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劇場版ポケットモンスター アドバンスジェネレーション 七夜の願い星 ジラーチ

登録日:2009/06/10 Wed 23:35:15
更新日:2026/08/21 Fri 10:38:07
所要時間:約 7 分で読めます





2003年7月19日に公開されたアニメ映画。アニメ「ポケットモンスター」シリーズ映画第六作にしてAG第一作。
同時上映は「おどるポケモンひみつ基地」。

テーマは“限られた時の中での友情”みたいなものかと思われる。

最後に1000年の眠りにつくジラーチのため、マサト達が子守歌を歌ってあげるシーンは涙を流さずにはいられない。

本作の舞台となる“ファウンス”のモデルは、中国湖南省の武陵源である。

前売り券にジラーチ引換券が付属しており、今作から“引換商法”が始まった。
また、この引換券で貰えるジラーチは特殊な木の実を持っており、数種類ある。


◆ストーリー


1000年に1度、7日間だけ夜空に現れる『千年彗星』がよく見えるという「ポケモン遊園地」にやって来たサトシ一行。
だが着いた先は何もない平原だったためみんな落ち込むが、突然現れたトラック集団があっという間に巨大遊園地を作り上げる。

そこで大人気のマジシャン“バトラー”とその恋人である“ダイアン”と親しくなるが、マサトはダイアンの持っていた石から謎の声を聞き…



◆主な登場人物


マサト
(CV:山田ふしぎ)
ハルカの弟。本作の主役。
ポケモントレーナーではないものの、ジラーチのパートナー(もとい保護者)となる。
本作での『こんなに別れるのが辛いなら会わなければ良かった』と言う彼の気持ちは誰しも心当たりがあるはず。


サトシ
(CV:松本梨香)
ご存じ不動の主人公。
今回は基本マサトのサポートに徹し、先輩トレーナーとして含蓄のある励ましもしてみせた。
しかし主人公の性なのか、トレーナーではないマサトに代わって最後はいつものように活躍する。


ピカチュウ
(CV:大谷育江)
我らがサトシの相棒。
いつものようにジラーチと戯れる。


ハルカ
(CV:KAORI)
ナイスおっぱい( ・ω・)b
同年代のおっぱいと比べると更に明らかなその豊満さ。他作品の10歳前後と比べても見劣りしない。
今回は目立った活躍は少ないが、子守歌を歌っているシーンやマサトを見守る姿など魅力はたっぷり。
:エンディングでの彼女を見る際にはうっかり鼻血を出したりしないよう注意しましょう。


タケシ
(CV:うえだゆうじ)
ポケモンブリーダーを目指す糸目。


ロケット団
ムサシ(CV:林原めぐみ)、コジロウ(CV:三木眞一郎)、ニャース(CV:犬山犬子)
いつもの3人組。本作から前売り券の宣伝担当となる。
本編中ではピエロに変装。また、今回はあのオチが復活した。
なお、ニャースは本編中叶えたい願い事として「踊りも壊れもしない秘密基地」を挙げる形で短編での出来事について触れている。サカキのために建てた基地を壊した件は相当堪えたようだ。


バトラー
(CV:山寺宏一、野島健児(少年時代))
ポケモン遊園地で大人気のマジシャン。
かつては、どういうわけかマグマ団所属の科学者だったが、グラードンの再生に失敗した事で嘲笑された挙句、追放された。
このことからジラーチの絶大な力を利用してグラードンを復活させ、自分の理論を証明することでマグマ団への復讐を企む。
しかし幼なじみのダイアンとの絆は深い。

手持ちはボーマンダサマヨール、キルリア、グラエナ
キルリアとサマヨールはマジックショー内にて使用。グラエナはファウンスへと向かうサトシ一行が乗る車に発信機を取り付ける役どころ。
そしてボーマンダはサトシ&ファウンスのフライゴンと空中戦を繰り広げた。

本作の山ちゃん枠で2回目の悪党キャラだが主要人物だけに例年と比較すると最初から最後まで登場している。


ダイアン
(CV:牧瀬里穂、吉原ナツキ(少女時代))
バトラーの幼なじみにして恋人。彼のマジックショーではアシスタントを務める。
マグマ団への復讐によって変わってしまったバトラーに昔のように戻って欲しいと願い、サトシ達に手を貸す。

ちなみに二人はゲームDPtにもさりげなく登場している。
両者ともモブではあるがエリートトレーナーとして登場し、バトラーはサマヨール・ボーマンダ、ダイアンはグラエナ・キルリアを使用。
気になる人はぜひ探してみよう(因みにバトルサーチャーで何度も対戦できる)。

余談だが後の劇場版エンディングでもたまに登場しており、『ミュウと波導の勇者 ルカリオ』ではファウンスでバトラーと共に農場経営をしているシーンが見られる。


ボギー
(CV:パパイヤ鈴木)
ポケモン遊園地のメンバーの一人。ハルカに“ウィッシュメーカー”なるものを売る。



◆主な登場ポケモン


ジラーチ
(CV:鈴木富子)
3代目幻のポケモン
“千年彗星”が夜空に輝いている7日間だけ繭から目覚めて活動することができる。
腹には“真実の目”と呼ばれる第三の目が存在し、強大な力を秘めている。
テレパシーで人と対話することも可能。一人称は“僕”。
願いを叶えると短冊に書かれる設定はなく、ただの超能力ポケモン。


メタ・グラードン
(CV:小西克幸)
グラードンの牙を元にした上で、捕らえたジラーチの力を無理やり使って、バトラーが作り出した怪物。
形状だけはグラードンそのものだが、グラードンに似て非なるもの。
実際のグラードンより遥かに巨大でキモい。DVDに記録されている設定によれば、その大きさは10倍以上らしい。

本物ではないため、グラードンのような性質は一切持ち合わせておらず、近くにいる生き物を触手で捕らえて体内へ取り込んだり、自然を破壊するだけの存在。
…そう、触手である。全年齢向けなのでそこまで露骨な触手プレイはないものの、作中ではファウンスに生息するポケモンや人間達を無差別に吸収していった。
無論ハルカやダイアンと言った女性キャラも触手の餌食となっており、それなりに叡智。しかも吸収した生物は体内で気泡のようなものに閉じ込めてしまう。気泡の中でもがく姿は非常に以下略。

モデルはゴ○ラらしい。ジブ○作品で似たようなのを見たとかも言ってはいけない。


フライゴン
(CV:三木眞一郎)
サトシのリザードンポジションの乗り物役。元々はファウンスに住む野生ポケモンの1匹。
ファウンスを守るため、そしてジラーチを救い、バトラーの野望を阻止するために動くサトシ達へ協力する。
アブソルと共にバトラーのバリアー発生装置を破壊したり、バトラーのボーマンダと空中戦を繰り広げ、メタ・グラードンによってファウンスの自然が破壊された際もサトシ達と共闘した。
何気に専用BGMがあり、その曲名も「フライゴン登場」となっている。


アブソル
(CV:林原めぐみ)
ファウンスに災いが起こる事を察知して現れたポケモン。サトシ達をファウンスへと導く。
第4作でいうスイクンのポジション。
バトラーによって作られたメタ・グラードンにも対抗せんと動くも取り込まれてしまい、バトル面ではあまり活躍できなかった。


キノガッサ他多数
手付かずの自然が広がるポケモン達の秘境・ファウンスには多くの野生ポケモンが生息している。
キノガッサは木陰から複数匹でピョコピョコと顔を出すワンシーンがあり、可愛い。
勿論キノガッサ以外にも様々な野生ポケモンがいる。


【映画終盤】

バトラーはジラーチの千年彗星のエネルギーで遂にグラードンを復活させた…と思われたが、誕生したのはグラードンとは似て非なる怪物メタ・グラードンだった。
メタ・グラードンは自然のエネルギーを吸収してファウンスの植物を次々と枯らし、ファウンスに住むポケモン達やハルカ、タケシ、ダイアン、ロケット団を取り込んでいく。
だが、サトシやバトラー達が装置でエネルギーを逆流させ、さらにジラーチの「はめつのねがい」を受けてメタ・グラードンは消滅し、取り込まれた者達も元に戻る。

その後、彗星が過ぎ去りジラーチに別れの時が訪れ、マサト達の子守歌を聴きながら再びジラーチは1000年の眠りについた。 



決して忘れ得ぬ大切な思い出と共に…









エンディングでは、星座に合わせてポケモンが描かれるが…。
…蛇使い座だけは突っ込まないように。

主題歌は林明日香の『小さきもの』。

神曲。その壮麗で他を圧倒する歌声は劇場で多くの人々の心を打ち、涙腺を崩壊させた。
さらに驚く事はこの林明日香は、当時中学生。


あの完成度で中学生だったのだ

絶対聞いても分からないと思うので二回書きました。


BGMとして使用されているアレンジ版はアニメでも仲間やライバル達との別れのシーンで度々使用され、多くの名場面を生み出してきた。











【余談】

この作品は鈴木富子氏の遺作でもある。
しかも偶然であろうが鈴木氏が逝去したのは、この映画公開日から12日前、即ち7月7日の七夕の日だった。
ジラーチのモチーフは七夕であり、これも何かの縁なんだろうか…
ジラーチに見守られながら旅立ったのかもしれない…

なお、アバンに登場するポケモンは第三世代前期である『ルビー・サファイア(RS)』当時は未解禁だったポケモンが多い。
…そもそも初めに劇場公開された2003年7月19日時点では、まだ『ポケモンコロシアム(2003年11月21日に発売)』すら世に出されていない。
なのでミュウツールギアエンテイセレビィホウオウも揃って未解禁であり、まだ第三世代のゲーム内ではお目に掛かれなかった。
第二世代以前を知らない子供達は、どのような心境で彼らを見ていたのだろうか…

映画公開から20周年の年となる2023年、『ポケモンマスターズ EX』ではサマーイベント「離れ離れの双子星」が配信されたのだが、メインとなるポケモンがジラーチであるだけではなく、PVのタイトルと曲が映画を思い起こさせるものとなっている。
更にこのイベントでは、『アルファサファイア』でジラーチと関わったアオギリも登場しており、映画当時のRSE世代だけではなく、ORAS世代にとっても感慨深い内容になっている。







ジラーチ『追記!修正!』

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最終更新:2026年08月21日 10:38