『
モータルコンバット』シリーズのキャラクター。初出は『
II』。
反連邦ネットワーク網や
超獣ではない。
魔界の住人。ミュータントの遊牧民族である
飢刃一族。大きく裂けた口と鋭く並んだ牙が特徴。
脅威的な戦闘能力を持ち、両腕に鋭利な刃を仕込んでいる。
名前は長崎弁で「元気な」という意味……ではなく、イスラム教で「神の恩寵」を意味する語に由来する。
ミレーナとは友人関係にあるが、『
ディセプション』で決別する。また、
クン・ラオとは因縁がある。
『ディセプション』のコンクエストや3Dアクションゲーム『Shaolin Monks』では、「Tarkatan」と呼ばれる同族が多く登場している。
まず目を引くのはその見た目であろう。
上の画像の通り鋭利な牙が並んだ面構えと両腕に刃物。そして
ハゲ。
もちろん相手を切り刻んだり、はたまた擦り合わせ発生した火花を
飛び道具にしたりもする。しかし
ハゲ。
個性の強いモーコン忍者達がいても埋もれない個性で大きな存在感を放つ。やっぱり
ハゲ。
シリーズによっては武装しており、かなりゴツい。それでも
ハゲ。
見た目こそ恐ろしいが、話はちゃんと通じる人物で、
『
MK11』では
キタナと戦闘状態になるも一族の長としてその場をなだめ和解、キタナ達と共闘していく。流石
ハゲ。
ちなみにバラカの苦手な物は幽霊(『MK11』で
ヌーブ・サイボットとの掛け合いで判明)で、
バラカの祖母はバラカよりも口がデカい(『MK11』のキャシー・ケイジとの掛け合いで判明)。意外と萌える
ハゲ。
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2nd Timelineでのバラカ |
- Mortal Kombat 9
- ストーリーモードでは殆ど噛ませ犬扱い。残念なハゲ。
- 序盤ではキャラクターの操作が移る度に噛ませ犬として登場している気がする。
- Mortal Kombat X
- 残念ながら本作ではプレイアブルキャラクターでは無いので操作が出来ない。
- 更にストーリーではミレーナ、レイン達と協力し合っていざ出陣…という時に邪魔に入った新キャラの虫女・デボラに殺されるという扱い。
- 可哀想なハゲ…と思いきや、
- バラカにゲストDLCキャラのエイリアンが寄生していた事が判明。両腕にバラカと同じく刃を備え付け登場した。
- 古参勢ながら新キャラに殺されエイリアンに寄生される…という中々の不遇さだが、
- バラカの血を受け継いだエイリアンを操作出来るというのは斬新。
- Mortal Kombat 11
- 新たに登場した敵・クロニカによって時間が巻き戻され、プレイアブルキャラとして堂々の復活
- (『MK』シリーズでは死んだ筈のキャラが次作では何も無かったような顔して復活しているのが日常茶飯事だが)。
- ストーリーでも中々に活躍した。流石ハゲ。
- オンライン対戦でのキャラ評価は中の上と言った所。
- これに関しては人によって評価が違うので何とも言えないが、ワープなどの特殊能力を持っていないため、
- ワープ持ちキャラが多い『MK』シリーズでは丁寧かつ慎重な立ち回りが要求される事は確かだろう。
- 特に飛び道具、ワープ両方を兼ね備えたキャラ(セトリオンやスカーレット、シーヴァなど)はバラカを一方的に封殺出来るので、
- バラカ使いはサブキャラもちゃんと練習、作っておく事が必要とも言える。
- ただ、本作は火力重視の必殺技と空中逃げ封じ必殺技の組み合わせorコマンド投げ及びコマ投げ逃げをする相手を狩れる必殺技の組み合わせなど、
- トリッキーな動きが出来るようになっているため、非常に厄介。
- バラカをメインで使っている人はあまり見かけないが、対策を怠ると痛い目を見るだろう。
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3rd Timelineでのバラカ |
『 MK1』では神となった リュウ・カンの世界改変によって、飢刃一族という種族自体が無かったことにされている。改変後の世界でも ハゲ。
何で種族が無くなったのに顔はあのままなの?という疑問については、
「突如アウトワールド中に発生した謎の疫病 『タルカット』に感染して顔が変異してしまった」
という理由が付けられている(キタナの姉であるミレーナもその一人)。
それ故、感染者達の隔離場である「タラカタン・コロニー」の責任者となっている。
感染前は本人の弁によるとエデニアに住む妻子持ち商人として元軍人との事であり、
シャン・ツンに捕まった ライデン達を助けたりするなど、これまでのシリーズと比べて良識人として描かれている。
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MUGENにおけるバラカ
海外製のキャラが複数存在するようだが、有名なのはKazmer13氏とOMEGAPSYCHO氏のものだろう。
そしてやっぱり
ハゲ。
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Kazmer13氏製作 |
『II』をベースにしているが、投げは専用ボタン、ガードは通常の格ゲーと同様に十字キーで行うアレンジ仕様。
オリジナルの 超必殺技も複数追加されている。
なお、DOS時代からのキャラ故か、WinMUGEN以降で使用すると勝利ポーズ等で色化けを起こしてしまう( こちらを参照)。
「無限小学校」などで入手可能な「CharSffDtoW」を用いて修正されたし。
『モーコン』キャラの例に漏れず、かなり火力が高い。
また、攻撃や移動といった何かしらの行動を終えてニュートラル状態に戻ると約0.2ゲージほど溜まる仕様となっており、超必殺技を使い易いのも強み。
しかしキャラサイズが大きいので全体的に打点が高く、それで不利になる事もある。
もちろん各種 フェイタリティも実装されており、ワンボタンで発動可能な親切設計。
ただしWinMUGENで使用した場合、ステージフェイタリティ(Pits)の一つ(相手を高台から突き落とす技)を決めると、
次の試合開始時に画面がしばらくの間真っ黒になってしまうという不具合がある。
一応放置しておくと直るのだが見た目がよろしくないため、可能ならば修正しておいた方が良いだろう。
AIはデフォルトで搭載されており、攻撃頻度は低めながら火力の高さもあって中々侮れない。
……が、立っているだけの相手に飛び道具や超必殺技がスカってしまう等、サイズ差故の哀しみを背負う事も多い。
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OMEGAPSYCHO氏製作 |
MUGEN1.0以降専用。
多数の『モーコン』キャラを製作したOMEGAPSYCHO氏による、『MK2』仕様のバラカ。
氏のサイトは消滅しているが、MediaFireのデータは健在であり現在も入手可能。
基本的なシステム・操作性は 原作を再現しており、ガードは十字キーではなくボタンで行う。
更にスタートボタンを入力する事でキャラのコマンド表も表示されるという親切設計。
もちろんフェイタリティも搭載されているため、動画使用の際は要注意。
ちなみに、両腕に仕込んだ刃物で切り刻む「Shredder」(ページ下部のGIF参照)は、触れた相手を吸い込んでロックする 暫烈拳的な技なのだが、
持続が非常に長いので若干 AI殺し気味な性能となっている。
AIはデフォルトで搭載済み。
上記のShredderに相手が引っ掛かかってくれる事が多く、接近戦では中々の強さを誇る。
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LESSARD氏製作 |
手描きドットで作られたMUGEN1.0以降専用のバラカ。
同氏の カノウと同じく操作方法は6ボタン方式となっており、チェーンコンボやガードキャンセルが可能。
アッパーカットやラウンドハウスキック、 大量の血飛沫といった『モーコン』お馴染みの要素を残しつつ、一般的な格ゲー風にアレンジされている。
姿は『II』~『 Trilogy』準拠のようだが、『4』以降の技も幾つか搭載されている他、
錐もみ回転しながら突っ込む「Dirllblades」等のオリジナル技を多数会得しており、いずれもヒット数が多くコンボにも組み込みやすい。
超必殺技こそ持っていないが、手数の多さを活かしてスピーディーかつスタイリッシュに相手を切り刻む事ができ、
画面端に追い詰めれば4~5割ほどのダメージを叩き出す事も可能。
また、前述の火花を飛ばす飛び道具「Blade Spark」(和名:斬空波)も隙が少なく、
斜め下に向けて放つオリジナルの空中版と併用する事で、距離を選ばず戦っていけるだろう。
フェイタリティも実装されており、その内の一つではカノウさん顔負けの心臓ぶっこ抜きを披露してくれる。
なお、 コマンド投げの「Blade Punish Grab」はヒット後に追撃可能となるのだが、
相手によっては 滑空するかのように非常にゆっくり吹っ飛んでいくという謎の現象が発生する。
試合が続行不能になるわけではないが、とにかくシュールな光景ではある。
AIは並程度の強さのものがデフォルトで搭載済み。
ただし、空中受け身を取った際に座標の位置がおかしくなるのか、姿が一時的に消えてしまう不具合がある。
一応すぐに復帰するのでさほど問題は無いと思われるが、見栄えがあまりよろしくないのが難点。
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過去には国産のバラカも存在していたようだ。
単体キャラ以外では、カオス改変キャラ「
ALTER AMIBA」の超必殺技にて
飛び道具として無数に射出される。
出場大会
出演ストーリー
その他
最終更新:2025年06月27日 13:52