ウォーターセブン

登録日:2025/02/13 Thu 00:10:00
更新日:2025/03/10 Mon 15:23:30
所要時間:約 15 分で読めます




ウォーターセブンとは漫画『ONE PIECE』に登場する都市である。




【概要】

偉大なる航路(グランドライン)』前半『楽園(パラダイス)』に位置する造船業が盛んな水上都市。「W7」と省略表記されることも。
モデルはイタリアに実在する都市ヴェネツィア。

記録指針(ログポース)が貯まる期間は1週間で、次の島は魚人島を指す。
麦わらの一味の一人であるフランキーの出身地(出生地は南の海)。


【特徴】

その景観から『水の都』と呼ばれている。
島の中心には巨大な噴水が存在し、島全体が市街地となっている。
エリアは水門エレベーターを介して、上段である『造船島』と、下層の『下町』に分かれている。
また、地形的な要因から、島中に水路が張り巡らされている。特に、下町では歩道よりも水路の方が多く存在するほど。
そのため、市民や観光客の足となるのは水路を泳ぐヤガラの背につけたゴンドラ(後述)である。

この島の最高権力者は、市長であるアイスバーグ
ちゃんと市長選もあるらしく、ONE PIECE世界では珍しく民主的な運営が行われているようだ。
ただ、アイスバーグも肩書きは市長である上、国王などの存在も確認されておらず、それ以上の政治体系は不明。
W7が市国のような形なのか、名目上なんらかの国に属しているのか、はたまたそれ以外なのか一切不明。
とは言え天上金を納めていないと非加盟国扱いであるため、政府と比較的良好な関係を築いているW7の描写を見る限り、何らかの形で世界政府自体には加盟している可能性は高い。

実は現時点で作中に登場している島の中で、文明レベルの高さと治安の良さという点では1、2位を争う程の島である。
巨大造船会社「ガレーラカンパニー」に所属している船大工達が偉大なる航路前半レベルの海賊なら簡単に倒せる程の戦闘力を持っており*1、裏町を仕切っているフランキー一家と呼ばれる解体屋集団もいる。
町でならず者や海賊が何らかのトラブルを起こした場合、この2つの集団により即座に制圧される。

ちなみに現在でこそ水上都市だが、大昔は完全に一つの島の上に存在していた
しかし年々進む水没による沈下や大高潮のアクア・ラグナといった水害に悩まされ続け*2現在の裏町は大昔に沈んだ建物の上に新たに建物を建設して街としている
水没問題に対し、市長のアイスバーグは島自体を船のように海に浮かべることで事態の解決を考えている。

ちなみに大昔には作中の根幹に関わる史上最悪最強の戦艦・古代兵器プルトンが建造されている
ウォーターセブンの船大工達は密かに古代兵器が悪用された場合にそれに対する対抗勢力としてプルトンの設計図を受け継いできた。


【原作での主な出来事】

空島で入手した黄金を元手にゴーイングメリー号の修繕を決め、船大工達が集うウォーターセブンを訪れた麦わらの一味であったが、そこで待っていたのはメリー号修繕不可という残酷な現実であった*3
当初はルフィも船大工達が下した査定結果に納得しかねていたが、アイスバーグに諭されたことや船長として今後の航海を現実的に考えた末、ゴーイングメリー号をこの町で乗り換えて新しい海賊船を手に入れるという結論を出す。

だがこの判断にメリー号に人一倍愛着を持つウソップが猛反発して、ルフィとウソップの大喧嘩に発展してしまう。ウソップはルフィに決闘を申し込み、勝てばメリー号を貰っていくとの条件をつきつけ、同時に一味からの脱退を宣言する。決闘はウソップは善戦するものの実力の差は大きく、ルフィが勝利。それでもウソップの意を尊重したルフィはメリー号を明け渡した。

同時期にロビンも消息不明であったが、ロビンはサンジチョッパーの目の前に突如現れて自ら一味からの脱退を宣言する。更にロビンがアイスバーグ暗殺の犯人の一人という証言から、一味も島中でお尋ね者となってしまう。
ロビンの真意を問うためルフィはガレーラカンパニー本社に乗り込むが、そこにいたのはロビンと正体を現した潜入中のCP9であった。

この時の麦わらの一味は迷いがあったためCP9に完敗するが、アイスバーグからロビンの真意を聞きロビンが自らを盾にして一味を政府から守ろうとしていると知ると、CP9に連行されたフランキーを救出したいフランキー一家や、アイスバーグを殺そうとしたCP9を許せないガレーラの一部の職人達と利害が一致。彼らと手を組み、ロビン救出のためエニエス・ロビーに乗り込むことになる。

エニエス・ロビーの激戦を乗り越えて帰還した後もルフィの祖父である海軍の英雄ガープや成長したコビメッポとの再会、ルフィの父親の判明、エニエス・ロビーで共闘したフランキーの一味正式加入、メリー号に代わる新たな船サウザンドサニー号の入手など、麦わらの一味にとって大きな出来事が目白押しであった。

一味を離脱したウソップの件は、ゾロからの忠言で『ウソップが自ら深い謝罪をしない限り一味への復帰は一切認めない』という結論を出し、ルフィ達はウソップを静観することになる。
出航日当日まで意地を張っていたウソップも出航直前にようやく素直になり、深く謝罪して泣きながら一味への再加入を志願。ウソップの深い謝罪をしっかりと聞き入れたルフィと他クルーはウソップの復帰を認めて無事にウソップも再加入し、ロビンもエニエス・ロビーの一件以降は一味に完全に心を開き本当の意味で仲間になり丸く収まるのであった。


【住民】

ガレーラカンパニー

世界政府御用達の造船会社。
超新星編の約5年前にアイスバーグが街で競い合っていた7つの造船会社を統合して発足した、超巨大な造船工房。
世界最高レベルの船大工達が集っている。彼らは戦闘にも長けており、並の海賊なら簡単に制圧できる。

ガレーラカンパニーの社長で市長も兼任しているウォーターセブンの大黒柱と言える人物。伝説の船大工トムの弟子の一人。
詳細は項目参照。

1番ドック艤装・マスト職職長。金にだらしなく女性への免疫がない残念な一面もあるが、ガレーラの職長の中ではまとめ役にいる人物で実質ガレーラカンパニーのNo2。アイスバーグからもこれまでのガレーラへの貢献を認められたのか、エニエス・ロビー崩壊後は副社長に就任した。
詳細は項目参照。

1番ドックピッチ・鍛冶・滑車職職長。眼鏡や口ひげ、刺青が特徴のナイスガイ。
ただ彼の一番の特徴といえば常人離れした寝癖であろう。
詳細は項目参照。

  • タイルストン
CV:稲田徹
1番ドックさしもの・コーカー・縫帆職職長。上半身半裸で筋骨隆々の大男。
左胸に描かれた船というタトゥーが特徴。年齢は新世界編時点で35歳。

  • アリーチェ
CV:広橋涼
カリファ失踪後に扉絵連載で描かれたアイスバーグの秘書を決めるオーディションで採用された眼鏡をかけた10歳の天才少女。エッグヘッド編にて名前が正式に判明した。まだ幼いが、アイスバーグの秘書という難職をしっかりこなしている。


《元社員》

以下の3名に関しては当初は職長や秘書として勤務していたが、彼らの真の正体は政府の諜報部員兼暗殺者
アイスバーグ暗殺未遂事件を受けて解雇される。

元1番ドック木びき・木釘職職長。連れている白鳩を通じて腹話術で会話をする、無口なようでそうでもない奇人。
詳細は項目参照。

元1番ドック大工職職長。ウソップと同じ長い鼻が特徴の『~じゃ』と老人のような口調で話す青年。
詳細は項目参照。

アイスバーグの秘書を務めていた眼鏡をかけた美女。天然ボケな一面もあるが秘書としての職務は的確にこなす。
詳細は項目参照。


フランキー一家

ウォーターセブンの裏街を仕切っている解体屋集団。賞金稼ぎも兼ねており、強襲してボコボコにした挙句、乗っていた海賊船をバラして材木として売り飛ばすことで生計を立てていた。
フランキーが絶対に宵越しの金を持とうとしないタイプで、海賊を仕留めて収入を得ても飲み代やギャンブルに注ぎ込んでいたため、2億ベリーという大金を必要としているにも関わらず、貯蓄はほぼゼロという有様だった。
元々メンバーはガレーラカンパニーの入社試験に落ちるようなゴロツキだらけ(アニメでは定規を添えているのに直線が引けないほど)な上に、基本的にフランキーの指示で動いていたため、エニエス・ロビーでの戦いの後にフランキーが麦わらの一味に加わり離脱すると露頭に迷いかけたが、ザンバイらはアイスバーグに拾われてガレーラカンパニーの下請けとして働き、モズとキウイはブルーノがいなくなった後の酒場を引き継いだ。

フランキー一家の頭領を務める男で、本名はカティ・フラム
伝説の船大工トムの弟子の一人で、アイスバーグの弟弟子。
エニエス・ロビー崩壊後は麦わらの一味に加入。
詳細は項目参照。

  • キウイ/モズ
CV:塩山由香(キウイ)、福井美樹、日比愛子(モズ)
通称『スクエアシスターズ』。フランキーの妹分の二人組で、コンビ名の由来である四角いヘアスタイルと、語尾に『わいな』を付けて話すのが特徴。年齢は新世界編時点でキウイが22歳、モズが21歳。
ガレーラの入社試験に落ちて、グレていた時にフランキーに拾われた。
赤い服装の方がキウイで、黄色い服装の方がモズ
新世界編ではブルーノが経営していた酒場を引き継ぎ、その酒場訪れたローラにも会っている。

  • ザンバイ
CV:三宅健太
フランキー一家の子分たちのまとめ役で、実質フランキー一家のNo2。
ゴーグルと個人的な趣味で履いている網タイツが特徴的な男。年齢は新世界編時点で35歳。
彼もモズやキウイと同じくガレーラの入社試験に落ちて、やさぐれていた所をフランキーに拾われた。
新世界編では『サンバイ御用組合』としてアイスバーグの下で働いている。

  • タマゴン
CV:藤本たかひろ
フランキー一家の一人。真ん丸の体が特徴的で、フランキー一家の中では目立つ容姿をしている。
名前は45巻SBSにて判明。


シフト(ステーション)関係者

シフト駅の駅長を務める老婆。かつては伝説の船大工トムの美人秘書として、トムズワーカーズで働いていた。
正体はシラウオの人魚
詳細は項目参照。

  • チムニー/ゴンベ
チムニーはココロの孫娘で、新世界編時点では10歳の少女。人魚のクォーターであるため泳ぎが非常に上手く、エニエス・ロビーの大渦の海の中溺れたルフィを助けたり、スパンダムとルッチに連れ去られたロビンの行方をルフィに教えるなど地味に活躍していた。
ゴンベは『ニャー』と鳴く兎で、当然これの進化前とは無関係。新世界編では日曜限定でシフト駅の駅長を務めている。

その他の人物

当初はトロくてしがない酒場の店主を演じていたが、正体はガレーラに潜入していたルッチ、カク、カリファの3人と同じく政府から派遣された諜報部員であった。
詳細は項目参照。

  • ミカヅキ
CV:千葉一伸
大カブト海賊団の船長。懸賞金3600万ベリー。
麦わらの一味がガレーラを訪れる少し前にガレーラに船を修繕させていた。
値段が高すぎると難癖をつけて修繕費を踏み倒そうとしたが、ガレーラの職長たちの逆鱗に触れ、簡単に叩き潰された。
アニメではその後、街の借金取り一味の用心棒をしながら金を稼いでいた。

  • マイケル&ホイケル
CV:中友子(マイケル)摩未(ホイケル)
ルルとタイルストンがアイスバーグ暗殺の犯人だと勘違いした程の悪ガキコンビで、12歳にして補導回数も600回以上で万引きや暴走ヤガラブルといった問題行動を引き起こしていた。
ウォーターセブン裏町小学校6年5組に在籍しており、フランキーとパウリーに憧れている模様。
SBSにて存在が明かされ、本編ではガープがウォーターセブンを訪れた際に町で迷子になっていたゾロをカツアゲしようとしていたが返り討ちにあい、ゾロに案内役を命じられた。
原作では数コマ登場しただけのチョイ役だが、アニオリでは彼らにスポットを当てた話がある。

  • ハッパ・ヤマオ
CV:高塚正也
ウォーターセブンにて木工屋を営んでいる男。
ルフィとの決闘後にメリー号を修繕しようとしたウソップに商品を安価で譲り、水水肉のおにぎりをウソップに無償で挙げた良い人。SBSにてフルネームが判明した。ちなみにバツイチで元山賊らしい。

  • バンバン爺
CV:辻村真人
アニメオリジナルキャラクター。
ウォーターセブンの水路の一角で飲んだくれている酔っぱらいだが、どうもゼフの兄貴分だったらしく、食べたサンジ曰く『めちゃくちゃクソうめぇ』と称する程のチャーハンを作れる料理人。*4
酒と老齢による手の震えを利用して食材を切るという少々アレな状態だが、手際の良さは正に料理人のソレ。

ちなみ屋台には若き日のバンバン爺がゼフをボコボコにしている写真が飾ってあった。


【用語】

  • アクア・ラグナ
毎年ウォーターセブンを襲っている高潮の名称。
津波と勘違いされがちだが、高潮である。
作中で発生したものは過去類を見ない大規模なもので、裏町の民家の2階が水没する程だった。

  • 海列車
伝説の船大工トムと弟子のアイスバーグとフランキーが10年の歳月を費やして完成させた「蒸気船」。
一見蒸気機関車にしか見えないが、実際は海に浮かぶレールの上を走るれっきとした船である。
海列車建造計画が公表された際には波によるレールの損傷や海王類の襲撃が危惧されたが、レールは水面に浮かんでいるだけのため波に飲まれることはなく、線路には列車が通過すると海王類の嫌う不協和音を流す仕組みが施され、大抵の荒波にはビクともせず危険な「偉大なる航路」を安全に航行できるようになっている。線路のある島限定だが、記録指針を持たない人でも他の島へ行けるようになった。
ただしアクア・ラグナに対してはその規模故に運行には危険が伴うため、その時期は運行停止となる。
作中では1号機の「パッフィング・トム」と、1号機完成以前の失敗作「ロケットマン」の2台が登場したが、新世界編までの2年間でパウリーら棟梁達が中心となって2号機「パッフィング・アイス」を建造している。
また映画オリジナルではあるが、『ONE PIECE FILM Z』『ONE PIECE STAMPEDE』と2回も別の場所で登場している。

  • トムズ・ワーカーズ
かつてウォーターセブンに存在した伝説の船大工・トムが社長を務めていた小さな造船会社。
メンバーはトム、ココロ、若き日のアイスバーグ、フランキーの4人とカエルのヨコヅナ一匹で構成されていた。
偉大なる航路を唯一制覇した海賊王ロジャーの船『オーロ・ジャクソン号』を作り上げたことで有名で、トムや秘書だったココロはロジャー、レイリー、後に四皇となるシャンクスといった大海賊と知り合いである。
その一方でロジャーが海賊王となって大海賊時代が到来し、海賊被害が激増したことで街では肩身が狭く、会社は橋の下の倉庫に事務所を構えていた。
トムが政府に連行されてフランキーも一時死亡したと思われていたことで会社は消滅した。

  • ヤガラブル
『ヤガラ』はウマのような印象を受ける海洋生物*5
「ニー」と鳴き、水上に顔を出して泳ぐ事ができる上に泳力もかなり高く、引っ越し荷物なども乗せられる。
その他、知能もかなり高く、乗り手の目的などを察して近道なども出来る。
彼らの背中にゴンドラを取り付け、市民や観光客の足として活躍しているのが『ヤガラブル』という乗り物。
より大きな『ラブカ』、特大サイズの『キング』*6という生物も存在し、それぞれ『ラブカブル』『キングブル』となる。
キングはフランキー一家の仲間のソドムとゴモラが該当。荒波を踏破しエニエス・ロビーの戦いにも参加した。
ラブカは恐らく、ルフィ一行が商店街で見た「ノシャー」と鳴いていた大型のブルがそうだと思われる。

余談だが、現実世界でも「ヤガラ」「ラブカ」と呼ばれる魚は存在している*7


  • セント・ポプラ
海列車でウォーターセブンと結ばれている町の一つ。通称『春の女王の町』。
船の材木の卸売り市場があるため、それを海賊によく狙われることが多い。エニエス・ロビー崩壊後にCP9が療養した町。

  • プッチ
海列車でウォーターセブンと結ばれている町の一つ。通称『美食の町』。市長はビミネ。
ビミネの娘マルミエータは海水パンツを剝ぎ取られて下半身を露出したまま疾走していたフランキーを双眼鏡で見物していた*8

  • サン・ファルド
海列車でウォーターセブンと結ばれている町の一つ。通称『カーニバルの町』。作中未登場。

海列車でウォーターセブンと結ばれている島の一つ。
世界政府が所有する島で裁判所が置かれている、通称『司法の島』。
トムを裁きにやってきた裁判長がトムの口から海列車計画を聞いて線路を繋げられないかと提案、架設された。


追記、修正はアクア・ラグナに備えてからお願いします。
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最終更新:2025年03月10日 15:23

*1 実際に懸賞金額だけでいえば偉大なる航路前半ならまずまずの額といえる懸賞金3600万ベリーのミカズキというモブ海賊が職人に全く手も足も出せず制圧されている。

*2 モデルとなったヴェネツィアも同じように地盤沈下や大高潮アックア・アルタに悩まされている。

*3 メリー号はこれまでの航海でダメージが蓄積していた上に、ジャヤでのベラミー一味襲撃時に船の命とも言える竜骨を損傷していた。

*4 町に押し寄せたアクア・ラグナの海水が蒸発して出来たミネラル豊富な天然の塩が秘訣らしい

*5 ルフィの言葉を信じれば、作中では一応「魚」に分類されるらしい

*6 百獣海賊団の彼ではない

*7 ヤガラはトゲウオ目に属する細長い魚。ラブカは深海サメの一種。いずれも作中の生物とは全く異なる

*8 VIVLECARDによると、マルミエータの執事ヤメナハーレは「お嬢様に世にも奇妙なこの光景を見られてしまった事は、執事人生に於いて一生の不覚」とコメントしている。