大陸暦1899年の冬生まれ。現16歳。辺境の町リゼンブール出身。
父はヴァン・ホーエンハイム、母はトリシャ・エルリック。
年齢の割に小柄(そしてそれを大変気にしている為、 「チビ」「豆粒」等の言葉は本人の近くでは禁句)で、
三つ編みに結った長い金髪と金色の瞳が特徴。
錬金術師であった父の影響か、幼少時より弟のアルフォンスと共に錬金術の初歩を独学で修得、
才能の片鱗を見せてきた(母のトリシャがそれを良く褒めてくれた事も手伝っている)。
10歳の頃に疫病で母を亡くし、それ以降弟と共に禁忌にして過去に成功例の無い、
「人体錬成」によって母を生き返らせる事を目標とする。
2人の師、イズミ・カーティスの下で錬金術を学んだ後に帰郷し、人体錬成を行うが失敗。
結果、人の出来損ないの様な異形の化け物を生み出してしまう。
失敗の代償は大きく、エドは左足を、アルは肉体の全てを失った。
得たものは練成反応の光の先に一瞬辿り着いた、謎の門の中で見たこの世の「 真理」の一欠片のみ…。
絶望にひれ伏しながらもエドは直後に右腕を代価とし、アルの魂を練成し 鎧に定着させたため右腕をも失ってしまう。
深い絶望に陥ったエドであったが、有望な錬金術師の卵がいると聞いてやってきた軍人ロイ・マスタングの勧めで、
様々な錬金術を学べ権威も得られる「国家錬金術師」になる事を決意する。
その後は、失った右手と左足を機械鎧(オートメイル)と呼ばれる義手と義足で補い、12歳にして国家錬金術師の資格を取得。
「覚悟を決めるため」として自らの家を焼き払い、失った手足と弟の身体を取り戻す方法(賢者の石)を探すため、
アルと共に旅に出る。 *2
前述の「真理」を見た事により、本来熟練の錬金術師でも必要な「練成陣」を地面や物質に書く必要が無く、
両手を合わせて「輪」を作り手を物質に触れるだけで錬金術を行える特殊能力を持つ。
また、体術も弟アルフォンスに喧嘩で勝った事が無いながらも達人の域である。
右手を剣に変形させての格闘戦を主体とするが、整備士であるウインリィの前でやると殴られる。
幼い頃から 牛乳が大の苦手(ただし、シチューにすれば食べられる様子)であり、
作中では低身長の要因として他のキャラから弄られている。
前述したとおり小柄なエドであるが、これには後々ネタバレに関わる秘密が含まれており、
それが解消された原作最終回では割と身長が伸びた姿で登場している
(小説『砂礫の大地』の後書きにも19歳で170cmオーバーに成長したエドが描かれている)。
しかしまぁエドたちの人種だとどうやら 170cmでもやや低めの線引きらしいが。
15歳でも 165cmでチビ扱いされているみたいだし、白人でかいなあ(現代日本人の平均は172cm)。
作品内容とは関係ないが、原作14巻の初回特典のラフ画集でも成長した姿が描かれ、
40代に頭髪の危機を感じ、WAKAMEとKONBUを求めて東の国へ旅に出る。
80歳の彼はデフォルメされてるんじゃないか?と言われんばかりに縮んでしまっており、
頭髪も(というか全体的に) 磯野波平ライクになり、88歳で天寿を全うするという設定が披露されている
(上述の設定、一応作者は
本気で考えているらしい
)。
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