登録日:2022/08/12 Fri 12:48:00
更新日:2026/08/16 Sun 18:17:20
所要時間:約 11 分で読めるってよ…!!らはは
祭り囃子が楽しげじゃねぇか……
「海軍」はそんな気分じゃねェんだガキ共……
外の世界はメチャクチャだぞ………
緑牛とは、少年漫画『
ONE PIECE』の登場人物である。
なお、「緑牛」は通り名であり、本名は「
アラマキ」。
【プロフィール】
本名:アラマキ
通称:
緑牛
身長:308cm
所属:
海軍
肩書:海軍本部大将
年齢:41歳
覇気:
武装色、
見聞色
悪魔の実:モリモリの実(
自然系)
CROSSGUILD懸賞金:3冠(30億ベリー相当)
出身地:南の海
誕生日:2月29日
星座:魚座
血液型:X型(現実だとA型)
好物:熟成した酒(面倒だから食事はしない)
初登場:単行本90巻・第905話・『美しい世界』
主な上司:
サカズキ
掲げる正義:死ぬ気の正義
笑い方:らはは
CV:
藤原啓治→
諏訪部順一
【概要】
世界の均衡を司るという三大勢力の一つ
海軍本部、その海軍の中でも最高戦力である「海軍大将」に属しており、2年後における「三大将」の一人。
同僚の
藤虎(イッショウ)と同じく
「世界徴兵」で海軍に招請され、後に大将に任命された人物であり、護送中の
ドフラミンゴとつるの会話の際にシルエットが登場した。
長らく名前だけの存在だったが世界会議編にて遂に本人が登場。
マリージョアを訪れた藤虎と対談する様子が描かれ、
ワノ国編完結時にようやく全貌がお披露目になった。
- シルエット登場から顔出しまで現実時間で4年
- 名前登場から顔出しまで現実時間で8年
もの年数が経っている。
一人称は
「おれ」、笑い声は
「らはは」。
ちなみに大将の中では、このワンピースお馴染みの特徴的な笑い方をするキャラは彼しかいない。というよりそもそも高笑いをするようなキャラが大将では彼くらいしかいない。
◆外見
当初はボサボサの長髪が特徴だったが、後に登場した際の素顔の髪は短めのセミロングで色は深緑。
そして顔つきは割と若々しい精悍な顔立ちの中年男性で、瞳の色も緑。
実年齢も作中の現役大将の中では一番若い。
なお、作中の現役の大将の中で、黒髪かつ黒目でない大将は彼だけ。
身長3m程の所謂細マッチョ体型の大男で、目には
サングラスをかけて
裸の上半身の上から直接海軍コートを羽織り、下半身は左足に緑色の花びらがあしらわれたダメージジーンズを着用。
更に左足には緑、右足には黒い靴を履いているのが特徴。
更に羽織っている海軍コートは袖だけでなく、内側の生地までパーソナルカラーの緑色になっており、これも何気に彼だけの特徴である。
腰には黒い
日本刀を帯刀し、左上半身には
「死川心中」という緑色の文字が、首から腰にかけて大きく彫られている。
【人物】
面倒くさがりな性分らしく、イッショウの発言から「面倒くさい」という理由で3年にも渡って断食している様子。
断食のことをイッショウに聞かれると、「おねーちゃんがあーんしてくれるなら食べてもいい」と笑いながら語ったりと、これまでの大将に比べるとかなり軽口が目立つ。
また、これまでの大将と違ってかなり感情豊かで様々な表情を見せるのも特徴。
また、プロフィール通りかなりの酒好きで、断食はしつつも酒だけは飲んでいる程。
アニオリ描写で百獣海賊団と遭遇した際には、「歓迎でもしてくれんのか?だったら酒を持ってこい」と挑発している。
そして酒の味にもかなり煩いらしく、その後に実際に兎丼にあった酒樽の酒を飲んだものの、「あんま良い酒じゃねーな、もっと熟成させとけ」と辛口評価をしていた。
◆同僚に対して
おれァ大好きなんだ あの人の“徹底的”スタイル
「ようやったのう」って
ホメられてェんだこのガキの首を取って……!! らはは
サカズキが大好きな部下。
サカズキに強い尊敬を向けており、彼の徹底的スタイルを
「大好きなんだ」と公言する程に好んでいる。
サカズキをサプライズで喜ばせて褒められたい一心で、
上司であるサカズキの命令を無視して勝手にワノ国に介入してルフィの首を取ろうとするという、とんでもないフットワークの軽さまで見せつけるなど、サカズキにとっては頭痛の種の一つ。
尤も別にサカズキを盲信している訳では無く、サカズキからイッショウをマリージョアから追い出すよう命じられても、「会議を壊しにきたわけではない」ということで、イッショウのマリージョア滞在を黙認した。
イッショウのことも嫌ってはいないが、組織人としての領分を越えたあるまじき行為に関しては同調せず、場合によっては衝突も厭わない。
◆現状追認主義?
憎むなよォ!?これが世界!!
教えとく!! 人類は“下”を作って生きてきた!!
お前ら非加盟国を見下すことで!! 皆生きていけんのよ!!!
“差別”とは“安堵”だ!!!
この国で何人死のうが法にゃ触れねェ!!
らははは 止めてみろ おれァ 何千人殺そうとも!!
“麦わらのルフィ”に到達すんぞ!!!
自分達の前に立ち塞がった
非加盟国であるワノ国の
赤鞘九人男らに対し、
「差別とは安堵」「人類は下を作って生きてきた」と堂々と発言し、
世界政府に加盟していない、つまり世界政府が人権を認めていない人間の存在を認めた上で
「邪魔するなら人権が無い非加盟国人を何千人殺してでも悪の首を取る」と宣言するなど、
傍から見ると過激な差別主義者にしか見えない問題発言を連発している。
「海軍が触れずに目を背けている暗黙のタブー」を堂々と隠そうともせず発言した辺り
立場的にかなりヤバい筈だが、あくまで現状追認主義である上に、本人は取り繕う事に興味がないのか特に気にしていない。
ただ、この過激発言をした相手は
「かつて白ひげ海賊団・ロジャー海賊団に所属した大海賊光月おでんを輩出した上に、現在進行形でルフィをはじめ四皇クラスの海賊複数人を堂々と匿い、捕らえる事を積極的に妨害しようとしてくる政府非加盟国であるワノ国の侍達」であるということも留意する必要はある。
なお、この発言は
世界政府の方針・思想そのものであり、(ここまで直球かつ過激ではないが)
CP-0も似たような発言をしている。
モンキー・D・ガープも苦々しくではあるが
「血さえ流れんのならわしゃこれを平和と呼ぶが…」と語っているなど世界政府と海軍に限界や問題があるのも事実であり、アラマキもまた
イッショウとは違う形で世界政府のタブー、強いてはワンピース世界の歪みを認識してそこに踏み込んでいる存在と言える。
なお、世界貴族(天竜人)については後述の通りこの世の「神」とは認めているが、彼も決して良い感情は持っていない。
ちなみにイッショウの王下七武海撤廃については、特に肯定も否定もしておらず、ここも現状追認主義なのだと思われる。
ただし、イッショウの七武海はいらない発言に楽しそうに高笑いしたり、そもそもイッショウのことを止めようとしない辺り、やはり七武海についても思うところがあったと思われる。
◆敵対者に対して
サカズキの徹底的スタイルを好んでいるように、海賊や敵対者に対しては軽いノリや面倒臭がりな性分など微塵も見せず、
非常に辛辣かつ嫌悪感を露にして一切容赦がない。
ルフィや
最悪の世代のことは
「ガキ共」と吐き捨て、
カイドウ打倒を祝したワノ国総出での大規模な
宴の喧騒にも
「海軍はそんな気分じゃねーんだ」と、顔を顰めて不快感を滲ませていたりとかなり喧嘩腰。
一方で、世界の均衡や実体についても把握しており、
四皇カイドウによるワノ国への20年間の地獄の圧政を
「悲しい話だが」と前置きした上で
「カイドウの支配がワノ国に敵を寄せ付けない抑止力だった」と評しており、
「カイドウがいたらおれはこの国にはこなかった」と語るシビアでリアリストな部分も持つ。
また、口では「非加盟国民に対して自分は容赦はしない」と言いながらも、当初は
赤鞘九人男達を相手に手加減し、殆ど拘束に留めた上で改めて
「麦わらのルフィを連れてこい!その首取ったら!帰ってやるよォ!」と脅しており、自分が大きなダメージを負わされるギリギリまで本気を出そうとはしなかった。
その後のスフィンクスでも、あくまでウィーブルを捕縛するだけに止めて、そこの住人には一切手を出さずに帰ったようなので、
とんでもなく口が悪く問題発言は多いが、口とは違い海賊以外をできるだけ殺さないよう配慮する分別はちゃんとある様子。
また、アラマキがイライラしていた理由として、
が立て続けに続いており、少しでもサカズキの悩みを減らしたい+海軍の負担を軽減する為に、ルフィを捕らえようとする独断行動に出たものと思われる。
独断先行自体は問題だが、ぶっちゃけこの荒れ続ける世界情勢の中で、彼なりに海兵として先んじて脅威の芽を摘んでおくべきという判断だったことや、結果的には百獣海賊団の残党を捕らえることに成功したことを考えれば、そこまで一概に攻められない部分もある。
【戦闘能力】
海軍大将故に当然ながら覇気はしっかり使えるようで、後述の木の根に
武装色を纏わせているような描写がされている。
アニメでは、革命軍軍隊長のカラスが彼とイッショウに対して「凄まじい覇気が2つ...」と、冷や汗を流して戦慄する場面もあった。
能力以外では
刀を所持している描写があるが、現状使用していないので詳細は不明。
基礎戦闘力も非常に高く、アニメでは能力を使わずに体術だけで赤鞘達をまとめて一蹴する程の実力を見せており、あのイヌアラシの剣を片手かつ素手で受け止め、逆にカウンターパンチを食らわせたりもしていた。
百獣海賊団の残党と戦った際も、負傷で全く本調子ではなかったとはいえ、あのキングをほぼ肉弾戦だけで圧倒していた。
とはいえ、REDでの件もそうだが彼等が撤退したのは別にシャンクスを恐れたからだけでなく、どちらかと言えば四皇と全面戦争をする事態を回避したという側面の方が大きい。
アラマキ自身も「お前らと戦う気はねえ、“まだな”」と発言しており、四皇に対する戦意自体はしっかりとある事が窺える。
◆悪魔の実
おれはモリモリの実の“森人間”!!
「海」に並ぶ命の生みの親!!“自然”そのものだ!!
人間ごときが“大自然”にゃ敵わねェ!!!
「
ヒエヒエの実」に次ぐ体が流動性のない固形物のままな自然系であり、「火」「雷」「氷」「光」「マグマ」など様々な「自然物」が登場してきた自然系で、初めてとなる
自然の「生物」である。
変化した際は毛髪は木のような青々とした葉っぱになり、体は樹木と化す。そしてその状態の身体を巨人並みに巨大化させる事ができる。
モモの助の印象は
「森の化け物」。
特性としては、
手や指先を先端が鋭利な木の根に変えて、触手のように自在に伸縮や操作ができるのが特徴。
更に身体を樹木化・巨大化させる事で、この木の根も巨大化させて
全身や周囲一帯の地面等、至るところから無尽蔵に生やすことができる。
この根を巻きつかせて敵を縛り上げたり、根が刺さった対象から栄養や水分を吸収することができ、根を突き刺された相手は
瞬時にミイラの如く渇き痩せ細った姿に変えられ容易く無力化されてしまう。
吸収方法は、様々な戦士の細胞を取り込んだ人造人間と似ている(吸収時の効果音も同じである)。
このミイラ化は、点滴による適切な治療をきっちり行わなければ回復しないらしく、アラバスタ編でのルフィの如く水を飲んで即回復という訳にはいかない様で、実質「一撃必殺技」と同義。
寧ろミイラ化しても水を飲んだだけで即回復したルフィの方が異常だった。
ちなみに応用で根っこを介して離れた場所からでも、口を使わず酒を飲むことができ、味などもしっかりと分かる模様。
前述した3年間の断食も、植物と同じように「光合成」が可能な為である。
おまけにこの木の根は
斬っても斬っても即再生し、ダメージフィードバックすらもなく、圧倒的物量にも任せて敵を容易に捕縛可能。
その性質上、斬撃や打撃と言った物理攻撃にはめっぽう強く、そもそも再生する上にダメージフィードバックも無いので、
「武装色の覇気」で攻撃すること自体が何ら意味がない。
傷がまだ癒えきっていないとはいえ、カイドウとある程度やりあってみせた
ヤマトと生き残った
赤鞘九人男達を、手加減した状態で無限再生する木の根で圧倒して、捕縛しあっさりと完封してしまった。
ワノ国天上決戦から7日後の兎丼の元囚人採掘場では、
お玉に従うババヌキによって収監されていた様子の
クイーンと
キングと相対。
彼らに襲いかかられたようだが、簡単に拘束して
百獣海賊団の面々を瞬く間にミイラに変え、
「幹部ごときにやられてちゃおれの立つ瀬がねェんだよ!!」と吐き捨てている。
そして
- 背中から大きな花を一輪咲かせ、花を回転させて
タケコプターヘリコプターみたいに空を飛ぶ
- ただ歩くだけで荒れ果てた荒野であろうと、「フラワァ」という擬音に合わせて簡単に木々や草花を生い茂らせ、広範囲を一気に緑化する
といったことも可能。
劇中では飛行能力を駆使して、悠々と海や地形を無視してワノ国に侵入しただけでなく、荒れ果てた荒野だった兎丼の囚人採掘場のあった一帯や常影港周辺を「木々」「草花」「緑あふれる森」に変貌させる等、周辺環境に及ぼす影響の規模が天変地異レベルなのは他の海軍大将と同じなのだが、ただ歩くだけでそうなるという環境変化の気軽さは大将の中でも随一。
去った後も木々や花畑がしっかり残っていた様子から、赤犬と青キジが決闘したパンクハザードの火山や氷山と同様に、行われた緑化はしっかりと維持されるらしく、まず間違いなく能力は覚醒している。
ちなみにそこまで言及されてはいないが、これだけ広範囲に大森林を作れる能力なので、下手すると彼が歩くだけで周囲の生態系には甚大な影響が及ぼされると思われる。
仮に砂地まで森林に変えるなら「
スナスナの実」とは対極と言える。
だが植物であることを考えると、
とは相性が悪いかもしれない。
なお性質上、自然系の能力者によくありがちな
「能力を発動すると、規模に比例して体も大きくなり結果的に的が大きくなる」という欠点を一応抱えてはいるのだが、前述通りそもそも身体から生える枝や触手をいくら伐採しても全くダメージにはならない。
一応、アラマキ本体を攻撃すればダメージは通るのだが、
ヤマトの恐らく全力の覇気を帯びた金棒をノーガードの直撃で受けても、
「ああ痛たたた、覇気つよ~」と軽口で流す程度のダメージにしかならないので、まず基礎タフネスからして桁違い。
更に樹木化した巨大な身体に、超強力な火炎で大きな風穴が空いて焼き尽くされようと、近くの土壌から新芽を生やして、そこから
「全てのダメージを打ち消した完全な肉体への再生・復活」が簡単にできてしまう。
つまりは、彼に対してはただでさえダメージが通り難いばかりか、少なくとも地上ではすぐにダメージをリセットして復活してしまうので、事実上
覇気での攻撃自体が意味を成さないのである。
他にも植物なので一応「火」も弱点ではあるのだが、後述する通りこちらも合理的に打ち消せる技を持っており、肉体の肥大化も現状あまり弱点としては機能していないので、能力の練度はやはり海軍大将相応。
また、ワノ国編の戦闘は地上でしている為、海上・船上ではどの程度の力を発揮できるのかは現時点では不明。
ちなみに、映画版では「モサモサの実」という「植物を自在に操る」悪魔の実が登場している。
こちらは超人系なので、同化能力などはなく、単に「植物を操って攻撃できる」だけの悪魔の実であり、能力者の練度の差などもあるだろうが、描写されている範囲ではほぼ「モリモリの実」の下位互換である。
◆技
地面に根付いて巨人サイズの人面樹の如き人型の巨木に全身を変化。
同時に地面から木々や花畑を生み出すなどして周囲の緑化を行い、影響を及ぼした土地を丸ごと木々が生い茂り花が咲き乱れる緑溢れる森のような土地に変えてしまう。
緑化した土地からは無尽蔵に太い木の根を生やして攻撃が可能で、他にも腕を極太の根に変化させて鞭のように振るうこともできる。
「禁憎森々」で生み出した無数の根も上記の根と同じ効果を有するため、一度突き刺されてしまえば一瞬で
ミイラに変えられ無力化されてしまう上、単に捕縛されただけでも赤鞘クラスの強者ですら動けなくなってしまう程の拘束力を持つ。
ちなみにアニメでは、何故かこの姿に変化する時によく海軍コートが落ちるのだが意図は不明。そのせいで肉体が再生した時に何故か落ちた筈の海軍コートごと復活したり、次の場面で落ちた筈の海軍コートをまた着ている作画ミスがあったりと、おかしな描写が増えている。
火に強い植物に「変化」「展開」して、身体に引火した炎を消し去る防御技。
並の炎ではビクともしない耐火性能を誇り、本人は「んなわかりきった弱点ぶら下げてよ!! 海軍本部の「大将」はれるかってんだよぉ~!!」と豪語している。
ただし、熱息レベルの大火力は流石に防げず胴体に巨大な風穴を開けられ、連続で受けた結果火達磨になって焼き尽くされた。
だが、上記の再生力のお陰で実質ノーダメージに収まっている。
名前の由来は同名の火災対策用に植えられる林のこと。
木は火に弱い印象があるが、実際のところ燃えやすいのは枯れ木の話であり、生木は水を多く含んでいて燃えづらいものもある。
【活躍】
◆過去
単行本110巻のSBSにて、藤虎(イッショウ)と共に世界徴兵されるまではどこで何をしていたのかが明かされた。
「南の海」にある「タヤ王国」の警官を勤めていたが、女性絡みの大事件を起こしてしまい罪人として国の監獄に収監される。
しかし、その強さは怪物と称されてる程で、彼の実力は世界政府にも届き、海兵として入隊。
すぐに実力を表し、程なくして大将の座に就いた。
幼少期の絵が公開されたが服装は大正時代の学生服ながら帽子や服は破れがあり、体も絆創膏が貼られていたりと身なりが整っている藤虎とは対照的。
◆世界会議篇
本編初登場。
藤虎と2人でおり、サカズキから藤虎をマリージョアから追い出すよう命令を受け、そうするのかと聞いた藤虎に対して、本人は笑いながら「嫌だぜ」と言い藤虎へ「別に会議を壊そうってんじゃないでしょ?」 と藤虎がマリージョアにいるのを容認しており、藤虎との会談の中で、
王下七武海を
「もういらねェ」と断言した藤虎に対し
「らははは!!酔狂だぜアンタ!!まじで!!」と愉快気に笑っていた。
この段階ではシルエットでしかなかった。
アニメでこのシーンは藤原啓治が演じていたが、この回の本放送から1年後の2020年4月に死去してしまったため、『ONE PIECE』への出演も最初で最後となった。
世界会議4日目に、サボ達革命軍がマリージョアを襲撃し、藤虎と共に迎え撃ったことが世界経済新聞に掲載された。
結果は、
天竜人のシンボルである"天駆ける竜の蹄"を破壊され、ロスワード聖の奴隷となっていたバーソローミュー・くまを解放されてしまった。
- 「隕石を振らせる技」と「重力操作による大規模破壊」を得意とする藤虎
- 「植物展開によるフィールド制圧」を得意とする緑牛
では、世界貴族を気にかけながらでは存分に戦えなかったようで、海軍犯罪捜査局の局長「黒馬」ことテンセイは「神々の地が戦場になった為、戦い辛かったのではないか」と推測していたが、実際はそれだけが理由ではなかったことが後に明らかになった。
カイドウ率いる百獣海賊団の崩壊により、カイドウと
オロチの統治に終止符が打たれたワノ国に、空を飛びながら悠々と突如独断で来襲。
「余計なマネは絶対するな」と
厳命されたにも拘らず、
「わかってるって!!ホントに」とはぐらかしつつ、サカズキをサプライズで喜ばせたい余りルフィの首を取るためワノ国への介入を勝手に決断する開幕早々問題児っぷりを披露。
なお
ワノ国に乗り込むまでの間完全に音信不通だったらしく、その件でもサカズキはマジギレしていた。
そうしてワノ国に単独上陸するとさっそく兎丼に収監されていた「百獣海賊団」の面々を単独で完全制圧し拿捕。
兎丼の収容所とその一帯を緑化しながら、串刺しにされ、ミイラ化した無数の「百獣海賊団」の構成員達を背に海軍から軍艦1隻を手配していた。
とはいえ「よせと言ったよな!?」という発言などから最初から武力行使をすることを考えてはいなかったようだが、当然のことながら「百獣海賊団」の面々からは反抗されたので武力制圧に踏み切ったようである。
ちなみに軍艦を手配した際も、部下の海兵に「チクんなよ」とサカズキには秘密にするよう口止めしている。
漫画では既に制圧済だった百獣海賊団残党との戦闘シーンが追加されている。
ババヌキら一般兵を木の根に変化させた腕による突き刺し&吸収攻撃でミイラ化させて無力化する。
そして大幹部のキングとクイーンも、指から変化させた木の根の縦横無尽な攻撃でまずクイーンを制圧し、最後にキングを直接肉弾戦で圧倒した末に同様の技で無力化した。
ただし、アラマキも「手負いの貴様ら」と断言していた通りにクイーンとキングは麦わらの一味との戦闘の負傷が完治しておらず、クイーンはビーム一発だけで人獣形態を維持できずに強制解除と左腕の義手の破損、キングに至ってはゾロに切り落とされた翼がそのままで、飛行は出来るが火は出ていないという有様であった。
とはいえ、アラマキの方も大きな技は使わずに、最低限の小技と肉弾戦だけで瞬時に全員を制圧しており、彼の大将としての実力が窺える。
ただし、ワンピースのアニオリにありがちだが、お玉のきびだんごで部下になった筈のババヌキ達が普通にキングやクイーンの部下として動いていたり、そもそもキングやクイーンに海桜石の手錠がされてなかったりと色々と疑問点も多い。
また、5m以上ある筈の人獣形態のクイーンが、アラマキやキングと変わらない縮尺になっていたりと、作画のおかしなところもある。
そうして兎丼からルフィのいる花の都に進行。
海軍ですら戦力の余裕がなくなるレベルでメチャクチャになっているらしい世界情勢に反したお祭り騒ぎに、露骨なしかめ面を浮かべながらルフィの首を取らんとする。
海軍でござる…!!
海外でのルフィ殿達の敵!!
お前ら…“外”の事知ってんのか?
この世の神は“天竜人”!! 世界政府に加盟してねェこの国にゃあ!! ねぇんだよ!!
人権がよォ!!!
憎むなよォ!? これが世界!!
ルフィの敵である自分を阻もうと立ち塞がる赤鞘九人男達。
そしてアラマキの発言に怒るヤマト、モモの助の乱入を受けながらも、展開した植物で彼らを圧倒し、モモの助を除いた全員をあっさり拘束した上で「ルフィを引き渡してその首を取ったら帰ってやる」と恫喝する。
それでも、一度はたたき伏せたはずのモモの助が将軍としての片鱗と意地を見せ、渾身の力で放った熱息の直撃を何度も受け「禁憎森々」で作った巨体を焼き尽くされてしまう。
が、といっても特に痛痒もなく簡単に再生し復活。
「まったく…町でも焼き尽くす気か」と愚痴り、
「その気ならわかったよ」と遂に本気で侍、ヤマト、モモの助を制圧しようと試みるが、同時期にワノ国近海に訪れていた「
赤髪海賊団」の船から放たれた怒れるシャンクスの「覇王色の覇気」の干渉を受け中断を余儀なくされてしまう。
何も卑怯とは言わねェがよ…!! 海軍…
海賊の歴史を変えて疲れ切った“新緑”達に…
そりゃあちょっとヤボじゃないか?
流石に四皇の一角でしかも万全の状態であるシャンクス達と遭遇するとは予想しておらず、単騎で「赤髪海賊団」と交戦する行為は分が悪いと決断、渋々撤退することになった。
ちなみにルフィ達はこの襲撃をとっくに察知していたらしく、遠くからゾロ、
サンジ、ジンベエ共々モモの助の意を組んで彼らの奮闘を見守っていた。
なお、アラマキ本人がわざと意識してやったのか不明だが、カイドウとオロチの20年に及ぶ悪政で荒廃していた兎丼の土地を、元囚人採掘場や常影港を初め、緑溢れる土地に変えた。
また、クイーンやキングら百獣海賊団残党を連れて帰った描写はなかったが、軍艦を事前に要求していたことやキングが次に登場した際にどこかの施設にいたことから、どうやらちゃんと連行したようである。
つまり、結果的にアラマキは荒廃した土地を緑化して、百獣海賊団の残党をまとめて連れ帰るという、ワノ国に多大な恩恵をもたらして帰っていったのである。こいつもワノ国の英雄認定でいい気がする。
◆エッグヘッド編
海軍のラーテル大佐が、マルコの留守中を狙って白ひげの莫大な遺産を回収する為、スフィンクスに上陸して住人を脅迫・殺害しようとしたところ、父親の故郷を守ろうとした元七武海の
エドワード・ウィーブルに蹴散らされてしまい、
残った海兵達からの援軍要請で、アラマキがスフィンクスに派遣されたことが語られている。
そしてウィーブルを返り討ちにして捕縛し、軍艦で連行したとのこと。
回想シーンでは、マリージョアでの革命軍との衝突が描かれた。
天竜人の居留地にて暴れ回る革命軍幹部モーリーを、巨大な木人状態で藤虎と共に迎え撃つのだが…
- 見た目イイ歳したオッサンなのに、女子高生みたいな口調で捲し立ててくる敵
- 護ってもらっている立場のクセに、逃げも隠れもせず理不尽な文句を垂れる護衛対象
- こっちが周囲への被害を抑えるため力を極力絞って戦っているのに、構わず大火力技をぶっぱしようとする同僚
と、三者三様にフリーダムすぎる連中に囲まれて大いに苦労するハメに。
挙げ句、革命軍が天竜人の奴隷を解放しようとしているのをイッショウが手助けしてしまう。
仮にも海軍大将が利敵行為をしている事実には流石にブチギレ、イッショウと大将同士での大ゲンカに発展し、それに乗じた革命軍に結局逃げられてしまった。
【余談】
モチーフ
元ネタは「長髪」「女好きの性格」「断食」「名前」といった要素から、時代劇映画「浪人街(1990年版)」にて俳優の原田芳雄が演じた浪人「荒牧源内」がモデルになっていると思われる。
「らははは」という笑い声も「原田」に由来するものと思われる。
荒牧源内のキャラクターはタイトル通り浪人である上に普段はヒモをやっているダメ人間だが、クライマックスではへっぴり腰ながらも大立ち回りを見せる役どころ。
ちなみに「浪人街」には
田中邦衛演じる土居孫左衛門、
勝新太郎演じる赤牛弥五右衛門という浪人が登場する。
声優
先の通り藤原啓治は初登場の一回のみを担当しただけに留まっており、以降は諏訪部順一が受け継いだ。
一度しか演じておらず、イメージもまるで付いていなかったのだが、諏訪部はあえて藤原の演技を継承して演じている節がある。
評価の上昇
- 前述したワノ国に対して過激的な差別発言
- 発言に憤慨したヤマト含めた面々を容赦なく蹂躙
- ルフィ拿捕する気満々だったがシャンクスの「覇王色の覇気」を食らうと即座に撤退する
- 話の流れ的にこいつさえ来なければヤマトはそのまま麦わらの一味と一緒にワノ国を出ていた
と当初は「何しに来たんだこいつ」「あれだけルフィを捕まえる気あったのにシャンクスの覇気ですぐ帰るのかよ」と心無いガチ勢読者たちからの評価は低かった。
だが、
- 『FILM RED』で見せたシャンクスの中将ですら気絶し、同格の黄猿ですら冷や汗をかく「覇王色の覇気」
- 後に本編でも明かされたシャンクスの強さが予想以上にあった
- エッグヘッド編の裏でウィーブルを瞬殺して捕縛
- 世界会議中に起きた天竜人居住区での革命軍幹部との戦闘シーン
でその強さが徐々に明らかになった。
そして、護衛対象の天竜人と無差別攻撃を行おうとした藤虎の暴走の苦労っぷりが判明した上で、時系列的に世界会議〜ワノ国進撃までの期間が短いこともあって、「緑牛も色々と大変だったな」と読者から同情されるようになった。
ワノ国の件にしても、確かに独断専行は問題ではあるものの、世界情勢が乱れる中で新たな四皇となったルフィを、まだ回復しきっていない段階で先に芽を摘んでおくという判断自体は戦略的には間違ってはいない。
しかも、結果的には百獣海賊団の残党を制圧し、ルナーリア族であるキングを捕縛したようなので、その後のウィーブル捕縛と合わせて仕事はしっかりと果たしている。
更に上述の過激発言も、
彼の過去回想にて天竜人が非加盟国で行う「先住民一掃大会」という、読者の予想を上回る「人権の無さ」「世界の無情さ」が明らかになったことで、あの発言はただの罵倒ではなく警告も含まれていたのでないかと、回を重ねる毎に彼の評価は高まっていった。
ついでにワノ国の面々に対しては、モモの助が熱息で抵抗するまでは緑牛自身は実は殺傷能力がある技ではなく、相手を無力化に留まる技に抑えている。ついでに非加盟国なので最悪住人達含めて抹殺しても問題なかった筈だが、あくまでルフィを差し出せば帰ると言ったり、モモの助が熱息出した時もちゃんと町を気にかけていた。
他にも、同じく白ひげの故郷で非加盟国であるスフィンクスの件でも、勝手に白ひげの遺産捜索をして住人に暴行を働いていたラーテル大佐とは異なり、あくまでウィーブルを捕縛するだけに止めて住人には一切手は出さず、ウィーブルを捕まえた後は遺産捜索も切り上げさせて早々に撤退している。
そもそも、スモーカー等と同じく能力や技もどちらかと言うと捕縛の方に伸ばしており、その言動に反して海賊ですら基本的には捕縛しているだけなので、とにかく口が悪くてオブラートに包まないだけで、実際は犯罪者も極力捕まえてちゃんと罪を償わせ、できるだけ命は奪わないように振る舞うことを是とする根っからの正義の人なのかもしれない。
あんまいい項目じゃねェな…
もっと追記・修正させとけ
最終更新:2026年08月16日 18:17