ククイ博士(ポケモン)

登録日: 2017/08/20 Sun 19:50:00
更新日:2024/02/08 Thu 20:51:42
所要時間:約 7 分で読めます





「ククイと 申します ようこそ アローラへ!」




◆概要

アローラ地方ポケモン博士
名前の由来はトウダイグサ科の植物「ククイ」。ハワイ州の木で、実をレイにしたりオイルを採ったりなど様々な用途がある。

過去作のポケモン博士と比べると非常に若くフランクな性格である。
主な研究分野はポケモンの「技」
そのためか会話の中にポケモンの技名を組み込むことがある。
また語尾によく「〜だぜ!」とつける。

見た目は帽子にサングラス、紐付き短パン、また素肌に白衣を着ている。ガタイの良い褐色肌……そのせいか一部の人からはそっちの意味で人気。
ちなみに雪山でもこの格好である。決して変態ではない。アローラは暑いからね、うん。
これまでの博士と比べても筋肉質なのは、ポケモンの技を自身で受け止めるといった独特な研究方法を取っているため。
研究所としている家屋がボロボロなのもこれが原因で、屋根はリーリエが補修したらしい。その割に研究所の中は非常にきれいだが。
ちなみに地下ではロトムフォルムチェンジが行える。


アローラ地方のポケモンリーグ建立に関わっており、カントー地方ジムリーダーたちとバトルした経験がある。
主人公の母がその試合を見物し興味を持ったことが、主人公がアローラ地方に行くきっかけ、即ち物語の導入に繋がっている。
親友のマーレインと同じくしまめぐりを経験しているが、キャプテンの役割は将来の夢のために諦めたとのこと。

『ポケモンARサーチャー』のバーネット博士とは夫婦の関係に当たる。彼女の事は「ハニー」と呼んでおり関係は良好な様子。

良い体格を活かしてなのかプロレスラーとしても活躍をしており、物語では謎の覆面レスラー「ロイヤルマスク」として登場する。
なお頑なにその正体を隠すがバレバレ(だが隠す割にマスクは忘れていく)。妻にはばれていないようだが……。


◆ゲームでのククイ博士

これまでの博士と同じくポケモン図鑑(ロトム図鑑)を主人公に渡す役割を持つ。
チャイムを鳴らして主人公の自宅に勝手に上がり込んでくる所が印象的。
主人公がアローラ地方に到着する前からリーリエを助手として研究所に匿っている。バーネット博士でも良かっただろうになぜ半裸の男性と……?
主人公一行を自前のヨットでアーカラ島まで連れていってくれるなど面倒見が良い。それ以降も主人公の旅の行く先々で登場する。
うっかりロイヤルマスクの仮面をマーレインの所に忘れるなどお茶目さん。
そして物語の最後には……。


「島巡りの トリを 飾り 新しい リーグの 門出を 祝うのに ふさわしい ポケモン勝負を しよう!!」

なんとポケモンリーグを制覇しチャンピオンとなった……かと思いきや、主人公の前に挑戦者として現れる。つまり博士にして今作のラスボスなのだ。
前作のプラターヌ博士に引き続き、戦える博士である。
シナリオの最後に戦えるという点ではかつてのオーキドせんせいを連想した人もいるだろう。

ちなみにこの時に限り戦闘前にサングラスを外す。
チャンピオン戦のBGMは『ポケットモンスターシリーズ』のメインテーマを豪華にアレンジしたもの。
20年使われてきたお馴染みのBGMが20年目のシナリオクリアのイベント戦のBGMとして使われるのは熱い。

クリア後もチャンピオン防衛戦においてたまに訪れる。
また、彼のもとを訪れることで『しあわせタマゴ』と「みがわり」の技マシンを貰うことが出来る。
また、ロイヤルドームではマスターランクで連勝すると登場することがある。


なおEDの写真ではイワンコや妻のバーネットとの微笑ましい家族写真が見られる。
マスクが後ろにあるのになぜ妻は気づかないのか……?

ウルトラサン・ウルトラムーン』でも、チャンピオンとなった主人公の前に現れるが、今度はククイ博士の登場自体がフェイントで、実際に戦うのはハウとなる。
今作でもやはりチャンピオン防衛戦でたまに登場するほか、バトルツリーにも登場するようになった。


◆使用ポケモン

ロイヤルアベニュー(1戦目)
  • イワンコ(Lv.19)

ロイヤルマスクとしての戦闘となり、名前も「プロレスラーのロイヤル」と表示される。
バトルロイヤルのため、正確に言えば彼を倒す必要はない。


ポケモンリーグ(2戦目)
御三家主人公の御三家にとって不利なタイプのポケモンに分岐する。

ラスボスらしく非常にバランスの取れたパーティ。
ストーリーで余った御三家に関してもここになって回収される。
この戦闘で特に印象に残りやすいのがルガルガン
初手で高確率で「ステルスロック」をしてくるため初見では長期戦となりやすいこの試合で徐々に効いてくる。
素早さは112とアローラの中ではかなり高いので、何もさせずに倒すことは難しい。
後のウォーグルは「ふきとばし」をしてくるのも嫌らしい。ファイアロー等のいわ弱点のポケモンを育てている人は危険。
また、博士が使う御三家は専用Z技を撃ってくることも注意。これまでのチャンピオンの中でも比較的難易度が高いとされる。


ポケモンリーグ(再戦)
※御三家は主人公の御三家にとって不利なタイプのポケモンに分岐する。

パーティ構成は2戦目と変わらない。余談だが、防衛戦に来る人の中では一番賞金が高い。大人だなぁ。


ロイヤルドーム(再戦)

ロイヤルドームで連勝すると登場する。なぜかここでのパーティだけケケンカニを使う。
弱点の多いケケンカニだが、一致技の攻撃範囲が広い上、バトルロイヤルでは状況次第で後回しにする場合もあるので油断は禁物。



◆アニメでのククイ博士

CV:中川慶一
SM』1話から登場。
一人称は、ゲームの「僕」と違い「俺」に変更されている。こっちの方が似合うような……。

ゲームと同じくポケモンの研究者にして、ポケモンスクールの教師でもある。ロトム図鑑をサトシに託したのも彼。
アローラ地方にしばらく滞在するサトシを自宅に住まわせており、ゲームでリーリエのロフトとして使われていたところはサトシのスペースとなった。
Z技やバトルについてもサトシに度々サポートをしておりもはや保護者のような存在にもなっている。面倒見も良い。
半裸なこと以外は理想の父親になれそうである。
37話次回予告ではサトシが洗濯機を使えるようになったことに大喜びして、その溺愛っぷりから他の生徒から親バカではないかとツッコまれている。
既婚だったゲームとは違い、アニメでは当初独身だった。その後、劇中でバーネットにプロポーズし結婚。
当初は式はあげない予定だったが、スクールの生徒達がサプライズで結婚式の準備をしアローラの人達に見守られながら式をあげた。
DJレオとは幼馴染である。

その後、新無印編で息子のレイが誕生し、一児の父親となった。

ED『ポーズ』での描写から、パートナーはイワンコのように見えていたが、ただの住みついたポケモンであったことが判明。後に正式にサトシの手持ちとなる。

ニャビーの師にあたるムーランドが他界した際の「聞くな。」は中々の名シーン。


◆手持ちポケモン

技:DDラリアット〈ハイパーダーククラッシャー〉、じごくづき、ビルドアップ、クロスチョップ → ブラストバーン〈ダイナミックフルフレイム〉

技:ブレイブバード → はがねのつばさ、いわなだれ、フリーフォール、ばかぢから
ジャランゴ達の群れを「ブレイブバード」で倒す。
ロケット団の船を「いわなだれ」で墜落させ、エキシビションマッチでは2体目としてルガルガンと戦うことに。「いわなだれ」を「カウンター」で跳ね返されるが、サトシが「かみつく」を指示したことにより、「フリーフォール」で高度800m以上に落とす。それでも倒れなかったルガルガンの反撃となる「ストーンエッジ」を「はがねのつばさ」で一刀両断し「ばかぢから」でルガルガンを倒す。
その後、モクローとの空中戦では「タネばくだん」を「はがねのつばさ」で弾き返すも、「ばかぢから」と「ブレイブバード」の打つかり合いで右脚を攻撃され、墜落するという形で戦闘不能に。
余談だが、過去にはグズマグソクムシャを倒したことも。

技:インファイト、りゅうのはどう、しんそく

技:つるのムチ、ソーラービーム、ヘドロばくだん

技:うずしお、メタルクロー、ハイドロポンプ、ドリルくちばし

  • 6体目
出そうとした直後、カプ・コケコが弾いてしまったため、どういうポケモンだったのかは不明。
「ポケもんだい」ではオーロットドダイトスゴウカザルの3体が候補だったが、ククイ博士のポケモンを倒れた順に並べてみると……?


…お分かり頂けただろうか?(ヒント:末尾の文字)
ちなみにでんきエスパーはタイプが被らないため相性補完としては悪くない。



◆『ポケスペ』でのククイ博士

第14章にて登場。
ゲームと同じく技の研究者かつ既婚者。サンとは14章開始前からの知り合いだが、年の差があるにもかかわらずフランクな関係である。
ただし、サンの大雑把さやいい加減さには頭を痛めており、度々嗜めたり懲らしめたりはしているものの、本人にはあまり効果がないみたいだ……。
また14章開始前、最後に「しまめぐり」に挑んだ挑戦者の一人でもある。ただしゲームと違ってグズマとの面識はない。

14章開始時には既にサンに空のロトム図鑑とニャビーを渡しており、ロトムの手配をシンオウの研究者に依頼していた。
しかし、研究者・ベルリッツ氏の下に到着したロトムは弱っており、薬剤師のムーンが連れてくる形でククイ博士はロトムを受領した。
だが、肝心のサンの図鑑がボロボロだったため合体に失敗。サンと大喧嘩した挙げ句、徹夜で図鑑のクリーニングを行う羽目に。なお、結局ロトムはサンの図鑑と適合せず、ムーンの図鑑に適合した。
その後ハラへの挑戦権が得られると期待し、ロイヤルマスクとして祭りのメインイベント「ゼンリョクバトル」にエントリーする。ついでにカプとの遭遇を黙っていたサンを無理矢理エントリーさせた。
バトルではサンの奇策に敗れたものの、復活した「しまめぐり」の意図を知り、協力者としてサン・ムーンの旅に同行することになった。

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最終更新:2024年02月08日 20:51