オーマジオウ

登録日:2018/10/07 (日) 00:45:25
更新日:2020/05/17 Sun 05:40:55
所要時間:約 45 分で読めます


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2068 おまえのようなジジイがいるか ぼくのかんがえたさいきょうのかめんらいだー オーマの日 オーマジオウ カッシーン ゴールド サイテーサイアクの魔王 ジオウ ダイマジーン チート デウス・エクス・マキナ ハイスペック バッドエンド バッドエンド確定フォーム 世界しか救えない王 主人公の上位互換 仮面ライダー 仮面ライダーオーマジオウ 仮面ライダージオウ 史上最強の老害 墓守 奥野壮 小山力也 常磐ソウゴ 常磐ソウゴ初変身の像 平成の墓守 平成ライダー 我が魔王 所要時間30分以上の項目 敗北者 時の王者 時代の守護者 時空を超え、過去と未来をしろしめす究極の時の王者 最低最悪の魔王 最強ライダー 最高最善の魔王 最高最善最大最強王 歴代最強のスペック 歴史の最終章 歴史の終着点 王様 禁断の力 老害 覇王 逢魔時王 闇の奥に葬られる涙の真実 高性能じいちゃん 魔王 魔王にして時の王者





「お前達に私を倒すのは不可能だ……。何故か分かるか?」


「――――私は、生まれながらの王である」



オーマジオウとは、『仮面ライダージオウ』の登場する仮面ライダーの一人。
主人公である常磐ソウゴ/仮面ライダージオウの2068年での姿とされている存在である。
公式サイトでは、ジオウの形態の一つという形で扱われており、ジオウのページにまとめられている。

CV:小山力也(2068年)/奥野壮(現代)
演:高岩成二(2068年)/奥野壮(現代)


概要

2068年の時代に君臨する時の王者。
人々を苦しめ、希望のない世界を創り出したとされている悪の仮面ライダーであり、
ツクヨミ曰く「サイテーサイアクの魔王」*1
その目的は現状不明ではあるが、世界を滅ぼそうとしているとも言われている。

2068年のレジスタンスはそんな世界を変えるためにオーマジオウと戦っていたが歯が立たず、
明光院ゲイツ/仮面ライダーゲイツは魔王として覚醒する前のオーマジオウ=常磐ソウゴを倒すために2018年にタイムトラベルしてきた。

上述したように常磐ソウゴの未来の姿とされてはいるが、2068年に君臨する悪の魔王とは到底思えないソウゴの言動から、
ツクヨミはその事について疑問に思い始めており、過去のソウゴ自身に直接の恨みはないゲイツも当初は抹殺しようとしたが、
ツクヨミに「ソウゴが本当に魔王になるのか見守る必要がある」と言われて渋々承諾している。
ちなみに、もしもソウゴ本人だとしたら、この時は御歳68歳。結構なじいさんである。
70歳過ぎても仮面ライダーとして戦っていた本郷猛というレジェンドもいるにはいるが。

アナザーライダーを生み出すタイムジャッカーたちは「オーマジオウに代わる新たな王」の擁立を目論んでおり、
オーマジオウとは少なくとも仲間や配下のような関係ではないことが伺え、スウォルツのセリフを聞く限りではほぼ敵対関係と言ってよい。

ジオウが2018年に変身したことを聞いたオーラは勘違いして「わざわざ(この時代に)来たの?」「ホント面倒くさいジジイ」と述べている。
ちなみにオーマジオウの力に関しては、タイムジャッカー達からも「バケモノじみた力」と称されている。

「逢魔降臨暦」を持つウォズはオーマジオウサイドの人間らしく、彼の目的は「ソウゴを正しく導くこと」
「正しい歴史を守ろうとしているのは私だけ」と自称している。
アーマータイムの際にも「オーマジオウへ近づいた」と述べており、ソウゴの「最高、最善の魔王になる」という決意にこそ驚いているが、
概ね、現在のソウゴの行動は正史ないし史実に基づいている様子である*2


容姿

ジオウと比べると銀以外に金と黒で基本統一された豪華仕様で、元のジオウにあったマゼンタの部分は消失している。
肩からジオウ(オーマジオウ自身にもある)のミッドバンドライナーMによく似た形状の黄金のベルトをかけており、
胸には多数のブランクライドウォッチらしきものがつけられている。

背中には時計の針を模したものがマントのようについており、時刻的には5時32~35分くらいを指している。
上述の「逢魔降臨暦」や東映公式サイトの逢魔余聞表記などから、この時刻は(造形上の理由だけでなければ)逢魔時を意識しているのだろうと思われる。

頭部の額部分にはジオウにはないクロノグラフのようなパーツが三つ付いており、顔面部分は大量の黒く細かい「王」の文字に覆われている。
またそこにある顔の「ライダー」の文字も赤く、ジオウのものと比べて形が歪んでおり、翼を広げた鳥のようにも見え、
OP映像では意味深にこの部分だけ赤く光る場面があり、どこかショッカーのマークを思わせるという意見もある*3


人物像

ツクヨミは「サイテーサイアクの魔王」、ウォズは「覇道を邪魔する者を許さない」、スウォルツは「自分が王だと信じて疑わなかった」
とそれぞれ評しており、実際に彼の支配下におかれた世界は荒廃している。
だが描写された限りでは自ら力を振るって人々を虐げている様子はなく、過去の自分である(とされる)ジオウ・ディケイドアーマーと戦った際も、
第1話アバンでレジスタンスから攻撃された際も自分からは動かず、相手が攻撃して来た時にそれを叩き返す、という「自衛」に終始している。

それでもレジスタンスのメンバーをあっさりと抹殺しており、敵対者に対して全く容赦がない部分は若かりし頃から変わらない模様。
こんな状況ながら、当人は自らを「世界を救った、最高最善の魔王」と称している。


保有戦力

  • カッシーン
声:津田健次郎
オーマジオウに仕えるロボット兵。名前の由来は「家臣」から。
高性能な完全自律型AIを搭載し、与えられた使命を忠実に実行する。武器として三又の槍を所持している。
戦闘では槍術を中心とした格闘戦を得意としており、更に背部ユニットから大きなクローアームを展開し、強力な破壊光線を放つことができる。

第15話において、ダイマジーンと共に2018年に送り込まれる形で初登場。
ゲイツやツクヨミに襲い掛かるが、ソウゴについては自身の主である過去のオーマジオウとして認識しているため、攻撃するどころか彼の身を守ろうとする。
第16話では、ソウゴがゲイツに頼んでジクウドライバーを破壊したことで歴史が改変され、2068年のオーマジオウの消滅と共に機能を停止。
だが、スウォルツによってAIに細工を施されてしまい、今度はソウゴに対しても攻撃を加えるようになる。


  • ダイマジーン
身長:38.7m
体重:280.5t

オーマジオウが送り込んだ破壊兵器。
タイムマジーンを遥かに上回る巨大な人型兵器。ツクヨミによれば、オーマジオウはこれを使って世界中を破壊し尽くしたという。

第15話において計7体が突如出現。世界中に散らばり、本格的に起動する時を待っていた。
作中のタイムジャッカーの会話によると、ダイマジーンによる大破壊=「オーマの日」の訪れが本来の歴史よりも早いらしい。
更にソウゴは幼少期、「ダイマジーンが世界を破壊し尽して沢山の人が死ぬ夢」を度々見ていたことを明かしている。
だが27話において、それが実際には「2019年に飛ばされた10歳のソウゴが実際に目撃したオーマの日の光景」だったことが明かされた。


歴史との関連

第16話でソウゴがジクウドライバーを破壊した際、2068年の世界から消滅している。
このため、現在のソウゴ=2068年のオーマジオウであることはほぼ疑いない(ソウゴから見ると「未来の可能性の一つ」ではあるが)。

だがその際、ソウゴがドライバーを破壊した影響を受けたのはオーマジオウ本人のみであったという不可解な点がある。
少なくともこの話の後半でゲイツのドライバーを受け取り再び仮面ライダージオウになるまでの間、
オーマジオウが最初から存在しなかったことになった」はずであるが、

  • 「オーマジオウを倒して未来を変えるために」2018年に来たゲイツとツクヨミ
  • ソウゴをオーマジオウへ導くために現れたウォズ
  • オーマジオウの部下であるカッシーンとダイマジーン
  • オーマジオウに変わる王の擁立を目論んで2018年に来たタイムジャッカー

これら、オーマジオウに起因する要素は何の変化もなく2018~2019年に存在し続けていた(カッシーンとダイマジーンは機能を停止したのみ)上、
作中で描かれた限りでは2068年の世界も荒廃したままだった。

つまり、「オーマの日」に世界を破壊したダイマジーンは、オーマジオウの存在如何に関わらず破壊をもたらしていた可能性が浮上している。

いずれの歴史であっても「オーマジオウが登場する」こと自体は避けられないらしく、
ジオウトリニティの登場により「オーマの日」が無事に過ぎた今もその存在は消えていない。

そもそも頻繁にピックアップされたためバイアスがかかりがちだが、「オーマの日」とはあくまでも歴史が進む未来が決まる分岐点であり、
ジオウトリニティの登場した現在においても、オーマジオウの圧倒的な力と、その力が必要な事態が起きれば、
ソウゴがオーマジオウに変身する=逢魔降臨暦の未来へルートが接続される可能性は大いにあり得る。

上述したようにオーマジオウが歴史改変によって消えたのはソウゴの手元からジクウドライバーが消えたときのみであり、
逆説的には「ソウゴの手元にジクウドライバーがある限り、オーマジオウが登場する歴史が成立する」と考えられる。

また、本来の歴史にない出来事が続出した現在でも未だに健在である辺り、
そもそもどうやっても最終的にオーマジオウに至る可能性が消せない可能性すらある。



ジオウⅡとの関連

ソウゴが持つジオウライドウォッチⅡは、黒ウォズ曰く「ソウゴがオーマジオウになるために使うウォッチ」であるらしい。
劇中ではアナザーリュウガ戦で実戦投入されたが、
「正史」ならば全ての平成ライダーの力を得たソウゴが「オーマの日」にこのウォッチを使用して変身したことになる。
その一方で黒ウォズが祝辞を述べたことから、「正史」においてもジオウⅡは現れていたらしく、
最初からこの姿になったのではなく、ジオウⅡからさらにパワーアップする形でオーマジオウになったと思われる。
また、ジオウⅡになるためにはミラーワールドへの介入が必須事項なため、正史では龍騎編でライドウォッチ集めが終結したと思われる。


劇中での活躍

第1話「キングダム2068」

第1話アバンで、2068年の時代で猛威を振るうオーマジオウが登場。
また、ソウゴもツクヨミが見せた映像でその姿を確認している。
この映像やツクヨミとゲイツの話を聞いたことで、ソウゴは絶対にオーマジオウにはならず、
オーマジオウとは逆の「最高最善の魔王」になることを誓うが……。

第15話「バック・トゥ・2068」

仮面ライダーディケイドによって2068年の時代に飛ばされたソウゴと直接対面を果たす。
ついでにあのオーロラには並行世界だけでなく時間を超える力もあることが判明した。*4
ソウゴと対面した際のオーマジオウは変身を解除した状態で、荒野のど真ん中に設置されている玉座に鎮座していた。
字面だけ見るとシュール極まりない
オーマジオウの素顔を見たソウゴの反応を見る限り、歳をとっているが顔付きや特徴などから、やはり正体は50年後の未来のソウゴであることが確定。

ディケイドアーマーに変身したジオウとの戦闘では、対応するライドウォッチを巧みに使用する*5ことでジオウを一方的に圧倒した。
そしてソウゴに対し、

「それほど魔王になるのが嫌だというのなら、よい方法を教えよう。
そのベルト(ジクウドライバー)を捨てろ!そうすればお前が私になることはない」

という言葉を突きつける。

第16話「フォーエバー・キング2018」

上述の言葉を突きつけた後、特に危害を加えるような素振りも見せずに、ソウゴとツクヨミを2018年に帰還させる。
2018年に戻ったソウゴがゲイツに頼んでジクウドライバーを破壊してもらった結果、
2068年のオーマジオウは消滅し、カッシーンは機能停止、ダイマジーンは全て地中に沈んでいった。

だが、同話でカッシーンやディケイドウィザードと戦うため、ソウゴはゲイツのジクウドライバーを受け取り、再びジオウに変身。
結果、一時的に消滅していたオーマジオウが復活し、地中に沈んだダイマジーンも再び動き出そうとしていた……。

「若き私よ……お前が夢を捨てられぬことはわかっていた。
お前は、私だからだ」


第30話「2019:トリニティはじめました!」



「ブレイドウォッチを手に入れたか……若き日の私よ」
「お前が集めるべきウォッチは、あと6つ。全てのウォッチを集めることが王への道……覇道への道しるべだ」

久々の再登場。ブレイドウォッチとカリスウォッチを手に入れたソウゴの前に現れた海東がオーロラカーテンを開き、その向こうから「祝電」を送った。
ソウゴに対して、自分の周囲にアギト、カブト、キバ、電王、ドライブ、響鬼のライドウォッチを浮かべ、
これらのウォッチを集めることが覇道への第一歩である、と教えた。呼ぶのが大変な人ばかり……

これを聞いたソウゴはオーマジオウに匹敵する力は今後必要になると考え、
今まで積極的に集めていなかったレジェンドライドウォッチを集めていくようになる。

この話では「オーマの日」が全く新しい形で訪れたが、オーマジオウが未だ健在であるため、
「逢魔降臨暦の未来」へ繋がる可能性は残っていると思われる。

また、ドライブのウォッチはゲイツが所持しているが、
ゴーストの事例を見るにアナザーライダー絡みの「継承の儀」を経由しなければ手に入れたことにならない模様。
オーマジオウが浮かべていたドライブのウォッチが実物かイメージかは不明。

第40話「2017:グランド・クライマックス!」

ソウゴが全てのライドウォッチを集め、最強形態・グランドジオウとなった後、突如として彼を2068年に呼び出した。
そして、グランドジオウの力を試すかのようにソウゴに一騎打ちを挑んでくる。

第41話「2019:セカイ・リセット」

グランドジオウと渡り合うかに見えたが、召喚されたドライブを乗っ取り返り討ちにしてのける。
変身解除されたソウゴに対し、

「なぜお前が私に及ばないのか……それは、お前が全てのウォッチを集めたわけではないからだ」

と、「自分に及ばないのはウォッチだけは集まったが、レジェンドの力全てを継承していないからだ」と諭す。
この状況を見て割り込み、ソウゴを逃がしたウォズに対して「さすがはウォズ……賢明な判断だ」と声をかけ、
直後跪いた彼に「何者かが時間の流れを変えた」と警告を発し2019年へ送りだした(ちなみにドライブはこの間出現したままになっていた)。

本編において不明瞭だったオーマジオウとウォズの関係がやっと描写されたシーンであり、
同時にオーマジオウがウォズの存在を認識していることも明らかとなった。

なお、「オーマジオウを倒す」のは現在のソウゴの目的であり、オーマジオウ本人には過去の自分であるソウゴと戦う理由は本来はない。
その上であえて呼び寄せた辺り、どうやらドライブの力が足りないことを教えるために呼んだ可能性が高い。

第48話「2068:オーマ・タイム」



「若き日の私よ。お前が再びこの時代に来るなど、私の記憶にはない!」

「歴史が変わって当然だ。あんたにとって過去でも、俺には未来なんだから」

「なるほど……面白い。だが、無意味だ」


時系列的にはEP01でツクヨミが見せた撤退戦の最中。
世界の崩壊を止める作戦を実行するため、2068年に現れたソウゴが変身したジオウと対面。
自身の過去とは明らかに異なる事態に直面するも、さして驚くでもなくソウゴを迎え撃った。

経験とスペックの差から圧倒し、ジオウトリニティとの激突でもキングギリギリスラッシュを素手で払い除けるという荒業をやってのけるなど、
相変わらずの無茶苦茶な強さを見せるが、鍔迫り合いに持ち込まれた際にがら空きの胴を狙われ、
サイキョージカンギレードを介して発動されたトリニティタイムブレークバーストエクスプロージョンによって吹き飛ばされ、崖に激突して落下。
さしものオーマジオウもついに膝を折った。

「私が若き頃には、ここまでの力はなかった……!」

しかし、それでもダメージらしいダメージを受けた様子もなく、
呟きながら平然と立ち上がると、変身を解除しゲイツとウォズを2019年に送り帰したソウゴと改めて対峙。
元より時空を超えた同一人物である二人の戦いには意味はなく、ソウゴからの「オーマジオウの力とは何なのか」という問いにこう応じた。

「時空を破壊する力だ。スウォルツごときに世界を破壊する力などない。お前に世界を破壊させるつもりだ」

そして、ソウゴを2019年に送り帰すと、「無意味だが、助けてやるとするか……」と嘯きつつ、
ツクヨミのもとに忍ばされていたブランクウォッチに何らかの力を宿らせた。
一方で、「過去のジオウが今のオーマジオウと戦いにやって来た」状況を見たゲイツとツクヨミは、
自分達が過去に跳んでオーマジオウ誕生を阻止する、という方法を思い立っていた。

LAST「2019:アポカリプス」

ライドウォッチの破損によりソウゴがグランドジオウへの変身が不可能になり、更にその影響で世界の歪な融合が加速した結果、
天空からは隕石が降り注ぎ、地上には風都タワー・ユグドラシルタワー・スカイウォールが出現、
そして平成ライダーシリーズの怪人やモンスター達全てが現れ破壊の限りを尽くし始める。

まさに黙示録の如き終末が訪れようとする中、それを阻止すべく士が立てた作戦もツクヨミの裏切りという思わぬ行動により失敗に終わり、
最早ソウゴらにはアナザーディケイドを打倒する以外の手しか打てなくなる。
しかし順一郎ライドウォッチを全て完璧に修理するという神業ぶりを発揮。
再びグランドジオウウォッチを手にしたソウゴは遂にアナザーディケイドと激突。

しかしそれでもなお力の差は圧倒的であり、更にアナザーディケイドが仮面ライダーエボル、ゲムデウス、サジタリウス・ゾディアーツ
ユートピア・ドーパント、そしてン・ダグバ・ゼバ
と、平成ライダーシリーズ歴代のラスボスらの中でも一際凶悪な者達を召喚。
その一斉攻撃によるダメージで変身が解除されてしまったソウゴにアナザーディケイドがトドメを刺すべく巨大なエネルギー弾を放ったその瞬間、
ゲイツリバイブ疾風の超スピードで飛び込んで来たゲイツが身を呈してソウゴを庇った。

結果、ソウゴの身は守れたものの自身はマスクが割れるほどの致命的なダメージを負い、
最後の力を振り絞ってソウゴに「オーマジオウになれ」と、かつてはあれだけ否定していた道を示し、
そして「友になれて良かった」と感謝の言葉を残して息絶えてしまう。

かつて無い悲しみと激情に駆られるソウゴ。
そして彼の腹部に巻かれたジクウドライバーは金色の光を放ち出し、オーマジオウの物と同じドライバーへと変化した……。




仮面ライダーオーマジオウ(2019 常磐ソウゴ)





「うぉぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!」


ライダ-


「変身……!」

OHMA ZI-O


祝福の(とき)


最高!最善!最大!最強王!



逢魔時王(オーマジオウ)


2018

ライダ-


「我が魔王……!?」


「ウォズ……祝え」



「……は?」




「『祝え』と言っている……!」





「……祝え!!時空を越え、過去と未来をしろしめす究極の時の王者!!」

「その名も“オーマジオウ”!!歴史の最終章へ辿り着いた瞬間である!!」



強烈な喪失の感情を起点として変身
ソウゴがゲイツの遺した言葉、そしてかけがえのない友を失ったことによる激情で覚悟を決め、
ジクウドライバーが変化した「オーマジオウドライバー」で変身した「時の王者」

その変身シークエンスも強烈で、
  • ソウゴが雄叫びを上げるとその背後の地面がひび割れ、地響きと共に赤黒い巨大な時計の紋章が出現
  • 「変身」のコールと共にドライバーの両端を押し込むことで、その紋章にマグマのようなエネルギーが流れ込む
  • 同時に無数のベルト状のエフェクトがソウゴの身体を包み込み、オーマジオウの姿を形成
  • 最後にジオウの各形態同様『ライダー』の文字がマスクにセットされる
ことで変身完了となる。

一目で見て分かるように最強にして最も危険な力であるオーマジオウの力を端的に表しており、
変身後の余波だけでアナザーディケイドを含む最凶最悪レベルの面々が大きく怯むほど。
上述のように戸惑うウォズに対して祝福を強要するなど、人格的にも2068年のオーマジオウに近づいている(あるいは寄せている)のがわかる。

この形態は未来のオーマジオウとは別枠であり「仮面ライダーオーマジオウ」名義となっている。
これまで「オーマジオウ≒最低最悪の魔王にならない」ことを目指して戦ってきたソウゴがオーマジオウに変身したことに、
誰よりもこの時を待っていたはずのウォズは呆然となり、ソウゴに促されるまで祝辞を述べることを忘れていた。
また、なにか思うところがあったのか、この祝辞にユートピア・ドーパントはわざわざ拍手を送っている。


戦闘能力

身長:200cm
体重:144kg
パンチ力:108.3t
キック力:324.9t
ジャンプ力:ひと跳び240.6m
走力:100mを0.1秒


最終回の放送後に明らかになったスペックが示すように「最高最善の魔王」に相応しい圧倒的な力を持つ。
基本スペックの時点ですらキック力の数値が324.9tで全ライダー中3位
1位である「基本スペックが自由に設定可能(上限なし)」となっているゴッドマキシマムゲーマーや、2位のオーマフォームを除けば4位以下をぶっちぎりで離している。
パンチ・ジャンプ・走力に関してもほとんどのライダーを大きく引き離した数値である。
強化形態や特殊能力を発動した状態のライダーに上回られることはあるが、これはあくまで基本スペックとしての数値である。

第1話アバンの未来の映像資料での登場の際には、「生まれながらの王」を名乗るだけのことはあり、
念動力のようなものだけでレジスタンスや彼らの操るタイムマジーン、機銃、ミサイルなどを全て対処しており、
相手に触れることなく、攻撃などを自分に触れさせることもなく、その場からほとんど動かずに排除するほど。
また、派生能力としてか爆破能力のようなものも見せている。

  • 手をかざす事で円形状に念動力のような力による力場を作り、機銃攻撃を全て遮断
  • 近づいてきたレジスタンスを念動力で吹き飛ばした上で爆破
  • 飛んできた多数のミサイルも片手をかざすだけで空中で受け止める
  • 自身を踏みつけようとしたタイムマジーンを全て念動力で排除
  • 自身の能力で吹き飛ばされたタイムマジーンを両手で受け止める(オーマジオウがこのアバン映像で両手を同時に使ったのはこれが唯一)
  • 時を止めたかのような現象を引き起こす(ツクヨミなど、ある程度距離が離れていたメンバーは動いていた)

最終的には黒い波動のようなものを放ち、周囲の人間や兵器を一瞬で消滅させてしまった。
記念作品の第1話ということで、世界の破壊者こと『仮面ライダーディケイド』の第1話を思い出した人も多い*6
これらはグローブ部分である「オーマコーザリティーハンド」に備わっている機能で、因果律操作により周囲のものを思い通りに動かしている。
また、黒い波動で消滅させたのは斜め掛けしている金色の腕時計金属ベルトのような勲章「メリディアンサッシュ」の機能で、
絶対境界波動「セパレートサージ」を放つことで4km以内にある物なら別次元に送ることができる。

また、ライドウォッチを起動するだけで、そのウォッチに対応したライダーの力を使用する事が出来る。
ジオウやゲイツがジクウドライバーや専用武器を経由して歴代平成ライダーの力を使っていることを考えると、
簡略化された非常にスマートな戦闘スタイルであるとも言える。
ゴーストとドライブのライドウォッチに関してはゲイツに盗まれてしまっているが、中には「オーマジオウがわざと盗ませたのでは?」という意見もある。この辺の考察は後述。

ちなみに能力は原典で見せたことのないものが多いが、これに関しては現代のソウゴが度々見せるライダーアーマーによる必殺技が原典のものからズレているのと同じかもしれない。

第15話において過去の自分であるジオウに挑まれた対決の際には、
ディケイドアーマーのライドヘイセイバーで発動した各必殺技に対して、それぞれと同じライダーの能力を発動させ利用するなどの戦法を見せた。

  • クウガ:リント文字型のエネルギー波を右足で受け止め、直後に地面に発生した封印のエネルギーを収束させて跳ね返す
  • キバ:自身に迫り攻撃する黄色のコウモリ型エネルギーの大群を赤色に変えて使役し、逆に攻撃に向かわせる
  • 龍騎:炎を纏わせた斬撃を、召喚したドラグレッダーに火弾で阻止させた上で突進させる

第40話では、以下の能力をウォッチ起動の描写なしに手をかざすことで発動させている。
  • ブレイド:ラウズカード型のエネルギー*7を放つ(反射して地面に落下した際に爆発)
  • W:緑色と紫色の入れ混じった突風を放つ(当たった際にダブルのライダーズクレストが浮かび上がる)

第41話ではグランドジオウ同様にライダーの召喚能力を見せており、作中ではクウガを呼び出している。
更にはソウゴが召喚したドライブを制御下に置き、返り討ちに追い込んだ。

これだけでも凄まじいが、更に全身を覆うスーツに備わる人工筋肉と形状記憶・変化機能により化物じみた運動能力を変身者にもたらし、
マスク部分を含む各部に施された装甲は「ザバルダストグラフェニウム」*8と「ダークマターインゴット」という二つの材質による複合装甲で、
地の硬度ですら鋼鉄の1200倍と言う強固さを誇りながら、あらゆるダメージをほぼ0にまで減衰・吸収する柔軟さまで兼ね備える。

更にはオーマジオウドライバーから溢れ出す無尽蔵かつ莫大なエネルギーはスーツを通して全身をくまなく循環するようになっており、
未来のオーマジオウが68歳と言う高齢でありながら人智を超えた戦いを披露していたのは恐らくこの機能のお陰であると思われる。

そして極め付けは頭部に集約された機能の数々。
マスクの複眼部分は常に1000℃から1200℃ほどの高熱を帯びて赤熱しており
劇中では披露されなかったものの設定上はなんと複眼からビームを放って相手を焼き払うことが可能。
更には縁取りこと「パラレルラトラパンテ」は時代や次元を越えての意識と感覚の共有能力を与え、
これにより未来のソウゴことオーマジオウが現代のソウゴとそれを取り巻く環境を詳細に知り、精神世界での対話をしていたものと思われる。*9

最後は額の「オーマシグナル」。
これは装甲と共に全身に配置されているセンサーの情報を統合・分析してスーツとドライバーに伝えることで、
いかなる相手であろうと必ず上回れるようにシステム歩度を調整・発揮させるというトンデモ装置。
その為上記のスペックが本当にオーマジオウの基礎スペックなのかも定かではない。
あくまでアナザーディケイドを打倒するために必要なのがあのトンデモスペックだったという可能性がある。

上記の基本スペックではナンバー1だったゴッドマキシマムゲーマーと同様、数値など意味をなしておらず、チートどころかもう不条理である。

しかしこの理不尽極まりないスペックでさえ、まだオーマジオウの強さの一端でしかない。
上述したのはあくまで単体のライダーとしての力、ジオウというライダーの能力である。
彼の扱う力とはそれに加えて、


全ての平成ライダーの力


である。
すなわちレジェンドライダーだけでなく彼らと共に歩み、戦った2号、3号、4号ライダーといったサブライダー
その行く道を阻んだダークライダー派生フォームや強化フォーム、最強フォーム
劇場版など本編外の限定ライダーをも含むという意味での「全ての平成ライダーの力」であり、
故にそれを持つ仮面ライダーオーマジオウは文字通り「時空を超え、過去と未来をしろしめす究極の時の王者」なのである*10
まさに「ぼくのかんがえたさいきょうのかめんらいだー」を体現していると言えよう。

そしてこの戦闘能力でさえ、オーマジオウの力の本質ではない。

オーマジオウドライバー

腰に装着している黄金の変身ベルト
オーマジオウに変身するためのベルトであり、ジクウドライバーに似た形状をしている。
ライドウォッチを装着する部分には豪華な装飾が施されているため、ライドウォッチの接続ができない。
この装飾は向かって左が「オーマクリエイザー」、右が「オーマデストリューザー」という起動スイッチであり、それぞれ平成ライダーの創造/破壊の歴史がアーカイブされている。
これを同時に押し込むことでオーマジオウに変身できるほか、変身後に同じ操作をすることで必殺技待機状態に入る。
見た目の豪華さやオーマジオウの人知を超えた能力に対してベルトの機能自体は極めてシンプルであり、オルタリングアークルに性質が近い。
また、よく見るとジオウと同じく「2018」(=2018年に初めて変身した)の文字が確認できる。
加えてジクウドライバーと違い変身の際の回転機構がない。これはつまり「時計の針が回らない=歴史の終着点」であることを示しているらしい。


必殺技

  • 逢魔時王必殺撃
終焉の刻!

ドライバーのスイッチを同時に押し込むことで発動。
背中の大時計「アポカリプス・オブ・キングダム」を展開してエネルギーを解放し、「キック」の文字に囲まれた相手にドス黒いオーラを纏ったライダーキックを叩き込む。文字通りの「必」ず「殺」す「技」と言える。
なお、技名や発動時に流れる音声は日本語の直訳に変わっている。
絶妙にストレートなネーミングはやはり中身がソウゴゆえだろうか?

  • 各平成ライダーの必殺技
設定上存在する技。クウガからジオウ通常形態までの基本形態の必殺技を使用することができる。
それぞれ「(ライダー名)の刻!」とコールが入る。

なお必殺技でないものはノーモーションで使えるらしく、
最終話では封印エネルギーの蹴りをぶち込んだり、コウモリの大群を飛ばしている。


活躍

満を持して変身したソウゴに対し、アナザーディケイドはこの期を待っていたとばかりにその力を奪おうとするも、
所詮は偽りの王たるスウォルツに扱い切れる力ではなく、逆にオーバーフローを起こして大ダメージを負ってしまう。
それを見たソウゴは狼狽えるスウォルツに、


「お前ごときが、俺の力を受け止め切れると思うか……」

「俺の力は……全てのライダーの力だ!」


と言い放ち、空中に現れた無数のライドウォッチを吸い込み(この中にはなんとアナザージオウウォッチも存在した)、その身に取り込んだ。
ならば殺してから奪えば良いとばかりに今度は招集したラスボスらをけしかけるが、
事もあろうにソウゴはミラーモンスターには龍騎、ダグバにはクウガ、とレジェンドの力をオリジナル以上の規模で叩き付け、
その全員を一撃で殲滅

余りに馬鹿げた強さを目の当たりにし、勝ち目がなさそうなことを悟ったスウォルツは、
一端とはいえオーマジオウの力を手にしたことを理由にオーロラカーテンを開いて自分の世界へと退こうとする*11
その背中を、ソウゴらを裏切り自分の下に降ったはずのツクヨミが白い光の手刀で刺し貫く。
士の立てた作戦に従えばソウゴの死は免れず、それを良しとしなかったツクヨミは兄の本性を利用して近付き、
自分がケリを着けることでソウゴとその世界を救おうとしていたのだ。

「貴方のような王は、いらない!」とスウォルツに突き付けるツクヨミだったが、それがかえってスウォルツの怒りを買い、
強引に振りほどかれつつ放たれた全力の一撃を受けて爆散。彼女もその命を散らしてしまう。



「ツクヨミ―――ッ!」


「うおああああああっ!!」


だが、それは更なるソウゴの激情を招き、遂に最後の一撃が放たれる。




終焉の刻!


逢魔時王必殺撃!!!



慟哭と共に放たれたライダーキックをスウォルツは受け止めようとするが、
片手間で歴代ラスボス、その中でも最凶クラスの面々を瞬殺する天変地異のようなライダーの本気の一撃を受けきれるハズもなく、真正面からガードを破られ、先のラスボス達同様に偽りの王もまた跡形も無く消し飛ばされた。
そしてアナザーディケイドの消滅に伴い怪人やモンスターらも消滅し、ツクヨミの世界はジオウの世界と統合され一つとなり、新たに「オーマジオウの世界」となったことで安定。世界の崩壊は防がれた。

戦いが終わった後、オーマジオウとなったソウゴにウォズは改めて忠誠を誓うが、
ソウゴは王として君臨せずに時空を破壊するという選択を告げ、そして精神世界で未来の自分と最後の対話をする。

「お前には王となる資格がある。お前が世界を救った」と満足げに告げる未来の自分。
しかしソウゴはこう返す。

「……世界を救ったのはゲイツや、ツクヨミや、ライダー達みんなの力だ」

「みんなのいない世界で俺一人、王様になったって仕方ない」

「……覇道より、王道を取るか」

ソウゴは世界を救ったのは自分ではなく、あくまで仲間と平成ライダー達の力だとして王の座を拒否。
そして未来の自分に「オーマジオウの力って、破壊するだけ?」と問うと、
当然のように「創造の前には、破壊が必要だからな」と返され、遂にソウゴはオーマジオウの力の本質を理解する。

無理矢理一つに纏められた世界、時空という「今あるもの」を破壊し、それぞれの自然な歴史という「新たなもの」を作り出す。
かつて仮面ライダーキバ紅渡門矢士に語ったように「創造は破壊からしか生まれない」。だからこそ、創造の為には破壊をもたらさねばならない。
それこそオーマジオウの真の力であり、魔王の役割だと知ったソウゴは迷うことなくそれを選択。
世界を分離させて元通りにし、結果として空白になってしまうジオウの世界を再構築することを告げた。



「じゃあ、創造させてもらう。歴史を……作り直す」

「二度と、王にはなれんぞ?」

「なれるよ。なんか、行ける気がする」

「……時計の針はさ、未来にしか進まない」

「ぐるっと一周して、元に戻ったように見えても、未来に進んでるんだ」


ここに来ていつものポジティブシンキングを見せるソウゴ。
彼の言う通り、歩んできた道は未来の自分の焼き直しなどではなかった。

そんな新たな選択を選んだソウゴに未来の自分、オーマジオウは自分が成せなかった「良い未来」を作ってくれると確信し、

「面白かったぞ、お前に会えて。若き日の私よ……」

と、愉快そうに笑いながら最後の言葉を残して消えていった。


そしてソウゴはオーマジオウの力でライダー達の世界を分離し、ツクヨミの世界も存続させ、一から歴史をやり直すのだった。







2018年9月のある日。
いつものようにおじさんと朝食を取り、いつものように学校へ向かうごく普通の高校生・常磐ソウゴ。
そこには柔道部に居る生真面目な親友と、彼を軽々投げ飛ばす男勝りなクラスメイトの女子
そして自分を「王様先輩」と尊敬を込めて呼ぶ後輩と、その側に気だるそうにしながらも寄り添う少女。そして彼らを影から見守る謎の人物も。

確かに歴史は書き換えられリセットされた。
しかしそれはまた、新たな未来へのスタートなのだ。

普通の高校生、常磐ソウゴは「王様への道」をまた一から歩み始めた。
今度は楽しく、頼もしい仲間達と共に。




劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer


戦いに直接関わって来ることはなかったが、終盤、タイムトンネルに吸い込まれかけたソウゴが自身の幼少期を思い返した直後に唐突に姿を現した。
2068年の世界、「常盤ソウゴ初変身の像」を背後に、


「思い出したか、若き日の私よ…」

「お前は、生まれながらの王ではない。しかし、王になろうと望んだのは…お前自身だ」

「お前は何の為に王になりたかったのだ?」

「他の者に認められる為か?それとも……自分が特別である為か?」

「王になろうとした動機」を改めて問いかける。
ソウゴはこの問いに、「俺が王様になろうと思ったのは、世界をよくするためだ!」と、自らの原点に立ち返って叫ぶが、その時には既にオーマジオウは目の前から消えており、入れ替わりにソウゴの手の中には最低最悪の魔王の力を宿した「オーマジオウライドウォッチ」が出現した。

かくして、最後の平成ライダーである「仮面ライダージオウ」の力を継承したソウゴは、満を持して オーマフォーム に変身。
ゲイツやウォズ、平成ライダーたちと共にクォーツァーの野望を粉砕した。

生き残ったクォーツァーの残党はソウゴの出した結論を受けて、次の時代を見守ることを決め、
ただ一人野望を捨てていなかったゾンジスもソウゴが冒頭見た夢により現れた「令和1号」たるゼロワンに敗れ、「逢魔降臨暦の未来」へのルートは完全に破綻することになった。

なお、白倉Pによればこの場面でソウゴの前に現れたオーマジオウは自問自答の質問役として投影されたイメージのようなものだったらしい。
いわば走馬灯のような形でソウゴが過去を思い出したことで、「俺はどうして王になりたかったのか」という自分への問いを投げかける存在として、アバターのような形で「未来の自分」であるオーマジオウの姿を使った、ということのようだ。*12

『仮面ライダージオウ超全集』では実はオーマジオウの正体は常盤ソウゴではなく、クォーツァーのリーダーである仮面ライダーバールクス/常盤SOUGOだったとされている一方でオーマジオウ自身が自分以外がオーマジオウになる道として仮面ライダーが存在しなれければ自分はオーマジオウにならなかったと考え、(スーパー)タイムジャッカーを使ってクウガの歴史を変えたり、クォーツァーを影で操っていたと考察されている。
この説が事実な場合、ディードやクォーツァーも彼の手駒だったことになり、常盤ソウゴ=オーマジオウなのは確実な模様である。


結局のところ、オーマジオウは最低最悪の魔王だったのか?


本編最終話の放送と前後して、ムック本・公式ブログにて白倉Pがオーマジオウについて語っている。

オーマジオウのコンセプトは「墓守」と「老害」
輝かしい平成ライダーの墓標*13をただ一人守り続けようとしているのがオーマジオウであり、
仮に始まりが最高最善の王だったとしても、過去の栄光を理想化し、
忘れ去られてしかるべき時代となっても次の世代にバトンを渡さず居座り続ける行為は、
「現在を貶め未来を否定すること」と同義であり、だからこそオーマジオウは「最低最悪の魔王」なのだという。


余談


  • 第15話においてソウゴと対面した際の変身前の姿はジオウのスーツアクター・高岩成二氏が演じている。違う方向性で全ライダーの力を受け継いでいる…
    劇中で口から上が映らなかったのは「映し過ぎると高岩感が出過ぎる」からとのこと。
    ちなみに、最終回後明かされた人物相関図でも顔は最終回同様逆光で隠されていたが、彩度を下げるとしっかり高岩さんであることが分かる。

  • ちなみに石ノ森章太郎による漫画作品『仮面ライダーBlack』では、2018年に世界の支配者として「魔王」が登場している。
    小山氏演じる霞のジョーが登場したのはRXからだが、もしかして意識しているのだろうか?
    更にそのRXをモチーフにした仮面ライダーバールクスこそがまさに最低最悪の魔王だったが…

  • 『補完計画』第1.5話によれば、「オーマジオウ」のオーマは「魔王(マオウ)」のアナグラムであるとのこと。
    つまり、オーマジオウとは魔王のジオウということをそのまま指していると思われる。

  • ジオウ本編の公式サイトやてれびくんなどではオーマジオウと一貫しているが、バンダイから発売されている各種グッズではオーマジオウの他に「仮面ライダーオーマジオウ」と記載してある商品もある。
    仮面ライダー図鑑公開記念のインタビューによると公式サイドでも仮面ライダーとして扱うか疑似ライダーとして扱うか揺れている状態だったとのこと。
    最終話後の公式サイトでは2068年のものは「オーマジオウ」、2019年のものは「仮面ライダーオーマジオウ」と表記されている。

  • 第16話でソウゴがゲイツからジクウドライバーを託された後の戦闘時とジオウⅡの初陣の時に流れたソウゴ役の奥野氏が歌う挿入歌「ジオウ 時の王者」のイントロは、第1話冒頭で流れたBGM「オーマジオウ」とほぼ同じ曲調になっている。この事から「ジオウ 時の王者」は「ジオウがオーマジオウに近づいた時の曲」と見る傾向もある。

  • 「黒・金・赤というカラーリング」、「最強にして危険な力」、そして何より「最終回で披露された真の最強フォーム」という共通点から、「平成ライダー初の最強フォームである仮面ライダークウガ アルティメットフォームがオマージュ元として込められているのではないか」という見方もある。
    もっともあちらは覚悟の末に変身を決意しても、自分を信じてその瞬間を見守ってくれた相棒がいたのに対し、こちらは大切な仲間の死が変身への決意の引き金になるという対照的な過程になっているが……。


  • 『東映ヒーローMAX Vol.58』にて白倉プロデューサーの明かした設定によると、「2067年までに歴史上に登場する仮面ライダーの能力を使える」らしい*14
    平成より先のまだ見ぬ仮面ライダーの力を持つ訳だが、これは「2068年まで仮面ライダーシリーズを続ける」という決意的な意味での設定らしいので、本編で披露されるかはまだ不明である*15
    一応、2019年以降におけるミライダー達も出てきてはいるが、それらの能力は流石に使えないと思われる*16




追記・修正は平成という時代を知る人にお願いします。

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*1 公式サイトによれば「レジスタンス勢力からは最低、最悪な魔王と呼ばれている」とのこと

*2 最初の歴史でアナザーライダーが誕生していないと仮定した場合は、オーマジオウが誕生した歴史では各アーマータイムは先輩ライダーから託されたのではなく、ウォズたちの指摘通り彼らから力を奪って歴史を変えていたということになるのだろうか。

*3 そのほかではジオウのものとほぼ同じ形状ではあるが、額のライダーズクレストの「カメン」の「メ」の字も財団Xの「X」を彷彿とさせるという意見もある。

*4 尤も『超・電王&ディケイド』でも似たようなことやっていたが。

*5 この時使った順番はクウガ→キバ→龍騎と、ディケイド本編で士が世界を巡った順番でもある。相手はディケイドアーマーだったので偶然とは言い切れない。

*6 とはいえ、オーマジオウはタイムマジーンなどの兵器を迎え撃っているが、ディケイドはミラーモンスターや時の列車、サイドバッシャーに一期のほとんどライダーという戦力を迎え撃っている。オーマジオウも2067年までのライダーの力を使えるので一概に比較はできないが、やはりディケイドは凄い。

*7 作中ではカテゴリーA:チェンジビートル・チェンジスタッグの2枚。

*8 ザバルダストグラフェニウム自体はグランドジオウの時点で組み込まれている

*9 ウォズに対して祝辞を促したのは、これによって劇場版のソウゴの意識を共有したことでウォズの素性=クォーツァーのメンバーであるという事実を知ったからでは、という説もある。

*10 グランドジオウを破った際に、未来のオーマジオウが「全てのライダーの力を集めていない」と述べたが、「ドライブの力だけ」ではなく文字通り「全てのライダーの力」ではなかったから、ということになる。

*11 実はこの時点でスウォルツは当初の目的をほぼ果たしていたため、オーマジオウと対峙する理由がなくなっていた。…というより、当初の目的自体が自身の世界の崩壊を防ぐ事なので、仮面ライダーツクヨミが誕生した時点でもう目的は果たされている。

*12 「夏映画に出てくるオーマジオウは、実際のオーマジオウかわからないんですよ。結局、オーマジオウってどういう経緯でああなったかはわからないものの、その後のソウゴなわけじゃないですか。だから、あれは自分と自分の対話なんですね。天使のソウゴ、悪魔のソウゴみたいな心の声、イメージに近い。オーマフォームはオーマジオウの力を与えられたものだけど、結局それって自分の力なんですよね。たまたまオーマジオウというキャラクターがいたからああいう形で内面描写出来たという感じです」

*13 「常磐ソウゴ初変身の像」にある平成ライダーたちの像が例に挙げられている。

*14 アーマータイムによるものなのかは不明。

*15 披露されているとした場合は、上述の能力も過去のライダーの類似能力を使用しているのかもしれない。

*16 特にキカイに至ってはオーマジオウから見ても未来である。