ここでは2021年に放送の「超速シッポとりバトル!モノノケハント」第1回(1月9日放送)を紹介します。
逃走中の制作であるFCCと吉本興業が手を組んだ新ゲーム番組。「逃げる」逃走中に対しこちらは「狩る」。強敵のモノノケたち相手にシッポを取って賞金を稼げ。
序盤戦
この日、とてつもなく過酷なゲームが開催された。
吉村「モノノケ達の声だ!」
と共にゲームスタート。早速金城がモノノケから白シッポ2本を手に入れる。
プレイヤーは以下の通り
| 名前 |
経歴 |
名前 |
経歴 |
| 佐藤景瑚 |
アイドル 「JO1」メンバー |
金城碧海 |
アイドル 「JO1」メンバー |
| 庄司智春 |
芸人 「品川庄司」メンバー |
吉村崇 |
芸人 「平成ノブシコブシ」メンバー |
| おばたのお兄さん |
芸人 日体大卒 |
青木愛 |
元アーティスティックスイミング選手 |
| ゆん |
YouTuber |
井上清華 |
フジテレビアナウンサー |
このゲームはテーマパーク(さがみ湖リゾート プレジャーフォレスト)を舞台に50匹を超えるモノノケ達のシッポを取って賞金を手に入れるゲーム。
取ったシッポの色によって賞金額が変わり、白は1000円、青は5000円、赤は1万円、黒は5万円、そして最高ランクのレインボーは10万円。
しかし、このモノノケ達の正体はパルクールの達人たち。そうやすやすとは取らせてくれない。
早速おばた・庄司が「青パルクールもののけ」を発見。ビルとビルの間を飛び移ることもできる中学生のパルクール兄弟。細く高い壁の上でもスイスイと動くモノノケに庄司が苦戦する一方、おばたは早々に見切りをつけ手頃な白シッポを狙い、庄司も諦め白シッポへ。おばたは白シッポを狙うも地形に苦戦しそれすらも取れず。
制限時間は1時間。ただし、賞金を手に入れられるのは獲得金額1位の者のみ。故に全員がライバルの個人戦。
だがとてもじゃないが1人では勝てないと「人を利用する」ことを考える吉村に対し、ゆんは青シッポを発見。だがこちらは「青ラガーマンもののけ」。ラガーマンの突進するフリで威嚇しながら突破を図る。その迫力に「怒られると思って」とゆんは全く動けず。青もののけ以上はいずれも特殊能力を持つ。ただ早く追いつければいいわけではない。
一方、佐藤はレインボー1点勝負&最初に「協力する」と言っていたが裏切るつもりと体力任せよりも策略重視。と、青ラガーマンもののけと遭遇。ビビりながらもすれ違いざまに冷静にシッポを掴み5000円獲得。庄司も白シッポで着実に稼いでいく一方、白シッポで稼いでも限度があることを考え先ほどの青パルクールもののけにおばたと佐藤が対決。おばたは静かに見晴らしの良い所で情勢を伺うが、もののけも2手に分かれるが1匹に照準を定めて勝負。障害物と高さの怖さに捕まえられそうで捕まられないところでもう1匹の方を狙うが、そこには佐藤が。だがパルクールもののけは一瞬の身のこなしで振り切るとおばた・佐藤の挟み撃ちを壁をよじ登って回避。ここは諦めて佐藤は白シッポ1つを手に入れるが「絶対勝てない、1000円じゃ」と不安に。
| 順位 |
プレイヤー |
賞金 |
| 1位 |
佐藤 |
8000円 |
| 2位 |
庄司 |
3000円 |
| 3位 |
おばた・金城・ゆん |
2000円 |
| 6位 |
吉村 |
1000円 |
| 7位 |
青木・井上 |
0円 |
やはり多くのプレイヤーが「大物一発勝負」にシフトする中、庄司はコツコツと白シッポを獲得し5000円に増やすが、これでようやく青シッポ1本と等価。それと同時に吉村が青ラガーマンもののけからシッポを獲得。「同じ青でもレベル違う」と狙い目もポイントとなる。
ここで吉村・おばたが「赤パルクールもののけ」を発見。その相手は現役女子高生パルクール選手。近くに居合わせた井上も含めて3人で追い込む。平地ではスピードが落ちるが坂道は障害物のある場所に強いパルクールもののけ。坂道を軽快に下るもののけにおばたは必死に食い下がるも逃がしてしまう。一方、吉村は「逃げた先にいればいい」と考える中で、その通りに逃げた先に庄司、さらに逃げた先に吉村…というところでほぼ同タイミングで機を見定めていた金城が横取りでシッポを獲得。金城は番組開始前に貯金残高を見たところ25円。賞金を稼がなければ本当に生活できないほどに追い詰められている。
| 順位 |
プレイヤー |
賞金 |
| 1位 |
金城 |
1万2000円 |
| 2位 |
佐藤 |
8000円 |
| 3位 |
吉村 |
6000円 |
| 4位 |
庄司 |
5000円 |
| 5位 |
おばた・ゆん |
2000円 |
| 6位 |
青木 |
1000円 |
| 8位 |
井上 |
0円 |
高額シッポ1本で賞金ランキングは一気に変動する。残る高額シッポは青6本・赤3本・黒2本・レインボー1本。総額26万円。まだまだゲームは序盤戦。
ここからはプレイヤー間の騙し合いも加速。早速吉村が「レインボーがいた」と佐藤・青木に嘘をつき混乱させ、人が空いた所を狙う作戦に出る。一方、未だゼロの井上。白シッポのモノノケ1体にも苦戦するが、そちらに集中するあまり吉村の口三味線は無視。そんな中、強敵・青パルクールもののけの出現を大声で叫んだことで吉村・おばた・金城・佐藤が集結。吉村は「漁夫の利作戦」として他のプレイヤーに囲ませてからいいところ取りするつもり。もののけは水に囲まれた島の上におり、不安定なアスレチックの上を進まなければならない。金城が先陣を切り、逃げ遅れた青シッポを獲得。さらに水場を飛び越えたもののけのシッポを佐藤が獲得。JO1の2人で分け合う結果に。吉村はもののけに「何やってんだよ!もっとしっかり逃げないと!」と説教。
賞金額が離されつつある中、吉村とおばたは同盟を組むことに。ただし、シッポは手に入れた者の早い者勝ち。後で分けたり渡すことはできない。
| 順位 |
プレイヤー |
賞金 |
| 1位 |
金城 |
2万2000円 |
| 2位 |
佐藤 |
1万3000円 |
| 3位 |
吉村 |
6000円 |
| 4位 |
庄司 |
5000円 |
| 5位 |
おばた・ゆん |
2000円 |
| 6位 |
青木 |
1000円 |
| 8位 |
井上 |
0円 |
中盤戦
残りは白20本・青4本・赤3本・黒2本・レインボー1本。賞金総額は27万円。もちろん誰にでも優勝の可能性はある。さらにエリアのどこかには高額シッポが望める「秘密の場所」も存在。その鍵となるのは地図を持った「白もののけ」。確実に稼いでいく事がもしかしたら大逆転の足掛かりとなるかもしれない…
スピード勝負が不得手であり、なるべく追いかけないようなところで戦いたい井上の前に「青軟体もののけ」が。その名の通り体は脅威の柔らかさを持つ姉妹。岩で囲まれた狭いエリアの中を動き回る。早速挑むも身動きが取れない上、行く手を見失いやすい迷路のような構造に苦戦。だが出会いがしらで出くわした所を執念で追い詰めなんとか初となる青シッポを獲得。
一方、同盟を組んだ吉村・おばただが、おばたがスーツ姿の青しっぽモノノケを発見。相手は「青カードもののけ」。3枚のカードのうち1枚が「青しっぽ」、2枚が「獲得しっぽ全没収」となっており、引いたカードが「青しっぽ」であれば獲得。しかし「獲得しっぽ全没収」を引いた場合はそれまでに獲得したシッポは全て没収されてしまう。手さばきに騙されずにカードを引けるか。
運任せでも1/3。「全集中 獣の呼吸」と嘴平伊之助(鬼滅の刃)でカードを引くが、引いたのは「獲得しっぽ全没収」。陽気に「あげる~!」と白シッポ2つを差し出すおばたを見て「あのバカはチームから外す」と呆れる吉村。
続いて金城が到着。おばたとしては賞金額1位の金城が全没収を喰らえば状況が有利になるだけに「基本ボーナスみたいな」と信じ込ませ向かわせる。
おばた「俺だったら行かないっすけどね」
そうとも知らず金城もカード対決へ。そして金城の選んだカードは「青シッポ」。「(選んだのは)勘で」と言いながらも全没収の危機を潜り抜けさらに賞金を上乗せする。
一方、JO1の若さに負けていることに悔しさを見せる庄司。とにかく白シッポ1本でも無駄にせず「小さいチャンスを拾って大きくする」とコツコツ積み重ねていく。
一方、吉村の次の同盟相手は井上。吉村は「おバカが二人釣れた」とほくそ笑むが、井上も「裏切るのもアリ」と信用せず。
そんな中、「黒パルクールもののけ」が出現。地上100mを超えても軽快に動くことのできる「令和のくノ一」とも呼べる強さに吉村・おばた・井上の3人同盟とゆんが激突。複雑な障害物も軽々に乗り越えるもののけにゆんは早々と置いて行かれる中、吉村が指揮を出し包囲しながら漁夫の利を狙うが、その包囲網をもののけを突破。それでも身体能力の高いおばたは諦めず、障害物だらけの中でもじわじわと距離を縮めていき、最後は壁によじ登ったところをついにゲット。一時期はゼロまで落ち込んだところから一気にトップへ。一方、吉村は「次は井上さんのために、最後は俺のために」と同盟をアピールするが、井上はそんな吉村の演説よりも白もののけに夢中。
吉村「金が欲しいんだな」
| 順位 |
プレイヤー |
賞金 |
| 1位 |
おばた |
5万1000円 |
| 2位 |
金城 |
2万7000円 |
| 3位 |
佐藤 |
1万3000円 |
| 4位 |
吉村・庄司 |
7000円 |
| 6位 |
井上 |
6000円 |
| 7位 |
ゆん |
2000円 |
| 8位 |
青木 |
1000円 |
残りは白17本・青1本・赤1本・黒1本・レインボー1本。総額18万2000円。レインボーを取ることが出来ればまだまだ逆転の可能性もある。
賞金1位となり調子が出てきたおばたは何かを持っているもののけを発見。シッポを獲得するとそのもののけから「ガチャムクの森」という文言と地図が。書かれた場所に行くと迷路が。その中にお馴染み「ガチャピン」と「ムック」が隠れている。制限時間2分以内に見つけ出すことが出来ればムックなら青シッポ、ガチャピンなら赤シッポを獲得できる。
ガチャムクの2人もおばたの声を頼りにこっそり移動する中、ガチャピンに遭遇。体格で防ごうとするガチャピンに「卑怯だぞ!」と言いながらもシッポを獲得。同じような構造の迷路に迷うも、今度は布で隠れ身の術をしていたムックを発見。「思ったよりでかくて怖い!」と言いながらもシッポを獲得。
| 順位 |
プレイヤー |
賞金 |
| 1位 |
おばた |
6万7000円 |
| 2位 |
金城 |
2万7000円 |
| 3位 |
佐藤 |
1万3000円 |
| 4位 |
吉村・庄司 |
7000円 |
| 6位 |
井上 |
6000円 |
| 7位 |
ゆん |
2000円 |
| 8位 |
青木 |
1000円 |
ボーナスチャンスを物にしおばたが独走。残りは白15本・青1本・赤1本・黒1本・レインボー1本の総額18万円。勝負はいよいよ終盤戦へ。
発見力は高いがチャンスを物にできないゆんが青軟体もののけを発見。見失う中で佐藤も合流し追い詰めていく中、小柄を活かしゆんがシッポをゲット。貴重な5000円を積み立てる一方、黒シッポで逆転を狙いたい佐藤は金城を背後から脅かし「こっちに黒がいた」と嘘を吹き込む。「仲間でも裏切る」という佐藤に対し金城は信じて動くが当然そこには何もなく嘘をつかれたことに気づいた金城。残り20分。少しの体力も時間も無駄にできない。
一方、庄司は「赤ボクサーもののけ」を発見。丸いリングの中で1分間ボクシングのフットワークで逃げ回る。取れなかった場合は所持シッポを全没収されるリスクもある。常に正対し背後を見せないボクサーもののけに庄司の魂に着火し、一気に詰め寄りえぐるようなリーチでシッポを獲得。
残る高額シッポは黒・レインボー各1本。高額賞金に備えておきたいところで吉村の同盟に青木も加入。仲間を増やし囲ったところで最後に裏切る吉村の作戦は功を奏すのか?
庄司「(吉村同盟に)なんか別ロケみたいで楽しそうだな」
と、おばたが「黒パルクールもののけ」を発見。世界レベルのパルクール女王に吉村同盟&JO1の2人が同時に対峙。包囲網を敷く吉村同盟に対し、佐藤は単独で突撃するもあっという間に引き離され誰も手が付けられない状態。そこに井上が近づくも手をすり抜け掴ませてくれず。だがもののけの疲労が溜まったところで吉村が追い付いた…のだが、吉村はもののけの身柄だけを押さえてしっぽは青木が獲得。この行動に井上・おばた・青木から信用を得たものの、吉村のプランニングはやはり「最後レインボーで裏切る」。
| 順位 |
プレイヤー |
賞金 |
| 1位 |
おばた |
6万7000円 |
| 2位 |
青木 |
6万1000円 |
| 3位 |
金城 |
2万7000円 |
| 4位 |
庄司・ゆん |
1万7000円 |
| 6位 |
佐藤 |
1万3000円 |
| 7位 |
吉村・井上 |
7000円 |
そう。もしこの段階で体力のある金城や佐藤に取られれば独走なのはもちろん、賞金額1位のおばたが取っていた場合は吉村がレインボーを取っても最後にまくれない状態になっていた。あえて青木に取らせることで信用&油断を招き、最後の最後に大逆転を狙う作戦。
終盤戦
一方、金城は白もののけから「ボーナスステージ」の地図を獲得。だがカードに書かれていたボーナスステージの場所は標高370mの巨大吊り橋。吊り橋には青・赤・黒のシッポが吊り下げられており、2分間取り放題。しかし、ステージは上空22m、ビル7階建てに相当する高さ、足場の幅はわずか35cmという極限状態に足の震えが止まらない。ここで4万円以上獲得できればレインボーを残して単独1位になれるチャンスでもある。
スタートしてからは「ヤバい」と言いながらも30秒で青2つを獲得。だが黒シッポへは幅4cmのワイヤーの上を歩かなければならない。細いワイヤーに左足を踏み外しあわやという場面もありながらも30秒を残し黒シッポを獲得。
| 順位 |
プレイヤー |
賞金 |
| 1位 |
金城 |
8万8000円 |
| 2位 |
おばた |
6万7000円 |
| 3位 |
青木 |
6万1000円 |
| 4位 |
庄司・ゆん |
1万7000円 |
| 6位 |
佐藤 |
1万3000円 |
| 7位 |
吉村・井上 |
7000円 |
一気に6万円獲得で金城が単独1位に。このまま誰もレインボーを取れなければ金城の優勝だが、レインボーさえ取れれば誰にでも優勝の可能性はある。
残り5分。不気味な音楽と共にラスボス・レインボーもののけが登場。早速大勢が狙いに行くが、レインボーモノノケは立体迷路の外壁を掴んであっという間に下りると壁の上を軽々歩き障害物であっという間に身を隠してしまう。もちろん壁もスルスルと登っていく。どれだけ近づいてもあっという間に引き離す上、吉村の指示も信用できないとここにきて疑心暗鬼に。「無駄に追いかけても…」と佐藤は壁の下をもののけに見られないように移動し待ち伏せする作戦。金城は「こっそり後ろから」とそれぞれが思惑を抱える中で、ゆんが近くまで来るもいとも簡単に壁の上を移動し近づけさせず。おばたが壁の上に登り追い込み吉村・青木の居る方へ追い詰めるも気づいたレインボーもののけはUターンして移動。皆が追い込もうと回り込む中、ついに佐藤が潜む壁際へ。レインボーもののけが飛び降り制御が効かない瞬間を捉え見事にレインボーシッポ獲得に成功。
残り20秒。庄司はそれでも尚白シッポで稼ぐことを諦めず白もののけを追いかけるももはや追いつける体力が残っておらずタイムアップ。
まさに最初のプランニングである「レインボーもののけに勝負をかける」を見事に果たした佐藤が優勝・賞金11万3000円獲得となった。
| 順位 |
プレイヤー |
賞金 |
| 優勝 |
佐藤 |
11万3000円 |
| 2位 |
金城 |
8万8000円 |
| 3位 |
おばた |
6万7000円 |
| 4位 |
青木 |
6万1000円 |
| 5位 |
庄司・ゆん |
1万7000円 |
| 7位 |
吉村・井上 |
7000円 |
最終更新:2025年10月19日 23:11