撃!

無銘剣虚無を一度バックルに納め、キョムトリガーを2回引いて発動。
脚部に「永久の灯」を纏って流転を断ち切る力を付与し、ライダーキックを繰り出す。

  • 習得必殺技(正式名称不明)


永久(とわ)の!〇〇…!

無限○突!

各種ワンダーライドブックを無銘剣虚無のシンガンリーダーに読み込ませて発動。
セイバー・ブレイズ・エスパーダの「習得必殺技」や、カリバーの「月闇必殺撃」に相当する技で、
使用したワンダーライドブックの内容によって技の特性が変化し、「○○」に入る音声は読み込ませたワンダーライドブック毎に異なる。
また、ワンダーライドブックを読み込んだ回数または冊数によって音声も変化し、1回 / 1冊で「無限一突」、2回 / 2冊連続で「無限二突」、3回 / 3冊連続で「無限三突」となる。

  • エターナルフェニックス
刀身に禍々しいエネルギーを込め、十字の斬撃をエターナルフェニックスを模したエフェクトと共に放つ。


【余談】

  • 過去に谷口氏が演じた東映特撮のキャラクターで「変身」と発声したキャラクターはバハトが初であり、同役での出演が発表された際に、
    何かの細胞が躍ります。『俺の中の俺』にも耳を傾け、セイバー達を全員狩る……じゃなくて、成敗するつもりで魂込めますので、応援よろしくお願いします」
    ……とコメントした他、本作の完成披露舞台挨拶の場でも、以下のようなキレキレのコメントを飛ばしてくれた。
    • 鷹山仁/アマゾンアルファ役の…」とボケをかます
    • 「この映画を足掛かりに出来ればここにいる全員をぶっ倒してですね、『仮面ライダーファルシオン』って番組に変えてやろうと思っております」
    • 「まあ今回…ようやく、日曜日朝に呼んでいただきまして…というかまぁ、この映画に呼んでいただきまして、また上半身裸と……。そうなのよ!だから東映さんは僕に洋服を着せる気が無いんだなって思っています!」
  • 更には本編デビューの前日には…
    • 「ニチアサに恩返しがしたい」と20年想い続けて生きてきました。幸福な機会を頂戴し、バハト復活です。天邪鬼ですから恩は仇で返す気概で全員狩りにいきます。『仮面ライダーセイバー』……谷口賢志は日曜の朝に映してよい男なのか?皆様、ご確認ください。

  • なお、その上半身裸にジャケットという衣装の件だが、『宇宙船』vol.171によれば、
    「過去の時代の人間という事で当初は古代人のような簡素な衣服を予定していたが、迫力不足だとして代わりに豪奢な服装の状態から衣服を減らしていった結果、今の状態に至ったのであって決して狙ったわけではないとの事。

  • 上記に記載した名前の由来である刀剣「ファルシオン」だが、実際は伝説の聖剣などの類ではなく、その大層な名前に反して安価で沢山作れる安物だったりする。
    ……それもまた、ある意味では「無銘剣」には相応しいのかもしれないが。





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最終更新:2021年06月14日 00:26

*1 同じ世界の破滅が目的であっても、イザクの動機は単なる退屈しのぎであり、愛する者を奪われ不死の力に囚われ、絶望の果てに破滅を望んだバハトの意志とは桁が違っている。

*2 この当時ユーリが既に二振りの聖剣を所持していた事から推測するに、メギドとの戦いが一段落し、初代マスターロゴスと共に人間世界に戻っていた時期と思われる。