アルノー

初出:第78話

声(TVアニメ版):伊藤良幸

容姿

地味*1

地位


年齢関連

  • マインとの年齢差:+15(春)*2
  • マインとの冬の年齢差:+14or15(誕生季による)

アルノー視点の回

第171話 閑話 私とフラン

作中での活躍

神官長の側仕えの灰色神官。
05年冬以降*3ギードザームフランとほぼ同時期に神官長の側仕えとして召し抱えられた。少人数で神官長室の執務をこなすために*4、最も厳しい選抜試験を潜り抜けて採用された灰色神官の一人*5
マルグリットの側仕えで、当時の主人から寵愛されていたが受け入れず、自害を止めもしなかったフランを憎んでいる。*6
嫌がらせのため、貴族区域では持てないマインの部屋にフランが不快な思い出を持つ院長室を推薦し、問題児のギルを側仕えに提案した。
フランからビンデバルト伯爵の報告を受けた際、敢えて無視して神官長に伝えなかったため大変なことになった。*7
神官長のマインに対して持つ感情や、マインとその側近がそれぞれに対して持つ感情を理解していなかった。
マインが領主の養女になり神殿長に就任することが決まり、フランが自分より上の立場になるため、神官長に見つからない程度の嫌がらせでは我慢できないほど腹を立てる。
フランがマルグリットから毎晩のように連れ込まれてトラウマを持つ部屋の事を、事情を聞かれたら話すと脅迫した。
結局神官長にばらしたが、青色巫女に色々と思うところがあると判断され、神官長によって遠ざけられた*8
※「遠ざける」は貴族の婉曲表現で、神官長によって処分されていた。*9
人任せではなく、文字通りフェルディナンド自身が手を下している。 *10
本編では記述されていないが、私情によって行動したことで上級貴族予定の青色巫女見習いが危険にさらされ、故意に報告を怠ったことで主であるフェルディナンドの計画が危うく消え去るところだったことと、これからも(同様な行為を)するだろうと予測できたことから(フェルディナンドによって)処分された。*11

明確な描写はないが、フランやマインに害意や悪意があったと思われる場面がいくつかある。
  • お茶に詳しくないマインにわざと茶葉やミルクの銘柄を尋ねた。*12
  • 皆の前で、孤児院長室をマインに与えるよう提案した。*13
  • 本来ならば余裕を持って届けるはずの贈り物を、神官長が来訪する直前に孤児院長室に届けた。*14
  • 神官長からの贈り物を届けに院長室へ行った際、マルグリットの家具をそのまま使ってるため懐かしんで、マインに疑問に持たれるが返事を躱す。*15
  • シキコーザがマインに横暴を働いた時、シキコーザの自尊心を焚きつけながら、庇おうとしたフランを窘めた。*16
  • マインが奉納式に向かう際、歩調を速め、神殿長と鉢合わせさせた。後に神官長から到着が早かったなと指摘される。*17
  • 神殿長に隠していたディルクの養子縁組の話を、神殿長の回し者のデリアに直接伝え、デリアに神官長への不信を煽った。*18
  • 負傷しながらも配膳する筆頭側仕えのフランを、他の側仕えと代わるように言った。*19

作者コメント

2015年 06月26日 活動報告
 詳しく描写するのは避けますが、はるか高みに遠ざけられました。アルノーは回想や思い出以外では二度と出てきません。
 実は当初、神官長視点でアルノーと対峙する話を書いていたのですが、書いている作者がドン引きするほど神官長が怖かったので、まだ比較的マイルドなアルノー視点に変えたのです。
2017年10月18日 返信
アルノーはイメージするものと言われると難しいですね。太っているということもない普通体型の、地味で根暗でカッコ良くない名前付きのキャラって簡単には思い浮かばなくて……。
強いて上げるならば、ちびまる子ちゃんの野口さん? 彼女が成人男性だったら、結構アルノーに近い気がします。
2017年10月18日 返信
(マルグリット様は美しくないのでしょうか?)
マルグリットは青色巫女なので、顔立ちはそれなりに整っていますが、絶世の美女ではありません。色好みの空気が出てて、アルノーには色気に、フランには毒気に感じられました。
2018年 10月29日 活動報告
>陰険アルノーの小さな嫌がらせ その1*20
 お茶の種類も知らない主を持つと大変だね。ププッ。
 フランは不出来な主に恥を掻かせずにやりぬけるかな?
 ※嫌がらせその2はこの次くらいに出てくると思います。マイン視点では気付きもしなかったアルノーの小さな嫌がらせがこれからは見える形で出てくるはず。
2020年 08月13日 Twitter
>ロジーナとイェニーの関係ってどこかフランとアルノーの関係と通ずるところがある
確かに、本来は自分の主に向けるべき不満を側近仲間に向けている点はアルノーとイェニーに共通していますね。
まぁ、主に不満を向けたら側仕えを即解雇されるので、側近仲間の中でも弱い者に向けるのでしょうけれど。

コメント

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最終更新:2024年12月18日 08:22

*1 第170話 閑話 騒ぎの後始末

*2 マイン7歳春に22歳 第171話

*3 フェルディナンドの経歴(神官長就任時期)参照

*4 SS第51話/書籍版短編集Ⅲ フラン視点 神官長室の雑談

*5 書籍版第四部Ⅸ カバー裏

*6 第171話 閑話 私とフラン

*7 第670話 記憶 その2

*8 SS第1話 フラン視点 神殿の変化

*9 活動報告2015/6/26参照、書籍版第二部Ⅳに「はるか高みに続く階段を上がっていったようだ」というフラン述懐が追加

*10 ふぁんぶっく6 Q&A

*11 ふぁんぶっく1 Q&A

*12 第83話 本題、2018/10/29 活動報告(ページ下部の作者コメント部参照)

*13 第87話 与えるべきもの:本来であれば、神官長と青色巫女見習いの会話に灰色神官が割り込むことはない。回避しにくいよう皆がいる場で孤児院長室を提案することで、実現の可能性が増した。

*14 第105話 教養が必要な理由:灰色巫女見習いのデリアでさえ文句を言う来訪直前の品物の搬入の慌しさを、貴族の常識に精通しているフェルディナンドとアルノーが知らない事は無いと思われる

*15 第105話 教養が必要な理由

*16 第127話 トロンベの討伐

*17 第139話 奉納の儀式

*18 第160話 それぞれの言い分

*19 第166話 これからのわたし

*20 コミカライズ版第二部第2話/web本編第83話