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更新日:2025/04/04 Fri 09:40:16
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忍術学園最大の危機!?
友達がいれば、ぼくらは無敵!
『劇場版アニメ 忍たま乱太郎 忍術学園 全員出動!の段』とは、2011年3月12日に公開された日本のアニメ映画。
尼子騒兵衛の漫画『落第忍者乱太郎』を原作とした、NHKEテレにて放送中のTVアニメ『
忍たま乱太郎』の劇場用アニメ第2弾で、アニメ版『忍たま』の劇場版としては平成時代最後の作品となった。
概要
監督は初期からキャラクターデザインを務める藤森雅也。脚本はお馴染みの浦沢義雄。
公開当時はTVアニメも19期の大台に差し掛かり、キャラクターの数も初期からは比較にならないほど増えていた『忍たま』。
1996年に公開された中編の劇場版第1弾は、当時のレギュラーキャラは総出演したものの、生徒に関しては一年は組のメンバーのみに留まっていた。
しかし、上級生のキャラクター人気を通して高年齢層のファンも増加しつつあった中、「忍術学園のキャラクターを全員登場させる」映画の企画が持ち上がり、それをコンセプトにして映画化したのが本作である。
ベースとなったのは、原作37巻の「宿題バラバラ事件」と42巻の「園田村」のエピソードで、いずれもTVアニメ16期にて既にアニメ化されている。だが、映画化において両エピソードをミックスし、忍術学園生徒全員が活躍する筋書きへとアレンジしたのだ。
基本的にTVアニメ同様コミカルタッチに進むものの、室町・戦国時代当時の兵法や忍術の考証は鋭く、子供向けながらも「合戦もの」としての面白さがふんだんに取り入れられている。
なお、興行収入成績については2億円にも届かなかったが、しかしこれは致し方ない。春休みの人出を当て込んで設定したのだろうが、
よりによって公開の前日に未曾有の大災害が起き、日本中が映画を楽しむどころの状況ではなくなってしまったのだから……。
本作の内容が悪かったせいでは決してない。ただただタイミングに恵まれなかっただけだということは強調しておく。
ストーリー
忍術学園の夏休み明けの新学期、そこで一つの大騒動が巻き起こる――事務の小松田さんのミスで、忍たまの夏休みの宿題が入れ替わってしまっていたのだ!
当初は笑い話で済んだが、先生達の検証の結果、一年は組の喜三太の宿題が六年生向けの「オーマガトキ城の殿様の褌を取れ」というとても一年生にはこなせない無理難題になってしまっていたことが発覚した。しかもそのオーマガトキは1か月前の激突で大敗、喜三太自身も行方不明になっていたことが判り事態は急転する。
すぐさま、宿題を忘れていたきり丸、しんべヱら七人の生徒による喜三太の捜索隊が学園長の思いつきで結成される。
その直後、オーマガトキ領の園田村村長が学園長を訪ねてきた。敵領地であるタソガレドキ城からの要求が酷く、追い詰められているというのだ。
事態を聞いた乱太郎ら一年は組の生徒は、奇妙な旗色になってきた戦の裏側を察知する任務に立候補し、両軍の領地に潜入。
やがて彼らは、戦に潜む陰謀と、園田村に迫る危機に直面する。
迫りくる戦に、忍術学園はどう対処するのか。
今、学園の総力が結集する……!
用語
オーマガトキ軍
大間賀時曲時が率いる軍。
タソガレドキ軍と戦争状態に入ると1ヶ月前に激突し大敗を喫しており、戦況は圧倒的不利。
本城の山向こうにタソガレドキ軍本隊が迫っているがそれにもかかわらずなぜか兵はのんびりしているとの事。
また諜報には力を入れておらず、
忍者が1人もいない。
タソガレドキ軍
黄昏甚兵衛が率いる軍
強国として知られており、進軍速度が抜群に早いほか忍者隊も優秀。
1か月前の激突で勝利するも、圧倒的有利な戦況であるにもかかわらず総攻撃や城攻めがされず戦争状態が継続している。
長陣
戦争状態が膠着してしまい、陣が張りっぱなしになっている事。
しばらく大人数が動かないことを見越して兵卒相手の飯屋、菓子屋、芸人、洗濯屋などがやってくるため意外と華やか。
支払は軍の方にツケられるため、南蛮渡来のタバコなど当時はまだ珍しい高級品を味わえる機会でもあった。
なお当然、戦闘状態に入ると引き払われる。
庇いの制札
カバの警察……ではなく、戦による兵の乱暴や略奪、誘拐などを禁止する通達板。城主の名前で発行される。
発行には手数料以外に判子代など多額の金銭が必要になる。
惣(そう)
領主の年貢や税金の取り立てに対抗する自治組織。
夫丸(ぶまる)
戦場において、荷物などを運搬する役目を担う非戦闘兵。
軍隊の内、概ね1/3の人数を占める。
園田村
オーマガトキ領にある村で今回の騒動の舞台。
先の戦でオーマガトキ軍に勝ち目は無いと判断し、敵軍であるタソガレドキに金品を献上している。
村の背後は険しい山、前は空堀と田畑が広がり、周囲には沼やため池、川が流れていることから攻めにくい地形となっている。
痛み止めや催眠作用の効能がある薬草が特産品となっているが、これは量を間違えると
毒としても作用してしまう。
名前の由来はおそらく尼崎市の「園田地区」で、同地区内には我らが乱太郎の名字の由来となった「猪名寺」という地名が存在する。
薬込役
火縄銃の弾込めや装薬を担当する者の事。
連射ができないため、射手と分ける事により次発までの時間を短くする。
史実では織田軍が長篠の戦いで三段撃ちを考案したと語られるが、実際は雑賀衆などが先に発案している。
祐筆(ゆうひつ)
城主等の書記官を務める者。右筆とも。
上述した制札などに押印するなどの秘書・事務局長的な役割を担う。
登場した忍具・仕掛け
水中すいり
オーマガトキ城の堀に侵入した滝夜叉丸と左近が被っている鍋のような水中用の兜。
夜中の水面は暗いため目立ちにくく、兜内の空気で短時間呼吸できる。
逆茂木
木の枝を尖らせて無数に並べて埋め込んだバリケード。
枝先を敵陣に向ける事で引き抜き難くなり、尖ったものを怖がる
馬の本能から騎馬武者の突撃も防げる代物。ただ、植物なので火には弱いが……。
余談だが、兵庫水軍では湾内に敵船の侵入を防ぐ仕掛けとしても紹介されている。
登場した忍術
印を取る術
軍の陣容を偵察する事。決して旗を集める事ではない。
旗印の数から足軽や武将の数を把握する。
賤卒の術
夫丸や足軽兵に変装して潜入する。
基本的に農民等の志願兵が多く、自分の隊以外の顔や名前は把握しづらい事から潜入しやすい。
逃止の術
逃げているかのように思わせて逆に敵陣深くへと侵入する術。
木々が生い茂り、星も見えないような闇夜で方向感覚を失いやすい状況なら効果抜群。
蛍火の術
偽情報を書いた手紙を持ち、わざと捕まる事で誤った情報を敵軍にもたらす術。
重要情報なので捕まった忍者は口封じに殺される可能性が高くリスクを伴う。
偽でなくとも有益な情報なら第三勢力が動くきっかけにもなる。
登場人物
一年は組
ご存じ行動力の高いよいこたち。
喜三太の救出や園田村の援護に積極的に乗り出し、相変わらず義侠心が強い。
また、戦においても突拍子もない作戦を立案するなど、修羅場に長けている。
CV:
高山みなみ
ご存じ主人公。主人公トリオの中では唯一宿題をやってきた。
前半では足の速さを見込まれて園田村への伝令役を務め、真夜中を疾走する。
後半では負傷した伊作の代わりに
保健委員長代理に任命され、敵味方問わず負傷者の救護に尽力し、持ち前の優しさを示した。
CV:
田中真弓
ご存じドケチな忍たま。宿題をアルバイトのためにサボったので喜三太救出隊に任命される。
当初は戦への参戦を「タダ働き」と嫌っていたが、手潟からお駄賃が出ると聞いて途端にやる気になり、人一倍の張り切りを見せた。また戦争の仕組みを金算用で瞬時に察知するなど、金絡みで発揮される頭脳の回転をフル活用するが、
土井「命と銭とどっちが大切なんだ!?」
きり丸「銭(即答)」
当然このやり取りの後怒られた。
余談だが、原作では過去に足軽の募集に応募したが、御貸具足が大きすぎたので歳がバレてパーになったと語られている。
CV:一龍斎貞友
ご存じ食いしん坊の忍たま。やはり宿題をサボって喜三太救出隊に任命される。
出動早々食べ過ぎで動けなくなるが、そのおかげか頬がパラシュート代わりになって乱太郎達の命を救った。
食べたらその分怪力を用いて、大砲や足軽具足の運搬に貢献した。
CV:杉本沙織
蛞蝓さん大好きの忍たま。
本作のメインキャラにして最大の被害者。
本来六年生に出すはずの難解な宿題をやる羽目になり、オーマガトキ城に侵入するまでは成し遂げるも、逆に捕虜にされてしまう。
命は無事だったが城詰めの兵には小姓として使われ、おまけに愛する蛞蝓を
人質(?)に取られて身動きも取れない状態にあった。
CV:東さおり
は組の頭脳の学級委員長。
複雑な戦局も瞬時に察知しクラスメイトにもわかりやすく解説し土井に褒められている。
CV:佐藤智恵
庄左エ門の同室。
庄左エ門と一緒に蛍火の術を仕掛け、ドクタケに偽情報を渡す。
CV:江森浩子
馬借の若旦那。
故郷の加藤村が今回の一件に関わっていることを知り驚く。
CV:小林優子
佐武村の若殿。
実家の参戦により、憧れの照星の戦いぶりを間近に見られることに喜びつつも気を引き締める中、大砲を使った重要な作戦立案を行う。
CV:
渡辺久美子
喜三太の同室で同郷。
行方不明になった喜三太の安否を案じる。
CV:むたあきこ
からくり好きの忍たま。
火矢を駆使した作戦を考案し、戦局を一変させた。
CV:江森浩子
兵太夫の同室で親友。
その作戦に協力し、二人揃って超悪い顔を決めていた。
六年生
上級生の中では一番出番が多く、実戦でも活躍している。
CV:
置鮎龍太郎
本作では六年生の主役格扱いで、キャストクレジットの位置も一人だけ最後に据えられている。
不運な目によく遭うが、いかなる人間だろうと怪我人を救護する使命感に燃えている慈悲深い保健委員長。
夏休みの(元々は四年生用だった)宿題「オーマガトキを攻めるタソガレドキ軍の旗を持ってこい」をやり遂げようと山伏姿で戦場へ赴き、一応は完了させていた。しかし、戦場で敵味方問わずに負傷した人々を治療し続けた結果手持ちの包帯を切らしてしまったので、やむなく宿題の証拠である軍旗を裂いて包帯に使ったため失格扱いに。かくして喜三太救出隊の一人に任命されることになり、「
ちゃんと旗一本分持って帰ったんだけどな」と零していた。
一年は組を逃がす際に雑渡の追撃を受けるが、実は彼がかつて手当てした忍者と判明したため恩義を受けることに。
園田村では事故で怪我をしてしまい、乱太郎の優しさを見込んで保険委員長代理に任命する。夜半に救護所に侵入してきた雑渡から乱太郎と伏木蔵を庇う姿も必見。
忍びとしての成績や能力が語られる事は少ないが、不運が発動するまではあの雑渡と互角に苦無で戦いあっていた。また、乱定剣として打ったトイレットペーパーを雑渡が避けるつもりがなかったとはいえその眉間に的中させているなど、その能力はプロにも引けを取るものではないことがわかる。
CV:
保志総一朗
六年生屈指の実力派として前線で活躍。
忍術学園を見張っていた不審者(タソガレドキの高坂)を追おうとしていたが、外出届にサインをしなかったため小松田さんに捕まって取り逃がしてしまう。
その後、喜三太救出隊と合流。利吉ともコンビを組んで陽動をしたり、唐突に始まった『勇気100%』の
替え歌である大砲の撃ち方ミュージカルにもノッたりしていた。
また、普段は苦手としているしんべヱが安眠している様子を見て微笑んだり、喜三太の救出にも参戦したりしたが、やはり彼には色々と翻弄されるのだった。
CV:
成田剣
主に下級生の指示役に回る。何かとツッコミがち。
宿題では
昆虫採集を
キレながら行っていた。
CV:
神奈延年
相変わらずのマイペースなイケドンっぷりで、いつもの悪癖が出て、砲丸をアタックして骨折してしまった。
一方、侵入者の対応のため同級生らと夜警に立つシーンでは無言でハンドサインを送るというギャップも見せる。
CV:渋谷茂
無口で冷静に戦局に対応する。アサガオの観察にも真面目に取り組んでいたが、ミュージカルは嫌いらしく中断させた。
なお原作ではその後、アサガオの種が下剤として役立てられることになる。
CV:
鈴木千尋
砲台の運搬を担当した。六年生の中では一番出番は少なめ。
用具委員会としてバリケードの設置などを主導した。
五年生
雷蔵、三郎は出番が多めだが他は目立った活躍はなし。
CV:金丸淳一
救出隊の一人。理由は三年生の宿題が出された意図を勘ぐって悩んだかららしい。
優柔不断が災いして砲丸の頭への直撃も受けてしまうなど何かと不憫。
CV:山崎たくみ
救出隊の一人。TVアニメとは違って苗字が漢字表記。
原作では救出隊にいなかったが、
映画では雷蔵に付き合って一緒に宿題を忘れた。なぜそこまでして雷蔵に寄せるのか君は……?
得意の
変装を活かし、曲時や甚兵衛の顔を再現してみせる場面も。
CV:渋谷茂
原作ではまだ姿や名前が不明だったころ。
庄左衛門と伊助の斥候の任務を見届けた。
火薬委員会として村への橋の爆破や大砲の装薬、火縄銃の薬込役を担当。
なお、出番の多さの割にセリフ
や好物の豆腐に関わるシーンは無い。
砲丸が危うく股間に命中するところだった。
四年生
出番自体は六年生に次いで多いが、見せ場があったのは滝夜叉丸ぐらいだった。
CV:
高木渉
救出隊の一人。
誤って出された一年生用の宿題を自らのプライドから破り捨てた。また、は組の生徒から救出隊にいることを不安がられている。
序盤では左門の引率、中盤では厚着を模した鴨の模型を小馬鹿にして沈められる、終盤では曲時に得意の戦輪を命中させるなど、シリアスからコミカルに至るまでいくつもの見せ場があった。
CV:安達忍
原作相当のエピソードでは五年生向けの宿題を完遂するなど活躍が多めだが、映画においては出番が削られている。
おまけに照星から「火器好きにもかかわらず見込みが甘い」とダメ出しされ、その様子を下級生達からも白い目で見られているなどちょっと不遇。
CV:
石田彰
穴掘り小僧。曰く、園田村の土は湿り気が多いとか。
だがその穴掘り好きが今回は災いし、救護所の周りに穴(タコ壺)を掘った結果伊作ら保健委員を負傷させてしまったことで文次郎にはしこたまゲンコツをくらい、さすがにしょんぼりしていた。
とはいえ、救護所まで砲弾が到達していることからその有用性は確かである。
CV:
浪川大輔
元髪結い。
タソガレドキの陣に潜入し、前歴を活かして
黄昏甚兵衛の髪をヘンテコな髪型にセットした。
三年生
そこそこ出番はあるが、半分くらいは背景と化している。
CV:
千葉一伸
毒蛇のジュンコが行方不明になり、以降ずっと探し続ける。
ジュンコが敵兵を噛んだ時も噛んだ彼女の方を心配していた。
CV:宮田幸季
農業体験学習に行くはずが、方向音痴のせいで到着できずに宿題を完遂できなかったため救出隊に選抜された。
CV:
下野紘
保健委員として出番があるも、喜八郎の穴に落ちて負傷。
CV:青山桐子
大砲運搬の際、勝手に弁当を食べたしんべヱを叱った。
しかし、そのしんべヱの怪力を目にしてからは呆れつつも容認している。
これといった活躍はしていない。
二年生
これ以下の学年はほとんど台詞も無く、背景キャラと化している。
CV:天田有希子
保健委員。喜八郎の穴に落ちて負傷。
これといった活躍はしていない。
一年い組
砲弾に慌てふためく場面ばかりで目立った活躍なし。
一年ろ組
一部メンバーが活躍。
CV:坂戸こまつな
保健委員。乱太郎とともに伊作不在の中委員の務めを果たそうとする。
また、のちのTVシリーズで接点が増える雑渡とは本作で初対面する。
CV:吉田小百合
大砲の運搬中、しんべヱに弁当を取られた。
これといった活躍はしていない。
教職員
CV:
関俊彦
ご存じ一年は組の教科担任。
相変わらずのは組の行動力の高さに呆れつつも、彼らの実戦経験を信じて指示を下す。
タソガレドキの諸泉を相手にチョークと名簿で優位に立つ、何気に凄い戦闘力を披露した。
チョークや黒板消しで諸泉を下したため「学校の先生か何かか!?」と彼に訊かれて答えた「
だって先生だもん」というお茶目なセリフは必聴。
CV:
大塚周夫
ご存じ一年は組の実技担任。
本作ではベテラン忍者として落ち着いた態度が多く、作戦立案を担当。
途中から喜三太救出隊として園田村を離れるが、クライマックスでは伝子さんになって大手柄を挙げる。
氏は2015年に逝去したため、本作が最後の『忍たま』劇場版出演となった。
CV:辻本真人
ご存じ学園長先生。
相変わらずの思いつきで宿題を忘れた生徒で救出隊を結成したり、は組に重要任務を与えたりと突拍子もない計略を考案する。
そしてクライマックスでは物売りの一行の茶人に変装して出陣し……。
CV:
島田敏
ご存じ忍犬。何気に武芸が上手い。
利吉や滝夜叉丸と共に芸人として侵入する。
CV:山崎たくみ
本作の元凶。
いつもの通りドジをやらかして宿題のプリントと封筒を入れ違えた。
相変わらずサインを誰彼かまわず迫るが、これが思わぬところで役に立つことに。
このドジも話の全体を見てみると災厄ではあったが、伊作に配られた四年生用の宿題によって結果的に忍術学園側に有利に働いており、仙蔵を捕まえてしまったことで深追いさせずに済んだともいえる。
CV:掛川裕彦
剣術師範。
タソガレドキ軍の陣中に芸人として潜入し、前作に引き続き剣戟で甚兵衛の服だけを切り刻む。
CV:巴菁子
作戦とはいえ、敵にも美味しいご飯を振る舞う。
もちろんお残しは許しまへん。
CV:中嶋聡彦
救出隊の引率その1。自分に似せたカモ人形が役に立ってしまった。
CV:中嶋聡彦
救出隊引率その2としてオーマガトキ軍の偵察に向かった後、雷蔵と三郎と共には組に合流。陰謀が明らかになると学園に出動を要請し園田村に向かう。
原作では明け方の防寒対策として俵に穴をあけて被る方法をろ組に教えた。
CV:鈴木清信
CV:荒川太朗
砲弾から教え子たちを庇って負傷したことを恥ずかしがっていたが、「生徒を庇ってのことなんだから恥ずかしく思うことはないですよ!」とフォローされていた。
CV:石井康嗣
庄左衛門と伊助の斥候の任務を見届けた。
CV:藤原啓治
小松田のドジに呆れていた。
くのいち教室
CV:国府田マリ子
CV:江森浩子
CV:むたあきこ
当初はは組の騒動を遠巻きに見るだけだったが、クライマックスの情報集めと流布に大いに貢献する。
CV:小林優子
くのたま達への指示を行う。
クライマックスではタソガレドキ陣中に白拍子に変装して舞を披露。
忍術学園の協力者
教職員・在校生の親族、更にはその実家の配下の者も動員する総力戦の様相となった。
CV:岡野浩介
伝蔵の息子。
とある任務の最中だったが、利害が一致したとのことで忍術学園に協力することになり、途中父と共に園田村を離れタソガレドキに潜入する。
「かくかくしかじか」が滑って落ち込むことも。
彼もまた庇いの制札を手に入れることが目的で、エンディングでは小松田から一枚貰っている。
CV:松山鷹志
佐武鉄砲隊のエースで、虎若や三木ヱ門の憧れの人。
園田村に加勢し戦闘で中核を担う。
虎若の父。
味方にすれば必ず勝つとも言われる佐武衆の首領。
「照星>>>父親」な息子から構われなくていじけている。
CV:
鈴村健一
団蔵の実家の馬借の若衆。
手潟を忍術学園に送りに来たほか、佐武村への救援を取次いでいる。
タソガレドキ城
CV:
森久保祥太郎
タソガレドキ忍者隊の組頭。顔中に包帯を巻いた忍者。
敵に容赦ない相当な実力者だが、先の戦の中で足軽に変装していたところ伊作に治療を受け、彼に恩義を感じて忍術学園に有利になるよう裏で工作を行う。
顔中に包帯を巻いているのは酷い火傷を負った為だが、左耳も同様に難聴となっている様子。
大間賀時を追っていた乱きりしん団蔵、金吾の気配に気づき、指のサインだけで部下にあとをつけさせる。
CV:
代永翼
雑渡の部下。土井先生にしてやられてしまい、それ以来一方的にライバル視するように。
なお、その対抗意識のせいで次回作では大変なことになるが、それはまた別のお話……。
CV:宝亀克寿
タソガレドキ城の城主。変な顔。
オーマガトキ領の村に庇いの制札のための供物を大量に要求し、戦争を優位に進めようとする。
園田村攻撃の先鋒を務める鉄砲隊の指揮を執る。
やる気のない顔の割にはやることはえげつない。
ドクタケ城
CV:
飯塚昭三
ご存じ
ドクタケ忍者隊の頭首。冷えた発泡酒ではない。
映画のためか頭がいつもより大きめで、普段より頭の回転が速いという。
「映画館の大スクリーンで映えるだろう」なんてメタ発言もする。
自分の領地に侵入した庄左エ門と伊助を捕らえ、タソガレドキ領に優位になる情報を手に入れたと思って漁夫の利を得ようとしたが、まんまと策略に乗った形となった。
ドクタケ忍者隊の忍びたち。
その他
CV:田村亮(ロンドンブーツ2号)
園田村の乙名(村の代表者の事)にして学園長の旧友。忍術学園の力を借りるために学園を訪ねてきた。
村のためなら武力をも辞さない武闘派で、戦に対して肝が据わっている。
CV:河本準一(次長課長)
オーマガトキ城の城主。顔がしんべヱと似ている。
タソガレドキ城との戦争の中、反旗を翻す惣が続出したので、タソガレドキと密約を交わし、自分の身の安全の確保と金品の横流しを条件に戦争状態の継続を続けた。
このような有様ゆえ、人望は全く無く忍たま達はもちろん、原作では自らの部下にもボロクソに嫌われている。
自分に蛞蝓をぶちまけた喜三太を捕らえてこき使っていたが……。
主題歌
OP「勇気100%」NYC
ED「ユメタマゴ」NYC
利吉「実は~、追記・修正で!」
乱太郎「何ですか利吉さん?」
きり丸「全然わかんない……」
しんべヱ「うん……」
利吉「だ、だよねぇ……!」
- 放映時期が時期だった故に興行収入はかなり悲惨だったんだよなこれ…内容自体は悪くないが不遇の名作となってしまっている -- 名無しさん (2024-10-20 13:24:16)
- 全員集合の名に恥じず、あれだけの人数に全員の活躍の場をしっかり用意してあったのは凄い。名作だと思う -- 名無しさん (2024-10-20 18:47:38)
- 先輩が後輩を、教師が生徒を躊躇なく庇い守る描写が非常に多い。前線に出るのは5、6年だけで4年は同行しても自衛のみなどしっかり役割分担しているのがわかりやすいのも特徴。 -- 名無しさん (2024-10-20 20:09:48)
- 松千代先生は生徒庇って怪我したのを書いてあげて〜 -- 名無しさん (2024-10-20 20:14:48)
- あれを結び付けたせいで...バリケードに使ってた枯れ木が...枯れ木が...枯れ木が...!.....あれには大笑いした(笑). -- 名無しさん (2024-10-21 18:54:11)
- ↑5、確かに。僕は主題歌であるNYCのユメタマゴを聴く度に震災を思い出します。 -- 名無しさん (2024-10-21 20:58:23)
- 私は、このアニメも大好きそしてONE PIECEとデジモンシリーズとロックマンエグゼシリーズとイナズマイレブンと忍たま乱太郎と僕のヒーローアカデミアと美少女戦士セーラームーンも神アニメ!このアニメの映画を見たけど、DVDを持っているから! -- 名無しさん (2024-12-28 08:49:38)
- 何故に不遇の名作? -- 名無しさん (2024-12-30 19:22:08)
- ↑ 震災の翌日に公開されたから、興行収入が低かったが故だよ。内容は名作なんだけどね -- 名無しさん (2024-12-30 19:37:51)
- おい。荒らされているぞ。 -- 名無しさん (2024-12-30 20:38:04)
- ↑すまん。取り消してくれ。 -- 名無しさん (2024-12-30 20:38:29)
- 僕は劇場公開当時に映画館で見に行ったけど、5.1chサラウンドでは無かったのがちょっと残念。 -- 名無しさん (2025-01-06 06:44:02)
- 今になって見たけど、溜め池潰して放水するシーンはあの頃のリアタイ鑑賞した人たちにはちょっときつかったろうな・・・ -- 名無しさん (2025-01-22 01:53:41)
- 伊作が雑渡さんに蹴られて胃液吐く場面、当時は「忍たまでこんな本格的なバトル描写が!」って言われたけど相当加減してたと今だとわかる。 -- 名無しさん (2025-02-18 17:52:20)
- 難しい話についていけないしんべヱの目が小虫になって飛んでいくシーンでツボった -- 名無しさん (2025-02-22 09:36:55)
- もし、東日本大震災が発生しなかった場合、本作が史実以上に大ヒットされ、8〜10週ランクインしたかもしれないし、ポポポポ〜ンが流行らなかった変わりにニコニコ動画などでNYCのユメタマゴが怪物的なブーム到来したのかもね。 -- 名無しさん (2025-03-03 19:57:38)
最終更新:2025年04月04日 09:40