ヒルデブラント

初出:第377話
名前の初出:第378話

声(ドラマCD第4弾/第6弾/第9弾):本渡 楓

家族構成

父:トラオクヴァール
母:マグダレーナ (元ダンケルフェルガーの領主候補生)

 異母兄:ジギスヴァルト(第一夫人の子)
  甥:ナーエラッヒェの第一子
 異母兄:アナスタージウス(第一夫人の子)
  姪:ステファレーヌ(エグランティーヌの娘)
 異母姉:故人*1(第二夫人の子)

父方の親戚
従姉:エグランティーヌ(伯父の娘)*2

母方の親戚
伯父:ヴェルデクラフ(アウブ・ダンケルフェルガー)
 従兄:レスティラウト(第一夫人の子)
 従姉:ハンネローレ(第一夫人の子)
 従兄弟 :ラオフェレーグ(第二夫人の子)
 従妹:ルングターゼ(第二夫人の子)
伯父:ヴェルデクラフの兄
 従兄:レギナルト(第一夫人の子)*3
 従兄:ケントリプス(第二夫人の子)
 従兄:ラザンタルク(第三夫人の子)
伯父or叔父:ヴェルデクラフの弟
 従兄:コードネスト*4

容姿

髪の色:青みがかった銀髪
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瞳の色:明るい紫
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青みがかった銀髪に明るい紫の瞳で、綺麗で可愛い感じの顔立ちをしている
穏やかでおっとりとした雰囲気の柔らかい印象
衣装によっては女の子に見えなくもない

地位

階級:王族→領主一族(15年春)
職種:第三王子→領主候補生

年齢と属性関連

  • ローゼマインとの学年差:-4
  • 洗礼時の属性(適性):全属性ではない*5。少なくとも闇と光*6と風*7。もしかしたら命に適性が無い*8
  • 誕生季:秋*9

ヒルデブラント視点の回

書籍版第四部V エピローグ
SS13話 図書館の聖女
第461話 プロローグ ※第五部
第557話 閑話 望みと出口
書籍版第五部V エピローグ

作中での活躍

ツェントと第三夫人マグダレーナの間に生まれた第三王子。
臣下となることが最初から決まっていて、のびのび育てられたため、あまり王族らしくない*10
フルネームは「ヒルデブラント・ゾーン・ツェント・トラオクヴァール」。ブルーメフェルト移籍後のフルネームは「ヒルデブラント・ゾーン・ブルーメフェルト」に変化したものと思われる。

12年冬に、洗礼式直後でお披露目前にもかかわらず、貴族院の管理人的立場に立たされる。
同い年くらいの外見のローゼマインに憧れ、恋をする。*11
ただしこの時点では背の高さからローゼマイン(姉)とシャルロッテ(妹)を取り違えており、自分が惹かれた女性がローゼマインであると気付くのはもう少し後のこととなる。*12

13年春の領主会議でお披露目と同時に王命によるレティーツィアとの婚約が発表されたが*13、異母兄であるジギスヴァルトアナスタージウスとの立場や許される振る舞い(恋愛結婚)の大きな違いによる不満とローゼマインへの恋心、母親であるマグダレーナの馴れ初めもあって、自分で自分の結婚相手を決めたいと考えていた*14
そのためにもグルトリスハイトを手に入れて婚約を解消し、ローゼマインに求婚しようと思っている。*15
そうした目的もあって、古語習得や魔力圧縮を行っており、図書委員であることや年下なこともあって、ローゼマインからは努力家などと好意を持たれてはいる*16

14年春の領主会議で、ローゼマイン達と共に地下書庫に入り、写本に励む。*17
ラオブルートオルタンシアが『シュラートラウムの花』を知っていることを伝えてしまい、おそらくオルタンシア死亡の引き金になった。*18

15年春、ラオブルートにそそのかされ、最奥の間を開けて属性の欠けたシュタープを得た。その際、ランツェナーヴェの者達にもシュタープ取得の機会を与えてしまう。*19
貴族院防衛戦後の事後処理では、シュタープを封じる手枷をかけた状態で現れる。*20
トラオクヴァールが廃領地のアウブになることが決定した事で、自動的に王族から領主候補生になることが決定した。それでもなおメスティオノーラの書の取得とツェントを目指そうとするが、『属性の欠けたシュタープを得たため、ツェントになることは出来ない』と断言され、絶望する。*21
自分の行動がユルゲンシュミットを危機に陥れたという実感はない。*22

15年春の領主会議から、ブルーメフェルトの領主候補生となる。
また、父の第一夫人ラルフリーダがラオブルートを騎士団長に推薦した責任を取って第三夫人に降格したことで、ブルーメフェルトでは母マグダレーナが第一夫人となっている。*23

15年冬、貴族院に入学。その際、中央からブルーメフェルトに移籍同行した者が少なかったのか、反乱に協力ないしシュタープ関連の失態を止められなかった者が処分されたのか、側近の顔触れが変わっていた*24*25

なお、レティーツィアとの婚約は現在も維持されている。
同学年のレティーツィアとは貴族院に入学して初めて顔を合わせたばかりである事や、王命での婚約という経緯からお互いに気まずい関係の様子。
ローゼマインが時の女神の招きで不在となった事で、奉納舞の時間に一人になってしまうレティーツィアに領主候補生が群がって質問攻めにするのを防ぐため「婚約者を守るように」と従姉のハンネローレからお願いされ引き受けた*26

シュタープの品質について

地下書庫に入るため一年と季節一つ分くらいの間魔力圧縮を頑張ってからシュタープを入手したため、入学して魔力圧縮を習ったあとすぐにシュタープを取得した世代(ヴィルフリートオルトヴィーン・ハンネローレ等)に比べれば容量に多少の余裕がある。*27

経歴

05年秋 誕生
12年秋 洗礼式
     洗礼式を終えた秋の半ば頃、王族として貴族院に滞在するよう、父王より命じられる*28
12年冬 王族として貴族院へ派遣され、親睦会にて各領地の代表者から挨拶を受ける*29
     シュバルツ・ヴァイスへの魔力供給協力者として登録され、図書委員の一人になる*30
     本好きのお茶会に参加し、図書委員の腕章を贈られる約束をする*31
13年春 領主会議にてお披露目され、アーレンスバッハのレティーツィアと婚約する*32
14年春 地下書庫でお手伝いをする*33
15年春 中央騎士団長に唆されランツェナーヴェの者達にシュタープを齎してしまう*34
     シュタープ封じの手枷を着けられる*35
     領主会議から、ブルーメフェルトの領主候補生に移籍
15年冬 貴族院入学*36

作者コメント

2022年 10月11日 Twitter
>ウィンク考察第2弾
ヒルデブラント:練習中。両方が薄目になってピクピクする。

コメント

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  • 「協力者」は「639話」ですので、注釈にある「369話」というのは打ち間違いのようです。 - 2017-01-25 23:38:47
    • 修正しました - 2017-01-26 01:16:19
  • 難癖つけるわけではありませんが、ヒルデブランドにシュタープを取得させるラオブルートの計画、ずさんすぎませんか。 ヒルデブランドが講堂からの帰り際にアナスタージウスに鳥を飛ばす際、「シュタープを取れましたので戻ります」と余計なことを言ったら、あるいは母親と会った際に「見て下さい、私のシュタープです」と自慢したら、ラオブルートの関与が即バレして罷免されます。 この時点ではまだジェルヴァージオは図書館にも行ってないから、バレても問題なく逃げ切れる確証もない。 それとも私が気付かないだけで、ヒルデブランドのシュタープ取得を秘匿できる方法があったのでしょうか。 (2024-12-21 13:16:01)
    • シュタープ取得時は石がなくなるまで半日くらい何もできない。その間にジェルがメス書を得て出て来れば「正当なツェントここにあり」と宣言し王族を一掃できると目論んでいたのだろう。 (2024-12-21 13:27:21)
      • それはわかるのですが、ヒルデブラントがアナスタージウスへの連絡で余計なことを言う危険性もありますし、部屋に籠もっている間に母親から接触があり、「会えない?なぜですか?」となる危険性もあります。なのに本人にも側近にも口止めしてないので、かなり行き当たりばったりだなと。 (2024-12-21 14:03:34)
        • ラオブルートは騎士団長として、中央が管轄する転移陣を管理する権限があったのでは。ヒルデブラントは離宮に居住しているため、王宮に続く転移陣を見張ることでヒルデブラントや側近からの報告を握り潰すことは可能だろう。それに王子達の側近にも、少数とはいえトルーク汚染が広がっていた模様。ラオブルートは中央騎士団を使って、情報封鎖できる自信があったと思われる。 (2024-12-21 18:04:09)
          • 納得がいきました。説明ありがとうございます。 (2024-12-22 13:33:46)
    • 「作品への感想やキャラへの所感などは当wikiのコメント欄ではなく公式に直接か現行スレへ」 まず日本語を読めるようになるところから始めましょう。ここは個人のお気持ち表明する場ではありません。 (2024-12-21 17:18:04)
      • 書き方が悪くて申し訳ありません。感想を述べたいのではなく、ラオブルートがヒルデブラントからの情報漏洩を確実に防ぐ方法があったのか、皆様のご意見を聞きたいと思ったのです。私の推論の及ぶ範囲では、そのような方法はなかったもので。 (2024-12-21 17:33:15)
        • えーとですね、貴方が納得出来る物を見つけるため他者から意見を募るためのスペースでもないのです。1億歩譲るとしてもQ&Aのページでやるとか出来ませんか?日本語ネイティブじゃない方でしょうか?ド直球で言うと5chなりXなりでどうぞってなるんですが。 (2024-12-21 21:03:38)
          • 場違いだったようで、申し訳ありません。とはいえ、日本語ネイティブかなどとのあなたの侮辱は,行き過ぎだと思います。あなとの言い方をすれば、 (2024-12-22 07:59:16)
          • まともな人間性をお餅でしょうか。 (2024-12-22 07:59:43)
  • ヒルデブラントやった…。 (2024-12-21 13:16:33)
  • 主人公に好意を寄せて便宜を図ってくれていたのに、本作で書かれた展開は可哀想だった (2025-04-19 10:27:12)
    • 環境と時代に翻弄された印象はあるよね。本来は親元にいるはずなのに、魔力不足なせいで離宮が与えられて。でもまあ、ハンネローレ視点で見ると、色々気を付けてるようだし、保護者の意思に従ったりレティーツィアを通しての情報収集もできているし、きちんと次につなげているよね。 (2025-04-20 21:30:39)
      • トゥーリとかも「私がマインを守ってあげるから迎えに来た」って残念ながら判断ミスをしてる。先生は子どもの無邪気さが起こす悲劇を取り扱うのが上手い (2025-04-27 23:16:40)
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最終更新:2024年09月22日 20:12

*1 10/6活動報告・10/11返信

*2 ただし第三王子の娘として洗礼を受けていないので公式には父方従姉ではない

*3 ハンネローレの貴族院五年生 ドラマCD1特典SS

*4 書籍版ハンネローレの貴族院五年生Ⅰ ラザンタルク視点「休憩中の対立」

*5 第461話

*6 第392話

*7 誕生季より

*8 第411話

*9 ローゼマイン二年生時に秋に洗礼式を終えたばかり 第378話

*10 SS23話

*11 SS13話 図書館の聖女/本編では第389話頃

*12 第392話 シュバルツとヴァイスの着替え

*13 第434話、第461話

*14 第461話

*15 第461話

*16 第580話

*17 第552話

*18 第557話

*19 第639話、第650話

*20 第652話

*21 第665話 顔色の悪い王族4

*22 ふぁんぶっく8 Q&A

*23 書籍版第五部Ⅻ 就任式の朝

*24 ハンネローレの貴族院五年生 第3話

*25 筆頭側仕えのアルトゥールは魔力供給刑に処されており、その他側近達も似たような状況と思われる ふぁんぶっく8 Q&A

*26 ハンネローレの貴族院五年生 第35話

*27 ふぁんぶっく8 Q&A

*28 書籍版第四部V エピローグ

*29 第378話 親睦会(二年生)

*30 第392話 シュバルツとヴァイスの着替え

*31 第397話 本好きのお茶会 前編

*32 第461話 プロローグ

*33 第484話 王族と図書館 前編

*34 第639話 協力者

*35 第652話 顔色の悪い王族 その1

*36 ハンネローレの貴族院五年生 第1話