シュラートラウムの花

概要

第546話『次期ツェント候補』で、オルタンシアディートリンデに向けた言葉に入っていた。
アーレンスバッハでしか手に入らず、ラオブルートが好んでおり、ゲオルギーネが知っている花だという。
何かの暗喩と思われるが、作中人物のだれもその真相には届かなかった。
  • オルタンシア
シュラートラウムの花は今年も美しく咲くのでしょうか?」
ディートリンデ様はご存じありませんか? アーレンスバッハでしか手に入らない、わたくしの夫が好きな花だそうです。ゲオルギーネ様に伺ってみてくださいませ」

第557話『閑話 望みと出口』で、オルタンシアの発言を図書館で聞いたヒルデブラントに対して、ラオブルートは
  • 甘い匂いのする白い花でなかなか手に入らない
  • 昔配属された離宮の主が好んでおり、何代にも渡って温室で育てられていた
と内心の動揺を隠す笑みを浮かべながら、説明した。
  • ラオブルート
シュラートラウムの花は……甘い匂いのする白い花です。私の好む花ではあるのですが、なかなか手に入りません。ですから、今年は咲いているのかどうか尋ねているのです」
「……昔、私がまだ成人してすぐの頃に配属された離宮の主が好んでいた花だったのです。離宮の一角に温室があり、そこに咲いていました。いつ持ち込まれた花なのか、それは主にもわからないそうですが、何代にも渡って大事にしてきたそうです。……五年とせずに私の配属も変わりましたし、今はもう主もなく、閉鎖されている離宮の話ですよ」

書籍版第五部Vの巻末書き下ろし『シュラートラウムの花』で、アナスタージウスの依頼を受けて、オルタンシアがトルーク関係の文献を調べた経緯と、アーレンスバッハでのやりとりが判明。

13年春頃、旧ベルケシュトック調査の際に、魔獣討伐に協力した中央騎士に、ゲオルギーネが「シュラートラウムの花が美しく咲いている」と告げ、女性が閨の相手をする施設へ連れて行った。
その際にラオブルートは、女性ではなく花瓶に飾られていた白い花を所望し、思い出深そうに受け取った。
この話は1年後の14年春に、ロヤリテートからオルタンシアへ、ラオブルートが誠実な夫であることを示す逸話として語られた。

13年冬の嫁取りディッターへの中央騎士団の乱入騒ぎ*1、領地対抗戦でのエーレンフェストからトルークに関する情報提供を経て*2、アナスタージウスがオルタンシアに詳細調査を依頼した。
調査を秘密裏に進めるために調査内容の他言無用の契約魔術を締結する。
14年春にかけて、オルタンシア貴族院の図書館で文献を調査するも、トルークに関する記述は残っておらず、同じ様な効果を持つ植物まで調査を広げると「シュラートラウムの花」という言葉が浮かび上がった。

二百年前時点では、トルークと似たような効果のある薬の素材の隠語だった模様。
王族や領主を相手にする特定の女性に使われる薬の素材で、容易には立ち入れない場所で育てられていた。
時が下ると、薬の素材ではなく、女性を示す言葉として使われるようになった。
百年位前には、領主会議中などに王族や領主を招待する施設があり、彼女たちがシュラートラウムの花と呼ばれていた。
呼び名が移った経緯は不明だが、シュラートラウムの花を素材とする薬を使っている女性を、そう呼ぶようになったのではないかと、オルタンシアは推測した。

トルークの調査結果報告の中でシュラートラウムの花の話をした際に、夫の逸話と共に「現在では戦いの後に騎士に与えられる女性を指すようだ」と伝えるも、アナスタージウスオルタンシアも聞いたことが無かった。
そのため、その言い回しがアーレンスバッハでは一般的なのか否かを、世間話の態で確認して欲しいという追加の依頼を受ける。
ディートリンデかその側近を図書館へ赴かせるよう仕向けるので、その際は妙な情報を拾ってくることの多いローゼマインにも聞かせて欲しい、本当に花や女性を表す言葉ならばディートリンデが悋気を見せるはず等のアナスタージウスの言を受け、第546話の問いかけに至った。
結果的には、ディートリンデもアーレンスバッハの年嵩の男性護衛騎士も初耳というような反応を見せた。

その後、14年春の領主会議の数日後に自宅に戻ったオルタンシアは、ラオブルートの自室に呼ばれた。
  • ラオブルート
「オルタンシア、其方に尋ねたいことがある。シュラートラウムの花について誰から聞いた?」

推測

トルークを暗喩しているとする解釈

  • シュラートラウムは、命の神の眷属で、夢の神である。よって、シュラートラウムの花は、夢見心地にさせる花、夢のように美しい花、夢のように咲くのが珍しい花、などと解釈できる。ヒルデブラントは「綺麗に咲くことも珍しい花」と解釈した*3
  • アーレンスバッハでしか手に入らない
  • ゲオルギーネが知っている花
  • 甘い香り
  • ラオブルートが若い頃配属された離宮(アダルジーザの離宮)の温室にあった
などから、「トルーク(もしくはその原料のひとつ)」ではないかと推測される。

オルタンシアの不思議な言葉は、「アーレンスバッハとシュラートラウムの花」、花を通して「ラオブルートゲオルギーネ」に関係があることを暗喩したものだと推測される。
  • 穿った見方をすれば、トルークとシュラートラウムの花の関係を知っていたり、中央にトルークが蔓延していることを知っていて、わざわざヒルデブラントと側近(王族)、ハンネローレダンケルフェルガー)とローゼマイン(エーレンフェスト)に、ラオブルートとゲオルギーネの危険性を伝えた可能性がある。
    • もっと単純に、フェルディナンドの扱いを知ったオルタンシアが、フェルディナンドが「アダルジーザの実」であることをディートリンデが知っているかどうかカマをかけた言葉なのでは?
      • 書籍第五部V「シュラートラウムの花」より、オルタンシアの発言は、アナスタージウス王子の依頼を受けての行為であり、危険性の認識や関係性の暗喩やカマかけなど、上記推測内の意図は一切無かったことが判明

ランツェナーヴェの姫を暗喩しているとする解釈

  • 断続的に訪れるランツェナーヴェの姫に対してオルタンシア「今年も美しく咲く」=「離宮に来るのでしょうか?」=ラオブルート「今年、離宮に来るのどうか聞いている」
  • オルタンシア「アーレンスバッハでしか手に入らない」=「アーレンスバッハ(の国境門)からしか来ない、夫が好きな姫」=ラオブルート「私の好む、なかなか手に入らない姫」

この解釈でも、「アーレンスバッハとシュラートラウムの花」、花(姫)を通して「ラオブルートゲオルギーネ」の関係が暗喩されている。
  • ただ、その後のラオブルートの説明である「離宮の主がその花を好んで何代にも渡って温室で育てていた」が比較的具体的なため、姫の暗喩よりも実際の花を指して過去の真実を述べているような文脈に見える。「離宮の主=ランツェナーヴェの姫」と捉えれば、「辛い境遇を忘れる為に何代にも渡って自分達で花=トルークを育てていた」と取れる。
    • 根深く暗躍している彼が、真実を述べたり、整合性のある発言をする訳がないのでは。仮に内容がほとんど真実であっても、「離宮の主=傍系王族の夫婦」と捉えれば、「アダルジーザの離宮の歪んだ慣習がいつ始まったのか彼らも知らないが、何代にも渡って閉鎖環境で大事に姫の世話をしていた」とも取れる。
      • 離宮の主がどちらの場合でも、「姫を好んでいた」「姫を代々大事にしてきた」「(離宮ではなく)離宮の一角の温室の姫」という言い回しに疑問が残る。メタ視点になるが、思わせぶりな態度の悪役キャラの発言が、出鱈目で整合性が取れないというのは、そういう設定のキャラでない限り、少し考えにくいのでは?
  • 姫を意味するならば、上級貴族の女性であるオルタンシアが、ランツェナーヴェの姫についての機密(輸入ルートなど)をなぜか知っていることになる。
    • それも含めて「夫が外国との内通者なのでは」という疑念を暗喩した告発となる。だからこそラオブルートにとってオルタンシアを殺す動機足り得るのでは。
      • 夫から聞くくらいしか知り得るルートを具体的に推測できないが、その場合、口の軽いラオブルートが自分で言って自分で殺すマッチポンプになってしまう。
        • 書籍第五部V「シュラートラウムの花」より、アーレンスバッハにある、シュラートラウムの花をラオブルートが好むという情報は、ロヤリテートとの雑談内で得た情報であることと、「アーレンスバッハでしか手に入らない夫の好きな花」という表現でディートリンデに問いかけたのは、アナスタージウス王子から、アーレンスバッハで一般的な言い回しか否かを探って欲しいという依頼を受けたからであることが判明。同時に探る為にこういう表現をしただけであって、アーレンスバッハでしか手に入らないという事実認識はないことも判明。
    • あと、妻の発言としてはちょっと悲しい。
      • それも夫を告発する心情的な距離感となった可能性
        • 書籍第五部V「シュラートラウムの花」より、オルタンシアがラオブルートを全く疑ってなかったことと、それ故に告発するつもりは全くなかったことが判明

コメント

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  • 単純に、ランツェナーヴェの姫の事だと思ってたけど。 (2017-07-16 16:48:07)
  • ランツェナーヴェの姫の隠喩だと思ってた。「うちの夫が好きな花(ランツェナーヴェの姫に想いを寄せていた)」転じて、内通者という告発をしたからオルタンシア先生は消されたんだろうなと (2018-04-13 03:30:46)
  • これ、オルタンシアは訊いたのは「ランツェナーヴェの姫は今年は来るのか?」と言う意味で、ヒルデブラントに訊かれたラオブルートは子供に教えることじゃないからトルークの花の話に誤魔化しただけなんじゃ。 (2018-07-02 23:34:44)
  • シュラートラムの花=トルーク(の原料)の場合でも、「アーレンスバッハでしか手に入らない」は「アーレンスバッハの国境門を通して、ランツェナーヴェからしか手に入らない」って意味だと思う。 (2020-05-26 16:24:00)
  • シュラートラウムの花=トルークの原料=麻薬。おそらく囚われの姫の現実逃避の為の薬。ツェントの慰み者になっていたと思われる。 (2020-06-09 14:35:04)
    • いつ咲くのか?とういのは、囚われの姫が故郷を懐かしんで呟いた言葉でななかろうか? (2020-06-09 14:37:28)
  • 元々は両方だったのだと思う。トルークを持ち込む姫がいなくなったので、トルークを指す言葉になったとか。オルタンシアはゲオルギーネが今年もトルークを持ち込んだのかを訪ね、ラオブラートは手に入らないと言ったあとに、昔の姫の話を花に例えてぼかした。アダルジーザに温室の描写が今のところないから、トルークを炊いたことによって暖かくなった姫の住まいを温室といったのでは。世間知らずな人を温室育ちとも言うし。また、身分の低いものが相手をすることを花捧げといったのなら、身分の高い女性の相手を務めるのは、花を得ると考えられたのかもしれない。 (2020-07-28 15:51:20)
  • シュラートラウムの花はランツェナーヴェからやってくる姫と思われる。ユルゲンシュミットにいるのにユルゲンシュミットの民として登録されていないことから、夢が使われたのではないかと想像。花はいずれ実を結ぶ。 (2020-08-16 18:59:38)
  • 「今年も」と言っているのだから、毎年来るわけではない姫の暗喩ではない。シュラートラムが幻覚症状を起こす危険なものであり、それをゲオルギーネとラオプルートが悪用して何か企んでいることを仄めかしたのだろう。 (2020-10-26 19:06:53)
    • 私達の世界でいえば、「お宅に庭には、今年も芥子の花がたくさん咲き誇っているのですか?夫が大好きなのです。」と尋ねたようなもの。麻薬として悪用していれば、何らかの反応があるだろうとカマをかけたが、ディートリンデは無反応だった。ヒルデブラントから話を聞いたラオプルートは、オルタンシアが反逆の証拠を何か掴んでいると感じ、口封じに始末した。 (2020-10-26 19:15:01)
  • シュラートラウムの花に関する情報は、オルタンシアが知識の番人になったからこそ知り得た情報の可能性 (2021-01-10 20:39:19)
    • 2021年 02月01日活動報告にある、書籍版第五部Vのオルタンシア視点のお話の説明的に、トルークの可能性が高くなったね。。 (2021-02-02 00:15:31)
      • 2ヶ月後、ついにシュラートラウムの花の謎が明らかに……! (2021-02-02 01:29:41)
        • シュラートラウムの花=トルークはほぼ確定と見ていいかな そんでもってランツェナーヴェ原産でアダルジーザの離宮に生えててアダルジーザの姫を指す隠語でもあると (2021-04-10 05:43:28)
          • ユルゲンシュミットでは「花」はとある目的の女性を指す隠語なんだろうな。 (2021-04-10 07:35:52)
            • ただオルタンシアは真実に気がついてたとか夫の暗躍に気がついてたとかではなかったんだな (2021-04-10 23:17:35)
          • ランツェナーヴェ原産だと、雪に埋もれる貴族院では生育しないんじゃ? もしかして温室で育てられてたので、離宮住人が粛清された時の騒ぎで温室が破壊されてて野生化することなく絶えていたのかも。絶滅してたからラオブルートはアーレン経由でしか手に入らなかったようだ。 (2021-04-15 07:56:33)
  • シュラートラウムの花=トルークは確定だけどランツェ原産は未確定ではないか? アーレンとベルケ境界あたりでとれるという昔の文官からの情報がある。 ランツェの窓口をしている縁でアダ離宮に持ち込まれ、代々温室で育てられていたのでは。用途はお察しの通り。 (2021-04-15 08:34:54)
    • トルークはランツェ産じゃない?ロゼマが講堂でランツェから来た危険物をヴァッシェンして巨大洗濯機になったわけだし。 (2021-09-13 16:13:09)
      • 来訪してすぐのレオンツィオがディートリンデに対して使用してるしな、ランツェナーヴェだけで作られてるかは知らんけどランツェナーヴェでも作れる確率は高いと思うぞ (2021-09-13 20:08:12)
      • それにユルゲンシュミットに元々生息する植物を原材料にした危険な薬物なら、全てユルゲンシュミットの領地から生徒が集まる貴族院で働く教師が「付近にはないのでまず使われない」なんて言い方しないと思うし。 (2021-09-13 20:20:46)
      • ランツェ人が貴族院に持ち込んだものなら、ランツェ本国から持ってこようが、ユルゲンで採集して持ってこようが、巨大洗濯機の対象になると思うので、ルートの特定には役立たないと思う。 (2021-09-14 14:51:13)
        • まあ、このあたりはヴァッシェンの言葉の定義がどこまで厳密なのかにもよるだろうけどね。国や地域のマーキングがあるとも思い難いんで、ロゼマが想定したランツェからの持ち込まれがどこまで機能したかよく分からない。単純に「この場に本来あるべきではない危険物」が一律対象であると対処されてたとしても不思議ではないかなと思う。 (2021-09-14 14:57:14)
    • ランツェから『秘密裏に』持ち込まれた可能性も、アダル姫と一緒に『堂々と』持ち込まれた可能性も(温室作る位なので)、ランツェが原産でランツェ→ユルゲンに持ち込まれた可能性も、ランツェ以外の遠い国が原産で遠い国→ランツェ→ユルゲンと持ち込まれた可能性も、ユルゲンのどっか特殊地域が原産で、出奔王子の手でランツェに持ち込まれて、ユルゲンに再持ち込みの可能性も、原産地不明でランツェにもユルゲンにも地域限定で生息している可能性も、現時点では全てあるかな。 明確なのはエーレンには生息していないという位では? (2021-09-14 14:47:35)
      • エーレンフェストの生徒が居て講義内容的にドレヴァンヒェルの生徒がいたであろうに「付近にはないのでまず使われない」って何処の領地よ?堂々持ち込むって幻覚作用のある植物を貴族院のある離宮に外国の姫が堂々と持ち込んで堂々と育ててたとは思えないんだが (2021-09-14 15:49:56)
        • シュラートラウムの花の認識とトルークの認識(ロゼマ陣営とアナが危険物と考えている)がごっちゃになってない?当時はシュラートラウムの花=アダ離宮の姫に与えられる薬の素材って認識から姫自身を指す隠語になっていった。当初も効果とか知ってもセックスドラッグの素材だからで危険物とは考えていなかったんじゃない? (2021-09-14 18:33:22)
          • アダルジーザの離宮ができた当初はそうだとしても、トルークについて教師が言及した頃には危険な薬物の認識があったと思うんだがな、素材がわかってないと付近にあるかないかなんてわからない筈だし生徒に危険だと教えたものを王族に秘匿するとは思えないし (2021-09-14 18:49:13)
            • 別に秘匿なんてしてないのでは?読んでいればわかると思うけど、作中でも過去に失われた情報は山ほどたくさんあるよね。 (2021-09-14 20:19:14)
            • ついでにいうと、当時は有効活用していたみたいだから、危険物として扱っていないだけかと。使い方を知っているなら、防ぐこともできるんだし。 (2021-09-14 20:21:37)
              • 教師に関しては似たような効果を持つ植物は付近にないって意味で言ったんじゃないかな。シュラートラウムの名前知らなくても花って知ってたら植物とは教えないだろうから。推測だけどシュラートラウムの花の薬としての効果とか名前は女性を指すようになった後は伝聞で教えられるようになって、セックスドラッグってことは伏せて効果だけ伝えられて当該教師が危険視、シュラートラウム→トルーク、花→植物って変化していったのでは?付近にないっていうのも容易に立ち入ることができないところで育てられているが変化したと考えれば辻褄が合う (2021-09-14 20:42:33)
        • 知らんければケシも大麻もただの草花じゃん。トルークはシュラートラウムを何らかの方法で精製したモノで、シュラートラウム=トルークは作中知られていないのかも知れない。だとすれば堂々育てられていてもおかしく無い。日本でもたまに麻とかケシを知らずに庭先で育てている人いるし(役場が慌てて抜きに来る)。 (2021-09-15 02:30:23)
  • ラオヴの詰問にオルタは何て答えたんだろうか? 話の流れ的にロヤリとの会話からなんだけど (2021-04-11 05:45:07)
    • ありのままに「昨年ゲオルギーネ様からの花をそのように言って断ったのでしょう? あなたが手にとった花を見てみたくなりました」とか? 憶測に過ぎないけど、ありのままの報告ならさしておかしくないから、それで処分されたのならラオブルートの焦りが見えるといったところ。 (2021-04-11 08:42:55)
      • 何故、自分に直接聞かず、ディードリンデに聞いたとか、他に誰に話したとか、少し突っ込まれた途端に、王子と交わした質問事項の黙秘に関する契約書に引っかかるから、疑わしさが爆増するという罠……。 (2021-04-11 11:06:45)
        • それ突っ込んで聞いたら自白になるんだけどな。ゲオルギーネが花を用意したときに使った言葉だから、隠語を過剰に気にするのって黒って言ってるようなものだろ。中央騎士団の中に何人も聞いたものがいるんだから。 (2021-04-11 12:05:44)
          • 閨商売の女性をさす言葉と認識していたのにも関わらず、成人したばかりの女性に話を聞くというのは、ちょっとあれだし。 騎士と専門女性の閨ネタと認識しているのに、それを夫が好むと言いふらすというのも、どっちかというと破廉恥よりだろうから、軽い突込みレベルなら、トルーク関連で黒と疑われるほどではないかと。 まあ、部屋に呼び出して聞く段階で、殺る気は高かったとは思うけど……。 (2021-04-11 13:06:52)
            • 現実にはラオブは黒だけど、もし白だったとしても。 ヒルデの教育を担っている人間の一人として、貴族院就学前の子供がいる場で、そういう隠語を口にするなんてとクレームを言い、それを口にした経緯を確認して関係者全員に苦情を言おうとしてもおかしくないだろうしね……。 アナの言い方からすると、クラッセンの女性はその手の話題を口にしないようだから、背後に誰かいると疑われるのも自然かもしれないし。 現実には黒だったから、死刑執行サインになったけど、ぎりぎりまで変だと気づかなかった可能性もあるかと。。。 (2021-04-11 14:01:38)
  • シュラートラウムの花=トルークがアダ離宮にあったのならば、母親の体内を伝って胎児にも影響があり、生まれた後も直接or関節的に常用してるもの。フェルがシュラートラウムの花について答えないわけはこれかな。 (2021-07-30 14:51:24)
    • [1] 純粋に知らない、または、覚えてない [2] 離宮時代の事は思い出したくない、または、口にしたくない、[3] 離宮の破廉恥事情に絡むので、子供には言えないと判断、[4] (情報源がグルトリの場合)情報入手方法を言えないので口にしない……の方が可能性の上位かなと思う。その後に、言及された可能性もあるかもね?という感じかな。 (2021-07-31 10:34:02)
  • シュラー=眠り、トラウム=夢で、夢見の状態のように正気を失わせるという意味ではトルークの原料・隠語なんだろうなと思う。まあ、離宮で男に夢を見させる女=花とも取れるけど。 (2021-09-09 20:32:26)
    • 単語の地球言語的語源以前に。 そもそもシュラートラウムは、ユルゲン世界の夢の神(命の眷属神)の名前で、おやすみの挨拶に使われているから、ユルゲン的には、「夜に見る夢」位のイメージだと思うよ? (2021-09-11 00:21:47)
      • なので、トルークの隠語だったとしても、『正気を失わせる』点への着眼ではなく、『夜に夢を見させる』とか『夜に夢見心地にさせる』とか、『夜の夢』絡みでネーミングしてそう。 (2021-09-11 00:27:59)
        • もしかしたら、娼婦まがい&子供殺しの行為に精神の均衡を崩して不眠症になっている姫を、安眠させるための睡眠薬として使われたり、名付けられたりしていたのかもね。<良い眠りに誘う、シュラートラウムの祝福のような花……的な感じで。 (2021-09-11 00:34:37)
  • 作中で使われていたトルークはシュラートラウム原料の薬物だけど、トルーク=シュラートラウムではなくて、本来トルークと呼ばれていたものは別にあったが、原料がわからなくなってるだけでは。まあロゼマのおかげでヴァッシェンで排除できるようになったのだから体内への残留は今後気にしなくてもいいだろうしな。 (2021-11-24 10:50:22)
    • ラオブルートが花を受け取ってトルークを使用しているのだから今回の事件のトルークはそのものでしょう ラオにゲオが堂々と薬素材を受け渡すためにやりとりが仕組まれてるわけだし (2022-04-05 01:55:53)
  • 文脈から理解できる者同士で通じる隠語かと。薬を指す事も、姫を指す事も、追及をぼやかすために花自体に言及する事も可能。薬面から考えても、キメ閨前に姫に薬使う=相手を憶えさせない、結実のために種男に薬使う=閨事は夢オチ扱い等々、口の堅さや行為後を考慮して、巧妙に使われた単語ぽい。 (2022-02-12 11:12:59)
  • 作者様がイメージするシュラートラウムの花の形状は白いケシ (2023-09-13 23:08:47)
    • 【白いケシ】ただの《ケシ・芥子》でなく【白いケシ】だったので調べたら、花言葉【白:忘却・眠り】でマジで『アダ離宮のシュラートラウムの花!!』って感じでした!!芥子は阿片でも有るのでマジでヤバい麻薬ですね♪ (2023-09-15 23:25:42)
  • (派生して「ランツェナーヴェの姫を暗喩」しているかもしれないが)シュラートラウムの花=トルークは確定でしょうか(ファンブ8Q&A p.95 最下段にある回答) (2023-11-17 10:53:51)
    • トルークはランツェ原産、トルークはランツェ語、メス書にはトルークという単語は記載されてない(シュラートラウムの花という単語で登録されてる) ここまではふぁんぶで確定 (2023-11-17 19:18:15)
      • 離宮で秘密裏に使われてた物だと思ってたのだが、夢の神の名が冠されてるって事は朦朧とさせる効果は秘密でもなかったのかな (2023-11-18 05:50:57)
        • 大昔の教師は知っていて、自分の教え子にトルークという名前まで教えている。すべての貴族が集まる貴族院教師が、周囲にないけど覚えておくようにといったことから、講義で教える人もいるけど、まず関わらない植物ってところじゃないかね。メスティオノーラの書はメスティオノーラが編集しているわけだから、トルークという外国語は翻訳されて、シュラートラウムの花という古語で書かれる。過去のことを思えば昔はトルークで通っていて、政変でアダルジーザが閉鎖された時に離宮の存在を隠匿するためにトルークと書かれた資料は処分した。その結果知れ渡っていなかったシュラートラウムの花という資料が残った……てとこかね。 (2023-11-19 01:10:15)
          • あ、つまりシュラートラウムの花って言葉を最初に考えたのはメスティオノーラの可能性もあるのか。 (2023-11-19 15:51:04)
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最終更新:2021年11月15日 16:39

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