Reptile ~爬虫類~
"There will be nothing left to bury!!"
(骨の一欠片も残さんぞ!)
シャン・ツンに仕える謎の忍者で、初代『
MK』でのシャン・ツンが主催したモータルコンバットには正規に参加せず、戦いを裏で監視していた。
シャン・ツンの敗北を受けて共に魔界へと舞い戻り、魔界で開催されたモータルコンバットには正式に参加している。
シャオ・カーンの軍勢として地球の闘士達と戦うも敗北し、カーン、シャンツンと共に撤退を余儀なくされる。
カーンによる地球侵略の際も戦いに参加するもここでも敗北し、魔界へと退いている。
シノックが地球侵略に乗り出した時には、
クァン・チーに仕えてシノック側の軍勢として戦う。
(この戦いの軍配は
ライデン率いる光の軍勢に上がったものの、
リープテイルでシノックを倒した場合、仕えていたクァン・チーに裏切られるというエンディングになる)。
その後シャン・ツンとクァンチーが「死の同盟」を結成し、主であるシャオ・カーンが殺害されてしまう。
主を失い彷徨っていた所をニタラと出会い、彼女を次の主と定める。
ニタラの命で戦いを続けるリープテイルであったが、「Egg Chamber」にあった謎の卵の光を浴びてしまう。
この卵は「ドラゴン・キング」=オナガの卵であり、リープテイルはオナガ復活の媒介にされてしまったのである。
その後、
ナイトウルフの力を借りてオナガと分離したリープテイルは、ブレイズを巡る最後の戦いにも参加している。
正体は人型の爬虫類が住む領域「ザテラ」の最後の生き残りで、自分の種族を増やして繁栄させる事を目的としている。
そこに付け込まれて利用され、エンディングでは悲劇的な結末を迎える事が多く、
「シャオ・カーンに裏切られる(『MK3』)」「クァン・チーとシノックに殺される(『MK4』)」「オナガ復活の媒介にされる(『MK:DA』)」
と散々な扱いを受けてきた。
が、『
アルマゲドン』ではブレイズの死によって発生した衝撃波でピラミッドが崩壊し、
その裂け目から姿を現した棺桶から同じ種族の女性が現れ、彼女と結ばれザテラの復興が示唆されるという珍しいハッピーエンドを迎えている。
初代『MK』では
アケ格ゲー初の
隠しキャラとして登場。
非常に出現条件が厳しく、
サブ・ゼロと
スコーピオンの両方の技を使う事ができ、
歩くスピードも速い上にCPUのアルゴリズムの凶悪さもあって、多くのプレイヤーを苦しませた。
サブゼロとスコーピオンを
リュウと
ケンに例えると、リープテイルは
豪鬼と言った所か。
が、『II』以降は通常キャラクターとなり、技もオリジナルの物になった。
+
|
出現条件が厳しい理由 |
コイツの出現条件は、
- ステージがThe Pitの時に背景の月に影が横切っている事
- Double Flawless(両試合ともパーフェクト勝利)を取る。
- ノーブロックで戦う。
- フェイタリティを決める
- CPU戦のみで二人対戦時は不可
の5つだが、一番上の条件のせいで出現が厳しい原因になっている。
というのも、この影が登場するのはなんと8周目のThe Pitステージに一度のみ
(『モータルコンバット』ではボスステージ以外決められたステージ順に移り変わる仕様)。
試合数をゲーム起動から換算すると46戦目(2P対戦の場合)でようやく出現チャンスを得る事になる。
ちなみに、ノーブロックは試合中はもちろん、フェイタリティ・コマンドにも使用不可。
したがってソニアのみリープテイルと戦えない事に。 *1
また、このステージでは橋の下に落とすというフェイタリティがあるが、それでは出現条件を満たす事はできない。
+
|
上記の条件を乗り越えてコイツを見事倒すと… |
ボーナス点数を得られるが、その点数が半端じゃない。
なんと、脅威の1000万点!
フェイタリティボーナスで10万、Double Flawlessでのボーナスですら50万なので、
どれくらい桁違いなのかが分かるだろう。
|
|
+
|
『Mortal Kombat1』のリープテイル |
今作においては文字通りのトカゲ人間と呼んでも差し支えない 人型サイズの爬虫類生物といった見た目だが、
普段は自身の固有能力である シェイプシフティングによって人間の姿に変身しているという設定になっている
( 擬態とかではなく 幻術のようなものに近い、文字通りの 超能力)。
また、従来ではザテラ族最後の生き残りという設定だったが、時間軸再編の影響で多数の同族が存在する事になった模様。
そのせいで劇中では一度もリープテイルとは呼ばれず、もっぱら 「サイゾース(Syzoth)」という本名で呼ばれている。
忍者なだけに霧隠才蔵あたりが名前の由来だろうか
ただし、人間の姿になれる存在はザテラの中でも珍しく、それ故に一族の中では迫害と軽蔑の対象になっていたようで、その環境に嫌気が差して出奔。
その後は能力を活かして サーカスの見世物となり、財産を得るだけでなく妻と子供まで儲けるという幸運にも恵まれる。
しかし、その変身能力に目を付けた シャン・ツンによって家族を人質に取られ、
研究サンプル及び汚れ仕事に従事する奴隷としての役割を強いられる事に。
劇中ではシャン・ツンの研究所を調査中に捕らわれた クン・ラオ、 ジョニー、 ケンシ、 バラカの一行と牢獄で出会い、
命令を受けて彼らを始末しようとするも、抵抗に遭って失敗。
さらに、駆け付けたシャン・ツンの口から人質となっていた自身の家族がとうの昔に殺されていた事実を知り、魔界へ反旗を翻す。
その後は人間界側の戦力となり、もう一つの固有能力である透明化を活かしての支援などで活躍した。
戦闘ではリザードマン形態と人間形態を瞬時に使い分けるモーションが特徴。
身体の一部分だけを変身させるなどの攻撃が中々にスタイリッシュ。
ヒットすると相手を垂直に浮かせる伝統の飛び道具「Force Ball」がコンボの要。
突進技「Dash Attack」での緩急を付けた攻めや透明化しての撹乱など、ややクセが強い性能だができる事は多い。
大型アップデート『Khaos Reign』で復活したアニマリティでは 舌のあるハエトリグサに変身し、相手を咀嚼して殺害する。
ハエトリグサはアニマルじゃなくね?とかツッコんではいけない。不死鳥とか蜂に変身するやつもいるし
余談だが、本作のリープテイルは動画サイトで検索すると見かける機会の多いキャラだったりする。
何の動画かと言うと、ずばり フェイタリティのまとめ動画。
本ゲームの発売後、Youtube等でフェイタリティやブルタリティなどのトドメ演出をまとめた動画が多数投稿されているのだが、
その中で最も技を喰らう相手役として選ばれる事が多いのがリープテイル。
何故かというとグラフィックがリアルになった関係で血の色などが現実に近すぎると残虐な内容を理由に動画が規約違反として扱われ、
最悪の場合削除されてしまう可能性がある。
が、今作のリープテイルは 緑色の血液。つまり明らかに作り物と判断されるため規約違反になる心配が無い。
そうした事情により多数の動画でリープテイルが一方的に惨殺される事態になったのだった。哀れ……。
「ヴゥハハァ!」という独特のやられ声が何度も響き渡るため、却って笑えるという意見も
ちなみに前作『MK11』のまとめ動画ではDLCとしてゲスト参戦した この方が同じようなポジションだった。
まああっちが流すのは血じゃなくて黒いオイルだけど。
とはいえ、現在では血の色を変更するMODが登場した事により、リープテイルの虐殺は減少傾向にある。
その代わりにMODでビキニ姿になった女性陣がパステルカラーの血を噴き出しながら虐殺される事態が増えてしまったが
|
MUGENにおけるリープテイル
Kazmer13氏やMike Obrcht氏の実写時代のリープテイルが存在するが、
後者は代理公開先であった「Random Select」が2019年10月に閉鎖されたため、残念ながら現在は入手不可。
2009年にはBinho-RJ氏が手描きのリープテイルを公開したが、こちらも現在は入手不可。
6種類ものゲージ技を持つなど完成度は高く、
AIもデフォルトで搭載済み。
また、究極神軒氏による外部AIも公開されている。
またOMEGAPSYCHO氏製作の初代『MK』仕様や同氏製作の
シャン・ツンの追加変身キャラとしても存在する。
貴重な初代『MK』仕様のリープテイルが使えるのはこのキャラだけである。

ちなみに、『
戦国BASARA』の
毛利元就とは服が緑でポーズが被っているという謎の共通点がある。
よかったらタッグにでもどうぞ。
出場大会
出演ストーリー
*1
ただし、これはリープテイルが出現したバージョン4.0での話。
後のバージョン5.0ではフェイタリティ・コマンドの入力時はブロックを使ってもOKとなったので、ソニアでも戦えるようになった。
最終更新:2025年01月08日 10:10