フィオナ・ベリ


"Good boy."

CAPCOMがPS2で発売したゲーム『DEMENTO』の主人公。ドジメイドではない。
担当声優は『RESISTANCE ~報復の刻~』等ゲーム作品に多数出演しているCornelia Hayes O'Herlihy女史。
親元を離れて大学に通っており、久しぶりに家族と再会した際に交通事故で両親を失う。
目が覚めると、一糸纏わぬ姿でリカルドが統べるベリ城に幽閉されていた。
ベリ城にいた謎の巨漢デビリタスの手から救ってくれた犬「ヒューイ」(南斗五車星の方ではない)と共に、ベリ城からの脱出を図る。
運動は苦手な方だが、芯は強く機転の利いた行動を見せる事も。
ちなみに見た目通りの戦闘力を持ち、乳揺れもバッチリ拝める。

+ 『DEMENTO』のストーリー※ネタバレ注意
フィオナの家系は中世の時代に名を馳せたベリ家と呼ばれる由緒正しい錬金術師の末裔。
祖先のアウレオルス・ベリは「アゾート」と呼ばれる一種の生命エネルギーを永遠に存続させるため、
自らのクローンを生み出しては受け継がせるという習わしを数百年もの間繰り返していた。

フィオナの父・ウーゴは14代目にあたる人物だったが、20年前に錬金術の研究のために城を訪れたフィオナの母と恋に落ち、
錬金術師としての使命を放棄し普通の人間として生きることを決意して駆け落ちをしてしまう。
ウーゴの先代であるロレンツォ(フィオナからしてみれば祖父にあたる)は代わりのクローンとしてリカルド(フィオナからしてみれば叔父)を生み出すが、
対立の末に実権を奪われて追いやられてしまう。

先祖代々受け継いでいたアゾートはウーゴが持っていったために、リカルドは異常に老化が早いなど不完全なクローンであり、
遂にはウーゴのアゾートを狙って旅行中のフィオナ達を襲撃するに至る。
アゾートが娘のフィオナに受け継がれていることを知ったリカルドは彼女をベリ城に拉致し、
オリジナルのリカルドを産み直させるという狂気の計画に向けて動き出す。

同時に隠遁したロレンツォもフィオナのアゾートを狙い、
手下のメイド・ダニエラを使って城から脱出しようと奔走する彼女を陰ながらサポートするようになる。
とはいえ、ダニエラさんも結局は個人的にアゾートを狙って暴走し出す訳ですが


ゲーム的にもヒューイとの信頼関係が重要になっており、信頼関係が築けていれば追手との戦いにおいて、ヒューイが献身的に助けてくれる。
……が、ぞんざいに扱っているとだんだん言う事を聞いてくれなくなっていき、しまいには襲い掛かられる事すらある。
そして信頼度が最低だと、物語の途中のあるポイントでバッドエンドになってしまう。
バッドエンド回収のため、その場面直前のヒューイに大量の玉ねぎを与える鬼畜フィオナがたまにいるとかいないとか。
良い子の諸君!犬に玉ねぎは毒だから絶対真似しないようにな!

また、ハードモードでは道中のメモがヒューイ視点の物になっており、敵がノーマルより強くなっている上に、
フィオナが捕まるだけでなくヒューイがダウンしてもゲームオーバーになってしまう。

各エンディングのクリア特典として様々な別コスチュームが用意されており、各部屋にあるチェストで着替える事で、性能が大きく変化する。
裸足になるので足音を聴かれにくくなるという便利だが地味なものから、威力の高いムチを振り回せるボンデージ
銃を所持しているカウガール、バックステップの消耗が減るカエルの着ぐるみなど、中々に多彩。
……いずれも趣味的なのは否定しない。

格闘ゲーム関連では『ストリートファイターV』にてキャミィの追加コスチュームとしてフィオナの衣装が登場。コマンド入力でカウガール仕様にもできる。
また『タツカプUAS』ではコンドルのジョーのエンディングに登場している。ギャグエンドだけどな!

+ 原作の解説
元々本作は『クロックタワー3』の続編として製作されていたが、新規層獲得のために完全新作に変更された。
ちなみに『クロックタワー3』は何故かミュージカル魔法少女モノだったりする
故に『クロックタワー』シリーズの売りである「追跡者からの逃走」「非力な女性主人公」「マルチエンディング」等同シリーズとの共通点が多い。
差別化として上述したヒューイが相棒にあたる存在として主人公を手助けしたり、周りの物を使って敵を足止めしたりできる事が挙げられる。

また、俳優である竹中直人氏がイベントシーンの監督を務めている。
7:39~


MUGENにおけるフィオナ・ベリ

     
Li_Kun氏とNestor氏の共同製作による、『MVC』仕様の手描き改変キャラが公開中。
原作では非力なフィオナだが、本キャラは普通に徒手格闘で戦う
アドバンシングガードや高性能な移動起き上がりを所持している他、
爆弾設置マンドラゴラの絶叫、コスチュームチェンジによる銃撃や鞭攻撃など、
原作要素を上手く格ゲーに落とし込んでおり、完成度は非常に高い。コスチューム技の性能自体は微妙だけど
また、ヒューイの他、追跡者達もストライカーとして呼ぶ事が可能なのだが、
設定ミスか仕様なのか、発動時はフィオナの喰らい判定が消失するという素敵性能となっている。
特にデビリタスやリカルド(フードの竹中直人怪しい男)は非常に無敵時間が長く、攻撃避けとしても重宝する。

AIは未搭載だが、ホルン氏による外部AIが公開されている。
恒例のコンボ・立ち回り・反応・ガードレベルに加え、コスチューム技を使用するか否かが設定可能。想定ランクは強~凶上位との事。
なお、上記の移動起き上がりは強力すぎるため封印されているのだが、それでも十分に強い。
紹介動画(公開場所へのリンク有り)

出場大会



最終更新:2022年08月01日 14:57