【すとりーとふぁいたーすりー さーどすとらいく ふぁいとふぉーざふゅーちゃー】
ジャンル | 対戦格闘アクション | ![]() |
対応機種 |
アーケード(CPシステムIII) ドリームキャスト プレイステーション2 Xbox |
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販売・開発元 | カプコン | |
稼動開始日 | 【AC】1999年5月 | |
家庭用移植 (各税別) |
【DC】2000年6月29日/5,800円 【PS2】2004年7月22日/3,800円 【Xb】2004年10月28日/4,800円 |
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レーティング | CERO:全年齢対象 | |
配信 |
【PS3】2011年8月23日/1,500円 【360】2011年8月24日/1,200MSP |
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判定 | 良作 | |
ポイント |
『ストIII』シリーズの完成形 春麗の帰還 キャラバランスはそこまで良くない |
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ストリートファイターシリーズ |
人気格闘ゲーム『ストリートファイターII』の続編である『ストリートファイターIII』シリーズの3作目。通称3rd。
本シリーズは「CPS-3(CPシステムIII)」という高性能基板を生かした、ディズニーのアニメを彷彿とさせるようなヌルヌルと非常によく動くドット絵のアニメーションが特徴。
その前作『2nd』は『ストIII』1作目のバージョンアップ版といった位置づけだったが、本作は前作から全く別物と言えるほどの改修が加えられ、ゲームとしての完成度が飛躍的に高まった。
シリーズの人気キャラ・春麗など5人が新たに追加され、使用キャラは合計19人。
『ストII』と同じく、移動に使うレバーと弱中強のパンチ・キックで構成された6ボタンを使用。
ここでは『1st』『2nd』で初登場したシステムも併せて触れ、それらの『3rd』における動向を主に解説する。
『ストリートファイターIII』シリーズでは、1作目のサブタイトル「ニュージェネレーション」の示すとおり、多くのキャラクターが一新されている。
ここでは『1st』『2nd』で初登場した分もまとめて解説する。
+ | キャラクター紹介 |
本作では近~中距離での技の打ち合いが駆け引きの中心となっている。
無印 ~『2nd』の不評もあって、当初は評価が芳しくなかったが、現在では格闘ゲーム史上の最高傑作に推す声も高い。
カプコン開発陣自身も「格闘ゲームは『3rd』で全て作り切った」と語るほどである。
その勇姿はゲームセンター激動の20年を駆け抜けてなお、未だ冷めやらぬプレイヤーの『3rd』に対する熱が物語っている。
現在でも攻略は進み、都心部のゲーセンでは高いレベルでの対戦が繰り広げられており、その対戦動画は高い閲覧数を記録している。
これほど古い対戦格闘ゲームが、ノスタルジーの意味合いではなく現役の対戦ツールとして愛され、プレイヤーの研鑽の対象となり続けている例は他にない。
2014年1月に行われた第12回クーペレーションカップ(*17)では、事前エントリーだけで80チーム400人以上が参戦、2019年の第17回には102チーム510人が参加と更に増加という実績がその証左であろう。
+ | 長くなるので格納 |
*1 下ブロでも受けられる立小Pなど、例外もある。
*2 しゃがみ弱パンチは上段・下段ブロッキングが両方可能。
*3 スーパーアーツの一つは一回転コマンドの投げ技ハイパーボムであり、実際「動けて殴れる投げキャラ」の部類ではある。
*4 モチーフは『新機動戦記ガンダムW』のトロワ・バートンだが、大元のトロワからしてスネオヘアーである。
*5 『1st』当時はPで決定するとユン、Kがヤンで実質色違いであり、加えてユン同士やヤン同士の同キャラクター対戦は出来ず必ずユン対ヤンになるという特殊仕様だった。ただし『1st』の頃からバックダッシュの距離とハイジャンプの軌道は両者とも違っている。
*6 「転身穿弓腿」のように『1st』からヤンは引き継いだがユンの方が使わなくなった技もある。
*7 枚数が少ない部類のアレックスなどですら約1000枚くらい、本作におけるヒットスパークなどの汎用エフェクトでも約500枚程度はあるといえば本作のこだわりぶりは窺えるだろう。その中でも特段に動きを描き込まれているキャラクターである。
*8 一部のスーパーアーツでのみ両腕を出す。後述の『ストV』では常時両腕を出した状態になっているが、代わりにペットの亀を手に持ったまま戦うようになっている。
*9 『ストリートファイター6』ではアンドレ一家が名前も設定もファイナルファイト時代そのままの状態で登場。ドイツ語混じりの話し方をしないなどヒューゴーとは別人である事がわかる。
*10 元ネタはハルク・ホーガン対アンドレ・ザ・ジャイアントだろうか。
*11 SAを除くすべての技を使える。
*12 スペル星人はウルトラセブン第12話「遊星より愛をこめて」に登場しているが、この話は諸事情によりウルトラセブンの公式設定から抹消されており、登場話も欠番扱いで映像媒体から外されているなど、知る人ぞ知る非常にマイナーな敵キャラクターである。
*13 所謂「昇竜を擦る」と呼ばれる行動。
*14 従来作では、飛び道具を持たないキャラで持つキャラをいなすのはかなり難しかった。
*15 元は「しゃがみグラップ逆二択キック」の略称だったらしいが、特に蹴り技である必要は無い。
*16 漫画『キャプテン翼』のSGGK(Super Great Goal Keeper、もしくはSuper Ganbari Goal Keeper)のもじり。
*17 5on5による団体戦方式のカプコン非公式全国大会。
*18 背景に小さく登場はしている。
*19 Justin氏が鳳翼扇を打つ際、実況アナウンサーが叫んだセリフからこう呼ばれることも多い
*20 余談の余談だが「新世紀エヴァンゲリオン」のキャラクターデザイン兼コミカライズで知られる貞本義行氏とは従兄弟でもある。
*21 「ブロッキングを出すのにゲージを消費したりしないようにしたのもこの観点から」と貞本氏は述べている
*22 貞本氏は「初級者も楽しめるように「早くいれればブロッキング、長くいれればガード」という形で初級者でも反応が遅れて勝手にブロッキングになればと考えて入れたかった」と述べている。
*23 3rdでいぶきと豪鬼以外は声優が一新されている。BGMもアレックスのテーマ曲「Jazzy NYC」とユン・ヤンのテーマ曲「CROWDED STREET」以外は一新されている。