【しん・こいひめむそう おとめたいせんさんごくしえんぎ】
ジャンル | 2D対戦格闘ゲーム | |
対応機種 | アーケード | |
発売元 | レインエンターテイメント | |
開発元 | 画面端 | |
稼働開始日 | 2011年7月30日 | |
判定 | ゲームバランスが不安定 | |
判定(Ver.1.20以降) | 改善 | |
良作 | ||
ポイント |
AC製品として問題過ぎたバグ 見た目に反して硬派なゲーム性 |
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BaseSon作品リンク |
18禁ゲームから始まり、アニメ化等メディアミックスもされた『恋姫†無双』シリーズ(本作のタイトルはCS版の『恋姫†夢想』に準拠)の2D対戦格闘ゲーム。
「なぜ恋姫を格ゲーにした」という声は今も昔も絶えないが(*1)、ただの話題狙いのキャラゲーというわけではなく、仕様としても格ゲーとしての一本筋を通したゲームである。
「無名メーカーの新作」「新規の独自基板」「ギャルゲーの格ゲー化」ということで当初ゲーマーからは白い目で見られまくった。
だが、近年珍しい硬派なゲーム性と明確なコンセプトを保ったバランス調整によって徐々にプレイヤーを増やしていった。
以下では基本的に、最終バージョンであるVer.1.20の仕様を元に記述する。
+ | 登場キャラクター一覧 |
メーカーの開発経験の不足からか、稼働初期には上の長所を完全に覆い隠すほどの問題が山積していた。近年のアーケードゲームでこれほど酷いスタートを切った作品も珍しい。
上記の問題は放置できるものではなく、すぐにバグ修正・キャラクター追加を含めたアップデートが予告されたのだが……。
稼働初期で致命的につまずいた、にもかかわらずゲームとしての地力とプレイヤーの愛で2D格ゲーとして一定の評価を得るまでになった不屈の佳作。
コンボの爽快感や独自の連携の構築といった要素ばかりが強調されるようになった近年の格闘ゲーム界においても、未だ対戦相手との正面切った駆け引きを求めるプレイヤーは数多いということを苦節の果てに証明した作品と言える。
【しん・こいひめむそう おとめたいせんさんごくしえんぎ】
対応機種 |
Windows プレイステーション3 |
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発売元 |
【Win】画面端 【PS3】ヴューズ |
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開発元 | 【PS3】イエティ | |
発売日 |
【Win】2013年5月31日 【PS3】2014年2月20日 |
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定価 |
【Win】 8,000円 【PS3】 初回限定版:8,800円 通常版:6,800円 DL版:5,800円 |
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レーティング | CERO: B(12才以上対象) | |
判定 | 良作 |
※共通項目は省略
上記アーケードゲームの家庭用移植版。
Ver.1.20稼働からちょうど1年後の2013年10月にWin用ソフトとして移植。ただしネットワーク対戦は不可能。
更に翌年2月にPS3に移植された。基本的な仕様はWin版に準ずる。
*1 しかしエロゲー・ギャルゲー原作の格ゲーは昨今結構多い。
*2 夢想では完全なガニ股、演武ではバッターと言われている構えだが。おそらくは『真・三國無双』の夏侯惇のパロディか。
*3 故に盛り上がる部分ではある。
*4 とはいえ、現役プレイヤーは案外原作or他の関連作品をプレイしていない人が多い。
*5 挑発に専用のボタンを割り振った例として『龍虎の拳』がある。しかしこちらは挑発すると相手のゲージが減るという、システム上の重要な意味を持っていた。
*6 所謂「15パズル」と呼ばれる面移動で絵を作り上げる物。追加の際一度CEROに引っかかったよう(完成イラスト関連と思われる)でアップデートが多少延期になるという珍事が起きた。
*7 よく見ると結構違うものの、雰囲気は損なわれていない。
*8 各キャラのエンディングも「優勝賞金の使い道」