格闘王への道(星のカービィ)

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格闘王への道(星のカービィ) - (2022/04/01 (金) 15:34:58) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2011/10/31 Mon 13:27:08
更新日:2024/04/24 Wed 20:55:01
所要時間:約 10 分で読めます




人はなぜ たたかいをやめないのか?
ピンクのあくまが はねるとき、
つわものどもは きょうふにおののく…

ごくであり、さいである。
あくなきバトルが 今、まくを あけた。
プログラムでは けいそく不能なパワーが
ぶつかりあう、この星でもっとも強い者
決める真のファイナルバトルである。


出典:『星のカービィ スーパーデラックス』任天堂 ハル研究所 1996年3月21日発売
(c)1996 HAL Laboratory.inc/Nintendo.
All Rights Reserved.


格闘王への道とは、ゲーム星のカービィシリーズに搭載されているモード。
ここでは『星のカービィ ウルトラスーパーデラックス』に搭載されている、真格闘王への道についても説明する。


概要

平たく言ってしまえば「ボスラッシュ」であり、今まで倒してきたボスやラスボスと連続で戦う。

似たようなモードに、スマブラのオールスター等があるが、この格闘王への道では共通で以下のシステムがあるのが特徴。

  • コピーのもとがある大部屋からスタートし、ワープスターに乗るとボス戦が始まる。
  • ボスの順番は基本はランダムだが、最終戦等は固定のボスが登場する。
  • 1回でも負ければ即ゲームオーバーとなり、一戦目からやり直しとなる。もちろん手心システムなんてものはない。
  • ボス戦が終わるたびに休憩所に戻る。休憩所には、マキシムトマトが5個置いてある。ウルトラスーパーデラックスでは食べると次からは普通のトマトが置いてある。この為格闘王への道では、マキシムトマト5個(と回復量が20%の普通のトマト5個)で勝ち抜く必要がある。
  • 休憩所にはコピーのもとが2個設置され、休憩所に来るたびにランダムで変わる。
  • ヘルパーが居るとボスの体力が1.3倍になる。*1

以上が主なルールだが、真格闘王への道では、マキシムトマトが最初から普通のトマトになっていたり、休憩所のコピーのもとの片方がスリープに固定されており、難易度が激増している。
また、星のカービィWiiではマキシムトマトの内一つは箱に入っていたり、普通のトマトの回復量が上昇していたりと、シリーズによって若干の違いがある。


設定上は、実際に開催されている有名な武闘会らしく、
星のカービィ スターアライズ』では、ナックルジョーが参加するために修行の旅に出ている。
スターアライズに格闘王への道はないのだが…。



以下、このモードが搭載されているシリーズを紹介する。
(戦う回数は、そのシリーズのボスの数によって異なる)


星のカービィ スーパーデラックス

格闘王への道を初めて搭載したシリーズ。全19戦で、最後のマルクのみ固定で登場する。
対戦回数が多いものの、相手がそこまで強くない為、「格闘王への道」の中では比較的楽。

ただし実機で遊ぶ場合、どんなに苦労していいタイムを出しても、スパデラお馴染みの仕様で、今まで積み上げて来たデータ諸共水の泡になるのが辛い所。
バーチャルコンソールではこのような現象が起きないので、安心して遊べる仕様になっている。

クラッコJr.やメタナイツは登場せず、吸い込みをつかえば一撃で倒せるが防御が極端に高いワドルディが登場する。


星のカービィ ウルトラスーパーデラックス

「格闘王への道」もあるが、リメイク後に搭載されたモードに登場するボス達と連戦する、「真格闘王への道」が追加される。
「真格闘王への道」は、上記の通り様々な変更点がみられ、非常に難しい仕様になっている。

全10戦で最初の6戦はランダムだが、最後の四天王は、順番が固定となっており、マスクド・デデデ→ワムバムジュエル→ギャラクティックナイト→マルクソウルの順で登場する。

普通に強いマスクド・デデデや、能力によっては倒すに時間のかかるワムバムジュエル、防御が非常に高く厄介なナイト召喚、体力を半分持ってかれるハイパーラッシュを持つギャラクティックナイトに、真格闘王への道で初戦闘になるマルクソウル等、ガチで手強い相手ばかりなので、上級者でも油断してると普通に負けてしまう。

ちなみに格闘王への道でハブられたクラッコJr.はリベンジの個体として登場しており、
メタナイツもギャラクティックナイトの召喚で登場するのである意味で十数年越しの格闘王参戦となった。

星のカービィWii

戦う回数が少ない割にマキシムトマトは普通に置いてある。
また、前述の通りマキシムトマトのうち1つがキャリーアイテムとなっており、ボス戦に持ち込んで戦闘中に使うことができる。
が、ボスが少数精鋭であり個々が比較的強めなので油断はしないように。こちらも「真格闘王への道」を搭載している。

またコピーのもとに、マイクとクラッシュが普通に置いてある等、ちょっとしたサプライズも。
……連戦なので実用性は微妙だが。

一度クリアする必要があるものの、1人用でメタナイト(ソード)、デデデ大王(ハンマー)、ワドルディ(スピア)が唯一使えるぼっち御用達モード。


真格闘王ではまさかのあのキャラが…。

星のカービィ トリプルデラックス

前作同様、ボスが全体的に少ない代わりに強い。
特に本作のボスは縦横無尽に移動することが多く、体感によるが『Wii』より難しいという声も。
なお、最終戦はストーリーモードにあった最後のパートが省かれている。



同じく「真格闘王への道」も搭載。最後の最後まで油断しないように。



共通攻略法としては、マキシムトマトまたは普通のトマトをいつ食べるかが重要(もっとも、後者は回復量が固定のため、体力ギリギリまで温存する意味がなくなるが)。

基本は好きな能力で挑むのがベストだが、クリアを目指すだけならプラズマ(スパーク)、初見ならストーン、タイムを縮めるならハンマーがオススメ。時間はかかるがWiiからはリーフ、トリデラからはスナイパーも。

なお、ウルトラスーパーデラックスには、ヘルパー専用のモード「ヘルパーマスターへの道」が搭載されており、相手の順番が固定されている、ヘルパー故に能力の変更が不可、といった違いがある。

このルールのおかげで、火力の低いアイスとカッターとファイアは鬼門とされており、全クリするにはヘルパーの数の多さもあって、かなり時間がかかる。
(その中ではアイスは慣れればかなり強い)

亜流

「格闘王への道」とは銘打たないが、似たようなモードを搭載した他の作品にも触れる。

星のカービィ 夢の泉の物語(夢の泉デラックス)

オリジナル版は「ボスとたいけつする!」、リメイク版は「勝ち抜きボスバトル」と表記。
格闘王の始祖とも言える。

中ボスを抜いた全てのボス達と戦う。
後の作品のように最初にコピーを選ぶことはできないが、ボス戦中のコピー取得は制限されない。一応マイクバグもある。
オリジナル版はヘビーモールを倒すと全回復するが共通してメタナイト辺りが鬼門。
リメイク版は最速タイムが記録されるようになった。
メタナイトを倒すとソードを取る前のコピーが戻ってくる。

星のカービィ2

単に「BOSS」と表記。『夢の泉』と同じ仕組みである。
こちらはデデデ大王戦の前後に回復チャンスがあり、シリーズ全体では楽な部類か。

星のカービィ3

題名は「BOSS BUTCH!」…つまりぼすぶっち。
同じく中ボス抜きだが、回復手段無し・グーイ禁止・(実質)コピー禁止とかなり厳しい。
各ボスで負けると専用の一枚絵が出てくる。

さらにラスボスを倒した後にLR+Xボタン同時押しのまま画面が切り替わると、特殊な一枚絵を見る事が出来る。
ちなみにミニゲームと同じく背景は本編と変わるが、ラスボス戦は黄色い空に赤と青の雲という背景で非常に見え辛くラスボスの攻撃技が保護色になるため最後の難関になりやすい。
VC版では雲が濃い黄色と黄緑になった事で見えやすくなったが、上記の見え辛い背景は後に思わぬ形で復活する事に…。

星のカービィ64

「ぼすぶっち」表記。これまで同様にルームガーダー抜き。
「まるごしでかるくひねってやるぜ!」と書いてあるように一切コピー不可能であり、アイス×スパークのような便利ミックスにも頼れないのは痛い。
しかも回復無し。流石にゼロツー戦でも油断できない。

ノーダメージでクリアすると、全ボスをコピーしたようなカービィを見られる。

星のカービィ 鏡の大迷宮

「勝ち抜きボスバトル」に戻った。
コピーを自由に選べる、戦う順番がランダム、中ボス軍団ありと格闘王にかなり近い形式だが、タイムは記録されない。
また、中ボスは本編のものより強化されており、特にマスターハンド辺りは軽く鬼門。

星のカービィ 参上!ドロッチェ団

前作と同じく「勝ち抜きボスバトル」。
今作では順番固定、中ボス無しと夢の泉に近い。ただし最初にコピーを自由に選ぶことはできる。

なお、ボス戦の合間のコピー支給は無くなっているが、
今作はコピーパレットシステムにより最大6つのコピーを持ち込めるため、コピー能力を失って困ることは無いだろう。
回復アイテムは最初のマキシムトマト入りシャボンと、ダークドロッチェ戦後のシャボンアイテム以外には存在しない。
ちなみにこのモード専用のMAP絵が用意されている。

あつめて!カービィ

「かちぬきサバイバル」表記。メダルを186枚持ってドロッチェの所に行けば交換可能。
休憩ルームの隣には回復リングとカービィを1人増やすマキシムトマトが3個置かれている。

本編では無いため形式も違い、1・3・5人以上が条件の扉ごとに戦える相手が異なる。
1・3人コースが中ボス、5人コースがレベルボス。
誰が来るかはランダムだが、5人コースのみ5番目はネクロディアスで固定されている。

星のカービィ ロボボプラネット

本編では久々の「かちぬきボスバトル」表記。
ボスの順番は固定だが中ボスとの戦闘が挟まる、USDXのヘルパーマスター方式となっている。
ただし回復アイテムについては大きく仕組みが変わっており、1戦ごとにアシストスターが1つずつ支給される形式となった。
このため「序盤でアイテム消費を抑えて終盤に備えておく」という作戦が使えなくなった。
その代わりに、戦闘中に任意のタイミングで回復可能。

なお、支給されるアイテムは2,6,11戦目の前がマキシムトマト、10戦目の前が元気ドリンク、それ以外がチェリーとなっている。
また、ボス戦の合間のコピーのもとがルーレットタイプとなっており、取得するまで何が手に入るかわからない。


そして「かちぬきボスバトル」では初の「真かちぬきボスバトル」も登場。
当然敵が強くなっている上、中ボス以外の通常ボスで2体1セットの連戦を強いられるパートが少々。
支給されるアイテムも最終戦を除き全てチェリーで、その最終戦もトマトではなく元気ドリンク、
さらにステッカーが貰える4,7戦目前は回復アイテム支給なしというかなりの鬼畜仕様となっている。

しかし今作はamiibo対応であり、かちぬきボスバトルでも休憩所・戦闘中問わず使用でき、回復やコピーチェンジが出来る。
レコードにamiiboマークが付いてしまうが、どうしてもクリアできないという人にオススメ。
ちなみにオススメはデデデ(ハンマー)、むらびと(リーフ)、ネス(エスパー)。
そして順調に進んでも30分近くかかる長期戦の果てにプレイヤーが目にするのは、史上最凶レベルの初見殺しである。


星のカービィ スターアライズ

今作の名称は「The アルティメットチョイス」となっている。
メインモードを一度クリアすることでメニュー画面に追加される。
カービィはもちろんフレンズヘルパーでトライすることも可能。難易度問わず一度クリアすれば、ドリームフレンズも解放される。

「アルティメットチョイス(究極の選択)」と銘打っている通り今作のは難易度を事前に選択して進んでいく。選べる難易度は8段階。
ただし最初は5段階目までしか選べず、条件を満たすことで7段階目までが解放され、さらに条件を満たすことで最高難易度が解禁される。
特に隠しで解禁となる最高難易度「魂が飛び出る辛さ」に至っては、最大体力半分&休憩所の回復アイテムがトマトのみというかなりつらい戦いを強いられる。そして最終戦は例によって一人四天王状態になる。


アープデート第3弾より、アナザーディメンションヒーローズをクリアして「魂が飛び出る辛さ」選択中に↑+A+-というコマンドを入力すると「魂の飛び出る辛さ Extra」が選択可能になる。難易度Sと合わせて略称はS○X
ちなみにこの時のカービィの表情はまさにになっている。どことなくニルっぽい。
アナザーボス達が登場する他、最終戦ではさらなる強化を施されたエンデ・ニルが立ちはだかる。
あまりの難易度故か、回復アイテムは少し有情になっている。


一部のボス戦を除いてフレンズハートが使えないため、選択画面で選んだ初期フレンズ以外にフレンズを増やすことは出来ない。
が、1Pにすっぴんのカービィを選択した場合のみ、仕様として中ボス撃破時に能力帽子が出現するため、これに触れさせてフレンズを変えることは可能。

今作はスコアシステムを導入しており、タイムの速さと難易度の高さに応じて高得点が得られる。もちろんタイムも測定される。
また、フードデルペインターやニコーミフレンズと言った回復アイテムを生成するフレンズ能力も使用可能。
特にコックカワサキを連れていれば、(再使用まで時間がかかるとはいえ)カービィでは一回こっきりしか使えなかったクッキンポッドが何回も使用可能なため、その分回復チャンスは増えていると言える。

星のカービィ ディスカバリー

ストーリーを進めるとワドルディの町が開拓され、ワンダリア跡地のボスを倒すとコロシアムが建設される。
最初はメタナイトカップのみだがエンディング後にTheアルティメットカップ、さらに真エンディング後にTheアルティメットカップZが解放される。

今作では負けてもコインスターを支払う事でリトライが可能でさらに道具屋ワドルディからパワーアップアイテムを購入したりワドルディカフェで回復アイテムを購入できるため従来より易しい仕様になっている。






なぜ生命体はかちぬくことでしか
生きられないので あろうか。そのギモンが
明かされぬ まま、かれがピンクのあくま
よばれる わけを、アニヲタは追記・しゅうせい
いどんではじめて知ることと なる。

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