センゴク(ONE PIECE)

登録日:2019/11/23 (Sat) 12:22:54
更新日:2020/04/12 Sun 21:30:10
所要時間:約 11 分で読めます




───要塞なら……… また立て直せばいい………

しかし…ここは世界のほぼ中心に位置する島 マリンフォード

悪党共の横行を恐れる世界中の人々にとっては

ここに(・・・)我々がいる事に意味があるのだ!!!


仁義という名の“正義”は滅びん!!!


軽々しくここ(・・)を沈めるなどと口にするな


青二才がァ!!!!




センゴクとは漫画『ONE PIECE』の登場人物である。


●目次

【プロフィール】

本名:センゴク
通り名:仏のセンゴク、智将
掲げる正義:君臨する正義
肩書き:海軍本部元帥→大目付(27年前〜22年前は大将)
年齢:77歳→79歳
身長:278cm
悪魔の実:ヒトヒトの実 モデル“大仏”(動物(ゾオン)系幻獣種)
覇気:覇王色、武装色、見聞色
出身:南の海(サウスブルー)
誕生日:5月9日
血液型:F型
好物:海軍おかき
主な部下:ドンキホーテ・ロシナンテ
CV:石森達幸→大川透


【概要】

海軍本部に所属し、「仏のセンゴク」、「智将」の異名を持つ伝説の海兵の一人。
モンキー・D・ガープやおつるとは同期。特にガープとは共にロジャーらを相手にしてきた相棒同士のような間柄。

巨大なアフロヘアと三つ編みにした顎髭、黒縁の丸メガネにカモメのオブジェを載せた海軍帽が特徴。
2年前は最高位の元帥だったが、マリンフォード頂上戦争を期に一線を退き現在は大目付となっている。ペットと思われる子ヤギをたびたび連れ、シュレッダー代わりか書類を食べさせて処分したりしていた*1

煎餅派のガープに対しておかき派。ロシナンテとの通信では合言葉に使っていた*2

【人物】

温和そうな見た目だが任務には私情を挟まない厳格な性格。
智将」の異名の通り的確な指示で海兵たちを動かし、海賊たちから恐れられている。

海軍・世界政府に市民達が不信感を抱かないようにも気を配っている。
そのため、自由過ぎるガープやその孫のルフィの起こす事態・大混乱に度々振り回されたり、マリンフォード頂上戦争ではバギーら脱獄囚に作戦を図らずも妨害され、その度に怒鳴り散らしたりとかなりの苦労人。
よく胃に穴があかなかったりストレスで精神を病まなかったな…

それどころかガープ共々病気持ちな描写がなく、年齢を考えればビックリするほどの健康体。
元帥という立場ゆえ長く前線から離れているが鍛錬は怠っていないようで、戦闘時に見せる上半身は腹筋がバキバキに割れた鍛え抜かれた体である。

◆君臨する正義

これらから一見硬派な人物と思われそうだが、こうした姿勢は冒頭の台詞にあるように市民たちの平和や仁義を重んじるがゆえのもの。
海賊が跋扈するこの海において人々が「正義はないのか」と嘆くこともある今の時代。彼が掲げる「君臨する正義」とは、「ここに人々を守るための正義がある」として市井の人々を励まし、海軍本部を通じて人々を守るという信念である。

約22年前でのオハラの一件では世界政府に対し従順であるかに思われたが、インペルダウンから脱走した囚人たちのことを隠蔽するよう世界政府から伝えられた時は市民の安全よりも面子や体裁を気にする政府上層部に激しい怒りを見せた。
オハラの一件について、彼がまだ世界政府を絶対視していたのかなにか理由があったのかは不明だが、少なくとも現在では「Dの一族」「空白の百年」、「歴史の本文」について何か情報を把握し、Dの一族について思う様子を見せている。

海軍本部元帥として様々なことを見てきたためか、世界政府を絶対視せず、正義はあくまで価値観として考えている。
ただし、マリンフォード頂上戦争で損害を顧みず海賊撃滅を重視する“徹底的な正義”を掲げるサカズキや本部中将達が大勢を占めていたこともあってか、引退の際には


正義は価値観…世代は越えられない…


と吐露するなど、引退を決めた理由の一部もうかがえた。
自身の元帥退任時には次期元帥に、自分に似た穏健派で深沈厚重のクザンを推薦している。


◆ロシナンテとの関係

大将時代にはドフラミンゴに恐れをなし逃げ出し、路頭に迷っていたロシナンテを保護し海兵として実の息子同然に育てた。
潜入捜査の任務中、ロシナンテが自分の命令に初めて反し、結果としてスワロー島で命を落としていたことを知った際には驚くとともに号泣してその死を悲しみ、ロシナンテが命令に反したのはなにか理由があったのだろうと察していた。

頂上戦争でルフィへの情から遅れを取ったガープを「お前も人の親だ」と諭したり、エースが死に動揺するガープに悲しげな表情を向けていたが、ロシナンテとの関係を知ってからだと本当の意味がわかるだろう。

またロシナンテの敵であるドフラミンゴはその後七武海入りし、さらにドレスローザを乗っ取るなど地位を固めており、真っ当な手段で敵討ちができない状況になっていた*3
本編での両者の会話をみるとかなり憎みを向けているようにもみられる。


◆元帥退任後

海軍と面子を重んじて平気で隠蔽を行う世界政府の板挟みという中間管理職だった元帥という重責から解放された反動からか、新世界編では年相応に老け込み、黒々としていた髪や髭も総白になっている。

退任後はYシャツにサンダルとかなりラフなスタイルになっており、部下や市民にも気さくに接するなど、ガープを思わせるおおらかで明るい印象になっている。
ついでに行動もガープのように自由奔放になり、そのせいでおつるに怒鳴られても全く気にしていなかった。
元帥という立場上、私人としての言動・行動を控え気を引き締めていただけで、本来はこっちの性格が地なのかもしれない。

新世界編では好物のおかきをしょっちゅう食べ歩いたり周囲に勧めたりしており、おつるから「おかきじじい」とあだ名で呼ばれる場面も。
ドレスローザで拾ったのか、ゴリラのウッホーくんを連れていた。


【戦闘能力】

動物(ゾオン)系悪魔の実「ヒトヒトの実幻獣種 モデル“大仏”」の能力者。

能力使用時(“獣型”)では、「仏」の異名の通り自らが大仏の姿となる。
顔立ち自体の変化はさほどないが、体は金色に輝いて巨人族並の巨体となり、筋肉質の体から全体的に恰幅の良い体型になる。
また、アフロは螺髪のような細かい粒子状に変わっている。
アニメ版では更に後光を背負っているような描写もある。
巨体を活かした肉弾戦や、掌から発する強力な衝撃波を主たる武器とする。
この衝撃波が能力なのかセンゴクの技量による体術や武装色の覇気なのかは不明。

作中ではマリンフォード頂上戦争で初めて披露されたが、最高指揮官である元帥として長らく前線に出ることはなかったため、初めてその能力を見たという海兵たちも大勢いた。

武装色・見聞色の覇気の使い手。
データカード『ビブルカード』の記載によれば、作中未使用だが覇王色の覇気も体得しているとのこと。海軍では現在唯一の覇王色の持ち主となる。

戦闘シーンは少なめだが、大海賊時代到来以前から前線で活躍しており、シキ黒ひげ(グラグラの能力獲得後)、ジャックなど新旧四皇やその幹部クラスとも渡り合っているなど相当な実力者であり、現在もその力は衰えていない。
ドレスローザにて藤虎やおつると併せて来たことに対し、フランキーからは「世界でも滅ぼしにきたのか」と評されている。


【来歴】

時系列は新世界編基準。

◇過去

大海賊時代以前

約56年前、23歳の頃に海軍へ入隊。
おつる、モンキー・D・ガープらと同期であり、『ONE PIECE FILM Z』入場特典千巻での尾田栄一郎描きおろし設定画では、ゼファーの視点から「同期の劇強海兵たち(才能丸出し)」と評されている。

38年前に起きた、ロックス海賊団壊滅となったゴッドバレー事件の全容をある程度把握している。

31年前には、兄の元を離れ孤児となり号泣していたロシナンテを引き取っている。
彼を内心息子のように思いながら立派に育て上げ、ロシナンテは海兵となった。

約27年前には本部大将として活動。
おつる共々ガープの尻拭いをさせられることもしばしばあった。
当時の四皇クラスの大海賊である金獅子のシキへの対応を担当。
ロジャー海賊団vs金獅子海賊団の「エッド・ウォーの海戦」では、ガープと共にこれを抑えに向かった。

約24年前にはロジャー処刑直前、海軍に“捕まった”不甲斐ないロジャーに苛立ち、ロジャーを自分の手で殺そうとマリンフォードに単身襲撃をかけた金獅子のシキに対し、ガープと共に応戦。
マリンフォードを半壊させながら勝利し、シキをインペルダウン送りにした。

大海賊時代到来後

22年前にはオハラのバスターコールの計画に参加。
禁忌である「空白の百年」を研究していたオハラの歴史学者達を皆殺しにするという計画に対して疑問を呈し、彼らが「悪」だという確固たる証拠を求めるハグワール・D・サウロを「黙って従え」と叱責していた。
ゴールデン電伝虫CP9スパンダイン長官に貸し出した。

17年前頃、当時北の海で活動していたドフラミンゴを抑えるべくロシナンテをスパイとしてドンキホーテファミリーに送り込んだ。
13年前、オペオペの実に関する取引にドフラミンゴが乱入する情報をロシナンテから受け取り、これを機にドフラミンゴを捕えようとする。
しかし作戦は失敗し、ロシナンテはドフラミンゴによって殺害される。
センゴクはその死を深く悼み、同時にロシナンテが待機命令に背き島に上陸したこと、そしてロシナンテが気にかけていたファミリーにいた白鉛病の少年の行方が同時に途絶えたことに長年疑問を抱いていた。

◇偉大なる航路編

ジャヤ編

クロコダイルの後任を決める会議にて作中初登場。
招集に応じた七武海達に「海のクズども」と吐き捨てていたが、ドフラミンゴに対しては割と本心で言っていたのかもしれない。

マリンフォード頂上戦争編

白ひげ海賊団との全面対決に備え、海軍本部の最高司令官として指揮を執る。
エースの処刑直前には「白ひげ以外の案件は私のもとに持ってくるな」と怒鳴りつけるなどかなり気を張っており、白ひげ海賊団の監視船全23隻からの連絡が一斉に途絶えた際には動揺を隠しきれなかった。

実際の戦争では、それまでに用意しておいた離間の計や地の利を生かした包囲策などで白ひげ海賊団を追いつめ、エースの処刑には成功。
しかし、激戦で瀕死となった白ひげを殺害したマーシャル・D・ティーチがグラグラの実を奪取するなど、結果としてみればティーチにいいように利用された結果となり、終盤にはマリンフォードを沈めようとする黒ひげをガープと共に迎撃した。
ティーチとセンゴク達の戦闘や白ひげ海賊団と赤犬の戦いでマリンフォード(海軍)が壊滅しかねない状況となったが、仲裁に現れたシャンクスからの「これ以上戦っても無益に被害が拡大するばかりだ」と停戦の申し出を受け取り、海軍全軍に戦闘を中止し、負傷者を救助するよう命令。
戦争を終結させた。

終戦後は、白ひげの死などから世代の移り変わりを感じたのか、元帥の職を辞すことを決める。
大戦力の引退という事態から、先代の海軍本部元帥にして現世界政府全軍元帥コングからの引き留めもあり、籍は海軍に残してガープと共に後身の指導をすることになった。

なお上述のプロフィールを見ればわかるだろうが、恐るべきことにこれだけの実力でありながら当時77歳である。

◇新世界編

映画『ONE PIECE FILM Z』では本編に先駆けて2年後の姿が描かれている。
ガープと共に、コビーらに対してゼファーの過去を語り、ぬぐい切れない怒りと悲しみのままに道を違えたゼファーのことを悲しんだ。

ドレスローザ編

2年後はドレスローザ編終盤にて逮捕されたドフラミンゴの護送のため、おつると共にドレスローザを訪れる。

藤虎から事態についての立ち回りや赤犬との悶着を聞かされた際は「私が元帥じゃなくてよかった」と爆笑している。

ドレスローザから麦わらの一味達が脱出する最中、かつてロシナンテが命に代えて救った少年だったトラファルガー・ローと邂逅する。
13年前の事件の真相について知らされ、さらにDの意味について問われる。
センゴク自身はDについて何かしら知っている様子は見せたものの、あえて言及はせず誤魔化す。
なおも追及しようとするローにロシナンテがローを救ったのはDとは関係ないと語り「受けた愛に理由などつけるな!!!」と一喝し、二人の間でロシナンテのことを忘れないでいることを誓い見逃した。

ドフラミンゴの護送中、赤犬に啖呵を切った藤虎に助言をしつつも、その頑固さに呆れ果てた。
その後身柄の奪還のため襲撃してきた百獣海賊団大看板旱害のジャックをおつるや藤虎と共に退けている。

世界会議・ワノ国

藤虎が勝手にマリージョアに行って世界会議でなにかしようとしていると聞き、悩まされている元帥サカズキに「大変だろう?元帥」と茶々を入れてぶち切れらていた(その後、藤虎の根回しもあり「王下七武海廃止」が決定し、サカズキの頭痛の種はさらに増えた)。

世界会議直後、機密特殊部隊からの情報によるカイドウビッグ・マム海賊同盟判明による緊急会議では、海賊たちの人間関係について若い海兵たちに伝授し次の行動を読めるようにするため、カイドウとリンリンがかつて所属していた「ロックス海賊団」・38年前のゴッドバレー島での出来事・世界の真実に迫ったDの一族である大海賊「ロックス・D・ジーベック」について語っていた。

【余談】

  • 担当声優
初代担当声優の石森達幸氏が2013年に亡くなったため、アニメ703話から大川透氏が後任を務めている。

  • スピンオフ『ワンピースパーティ』
明るい職場づくりを目指す赤犬にカモメ帽子を勧めるが、速攻で断られショックを受けていた。
別の話では、元ネオ海軍のアインにガープと共に子供に戻された姿で宝探しをしていた。

  • お気に入り
ウソップ役でお馴染みの山口勝平氏のお気に入りキャラでもあるらしい*4



追記・修正はおかき派だという方がお願いします。

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