劇場版ポケットモンスター アドバンスジェネレーション ミュウと波導の勇者 ルカリオ

登録日:2015/08/24(月) 01:47:42
更新日:2020/03/11 Wed 19:45:58
所要時間:約 7 分で読めます




すべてはミュウからはじまった。








2005年7月16日公開。
劇場版ポケットモンスター第8作目。



概要


劇場版アドバンスジェネレーション第3作目。
当初のタイトルは『ミュウと波導の勇者』までだったが、ルカリオの公開と共に正式タイトルが公開された。

本作ではルカリオをはじめとするDPt世代のポケモンがゲームに先駆けて登場している。
ゲーム『ダイヤモンド・パール』が発売されたのが翌2006年なのでかなり先行した登場である。
(前作の時点でゴンベも先行登場していたが)。

前売り券での特別配信ではミュウが配布された。



アニポケとしては初めて、回想とはいえ戦争を描いた作品であり、あくまで"スポーツ"である「ポケモンバトル」との差別化のために、戦争をしているポケモンたちは全員鎧をまとっている(初期はポケモンに武装させる案も出ていた)。
後年、『ポケットモンスター X・Y』でも過去に起きた『戦争』のエピソードが挿入された。


また、劇中でサトシがピカチュウとの出会いを語る場面があり、その際無印編第1話の回想が流れた。


あらすじ


「波導伝説」が語り継がれるロータの町で、数百年前、<世界のはじまりの樹>の力を使って争いを止めた〝波導の勇者 アーロン"をたたえるお祭りが行われていた。
町を訪れたサトシたちは、その年の勇者を決めるポケモンバトルに出場し、激しいバトルの末、優勝する。
サトシは見事その年の"波導の勇者"となり、アーロンの杖を手にする。すると、突然サトシの持つ杖の石飾りが光を放ち、数百年の封印から解かれた「ルカリオ」が現れた。
サトシたちはミュウに連れさられたピカチュウを探すため、ルカリオと一緒に<世界のはじまりの樹>を目指して旅立つのだった。

(ポケモン映画 プレイバック・ザ・ヒストリー より抜粋)


登場人物


CV:松本梨香
ご存知主人公。
アーロンと同じ波導を持ち、ルカリオは彼の波導を感じ取ったことで現代に復活する。
その為アーロンはサトシの前世ではないかと度々話題になる。
城のポケモンバトルに優勝したが、その後のパーティでは「勇者様は席を離れてはいけない」という決まりのせいで御馳走を食べれないという憂き目に遭った。理不尽。
この頃の手持ちポケモンはピカチュウ、ジュプトル、ゴマゾウ、ヘイガニ、オオスバメ。

CV:KAORI
AG編ヒロイン。
トウカシティジムリーダーセンリの娘。
ドレス姿に水着と色々魅せてくれる。
この頃の手持ちポケモンはワカシャモ、ゼニガメ、ゴンベ。

  • マサト
CV:山田ふしぎ
ハルカの弟。
ピカチュウがミュウに連れていかれる瞬間を目撃する。
ルカリオにチョコレートを勧めたのは彼。

CV:うえだゆうじ
ぱっとしない元ジムリーダーで現ポケモンブリーダー。キッドさんにメロメロ。
この頃の手持ちポケモンはミズゴロウ、フォレトス。

ロケット団のいつもの3人組。
ニャースもまたピカチュウと共にミュウに「招待」されてしまう。
ムサシはポケモンを出す場面はない。コジロウの手持ちポケモンはサボネア、チリーン。





  • キッド・サマーズ
CV:ベッキー
世界的に有名な女性冒険家。
髪型が独特。危険な場面ほど燃える行動派。
ミュウを探しに祭りの裏で暗躍するが、ピカチュウがミュウに連れていかれたことでサトシ一行と行動を共にする。
意外とお嬢様育ち。
手持ちポケモンは2匹のマニューラ。

  • バンクス
CV:青野武
キッドの執事。トレーニングが趣味でセロリが苦手。

  • アイリーン
CV:菊池桃子
サトシ一行が訪れた国の女王でオルドラン城の城主。
アーロンが仕えた女王・リーンの子孫であり、外見もそっくり。
マネネを連れている。

  • ジェニー
CV:岡江久美子
女王アイリーンに仕える乳母。
若くして国を背負うアイリーンを支える。

  • フレディ
CV:西野亮廣(キングコング)
舞踏会に参加していたイケメン。
ハルカやムサシをダンスに誘ったが、ムサシには(物理的に)振り回されて目を回していた。














  • アーロン
CV:山寺宏一
数百年前、女王リーンに仕えた"波導の勇者"。戦争を鎮めた英雄として人々に讃えられている。
戦争を止めに行く際、ルカリオを杖に封印して去っていった。
伝説では「城を捨てて二度と戻ってくることはない」と語られていたが…

  • リーン
CV:菊池桃子
数百年前、アーロンが仕えた女王。
アイリーンの祖先であり、見た目が似ている。









  • バトラー
  • ダイアン
ジラーチ回の映画に登場した2人。
EDに少しだけ登場。

  • いつもの親子
CV:日高のり子、半場友恵
物語冒頭、波導の勇者アーロンの童話を読んでいた。
この親子は本作以降もほぼ毎回登場しているので、根気のある人は探してみよう。
ただし、作品によってはスタッフロール部分に登場し、TV放送ではスタッフロールごと登場場面がカットされている事が多いため、
DVD等の映像メディアやノーカットのTV放送でないと見つけられない場合も有る。

主な登場ポケモン

CV:大谷育江
ご存知サトシの相棒。ある意味ではヒロインポジション。
ミュウに"世界のはじまりの樹"へと招待される。

  • マネネ
CV:伊東みやこ
アイリーンのポケモン。ものまねが得意。

  • ウソハチ
CV:梶原雄太(キングコング)
嘘泣き上手なポケモン。道中サトシ一行と出会い、成り行きでついていく。

CV:阪口大助、福島潤
キッドのポケモン。
ポケモンバトルで決勝まで進みピカチュウとも互角に渡り合うなど実力は確かだが、バトルになると熱くなりすぎる癖がある。
覚えてる技はシャドーボール、ふぶき、れいとうビーム。…物理アタッカーなのになぜか特殊アタッカー寄りだがアニポケではよくあることなので気にするな。















CV:浪川大輔
本作の主役を務めるポケモン。
数百年前にアーロンに仕え、修行をともにしたが、戦争終結直前にアーロンによって杖に封印されてしまう。
現代になって、サトシの波導によって封印を解かれ復活するも、先の出来事から人間不信になってしまった。
ピカチュウを探すため一行と行動を共にするも、サトシとは反りが合わず度々衝突していた。
ともに行動を続けるうちに心を開いていき、アーロンの真意にも気付いていく。

CV:こおろぎさとみ
本作もう1匹の主役である幻のポケモン。かわいい。
「へんしん」で様々な姿になって周囲を翻弄するいたずらっ子。"世界のはじまりの樹"に住んでいる。
ミュウとはじまりの樹は命を共有しており、ミュウに異常があればはじまりの樹にも異常が現れる。
城のポケモンバトルで勝利したサトシのピカチュウを気に入って仲良くなり、パーティではサトシとハルカが出したポケモン達とおもちゃが置いてある屋根裏部屋で遊ぶがそこへキッドのマニューラの襲撃を受けたどさくさでやむを得ずピカチュウとニャースをはじまりの樹に連れて行ってしまった。はじまりの樹の中でピカチュウと一緒に遊ぶ様子は実に微笑ましい。
劇中ではホウオウ、スバメ、ピチュー、キモリ、マネネ、エイパム、ピカチュウ、ニャース、ピジョットに変身した。ちなみに劇中ではエイパムの姿でいた時間が一番長い。

"世界のはじまりの樹"を守るポケモンたち。はじまりの樹とミュウの意思に従い行動する。
3匹とも鳴き声が機械的かつ独特。一応は本作における敵ポジションのポケモン。

  • キノガッサ/トロピウス/ムウマ/キュウコン/サワムラー/ボスゴドラ
OPに登場。キノガッサとトロピウスはピカチュウに敗退。キュウコンはほのおのうずでムウマを攻撃したが、しんぴのまもりで防がれる(勝敗は不明)。サワムラーは相性が良いボスゴドラを相手に戦ったが何故か敗北している。























無印編第1話に登場した伝説のポケモン
ついに劇場版に登場…かと思いきや、前述の通りミュウが変身していただけだった。
本物の劇場版デビューはもう少し先のお話。


用語


  • 波導
人間やポケモン、あらゆる物質が持っている振動波。
「はどうだん」として攻撃に用いることも可能で、波導を使いこなせる者を『波導使い』と呼ぶ。
同じ波導は存在しないといわれているが、サトシとアーロンは偶然にも同じ波導を持っていた。

  • オルドラン城
サトシたちが訪れた国の城。
モチーフはドイツのノイシュヴァンシュタイン城、庭園は同じドイツのリンダーホーフ城。

  • 世界のはじまりの樹
ミュウが住むといわれている場所。
"樹"という名前だが、実際はそれっぽく見える岩山。
さらに言えばその正体は"鉱物の生命体"であり、その命はミュウと共有している。
内部には美しい自然環境が残っており、プテラやオムナイトなどの絶滅したはずのポケモンも生き残っている。
モチーフは北欧神話の「イグドラシル」。時代が時代ならカロス神話の三匹が管理していただろう。

  • 葉血球
本作最大のトラウマ。はじまりの樹の防衛システム。
外部からの侵入者をさながら白血球のごとく飲み込んでしまい一度飲み込まれるとどんなにあがこうと引っ張られようと脱出できない。
ポケモンのことは外敵扱いしないらしく取り込むことはない。
姿はプテラやユレイドルなどの絶滅種を模している。ミュウがはじまりの樹に人間は敵ではない事を伝える事で初めて元に戻る。

  • 時間の花
はじまりの樹とその周辺に咲く、一見鉱物のような花。
過去の映像を記録し、波導使いに"時間の奇跡"を見せる。
ルカリオがアーロンの真意を知るきっかけになる。


主題歌


OPテーマ「バトルフロンティア(映画バージョン)」 歌:髙屋亜希那

劇場版AGシリーズで唯一OPテーマが使用された。

EDテーマ「はじまりのうた」 歌:PUFFY

歌詞中ではポケモンのタイプが歌われている。

2005年「ポケモンぬりえ&イラストコンテスト」テーマ「ポケモンかぞえうた」 歌:金沢明子

テレビ本編でもEDテーマとして使用された。














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