艦隊(ONE PIECE)

登録日:2021/01/23 Sat 23:09:17
更新日:2021/02/19 Fri 23:57:59
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ここでは、漫画『ONE PIECE』に登場する艦隊を紹介する。

●目次

【概要】

ONE PIECE世界は一応大航海時代辺りをモデルにしているのだが、現実の地球と比べて圧倒的な海洋面積を誇り、島単位で国や街が存在するが、航空機や飛行船の類はを除いて全く存在しないため、島から島への移動や冒険は船で行われている。

そのため戦闘は海上となることが多く、加えて世の中はひとつなぎの大秘宝(ワンピース)を求めて海賊たちが海に犇めく大海賊時代。
海賊達は野望を同じくする他の海賊たちと競い合い、勝ち残っていかなくては生き残ることすらできず、海賊を追う海軍は多様化する海賊に対抗しなければ平和を守ることができないということである。

しかも『偉大なる航路(グランドライン)』ともなると敵以前に異常気象を始めとした常識外れな事象が当たり前のように起こるため、必然的に航海の難易度も上がり、船の精度も航海に影響してくることから、海賊・海軍双方で複数の船団を率いて戦闘や航海などを行うことがある。
作中では専ら海軍が海賊を捕らえるために艦隊を組織しているが、一部の海賊達も艦隊を率いている。

…なのだが、作中での戦闘は、艦隊戦が描かれるのは極端に少ない
これは劇中の冒険は基本的に個性的なそれぞれの島を舞台にしていることと、敵船に近い距離ならあっさり乗り込めるルフィ達が強すぎるため。
長距離砲が登場した976話掲載の週刊少年ジャンプ2020年19号巻末コメントにて、作者尾田栄一郎は「海戦を描きたいが大砲より強いやつらが乗っててイメージ通りいかなくて困る」と語っている。
作中で海戦がガッツリ描かれたのはアラバスタ王国出港時の黒檻部隊との戦闘とエニエス・ロビー脱出時の海軍艦隊との戦闘、ウォーターセブン出港時のガープとの戦闘、東の海編のアニオリでのネルソン艦隊との戦闘の4回。


【作中世界の船】

作中で用いられている船は殆どが現実世界と同じような帆船であり、大きさも一人で操舵可能な小型船からビルに匹敵する大きさの巨大船まで様々である。
帆船のためその殆どが木造船だが、中には海軍の軍艦のように装甲の一部に鋼鉄や外輪を使用している船もある。
木造船のため砲撃を受けると損傷するが、作中ではよほどサイズ差がない限り普通の人間よりも巨大な大砲や巨人族を乗せても沈むことはないくらい丈夫。
ただし黒ひげ海賊団が初期の船として使用していた巨大な筏は流石に巨人族を乗せての航海は困難だった模様。

また作中世界では時代柄海賊が非常に多く、「船に海賊旗(ドクロ)を掲げれば「海賊船」、海軍旗(カモメ)を掲げれば「海軍船」」という認識があり、サボは漁船で出航時に海賊旗を掲げていたことで天竜人に狙撃され、首領クリークは海軍旗を掲げて海軍に成り済まし安心している街を襲ったりしていた。


◆風力以外で進む船

動力も帆で風を受けるスタイルが主流だが、石炭や悪魔の実の能力を動力源とする外輪船などがいくつか実用化されている。
またサウザンドサニー号は基本的に風力で航行するが、装備を展開すればコーラを原料とした外輪船になり、船底に海楼石を敷き詰めることで大型海王類の巣窟でもある無風地帯の凪の帯(カームベルト)を航行可能な海軍の軍艦も外輪を備えている模様。

風力以外で動くことが可能な船で、その動力源が判明しているものは以下。

  • サラマンダー号
動力:石炭
劇場版『デッドエンドの冒険』に登場した、“将軍”ガスパーデが乗る蒸気船
原作に先駆けて登場した外輪船となる。

  • ビローアバイク
動力:モクモクの実(自然系悪魔の実
白猟のスモーカーが乗る、厳密には船ではなく水陸両用大型バイク。
足を煙に変えてバイクの動力を高速回転させて動かすことで走行可能。
アラバスタ王国ではこのバイクで船にも乗り込み、ダンスパウダーをばら撒いていたバロックワークスの船などを拿捕した。

  • ストライカー
動力:メラメラの実(自然系悪魔の実
ポートガス・D・エースマーシャル・D・ティーチ追跡時に使用する一人乗りの小型ボート。
一応帆は付いているが、彼の足から放出される炎を動力として動いている。
エースはこのボートで偉大なる航路を新世界から逆走する形で航海していた

  • Mr.3の船
動力:ドルドルの実(超人系悪魔の実
Mr.3の船。ドルドルの実で生み出す蝋の力を動力とする。
劇中でもリトルガーデンからアラバスタ王国まで移動している。

  • 方舟『マクシム』
動力:ゴロゴロの実(自然系悪魔の実
神・エネルが「限りない大地」到達のため、独自に設計し、空島の神隊を幽閉し強制労働させる事で建造したエネル専用の巨大飛行船
最大の特徴はその動力で、なんとエネル自身がゴロゴロの実の能力で生み出す電気エネルギーを動力源としており、その推力は洞窟程度の岩盤ならば強引に突き破って浮上可能で、尚かつ宇宙空間まで到達できる程強力。
また船体の側面にはエネルがビルカから集めた200個の「噴風貝」が取り付けられており、仮に機能停止しても一時的に浮遊させることができる。
なお、一部の読者間では、「実は古代兵器の設計図を基に建造されたのではないか」と考察されている。

  • 海列車
動力:石炭
ウォーターセブンの伝説の船大工トムとその弟子が10年の歳月を費やして完成させた「蒸気船」。
一見蒸気機関車にしか見えないが、実際は地面に固定されずに海に浮かぶレールの上を走るれっきとした船である。
海列車建造計画が公表された際には波によるレールの損傷や海王類の襲撃が危惧されたが、レールは水面に浮かんでいるだけのため波にのまれることもなく、走行の際に海王類の嫌う音を出す仕組みが施され、大抵の荒波にはビクともせず安全な運用が行えるようになっている。
ただし毎年ウォーターセブンを襲う規格外の高潮「アクア・ラグナ」に対してはその規模故に運行には危険が伴うため、その期間中は運行停止となる。
作中では当初1号機の「パッフィング・トム」1号機完成以前の失敗作「ロケットマン」の2台が登場したが、新世界編までの2年間で新たに2号機「パッフィング・アイス」が建造されている。

  • 九蛇海賊団の船「パフューム遊蛇号」
動力:毒蛇「遊蛇(ユダ)
海賊団が手懐けた、猛毒を持つ巨大な毒海蛇「遊蛇(ユダ)」2匹にマーガレット九蛇海賊団が乗る船を引っ張らせて移動。
無風地帯のカームベルトの影響を受けず、海王類も遊蛇(ユダ)の猛毒を恐れて船に近づかない。

  • 金獅子海賊団海賊船
動力:フワフワの実(超人系悪魔の実
金獅子のシキが自身のフワフワの実の能力で島を浮かせて海賊船として使用していた
荒波の被害に遭うことはないが、空を飛ぶ関係でサイクロンといった暴風を伴う嵐には滅法弱いため、シキは専属の航海士・気象予報士による研究チームを組織している。

  • イッショウの船
動力:ズシズシの実(超人系悪魔の実
世界徴兵により海軍本部大将となった藤虎は、能力により自分以外のものに重力をかけて重くしたり、反重力をかけて浮かせたり、横向きの重力で横に移動させたりすることが可能。
これにより自分が乗る軍艦を空に浮かせて海流に左右されず自在に移動が可能。
ただし藤虎本人が盲目のため、動かす方向を決めるには部下達のサポートも必要ということもあり、使用する機会は少なめ。


【海賊艦隊】

海賊によって組織された艦隊及び船団。
ひとつなぎの大秘宝を求めて海賊となったはいいが、いざ偉大なる航路に出てもそこで待ち受けるのは三大勢力こと「海軍」「王下七武海」そして「四皇」。
そこいらの有象無象では明日生きている保証すらない。

特に偉大なる航路後半「新世界」に君臨する海賊の皇帝・四皇はその組織規模の巨大さから大規模船団を組織できるほどの規模を誇っている。
海賊たちは「四皇の傘下に入る」か「挑み続ける」のどちらかを選ばなくてはならない環境が待っている。

お互いに利のある目的を達成するために結成された「海賊同盟」との違いは、「傘下と親分」といった明確な上下関係が存在する点である。
作中では主に「海賊団本体と傘下の海賊による艦隊」と「数百人規模の海賊団が本船の他に複数の船を所有し、幹部達を責任者とすることで組織した艦隊」に大別される。
規模が大きいためか、トップは「船長」ではなく「提督」「総督」と呼ばれることが多い。

麦わら大船団

ドレスローザ編にてドンキホーテ・ドフラミンゴ率いるドンキホーテファミリーとの戦いでモンキー・D・ルフィと共闘した者達と彼らの率いる兵団(美しき海賊団・バルトクラブ・八宝水軍・XXXジム格闘連合・トンタッタ兵団・新生巨兵海賊団・ヨンタマリア大船団)により構成された総勢約5600人・総船数70隻の大船団 *1

なお、大頭となるルフィはこの大船団を公認しておらず、傘下入りを希望した者達が勝手に船団結成を宣言しているだけである。
これは「自由」であることを好むルフィが大海賊団のトップとなることを「窮屈」と考えているからで、傘下達もそれに理解を示している。しかし、傘下達は自分の自由を突き通すルフィに対して「それなら自分達の自由も認められるはず」という理屈から傘下としてルフィに勝手に忠誠を誓い、結果ルフィの意に反して大船団結成となった。

ただし、ルフィは大船団や大頭という形式を認めないだけであって、仲間や友達になる事は認めている。そのため「俺は手を借りたい時に呼ぶから、お前らも助けて欲しい時に俺を頼れ」と形式に拘らず仲間として認める発言をしている。
ちなみに結成時の所属メンバーには人間以外の様々な種族が入り混じっている。

更にバルトロメオを始めとした構成員の勝手な喧伝により、世界政府にはルフィが正式に率いているものと見られ、仮称だが「五皇」という前代未聞の勢力図の結成の一因となった。
また、傘下の海賊団には通し番号があるが、これはくじ引きで決められたものであり、番号による優劣は存在しない。

クリーク海賊団

作中最初に登場した海賊艦隊。
首領クリークが率いる「東の海(イーストブルー)」の中で「最強最悪」との呼び声高い海賊団で、その規模は本船を筆頭に海賊船50隻・総勢5000人を誇る。
数に関してはルフィ曰く『人数が多いだけじゃないか』だが、本船船員は荒くれ出身で並の海賊程度は寄せ付けない戦闘能力を持つ海上レストラン・バラティエの一般コック達を倒していることから、一般戦闘員さえも東の海の平均的な海賊の水準を超えているという事でもある。

しかしいかんせん脳筋集団であり、クリーク自身が自分以上の強さを受け入れず現実的に……というより自分の持つ『常識』の枠内で考え過ぎてしまう傾向があるため、いざ意気揚々と船団を率いて偉大なる航路に突入したはいいが、ロクな対策もしておらず*2、突入7日目にミホークの「暇潰し」による襲撃と大嵐のダブルパンチを食らって艦隊が壊滅状態となり、本船は命からがら東の海へ逃げ帰ってきた。

白ひげ海賊団

元・四皇の一角で、“白ひげ”エドワード・ニューゲート率いる海賊団。
総勢約1600名で、16の部隊に分かれており、船員の多さから船は本船のモビー・ディック以外にも複数ある。

更に、新世界の名だたる海賊達を傘下に置いており、頂上戦争に参加したのは47の海賊団、総勢5万の大兵力。
規模・戦力共に全海賊中最強、最大と言っても過言では無い。

金獅子海賊団

金獅子のシキ率いる海賊団。
大海賊時代以前は現在の四皇の立ち位置であり、ゴール・D・ロジャー率いるロジャー海賊団や白ひげ海賊団、ビッグ・マム海賊団と新世界の覇権を争っており、特に27年前に新世界のエッド・ウォー沖で勃発したロジャー海賊団との大抗争「エッド・ウォーの海戦」が有名。

戦力は不明だが、数十隻もの艦隊を率いており、劇場版『STRONG WORLD』と連動して放送されたアニオリにて、ゲスト海賊の船長が金獅子海賊団から「51人目の族長」として傘下に迎え入れたいと連絡を受けていたことから、最大で50の海賊団を従えていたことになる。
しかもクリークと異なりシキは過激な性格の割に計画実行のために20年をかけて準備をするなど凄まじく用意周到であるため、危険度はクリーク海賊団を遥かに凌ぐ。

ビッグ・マム海賊団

四皇の一角である“ビッグ・マム”シャーロット・リンリンが率いる海賊団。
年季の入った家族経営が特徴で、幹部クラスは全てマムの子供達が務めている。
なおマムは海賊歴60年以上の作中屈指の古参海賊であり、金獅子海賊団でも説明したように大海賊時代以前から覇権を争った四大勢力の一角だが、かつて鎬を削ったロジャー海賊団・白ひげ海賊団・金獅子海賊団が壊滅した今、このビッグ・マム海賊団こそが最古参の大海賊艦隊と言える。

特筆すべきはその規模で、支配するホールケーキアイランド周辺の海域は、34の島々からなる万国(トットランド)と呼ばれる世界政府には属さない独立国家を形成しており、
国内はお菓子で出来た建造物が立ち並ぶ、不思議な場所となっている。
しかも34の島々にはビッグ・マム海賊団の支部や小隊が置かれ、それとは別に子供達の多くがそれぞれの船を持っており、戦闘時には大規模な艦隊を編成し、その物量で敵を追い詰める。
作中では最高幹部である将星スナックを倒したウルージさん一味を撃破した*3他、リンリン暗殺を企てたルフィ一行をその圧倒的な物量で追い詰め、ルフィ達を逃がすまいと、モンドールタマゴ男爵の指揮の下で迅速に大艦隊を動員している。

血縁者がトップ層を務めることで強固な連帯を可能にする一方、
大ボスのマムがあまりに恐ろしいため失態やミスを極端に忌避し、秘密裏に処理しようとしたり保身に走った結果、本来なら起こり得ない杜撰な報連相による食い違いがたまにキズ。
もっとも実力を伴ったうえでマム達に楯突くよっっぽどの命知らずかバカでない限り大抵は何事もなく無力化されるし、多少逃したところで世界屈指の情報網や追手を免れる術はまずない。

また他の四皇の海賊団と異なり、魂があればマムのソルソルの実の能力でホーミーズ(魂を入れられて擬人化された動物や無機物)を増やせるため、彼女が生きている限りはほぼ無限に勢力を増やせることになる。

黒ひげ海賊団

マーシャル・D・ティーチが率いる海賊団。
当初は構成員が5人で海賊船も巨大な丸太を繋いだだけという小規模な海賊団だったが、マリンフォード頂上戦争の際にインペルダウンから最凶クラスの囚人4名と監獄を裏切った看守長を仲間に引き入れて勢力を拡大していった。

白ひげ海賊団残党との「落とし前戦争」に勝利後は白ひげに代わって四皇の一角となり、初期メンバーとインペルダウン合流組にそれぞれ船を持たせることで、大規模船団を組織している。

百獣海賊団

四皇の一角である百獣のカイドウが率いる海賊団。

百獣の名の通りカイドウはじめ動物系の能力者が多いのが特徴で、カイドウの下に大看板と呼ばれる3人の最高幹部、その下に真打と呼ばれる幹部たちがいる。
中でも大看板は、“火災”、“疫災”、“旱害”とその強さと凶悪さから災害と称される屈指の実力者。
更にはドフラミンゴとの取引で武器や兵器と引き換えに購入した人工悪魔の実SMILE」を入手。
SMILEにより雑兵すらも『ギフターズ』と呼ばれる500人を越える動物系能力者の部隊として編成するなど、今なお戦力を拡大中。
ギフターズは腕が狼の顔になる等、身体の一部分だけ動物のものに変化させたりと従来の動物系能力者と異なる。
その凶暴性から、幹部クラス以上の懸賞金額は非常に高め。

ジャックが指揮する「マンモス号」の一団だけで10隻近い艦隊を編成していることから、船団も相当数存在すると思われる。
主要メンバーの大半が集う年に一度の大宴会「金色(こんじき)神楽(かぐら)」には、黒炭オロチの部下1万人を除くと、約2万人が集った。
しかも拠点とするワノ国で兵器開発・増産に取り組んで船舶用の長距離砲を実用化し、海戦にて実力者でも手を出しづらい遠距離から攻撃できるよう武装化しているなど、海上戦闘において大きなアドバンテージを持つ。


【海軍の艦隊】

海軍は海上戦において艦隊を編成していることがほとんどとなっている。
海軍が所有する軍艦は大まかに三種類ほどの大きさがあり、東西南北の海や大いなる航路の前半部では砲門の少ない中型や小型の艦が使用され、本部や大いなる航路後半の支部では艦の前方や側方に三連装砲を備えた大型艦が用いられる。
小・中型艦は主に尉官・佐官クラスの海兵が指揮し、大型艦は将官(主に中将)が指揮を執る。
また海軍本部所属の艦は凪の帯(カームベルト)を渡るために艦底に海楼石を敷き詰め、推進用外輪を持っている。

ネルソンの艦隊

アニメオリジナルエピソード東の海「千年竜」編に登場。
東の海の海軍第8支部提督ネルソン・ロイヤル率いる艦隊。
ネルソン自身は大食漢の肥満体で戦闘力もそれ程高くはないのだが、艦隊による海戦の采配には優れており、艦隊を鉄の鎖でつなぎ、逃げ場のない包囲作戦でルフィ達を追い詰めた。

黒檻部隊

黒檻のヒナ率いる部隊。
艦隊を率いて敵船を囲う「黒檻部隊名物『黒ヤリの陣』」で退路を絶ちジワジワと着実に追い詰めるスタイルが特徴
…なのだが、肝心のが弱くてあっさり突破口を開かれてしまったこともある。

バスターコール

元帥及び大将のみ所有が許されている“ゴールデン電伝虫”を通じてのみ発令される(大将が役人に一時的にこの権利を譲渡することも可能)。
「殲滅」というスタンスのため、例え発令者が攻撃目標にまだ残存していようが、無関係の市民が紛れていようが、お構いなしに攻撃は発動される。一度発令されれば取り消しは不可能。

発令されると、その場所に近いところにいる海軍本部中将5人と軍艦10隻という国家クラスの戦力でその場所に無差別集中攻撃を行い、島は生存者のいない更地となる。
四皇相手ならともかく、普通の島ならばまず壊滅される戦力が召集されており、生き残るには10隻もの軍艦の砲撃を乗り越え、最悪の場合中将5人を相手にしなければならないと、王下七武海クラスでもないと乗り越えられないレベルといっても過言でない。
しかし大将クラスとなると当人が“バスターコール以上の実力者”ということもあり、援軍というよりは確実に島を殲滅させるために利用されている。

原作内で使用された例は以下の2回(劇場版含め3回)
  • オハラ(22年前)
西の海の島・オハラで発生したバスターコール。発令者は当時の海軍本部大将センゴクから権限を委譲されたCP9司令長官スパンダインで、参加した中将はクザンサカズキが確認されている。
攻撃対象となった原因は海外に出ていた考古学者グループが海軍に捕縛されたことで世界政府により死罪と定めている「空白の100年」及び「歴史の本文(ポーネグリフ)」の調査・研究を行っていた証拠を発見されたためであり、その後オハラに上陸した部隊が島の図書館の地下で歴史の本文を発見したことが決定的な証拠となり、正式にバスターコールが発令された。
なお、歴史の本文の存在を知る程度なら罪に問われることはないものの、オハラの学者達は内容の解読していたばかりか、「空白の100年間」、「かつて栄えた王国の名前」、「それを滅ぼした敵」についてかなり詳しいことまで調べ上げていた*4
当初民間人は島外へ避難させる計画だったが、サカズキの非人道的な判断*5により避難船に乗船していた無関係の島民ほぼ全員が殲滅され島は焦土と化し滅び、オハラは翌年の地図からも抹消された。

学者達は決して古代兵器を復活させたかったわけではなくただ真実を求めていただけだったが、世界政府の情報操作により全て隠蔽されたため、世間では20年以上経過した今も「オハラの悪魔たち」と呼ばれ恐れられている。
なお、政府のやり方に反発して海軍を出奔した元中将ハグワール・D・サウロの意志をクザンが組んで逃がしたニコ・ロビンは唯一の生存者とされ、古代文字を読むことができたことから政府は(表向きは6隻もの軍艦を沈めた危険人物として)7900万ベリーという破格の懸賞金をかけ、血眼になって彼女を探し回った。

  • エニエス・ロビー(2年前)
司法の島エニエス・ロビーで発生したバスターコール。
発令者は当時の海軍本部大将・青雉から権限を委譲されたCP9司令長官スパンダム。参加中将は、ドーベルマン、オニグモ、モモンガ、ストロベリー、ヤマカジ。
攻撃対象はエニエス・ロビー全域で、最終的に同島は全壊したが、クザンからニコ・ロビンを生きたまま確保する指令があったこと・正義の門を盾に使われたことなどもあって、最終的に麦わらの一味の逃亡を許している。
オハラの時と違って、こちらはスパンダムが電伝虫と間違えてゴールデン電伝虫を押したことで誤って発令されたバスターコールである。

  • 詳細不明(23年前)
2019年公開の映画『STAMPEDE』にて明かされた事例。
23年前に元ロジャー海賊団のダグラス・バレット一個人に対し使用されたことが分かっている。
甚大な被害を出しながらも物量差と重厚な包囲で長期戦に持ち込んでジワジワと追い詰め、更にはバレットに恨みを持つ海賊も加勢し、ついには消耗の末に疲れ切ったバレットを打ち負かしてインペルダウンに投獄することに成功した。


【その他の艦隊】

ジェルマ王国

北の海に存在する世界で唯一の国土を持たない海遊国家で、科学戦闘部隊ジェルマ66を率いる。
金銭などの支払いに応じて傭兵業を行っており、裏の世界では「戦争屋」とも呼ばれている。
また世界経済新聞に掲載された絵物語「海の戦士ソラ」に敵役として登場しており、世間一般では「空想上の悪の軍隊」だと認識されている。

王国は世界政府からは正式な加盟国として認められており、世界会議(レヴェリー)への参加も許可されている。
特定の国土こそ持たないものの、保有する水陸両用の巨大電伝虫の殻の上には人工の大地や建物が乗っており、複数を連結させることで「国」となる。
しかも巨大電伝虫はなんと赤い土の大陸(レッドライン)も越えられる驚異の機動力を誇る。
そのため、北の海(ノースブルー)のみならず、他の海の戦争にも参加している。
つまり国そのものが艦隊となっている

更にジェルマ66の兵隊は全員がクローン人間であり、「ヴィンスモーク家の命令に従順に従いそのためならば死も恐れない」ようプログラムされている。





追記修正よろしくお願いします。

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最終更新:2021年02月19日 23:57