「ザコだとおもって、なめてかかってきなさい。
じごくを みせてしんぜよう。」
任天堂がファミコンで発売したロボット格闘ゲーム『
ジョイメカファイト』に登場するキャラクター。
ステージ3に登場する8体のワルロボのうちの一体である。
見た目と名前のとおり、ステージ2に登場した
ザコの後継機もしくは改良型。
よく勘違いされがちだが、「スーパーザコ=超・雑魚=めっちゃ弱い」という意味ではない。
前述の通り「ザコという名前のジョイメカの強化版=スーパーザコ」という意味である。
「
スーパーマン」ではなく「スーパー
ベジータ」や「
スーパーアーマー」と考えればしっくりくると思う。
ジョイメカのザコがのっぺらぼうで、見るからにしょっぱいデザインも打って変わって改良。
ザコとの違いは全身に模様が描かれていることと、足パーツが少し豪華になっているところ。
更にジョイメカでは珍しく
専用ステージも持っている。夕日をバックにした海岸線が彼のステージ。
ちなみにジョイメカキャラで専用ステージを持っているのは、彼と
ジオーンと
ワルロボ四天王のみ。
当然のように基本性能も底上げされており、さらに必殺技も一新されている。
ちなみにこの必殺技がラスボスである
ホウオウのものと非常に似ているため、
ザコおよびスーパーザコはホウオウのプロトタイプなのでは? と言われている。詳しくは後述。
性能的にはワルナッチの博士の言うとおり、
まさかの強キャラである。
飛び道具・対空技・突進技・投げ技をバランスよく装備しているが、このロボの真価はズバ抜けた機動力にある。
歩き速度が最速クラスで、さらに後述する突進技「ザコキック」が空中でも出せるため、逃げに回られるともう捕まえられない。
強さランク的には(ホウオウを除けば)最上位グループである
レオ・
カエン・
スカポカーンに次ぐほど。
プロトタイプのザコが飛び道具・投げ技を持たず、対空技と突進技もほとんど無いと言って等しかったのに……。
通常技は特筆するほどの性能があるわけではないのだが、それを補う余りの必殺技性能。
その安定さは、ややムラがある
ワイとタメをはる強さと言われている。ぶっちゃけ上位5強クラス。
新たに身につけた必殺技
何の変哲もない飛び道具だが、発生が早くスキが少ない。威力は平均的。
全飛び道具共通の仕様として、モーション中に→か←を押せば弾速が調整できる。
スーパーザコは「攻めて倒す」ことが苦手なロボだが、この技があるおかげで
待っているだけの相手には削りダメージというプレッシャーを与えることができる。
素早いモーションでアッパーを繰り出す。これもまた平均的な性能。
ホウオウのものとは違い、縦方向にはほとんど吹き飛ばさない。
- ザコキック(←+A(地上)、↓+B(空中) 16POW)
ドロップキックのように両足を揃えて高速で突進する。
スーパーザコの機動力を支える重要な技。前述の通り空中からも出せるため、
飛び道具を持たず、さらに突進技を使ってもこの技に追いつけないロボは事実上の詰みである。
このタイプの突進技にしては地味に威力も高い。
これまた何の変哲もない投げ技。
しかしジョイメカは
「突進技でめくり永パ」か「当て投げハメ」のどちらかができないとガチ対戦では通用しない
という世紀末なゲームのため、投げ技を持つものと持たざるものの間には越えられない壁がある。
事実、
投げ技を持たないロボ達はのきなみ下位キャラである。
……
最弱キャラは一応投げも突進技も持っているのだが。
と、このように技の構成はおろか、半分の技のモーションが完全にホウオウと一緒なため、プロトタイプ説が出ている。というか、設定上ガチでホウオウはザコシリーズの系譜に連なっているそうな。
MUGENでは
卵寒天氏が製作したものが存在する。
氏の他のジョイメカキャラと同様に現代風のアレンジが施されていて、
ダッシュ・バックステップ・上下ガードの区別・空中ガード・キャンセルなどができるようになっている。
ゼクルス@蓬莱氏によるAIが公開されている。
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