登録日:2024/01/10 (水) 21:35:22
更新日:2025/04/23 Wed 12:35:44
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うん...グレゴールだ。まぁ、寝てるとき以外は気軽に呼べよ。
概要
『
Limbus Company』に登場する囚人の一人。囚人番号13番。
メガネと無精髭が目立つくたびれた風体の男性。
右手が虫の様な異形になっている。またどうも説明によると他の部分も変化する可能性があるらしい。
しかしそれ以外の感性は囚人の中でもかなりマトモな常識人。虫である事をイジられてもそんなに怒らない。
基本的にはダンテに近い感覚で一緒に苦労してくれるオッサンだが…
時々いいとこ見せようとしては空回りをする、というポンコツを披露する天然キャラでもある。あざとい。
特に料理は自信満々な割に下手くそで、味音痴疑惑も。
余談だが、『Limbus』初のPUガチャの対象キャラである。
こんなくたびれたオッサンが看板で大丈夫か?等という声はあったものの
本編1章ではグレゴールが主役となって共感を誘い、何より囚人達で一番の常識人でダンテと打ち解けてくれることから、
もうこのおっさんがヒロインでいいよ、というかもうヒロインだよこれと初期
管理人たちに癒やされキャラ扱いされた。
囚人時の使用武器は変化した右手。色合いはGのソレだが、カマキリのように鋭くなっている。
また、各人格ごとに右手が異なる義手となっており、怪物が生えてきたり分離して磁力で飛び回ったりと様々なギミックを見せてくれる。
キャラクター紹介に添えられたフレーズは「Ungeziefer(害虫)」。
余談ではあるが、Ungezieferは元々「生贄に適さないほど醜い生き物」という意味の
ドイツ語。
転じて有害な小動物全般を指すようになり、本来は虫に限らないのだが、今日の日本では下記『変身』のイメージにより「害虫・毒虫」が定着している。
元ネタはチェコのフランツ・カフカの小説『
変身』の主人公「グレゴール・ザムザ」。
原典では虫になったせいで仕事も家族からの愛も無くし、家の邪魔なお荷物としてひっそりと死んだのだが……。
来歴
元・G社社員として「
煙戦争」に参加した過去を持つ。腕が虫になっているのもその時の強化手術によるもの。
しかも他の兵士には無い再生能力を備えていたため、前線で大いに活躍したようである。
これでも強化の副作用がかなり少なく、人間としての外見をほぼ残していたため、戦績と見映えの良さを買われ「英雄」として抜擢。プロパガンダに利用されていた。
しかし所詮は上層部に祭り上げられただけの一社員。
戦争終結後はあっさり切り捨てられ、残ったのは戻らない腕と、戦争の悪夢だけだったようだ。
妹が居たらしいが、詳細は不明。
関係者
ヘルマン
グレゴールに手ずから強化手術を施した女性。
グレゴールを気に入り「息子」と呼ぶが、グレゴールは「俺の人生はあの人の支配から逃れた事は無かった」と恐れているようだ。
囚人たちと直接対面したのは1章ラストの1度きりだが、それぞれの章で出会った重要人物たちと関りを持っており、今のところ敵組織のボスっぽい立場に居る。
ユーリ
潰れた
ロボトミー社支部の元社員である女性。
現在はフィクサー業で食いつないでおり、1章にてL社支部の廃墟を案内するために派遣される。
多少気弱だが柔和な人柄で、囚人たちと同じく苦労人という立場という事もあって意気投合。
ロージャから「この仕事が終わったらリンバス社に入らない?」と勧誘を受けるほどだった。死亡フラグかな?
死亡フラグでした。
なお、最初期ver.では「
黄金色の林檎」と戦うたびに彼女の死亡イベントが流れる仕様だったため、無駄に何回も死ぬ不憫な子だった。
その後すぐにこのイベントがスキップされる仕様になったので、現在は無駄に死ななくて済むように。良かったね。
良くはない。
キャラ性能
[LCB囚人]
ん…グレゴールだ。まぁ、寝てるとき以外は気軽に呼べよ。
0
初期人格。前述のとおり右手が虫。
アタッカー寄りに可もなく不可もなくまとまったバランス型といったところ。
そこそこ足が早くてマッチも強め、何より序盤足りなくなりがちな憂鬱や暴食のEGO資源を稼ぎやすく初期人格では出番がある方。
サポートパッシブの「戦闘開始時、現HPの最も低い味方が5回復」は普段使いする分には地味な効果だが、発動機会の多い鏡
ダンジョンではなかなかの回復ソースになる。
00
大規模戦闘を得意とするリウ協会所属人格。右手は発火機能つきの義手。
素の状態でもスキル1発で火傷5付与が可能。
火傷関連のサポートやEGOギフトがあればさらに倍々と伸ばしていける火傷威力特化アタッカー。
欠点はアタッカーにしてはマッチに弱く、マッチに弱いにしてはHPと防御レベルが低くて打たれ弱いこと。
あとリウ協会人格としては唯一火傷「回数」付与が全く無いので、せっかく火傷威力を伸ばしても1ターンで終わる恐れがある。
そこそこマッチに強くて火傷回数付与が得意な他のリウ協会員たちとセットで運用したいところ。
火傷パーティに組み込む分にはそのへん諸々補えるので強いぞ。
その場合でも
他のリウ協会と同じくE.G.O資源が偏るという弱点はあるが。特にグレゴールの場合、自分が一番使う憂鬱と暴食を全く自給できない。
同期化IVでは更に火傷威力を滅茶苦茶に伸ばす強化が施され、ついでに相手の火傷数に応じたコイン威力増強を習得。
相手に火傷が無いと増強されないのでスロースターターではあるが、マッチ能力が多少強化されている。
[りょ.ミ.パ助手]
00
3.5章イベント配布の星2人格。前作の登場人物「ジャック」の立ち位置だが、夫婦じみていたあちらと違い厨房長との仲は険悪。
恐らくウマの合っていた二人そのものではなく、相性の良くない良秀とグレゴールを二人の立場に置き換えた事によってこのような状況になったのだと思われる。
右手は特にギミックのない普通の義手で、生の右手はどうも厨房長に「食材」として自ら提供した様子。
イベント確定入手だけあって全体的に控えめな性能。
特にマッチ威力は頼りなく、スキル1はともかくスキル3すらマッチ威力が9しかない。
スキル2はそこそこ威力が高い(同期化IVにすればさらに大幅に伸びる)のが救い。
何気に「かなり速めの速度からE.G.Oに頼らず麻痺を付与しに行ける」という他のキャラでは出来ない立ち回りは一応可能。
幻想体戦ならマッチは他のメンバーに取ってもらって、自分は一方攻撃でデバフを撒くのに徹すると良い。
ついでに出血威力&回数も付与できるのは後続メンバーの補助になる。と言っても長所がこれだけでは現環境下じゃだいぶつらい。
初期人格と全く同じ効果のサポートパッシブを持ち、鏡ダンジョンで控えに入れておくのも有効。
厨房長が一緒なら、彼女の回復量が上がるおまけもある。
区分:シーズン1(イベント)
実装日:23/04/20
[バラのスパナ工房フィクサー]
おおそうだな、俺も会えて嬉しいよ…ところで余ったネジないか?
00
4章(上)に登場する工房組織の一員。
右腕は
チェーンソーにもライターにもなる自作の義手。
独立し自分の工房を持つことを夢見ているが、忙しい上に自分が居ないと仕事が回らないので夢のままでいる。
そんなストーリーを反映してか、充電&振動の「バラのスパナ工房」所属なくせに得意なのは破裂デバフ。
その破裂のために振動と充電が必要なのだが…どちらもグレゴール自身ではイマイチ溜めづらく、他者との協力が必須。
ただし充電に関しては、自身のEGO
『AEDD』
を使えば解決できる…というか他人の充電までグレゴールが賄えるようになる。
そりゃグレゴール居ないと仕事回らなくなるよなって
充電さえ得てしまえば「消費した充電の数だけ(最大4)破裂回数を付与」のスキル3が活躍し始め、破裂キャラとして雑に強力。
正直この人格自体はそんなに強力な性能ではないものの、この破裂付与性能の高さ、そして「パーティに『AEDD』を持ち込みたいがグレゴールの破裂人格はこれぐらいしか無い」という理由で破裂パーティには割と採用される。
ただしスキル3の効果発動には
振動爆発が必須なのが若干のネック。
相手に振動回数が一回も無いと爆発してくれないのに、自力で振動を付与する手段は
スキル2か、特定のE.G.Oぐらい。
幸いにして破裂人格と振動E.G.Oを両立できる等のメンバーは色々居るので、味方の性能にどんどん乗っかっていこう。
どうせ当人格を同期化IVにすれば相手の振動回数で強化される仕様になるし、振動回数を稼げて損はない。
鏡ダンジョンならE.G.Oギフトに振動付与を頼り切る、という選択肢も十分アリ。
[黒雲会副組長]
あぅ、これ。うめぇなぁぇ~。もうひとびんだけ…ふひぃ。
00
一周年イベント「肉斬骨断」のPU星2。
刺青的には本イベントに登場し
中ボスなのに滅茶苦茶強いと話題になった副長「ジュン」のようだが、眼帯は
前作の組員「銀」の物。
どうにも様々なキャラが混じっているようである。
同時期実装の剣契の面々がはっちゃけているせいで、微妙に影の薄い登場となってしまったが…
スキル1が若干頼りない程度でステータスは概ね普通。特別ぶっ飛んだところも無いが、そんなに悪くはない性能。
また「次のターンに攻撃威力減少」を大量に付与できるというこの人格独自の長所も存在。
控えに置いておけば、サポートパッシブでも同様のデバフを味方キャラに託せる。
しかし出血系の強力なキャラが増えた昨今、全体的に普通なこの人格が採用される機会はめっきり減少気味。
特にグレゴール内だけで考えても海賊人格と神父人格が
ライバルとしてあまりに強烈であり、彼らを押しのけて活躍できるような長所がこの人格にあるかと言うと、相当微妙なところ。
「血の霧」が弱体化した「夢心地の鏡」以降は鏡ダンジョンでの雑な採用もしづらくなってしまった。
区分:シーズン3(イベント)
実装日:24/02/22
[G社課長代理]
入社を命じられたグレゴールであります。作戦に共に投入されることになり、光栄です!
000
シーズン1限定人格。G社に所属し続けたグレゴールのif……ではなく本編1章に登場する人物の立ち位置に置かれた人格。
LCB人格より強化手術が進行していて両手が虫に、背中に1対の大きな翅が生えている。それでいてボイスはフレッシュでハキハキしているのが余計に痛々しい…
速めの速度でヘイトを取って、高めのマッチ威力で攻撃を受け流し、被弾しても無尽蔵な自己回復でしぶとく生き残るまるでゴキブ…超優秀なタンク兼アタッカー。
どんな場面でも役割があり、特にエンドコンテンツたる鏡屈折鉄道でのタンクとして適正がとても高…かった。
…というのもシーズン1当時の評価で、
今では敵味方双方のマッチ威力インフレに全力で置いていかれていると言わざるを得ない。
同期化IVで敵に破裂デバフがあれば各スキルが強化される特性が追加されたが、有力な破裂人格の増加によって破裂「回数」付与ができないこの人格を破裂パに組み込む意味は無くなった。
そして「素の耐久力自体は星3最低クラスで混乱区画もアタッカー仕様なので混乱しがち」という弱点は
シーズン3以降の被弾前提のゲームバランスにおいてより表面化しやすくなってしまった…
ただしこれも執筆時のシーズン4現在の評価。
公式から宣告めいて「これからは管理人が囚人の死に抵抗を覚えないゲームバランスにしていく」という通達があったので
死にたいときには虫みたいにコロッと即死できるこの人格だからこその役割も、ひょっとしたらあるかもしれない…
[南部ツヴァイ協会4課]
あっ!おっとぉ、お客さん…良かったらライター一回だけ貸してもらってもよろしいか?
000
ツヴァイ協会初の星3。いかにも頼りなさげでうさんくさいチビのおっさんの正体が超強くて頼れるボディーガードで「あなたの盾」…少女漫画か何かで?
性能はTHE・高速タンクといった形で、全人格2番目に属する高速度・安定したマッチ力・数ターン集中放火受けても平気な耐久を全て揃える。
何より低コストで広域に麻痺を押し付けられるグレゴール専用EGO『まやかし』発射台として最適。
上からまやかすだけで鏡の鏡ハードのボスだろうがマッチ4回分へなちょこにできるあなたの攻性防壁。
同期化IVではこれらの強みがそのまんま強化される。本当に捻りも何もない強化だが、シンプルに強いのでおすすめ。
でもやっぱりIIIでも余裕で強いので紐をケチりたかったらケチっても良い。
周りの戦力が多少インフレした現在はマッチ威力にやや不安な部分はあるものの、タンク人格なので相手の攻撃を通したところで問題にはなりにくい。
未だ万能な強キャラではあるが、万能であるがゆえに特化した何かに乏しいのは弱点と言えば弱点か。
スキル全てが斬撃なので斬撃パーティには組み込める一方、特定の状態異常に特化したパーティからは外される事も良くある。
[双鉤海賊団副船長]
ふぅ…あぁ、俺が双鉤海賊団副船長、グレゴールだ。サインでもしてやろうか?
000
シナリオ5章に登場した人物の人格。
全スキルに呼吸バフの獲得能力を持ち、威力・回数共に安定して取得する事が可能。クリティカルの期待値がとても高い。
クリティカル時のダメージ増加効果をも所持しており、特にスキル3の場合は元から高い火力にもかかわらず最大100%増加する。
正直、この能力だけでもかなり強く、下記の固有リソースの事まで考えずとも十分すぎるほど活躍する。
出血人格としても呼吸人格としても、貴重な怠惰属性持ちでもある。呼吸パーティだと他は
マリアッチぐらい。
そして更なる特徴が「不当収益」なる固有リソース。
こいつを消費するとスキル3使用時、(スキル3の与ダメージ×「不当収益」の数×0.25)の追加ダメージが発生するため、ただでさえ高いスキル3の威力がまた倍増。
下準備さえしていればとんでもない火力を叩き出す事が出来る。
不当収入のほうはそれなりに手順を踏む必要があり、
以下のように条件自体は緩いものの若干の時間はかかる。不当収入を得るにも手間が要るのだ。
- 不当収入を得るためのパッシブスキルを起動させる(傲慢資源×2が必要)
- 出血状態の敵を用意する(出血付与はこの人格が持っているが、出血回数を増やすのは苦手なので補助が欲しい)
- 2の敵にグレゴールがコイン表面を当てる(ある程度の精神力が必要)
しかし精神力とE.G.O資源が繰り越される仕様の、鏡ダンジョン等では1.と3.が途中からスキップ可能。
頑張れば少ないターン数でいきなりフルスロットルに移行できるぞ。
同期化IVにすると呼吸と出血に関する能力が上がり、さらに強くなる。
[エドガー家 継承者]
おめぇもあいつを捕まえに来たのか? あるいはただ…この没落を見物しに来たのか。
000
本編6章に登場するある人物の人格。
元からくたびれたおじさんなだけあって、くたびれた人格が良く似合う。
元ネタ通り病弱でボロボロな身体だが、狩るべき敵を前にした時には剣を携え凛々しく戦う。
ざっくり言えば高速の沈潜アタッカー。
グレゴール中1位タイの攻撃レベルと最高速度を持ち、マッチ威力も優秀。味方に先んじて危険なマッチを引き受けるのが大得意。
一方、防御レベルと体力のバランスがグレゴール中最底辺。うっかり相手の攻撃を通すとそのまま地面を舐めるぞ。
パッシブスキルも「前ターンから精神力が変動していると、その値5につきダメージ量増加&脆弱を1取得」という物。発動すると更に攻撃的かつ打たれ弱くなるので注意。
また沈潜パーティの面子としても沈潜の継続能力が優秀。
特にスキル2は「マッチ勝利時に敵へ回数2付与」「コイン2枚目ヒット時に回数3付与」と通常スキルにしては破格の付与能力を持つ。
スキル2なので手札に回って来やすい、マッチ威力も高い、コイン枚数は少ないので無駄に沈潜を消費しない等々、沈潜パーティとの噛み合い方も至れり尽くせり。
少し注意したいのはスキル3の「相手の沈潜を10吸収し、次のターン自分にバフを付与(5割の確率で吸収せずに同様のバフが発動)」という妙なスキル効果。
バフ内容自体は強力なものの、うっかり沈潜の継続を途切れさせないようにしたい。
なお回数吸収効果が発生しなかった場合、敵が沈潜を全く持っていなくともバフ効果が発生する。
適当な敵や部位目掛けてぶっ放すのもアリ。
ちなみにサポートパッシブは「精神力の最も低い味方の精神力を減らす代わりに憂鬱ダメージ量増加+1を授ける」というもので、メリットが限定的なくせにデメリットはデカい地雷スキル。
うっかり控えに回した結果このパッシブが悪さをする…という事故は結構あるので気を付けたい。
もちろん減算コイン使いの握シンクレアと狐ヒースであれば相性が良く、一転して有用なサポートとして活用できる。
[ラ・マンチャランド神父]
俺が彼らを代わりに許しても…父上様は私を赦しにならないだろう。
000
ラ・マンチャランドの管理者たる3人の血鬼のひとり。本名は恐らくクリアンブロ。
性格面もクリアンブロそのままと言ってよく、唯一の穏健派だった彼が「父」への反乱に加わるまでの経緯も描かれている。
理性で己の吸血・食人衝動を抑え込もうとしているが、新鮮な血溜まりを見ると脇目も振らず飛びついて狂乱しながら喰らいつく。
理髪師ウーティスに続いて「血餐」を扱う人格だが、こいつの特色は「
自分に大量の出血威力を付与して自力で血餐を稼ぐ」という稼ぎ能力を持つ事。
そして出血で減少した体力は、優れたHPと回復能力で強引にカバーする。かなり変則的なタンクである。
マッチ威力は素で高いし、挑発値を持つ事、体力減少による与ダメージ上昇能力を持つことから「血餐」を使わない出血パーティでもタンクとして活躍はできる。
とは言え、基本的には血鬼パーティ向けのキャラだろう。
なお、この人格自身もスキル2で血餐を消費する事により固有バフ
「血に染まった手」を取得できる。
このバフもウーティスの物と同じく育てるタイプのバフで、「II」では攻撃レベル増加1を取得。
「III」ではさらに基本スキルで付与する破裂&出血の付与威力が1増える。
自傷による失血死を防ぐために重要となるのは、回復能力を持つ守備スキルとスキル3、そして固有バフ
「擦り減ってしまった心」。
「擦り減ってしまった心」はピンチに備えて貯めておくバフ。
守備スキルを使うとこれを3つ取得できるほか、同期化IVであれば
「現体力が最大値の40%未満なら、血餐を最大20消耗し、消耗した血餐だけ自分の体力を回復(1ターンにつき1回)」も付いて来る。
回復量は心もとないものの使いやすいスキルである。
ピンチを一気に脱却するならスキル3。
与ダメージの半分をHPとして吸収できる上、与ダメージの増強手段も「自身の失った体力に比例して上昇」「相手の出血威力を参照」
「『血に染まった手』の消費」と豊富で、更には「血に染まった手」の消費数(最大20)×3だけおまけで体力を回復できる。
単純な火力目当てでも強力なスキルではあるが、下準備が大変なので短期戦ではフルパワーを発揮するのは難しいだろう。
弱点はやはり自傷ダメージを受ける事による不安定さ。
特に相手が出血「回数」を付与してくると危険。何せ自分に付与する出血威力が25だの20だのと大量なので…
しかも鏡ダンジョンでは、自分に付与する出血威力もE.G.Oギフトによる強化対象となる。ギフトの構成次第ではあっという間に失血死しかねない。
また、出血と破裂の両方を扱えるものの、付与する数値自体はそこまででもない。
どうせ出血パーティに組み込むキャラなので出血は補助として有用ではあるが、破裂に関してはかなり微妙な能力。
ちなみに彼は第三眷属なので、第二眷属の
パレード担当者より先に血餐を消費する事は出来ない点に注意。
[炎拳事務所生存者]
000
ストーリー7章に登場したネタ枠事務所から、火傷回数稼ぎに優れた火傷人格として登場。
固有リソース「12区産燃料」を消耗してスキルを強化し、反撃スキルで補給するスタイル。
[ある日突然] グレゴール
ZAYIN
グレゴールの初期E.G.O。文字通り異形化した彼の片腕で、拘束を突き破り巨腕を作り出す。
打撃属性の攻撃を放ち、相手に火傷 or 出血 or 振動 or 破裂 or 沈潜のうちランダムでどれか一つを与える。
ちなみに、このランダム状態異常に因んでか、スキル中の彼の片腕は「炎」「虫」「機械」「岩石」「粘性物質」と様々な要素が入り混じっている。
なお、このときだけ、何故か前作のセフィラに対応した紋章が浮かび上がる。
一応「ランダムで全ての状態異常を扱う」という仕様のためか、鏡ダンジョンの
「特定の状態異常を付与するスキルの威力を強化する」というタイプのE.G.Oギフト全ての恩恵を受ける事が出来る。
スキル効果のランダム性が強いとは言え、マッチ威力は高いので立ち回りの補強には十分強力。
決して弱いE.G.Oではないのだが…後述する「まやかし」が強すぎるせいで出番を奪われまくる。もはやあっちが初期E.G.O。
ZAYIN
木で出来た片腕を起点に身体から木の枝や葉が生えている状態で、腕の先には大きな林檎が実る。
その一方で侵食中は身体中が腐り落ち、蛆虫が湧いているというとてつもなく
グロテスクな状態に。スキル時も蛆で巨大な腕を作り相手を潰すという、出来れば喰らいたくないもの。
敵3枠を対象に、マッチ4回分の麻痺をバラ撒けるのがシンプルにえぐい。
とにかくこれをぶっ放しているだけで、敵のコイン4枚(×最大3枠)が役立たずに。
そしてそんなマッチの勝率を飛躍的に上げてくれる能力を持ちながら、精神力消耗もたったの10、消費資源も4つのみとコスパの良さも破格。
ある程度の準備さえ整えれば、毎ターンまやかしをパなしては敵を蹂躙できるわけである。
それとおまけ程度と捉えても問題ないが、振動と振動爆発効果もある。
バラのスパナ人格で運用するなら役立つだろう。
麻痺は付与したそのターン中しか持続しないため、味方よりも先に行動しないと意味がないという点が欠点と言えば欠点。
また威力もE.G.Oの中では比較的低めで、相手のスキル次第ではマッチに勝てない事もしばしばある。
解析IIIまではコイン表面を出さないと麻痺が付与出来ないという欠点もあるが、これは解析IVにしてしまえば解決。
最低クラスのZAYINでありながら、グレゴールの主力武器とすら言える強力なE.G.O。
グレゴールにとっては苦い思い出の幻想体だが、今日もどこかで山ほど使用を指示されているよ。
TETH
見た目はフードを目深に被ったドルイトといった風体で、片腕は[まやかし]と同じく木で構成された形。
侵食後はグレゴールが木そのものといってもいい様な状態に変わる。
敵一体を攻撃し、グレゴールが体力を吸収するという分かりやすいE.G.O。
他の回復系E.G.Oと違い「体力の一定割合」ではなく「与えたダメージの一定割合」が回復量となる。
なので下手に使うと大した回復が出来ない反面、上手く使えば大量の体力回復も可能。
初期はかなり空気なE.G.Oで、何せ消費資源が「まやかし」と丸被りな上に威力も大したことが無い。
そもそも初期はグレゴールを使うならG社人格であったため、別にこのE.G.Oを使わずとも回復能力なら素で備えている。
使う意味自体がまず無かったわけである。
しかし後に、グレゴールが回復能力を持たない人格や編成も多く登場。
特にツヴァイ人格などは盾役なのに回復スキルが無く、このE.G.Oに回復力を依存する事となったため、自然と回復E.G.Oとして見直されるようになる。
また解析段階IVが実装された事で広域攻撃となり、敵3枠をまとめて攻撃できるように。
つまり与ダメージ量が3倍になったおかげで回復量も倍増。現在は使いやすい回復スキルとして無事に再評価されている。
[過ぎし日] 在りし日の肖像
TETH
バトラーたち…執事たちはどこ?お前は知ってるんだろ…すぐに案内しろ!
「ターン終了時にランダムなデバフに変化する」という特殊な状態異常「呪い」を扱うE.G.O。
…であるのはさておき、浸蝕スキルの「沈潜回数を3付与」「憂鬱共鳴に応じた数の憂鬱脆弱を付与」がシンプルに強力。
呪いの事は忘れて、沈潜パーティに突っ込んでオーバークロックでぶっ放しとけばめっちゃ強い。
覚醒スキルとして撃つと味方の精神力を回復できるものの、「相手の沈潜回数を一定数消耗する」という、沈潜PTにとっては大きなデメリットが付随する。
こっちを使うなら沈潜以外のパーティで使うといいだろう。
余談だが、このE.G.O、侵食時の演出がめちゃくちゃ怖い。
元になった幻想体「在りし日の肖像」だが、コイツの見た目はなんというかものすごくホラーな見た目をしている。
で、E.G.O侵食時は基本的に元ネタの幻想体の姿に囚人たちが変貌するわけであり、当然ながらグレおじもこの幻想体そのままの形態になる。
んでもってその後に繰り広げられる光景が
①侵食グレおじが絡む枯れ枝で出来た腕で敵を掴みます。
↓
②グレおじの足元にカメラがアップします
↓
③暗闇の中からガイコツそのものになったグレおじの不気味な顔がジャンプスケアめいて現れます。
↓
④冒頭にある支離滅裂な叫びと共にグレおじの巨大ドクロが捕まえた敵へ首を伸ばし、口から無数の枯れ枝のトゲを伸ばしてまるで捕食するように相手を滅多刺しにします。
……そのあまりのホラー過ぎる演出に戦慄したり、思わず悲鳴を上げた管理人は多かったとか。
+
|
彼の来歴及び本編第1章ネタバレ注意 |
更に言えば、首を伸ばして相手に噛みつこうとする姿は「黄金色の林檎に飲み込まれたユーリ」に似ている。
あの件は彼のトラウマとしていまだ心に刻み込まれているのかもしれない。
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区分:シーズン4(無償バトルパス)
実装日:24/04/04
HE
さぁ、耐えてみろ…ちょうど死ぬくらいに揚げてやる。
濃紺のコートを羽織り、片腕を元ネタである衝撃
ムカデに置き換えた姿。
侵食後はもう片方の腕も衝撃ムカデへと変わり、喰らいついた相手に強烈な電撃を流し込む。
他の充電系E.G.Oと同じく、敵へと攻撃しつつ自身の充電回数を一気に回復する。
だけでなく、今のところ無二のポテンシャルを秘めた、「放出電流」なる固有のデバフが最大の特色。
このデバフを食らった敵は簡単に言うとバッテリー化し、この状態の敵に攻撃した囚人は攻撃回数ぶんの充電を得られるようになる。
そしてさらに注目すべきは「憂鬱属性で攻撃された時、破裂回数1に変化する」という追加効果。
つまり憂鬱属性で殴っている限り相手の破裂回数が回復し続けるので、無限に破裂ダメージを与えられる。
破裂パーティにとっては夢のような状況を作り出せるわけである。
しかもこの
ゲームには「先に付与された状態異常が先に発動する」という仕様が存在。
「放出電流」さえ先に付与しておけば処理の順番が「放出電流の消費→破裂回数の消費」となるため、相手の破裂回数が1だろうと破裂状態の維持が可能に。
憂鬱属性が必要とは言え、破裂を扱う上で大いなる可能性を秘めたE.G.Oと言える。
逆に言えば破裂も充電も関係ないパーティで使うと、単なる高威力の憂鬱/打撃属性E.G.O。
それでも威力が高いため使いやすく強力なスキルである。
区分:シーズン2(無償バトルパス)
実装日:23/06/15
HE
可哀想で悲しい子たちだな…ただ、哀悼の意を表するしか。
その信頼は、虚しい願いに過ぎないんじゃないか…。手放して、ただ安らかに眠ろう。
イサンと一緒に
ガングレイヴごっこをし始めたおじさん。
扱う特殊沈潜「蝶」は
イサンの物と同じなのでそちらを参照。
マッチ威力が低い代わりに複数コインで、かつ最後のコインが最大5回まで再使用される…という
「羽ばたき」に類似した性能を持つ。
その上でコイン再使用の条件が「精神力が0以上の場合」と緩く、発動中に精神力が減る仕様を差し引いても、再使用5回は簡単に達成可能。
何なら「生きた蝶」が発動中に付与されるおかげで精神力の回収もでき、「羽ばたき」と比べ容易に火力を出せるようになっている。
ただし「攻撃対象3枠のうちランダムな1体にしか攻撃できない」という変な仕様が付随。
1コイン目だけは必ずメインターゲットに攻撃してくれるものの、あとはコインごとにランダムで攻撃対象が選ばれるため、運が悪いと折角の火力が複数の敵に分散してしまう。
なので敵が複数登場する戦闘よりは、単体ボス相手の集中戦闘で使用したほうが高火力を発揮しやすい。
また先述したように、マッチ威力がたったの14とE.G.Oにしてはヘボいのも弱点。
とは言えマッチに勝てないほど低い数値でもないので、使い所を選んで使わせてやるといいだろう。
浸蝕版では一転、単コインのシンプルな広域高威力E.G.Oに変化。
大量の「蝶」と沈潜回数を敵5枠にバラ撒きつつ、相手の沈潜や精神力次第では更にダメージも増加するという、こちらはこちらでなかなか強力な性能。
OCで発動する時は当然コストが重くなるのでその点は注意が必要である。
扱う上で抜群に相性のいい人格はエドガー家継承者。
・エドガー家人格のパッシブで脆弱を得るため、厳粛な哀悼のパッシブ「自分がマイナス効果を持っている場合、次のターンに攻撃威力増加1を取得」の前提条件を満たしやすい。
・スキル3「悪夢狩り」で加算コイン強化+1を得、厳粛な哀悼のコイン再使用をとんでもなく強化できる。
といったシナジーが存在し、単に沈潜を扱うという点以上の相乗効果を発揮してくれる。
区分:ヴァルプルギスの夜(4)
実装日:24/09/05
HE
怪物を見たって…?もしかして、こんな姿だったか!?
おそれ、恐怖、不安。暗いベッドの下には…怪物が棲んでいるのさ!!
クリスマスイベント「20番区の奇跡」の復刻に際して追加されたガチャ産E.G.O。
「特別な条件を満たさずとも広域攻撃として使える斬撃属性スキル」という点で現状わりと希少。その上で攻撃範囲も敵5枠とかなり優秀。
相手の精神力が低ければ低いほど火力が上がる性能を持つので、火力の増強も雑に可能。
おまけ程度とは言え「共鳴数の多い属性の脆弱を次のターンに付与」も出来るのはなかなか嬉しい。
また攻撃後に自分の体力が最大だった場合、自分の精神力を最大15回復できる。
つまり敵×5に対する広域攻撃でありながら精神力消耗たったの5で使えるという点も強力。
しかも同様の条件を満たすと次のターンに攻撃威力増加バフまで付いて来る。
ただし体力が減ると条件を満たしづらくなる事には注意。無条件で体力を回復できる手段は無いので、最大値まで体力をリカバーするのはなかなか大変である。
弱点は複数コインの常としてマッチ威力が低い事。一応20はあるが高難度帯ではやや不安な数値。
あとパッシブスキルの効果はちょっとショボい。その代わり安定して効果を発揮してくれるので、まあ多少立ち回りの助けにはなるか。
なお、イシュメールの同名E.G.Oとは違って扱うデバフと人格とのシナジーはほとんど無い。
振動を扱うグレゴール人格は現状ほぼ無いし、沈潜の扱いに関しても『厳粛な哀悼』に負けている。
浸蝕スキルで性能が強化されると言った特性もこちらには無く、オーバークロックで使うメリットはあまりない。
なのでこのへんの性能は今のところ読み飛ばして構わない。振動系の人格が追加された時に意識すればいいだろう。
区分:シーズン5(イベント)
実装日:24/12/26
[茨の花園] 薔薇の表示板
WAW
プレゼントっていえるもんはないし…。さぁ!これが代わりだ!
触るな!…この茨を解こうとするな。それが…手伝いだ。
おじさんが花嫁になった。
遂にリンバスにも実装されてしまったプロムンお得意の
女装おじさん…
というわけではない。頭に花飾りこそしているものの、良く見ると着ているのは神父の服。
でもどう見ても花嫁です。本当にありがとうございました。
WAWクラスのE.G.Oとしては初のガチャ産E.G.Oであり、ガチャ産E.G.Oとしては初のシーズン限定でもある。
ひたすら罪悪共鳴に特化した性能を持ち、罪悪共鳴の数を稼ぐほど追加効果が強力になるE.G.O。
最初は「最も多い共鳴属性の威力&ダメージ量+1」を味方へばら撒くのみだが、
共鳴数が多いほど「効果範囲拡大」→「ダメージ量+1」→「威力も+1」→
「次のターンにもバフ継続」
とどんどん強力になってゆく。
攻撃対象の数も同様に増加するため、似た効果を持つ「
ホリデイ(ウーティス)」と比べても格段に使いやすく強力。
ついでに味方の回復も可能で、こちらも罪悪共鳴の数に応じて対象範囲が増えていく。
最大効果を発揮すれば非常に強力である一方、欠点は狙いどころの難しさ。
まず消費資源が「
全属性2つずつの合計14個(OCは各3つで21個)
」と全E.G.Oの中で最大量。
ダンジョン攻略でようやく使う機会が訪れるぐらいで、普段の採光ミッションなどでは発動する機会すらほとんど無いだろう。
そして、最大の効力を発揮するために「なるべく他の味方よりも先に発動しつつ罪悪共鳴も稼ぐ」のもなかなか大変。
そもそも共鳴ばかり狙ってパーティを組むと、コストの「
全属性資源」が稼ぎにくくなるジレンマが。
高速で発動を狙うにあたっても、グレゴールでそれが狙える人格もツヴァイ人格など限られてくる。
普段使いする分には共鳴数や速度は妥協して使った方が使いやすいだろう。幸いにして、共鳴数はそこそこでも十分強力なE.G.Oである。
何も考えずにぶっ放すだけでもマッチに強いし。
何気にパッシブスキルも「ターン開始時に敵へ破裂付与、完全共鳴時はさらに敵全体へ破裂付与」と、破裂パーティでは有用な物。
でもやっぱり発動コストが重いのがネック。
- 初期シナリオ二人組はあっさりクリアしちゃったから逆にトラウマとかパーフェクトクリアしてないくさいのよな… -- 名無しさん (2024-01-14 09:30:04)
- 虫の改造人間で右腕が義手……ライダーマン(こちらは義手以外は生身だけど)かスーパー1か -- 名無しさん (2024-05-26 21:51:53)
- 厳粛な哀悼EGOのグレッグの説明、お待ちしております -- くじらのウタ (2024-10-17 06:06:06)
- グレゴールってヘルマンの血縁上の子供なんですか?そこらへんよくわかんなくて。 -- 名無しさん (2024-12-29 16:31:20)
- ↑「坊や/愚息」「母さん」「ヘルマン氏の息子」とワードが出てきているだけでそれらが嘘か真かはまだわかってない -- 名無しさん (2024-12-30 18:03:42)
- 実装される星3がほとんどストーリー人格=各章での敵対者の人格と言う伏線なのか偶然なのかよくわからないポジションいや囚人番号13も含めて伏線っぽさ凄いけど -- 名無しさん (2025-01-04 23:53:44)
- 公式の現状の強さランキングで囚人内最強がドンキ、最弱がイサンと判明した中で、あえて「例外」として外されたところに置かれたグレおじ マジで何者なんですかあなた、そして何を抱えてるんですか…? -- 名無しさん (2025-01-24 21:57:18)
最終更新:2025年04月23日 12:35