ロトム図鑑

登録日: 2017/02/22 (水) 01:44:40
更新日:2023/03/14 Tue 23:13:51
所要時間:約 3 分で読めます





ケテ~! これから よロトしく!


ポケットモンスター サン・ムーン』及び『ポケットモンスター ウルトラサン・ウルトラムーン』の登場人物(?)。
アニポケでの正式名称はロトム・ポケデックスフォルム。新無印37話によればでんき単タイプらしい。
かつてタカラトミーのHPでくさひこうタイプと書かれていたが、誤植だったようで現在は削除されている。


◆概要

今作のポケモン図鑑兼サポート役にあたる。ロトムの持つ不思議な力を最大限に生かすため、専用のボディに入り込むことで完成する新時代のポケモン図鑑である。
世間的に数少ないレアものであり「人とポケモンとの新しいコミュニケーションの形」と作中で言われている。
語尾に「~ロ」を付けて喋るのが特徴。
なおボディに入り込むと手足が生える模様。今まで生えなかったのに。

一番の特徴はロトムが言葉を喋る事。本編内でポケモンが言葉を喋るケースは初であり人間と会話をすることも可能。
多分ボディ内に翻訳機能がついているのだと思われるが…今までの作品をプレイした人であれば驚いたことだろう。
ちなみにロトム図鑑開発者の1人はカロス地方あの発明家である。

図鑑だけでなくカメラやマップ機能も付いている。
ポケモン図鑑も前作に比べて進化しており、捕まえたポケモンが何段階進化するかがあらかじめ分かるようになっている。地味にうれしい追加機能である。
ゲームでは常に下画面に表示され、ボディの顔の部分をタッチすることで様々な反応を見ることが出来る。可愛い。
基本的にはガイド役だがロトム自身にも個性があり、好みのタイプは「エーテル財団職員(女)」だとか。よくわかっているじゃないか。
他にも実はスカル団のポーズが好きであることや、「自分にも専用Zワザが欲しい」とカミングアウトしてくるなど意外な一面も見ることが出来る。

USMではロトム図鑑と仲良くなると、「ロトポン」という道具をスロット方式で貰える。
これは第六世代のOパワーに該当し、使用すると一定時間お小遣いや経験値が多く貰える等様々な効果をもたらす。
また、ロトム図鑑と充分に仲良くなるとZワザがもう一度使える「Zロトムパワー」を発動してくれることも。


◆ゲームでのロトムずかん

ストーリー中では序盤でククイ博士から貰うことが出来る。ちなみに図鑑に入る前の鳴き声は「ケテー!」。そこは「ロトー!」じゃないのか。スロー再生したらタスケテに聞こえる都市伝説を逆手に取ったのだろうか
ハウオリシティでカメラ機能を追加してもらうとリーリエ&ハウとのスリーショットを撮ってもらえる。
不意打ちなのでこのときリーリエはびっくりしているが、何気にこのシーンは重要。

ゲーム中では常に下画面に表示され、自分がいる場所の簡易マップが表示されるようになる。
また、ストーリーでは次に行く場所がマークで表示されるようになり迷うことがなくなった。ロトムからもやるべきことを教えてくれる。
しかしダンジョン内では圏外になるのかマップは表示されない。そこは一番必要な部分じゃないのか。
ウルトラスペース内ではマップにノイズが入り休眠する。ORASグラカイ戦のエリアと同じ状況。

今作の仕様上前作におけるスパトレは削除された。開発者が同じなら入れても良かったのではとも思うが仕方ない。

クリア後はbotのように決まったパターンの文章しか喋らなくなってしまう。大半は独り言。
「ふと、リーリエの事を思い出したロ。がんばリーリエしてるロトかな。」という台詞からリーリエの事はしっかり覚えているようだ。
リーリエロスのプレイヤーからは若干恨まれているが。

なおロトム図鑑はあくまで「図鑑」としての役割のため手持ちにはカウントされない。
というかそもそもロトムはアローラ地方には生息していない。対戦用ロトムはポケモンバンクから運んでこよう。

ちなみにナリヤ・オーキドとはククイ博士つながりで面識がある。

USMでは割と改善しており、不定期的に質問を投げかけて来たり、クジを引くなど主人公の行動に反応してくれる……のは良いが勝手にアドバイスを投げてくるうえにスキップ出来ないという新たな問題が。
また、エピソードRRである人物との邂逅を果たすことに…。


◆スマホロトム

ソード・シールド』で登場したスマートフォン型のロトム。
顔はスマホでいう背面に付いており、縦持ちと横持ちに対応して顔と触覚も移動する。
ロトム図鑑をきっかけにロトム製品の開発が進んだらしく、前作の「貴重な物」という評価から一転して主人公以外にも多くの人々が使用している。
電車内でのホップと主人公のやりとりやジムリーダーキバナが試合中にスマホロトムを連れて自撮りをしているなど印象的な場面も多い。
ただし前作での批判が祟ったのか頻繁に喋りかけてきたりすることはなく、劇中ではあくまでもスマホの一機能的な扱いに留まっている模様。
ゲーム的な面ではこのスマホロトムに図鑑機能とメニュー機能が統合されており、更に自転車に乗り移ることで加速や水上移動まで可能になった。

また本作ではポケモンセンターのパソコンにもロトムが乗り移っており、こちらは「ロトミ」と呼ばれる。名前や海外版の文面から、こちらはメスである模様。
時々居眠りをしているが、主人公が近付くとハッとした様子で飛び起き、ゆらゆら揺れながら待機状態に入る。かわいい。


◆アニメでのロトムずかん

「アローラ! ユーザー・サトシ よロトしく!」

SM編3話で初登場。ゲームと同じくサトシをサポートする役目として登場するレギュラー。CVは浪川大輔であり、劇場版やアニメXYのコンコンブル、新無印でのサトシのルカリオや、アニメDPでゴヨウなどを演じている。
語尾に「~ロト」を付けて喋り、初対面の相手には「よロトしく」という独特な挨拶をする。
ククイ博士によって図鑑に入れられサトシをユーザーとして認識した。正式名称は「ロトム・ポケデックスフォルム」(ポケデックス=ポケモン図鑑)であるがサトシが覚えられなかったためロトム図鑑で通している。
図鑑らしくポケモンなどのデータは非常に豊富で流暢に話すことが出来るが、サトシたちの口語的な言葉は「意味不明」と認識できないことも多い。そのため周りの人に教えてもらい学習している。
図鑑としての機能だけでなく近くでポケモンに出会える確率を教えてくれたりもするようだ。ゲームと同じく出会ったポケモンのデータを保存するために自分から写真も撮ったりする。SM17話では録画機能が追加され、自分で映像の編集をすることもできる。
機械だからか若干融通が利かなかったり、サトシ達の予想外の行動に驚くことがある模様。

機械らしく海水を苦手とするが、防水機能がついているため心配はないらしい。
というか防水以前にかなり頑丈にできているらしく、好奇心でポケモンに突っ込み反撃を食らっても壊れないほど丈夫である。
EDでもなぜかサンドバッグかとばかりにボコボコにされている。

サトシの仲間たちともすぐに仲良くなり機械好きのマーマネからは興味を持たれバラされかけそうになる。必死で断ったが。
皆がスルーするナリヤ・オーキドのポケモンギャグを唯一気に入った貴重な存在。

アローラで人気のテレビドラマ『アローラ探偵ラキ』の大ファンでもあり、何かトラブルがあった場合はカツラを被り、ラキに成りきって推理することがある。
しかし推理力は明後日の方向に向かっており、挙げ句の果てにロトム自身が原因だったりする…
因みにラキのCVも浪川大輔なので見方によっては自演に見えてくる…

ゲームよりも愛嬌がありよく喋るため視聴者からも人気がある……

というわけでもなく、3・4話続けてリーリエの台詞を強引に奪う形になり、初登場時から視聴者をイラッとさせた。
本来はポケモン図鑑なのだから説明役になるのは当然だが、リーリエの「ポケモンの知識が豊富」という設定を潰してしまっているのでは、という突っ込みもある。
劇中でもとてもやかましく過ぎるお喋りからサトシ・マオ達に怒られたり黙らされたりすることも度々。視聴者の中にはそんなウザ可愛さに目覚めた人も出始め、「洗濯機入ってろ」などと少々歪んだ形で親しむ人もいる。
最近はロトムが図鑑を読み上げ、細かい事をリーリエが解説するというパターンも増えてきた。
温かい目で見守ってあげよう。

新無印ではCV:マリナ・アイコルツ(ゴウVer.)、堀内賢雄(サトシVer.)、大谷育江(ロケット団Ver.)(サトシVer.とR団Ver.はノンクレジット)が担当している。

3話初登場。リサーチフェローとして任命したサトシとゴウの支援にサクラギ博士がロトムを普通のスマホへ潜り込ませた(スマホを持たないサトシは博士から借り受けた物。一応通話は扱える)。情報端末の役割も付与されている事から翳しただけで建物の事情も把握出来るが、泥で覆われただけでポケモンを判別できなくなるなど、変装をあっさり看破したホウエン地方版のポケモン図鑑と比べると検索精度は低い。

ロケット団一行にも12話でガラル地方のポケモンを調査する為に黒いスマホロトムを新たに支給されたが、中身のロトムが気紛れ且つ面倒くさがり屋からか図鑑説明した場合、大雑把に読み上げているに過ぎない。また、ロケット・ガチャットで出て来たポケモンについて3人が文句をつけた場合(2匹とも同じ種族だった時等)、注意する場面も。

レギュラー陣のみが所有していると思いきや、色違いコレクターのカラバリはホップと同じ青いスマホロトムを、クチバジムジムリーダー代理のビスケスは黄色いスマホロトムを所持しているので一般的にも普及している様である。
ポケモン・ワールド・チャンピオンシップスではエントリー参加者の情報や、周囲の位置検索、トレーナー双方が互いにポケモンバトルを了承する立会人の役割に加わえ、ランキング確認機能も持たされる。

ゴウのスマホロトムは口調が女性寄りだが、発声がギャルの様に独特。着信音は家族では『GoGo』他は『~からの着信です』と答え、捕獲に成功すると「ナイス!」や「グレイト!」「エクセレント!」などユーザーを褒めちぎる(ポケモンGOやLPLEのオマージュ)。
CVは某家族割ナレーションの人物。クセの強さについてネット上では賛否両論が飛び交い、何だかんだで愛着を得ていた浪川ロトムの帰還を望む声も出ることとなった。


◆余談

  • ロトム図鑑はコミュニケーションのため多言語が内蔵されている。このことからサトシ達の世界には複数言語があることが判明した。
  • 実際にロトム図鑑を再現したおもちゃが5,389円で販売されている。腕がリールになっている。持ちにくそう。ポケモンを探すミニゲームが出来るほか、別売のZリングとも連動している。



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最終更新:2023年03月14日 23:13