血の色

登録日:2019/3/24 Sun 17:03:00
更新日:2019/10/25 Fri 21:56:40
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ゆるさねえ………


てめえらのは なに色だーーーーっ!!



血の色とは、読んで字の如く、生物の血液の色の事である。

概要


地球上の生物は、我々人類を含め殆どの脊椎動物はヘモグロビンを含んでいるため、赤い血液をしている*1
しかし、脊椎動物以外の生物となると話は別であり、寧ろ赤い血ではないケースの方が多い。
例えばイカやタコといった軟体動物や、カニやエビなどの甲殻類は青い血液を持つが、
これはヘモグロビンの代わりに「ヘモシアニン」という色素を含んでいるのが理由(後述)。
また害のない色素を血管注射すると、全身がその色に染まったりもする*2

要は、血液に入っている色素次第で血液の色が決まってしまうと言って良い。現実で言えば生物が体内に酸素を取り込む際に使う媒体によって変わる、とも言えるだろう。



創作上における血の色


概要でも書いた通り、人類とは異なる異種族っぽさ、化け物っぽさを出すためにではない異色の血液は度々多用される。
外見がヒューマノイドであったとしても、中身が構造レベルで地球人類とは根本的に異なる場合もある。
その他にも表現規制(自主規制含む)のため「赤い血」を避けようと他の色に変える場合など、理由は多種多様である。



血液の色一覧


「血の色」という項目名ではあるが、我々地球人類含めた赤い血液のケースまで含むとキリがないため、
ここからは以外の色別に血液の色を載せていく。



ドラゴンボールに登場する種族であり、ピッコロの出身種族として有名なナメック星人だが、アニメにおいては血液の色は紫色である。
再生能力持ちであるため度々手足をもがれたりしては流血している。
…が初期の頃は血液の色までは設定が固まっていなかったようであり、
ピッコロ大魔王は何故か赤い血液だったりするのだが。

原作である『宇宙戦艦ヤマト』では流血シーンが描かれなかったため血液の色は不明であったが、
リメイクである『2199』にて紫色の血液であることが判明。
そのためか、口の中も青紫色をしている。

エヴァンゲリオンとはエヴァンゲリオン初号機のみリリスのコピーで他はアダムのコピーだが、どちらも血の色は赤。
しかし弐号機だけは何故か紫色拘束具が赤くて赤い血が見えづらいから、というわけではない、と思う。



一作目の時点ではエイリアン自体は流血せず、
フェイスハガーを外科手術で引き剥がそうとしてメスを入れた際に噴き出しただけに過ぎないが、
続編である『エイリアン2』では、エイリアンが次々に撃ち殺される関係で当たり前のように流血しており、黄色い血を流している。
しかもこの血液は強酸性であり、うかつに近接戦を挑むと返り血で痛い目に遭ってしまう。

  • ガトランティス人の皆さん(宇宙戦艦ヤマト2)
ガトランティス人って流血してたっけ?という方もいるかもしれない。
実は12話においてサーベラーの横槍によってヤマトを仕留める機会を逃し、
激怒したデスラーがデスラー砲のレバーを折ってミルに投げつけるシーンがあり、
その際に運悪く頭に直撃してしまい、黄色い血を流しているのだ。
さらに終盤においてヤマトのクルーが都市帝国に乗り込んだ際の白兵戦を
よく見ると射殺されるガトランティス人が黄色い血を流しているのが確認できる。
だがどういうわけかリメイク版である『2202』では血液の色は黄色ではなく赤に変更されている。



  • ミドリチトカゲ
上記で脊椎動物は赤い血液と書いたが例外というものはどんなものにもあるようで
パプアニューギニアに生息しているミドリチトカゲは脊椎動物でありながら
緑色の血を持つというとんでもない生態を持つことで知られる。
これは体内で分解された後のヘモグロビンが血液中に大量に含まれているのと、
マラリアに感染しにくいように進化したためであるとされているようだ。

  • ホヤ
ヘモグロビンの代わりにヘモバナジンを血中に含むため、
緑色の血液をしている。

ご存知大映が誇る怪獣。
よく串刺しになったり切りつけられたりする関係で血を流すが、
何故か昭和・平成版共に血液は緑色である。

そして東宝が誇る怪獣王。基本的に血は赤いのだが、
何故かこの作品のみ蛍光グリーンである。

今日ではエイリアンと並ぶ人気を得たプレデター。
宇宙の狩人だけあって反撃を食らったりすることが多いので
よく流血するがその血の色は蛍光性の緑色
これまた強酸性の血液を持つエイリアンと同じくらいのインパクトを残している。

  • インビットの皆さん(機甲創世記モスピーダ)
同作に登場する宇宙生命体であるインビットは緑色の血液を持っているが
それは地球に適応し人型に進化したタイプも例外ではなく、
23話ではこれが原因でアイシャはスティックらに正体を知られてしまった。

いろんな意味で物議を醸し出した話として知られる第31話に登場した囮怪獣。
作中ブレスレットで首を切断された際に緑色の血液を流しているが
実は裏設定では猛毒を好んで食べる怪獣であり、血液にも猛毒が含まれているとのこと。
なお、この2話後に放送された例の回に登場したメイツ星人も緑色の血を流す。
メイツ星人とプルーマを操っていたゼラン星人は良く似た顔立ちをしているが、血の色は異なる。

派手な流血描写が特徴だが、言語設定を海外版にすると血の色が緑になる

ヨロシサン製薬が生産・販売するバイオクローン兵士。
緑色のバイオ血液が体内を流れているが、これは空気に触れるとすぐに赤く変色し普通の血液と見分けがつかなくなる。

敵の侵略宇宙人、エイリアンは緑色の血液をしており、ブルースワットに撃たれたり斬られたりする事で派手に緑色の血液を流血する。
なお、エイリアンに寄生された人間もまた緑色の血を流すようになり、仲間の一人である正義の宇宙人に憑依されていたシグはこのせいで悪の宇宙人ではないかと思われた事もある。

敵の不死身の怪人アンデッドは緑色の血が流れており、ライダー達との戦いで負傷して度々緑色の傷跡ができていた。
また、ジョーカーである仮面ライダーカリスこと相川始もまた緑色の血を流している。

魔界の住人たるクラウザーさんの血液は勿論童貞臭い赤色なんかじゃなく緑色であり、サタニックエンペラー開催に際してフェスの血判状にその緑色に滴る血を持ってして契約された。



  • 無脊椎動物
冒頭でも説明したように、イカ・タコなどの軟体動物やエビ・カニなどの甲殻類といった無脊椎動物のほとんどはヘモグロビンではなくヘモシアニンという色素を持っており、銅が血中に含まれている。例外はあり、アカガイとその仲間はヘモグロビンが血中にあるので何と人間と同じ赤い血を流すのだとか。
この「青い血」は基本的には酸素と結合すると青くなり、酸素が抜けると透明になる*3。青い青いと言われてもあまり青く見えないのは死ぬ前に酸素を使い果たして透明になってしまうためらしい。
特筆すべきはカブトガニ。5億年近く前に地球上に出現し、形質をほぼ変えずに現代まで生き残り、
今日では生きた化石として知られる彼らもヘモシアニンを含む青い血を持つが、この血液から得られる成分は主に医療用途で細菌や細菌毒素の検出に使われている。
このため「捕獲されたカブトガニが集められ、その血(体液)を抜き取り、また海に放つ」という字面だけ見ると空恐ろしい工場が存在しており、その恩恵で世界の医療は支えられている。

  • UFOを目撃した人間たち(ブルークリスマス)
ややマイナーではあるものの知る人ぞ知る映画であるブルークリスマス。
作中でUFOを目撃した人物は青い血を持つ体質に変異しており、それが原因で魔女狩りに等しい悲劇を生むことに…
ちなみに英語版の題名であるBLOODTYPE:BLUE
新世紀エヴァンゲリオン』で使徒が襲来した際のパターン青の元ネタになったことで知られる。

地球とは別の次元からやってきた異世界人(見た目は人とほぼ一緒)。
人がムーリアン化するケースがあり、その時は血の色が赤から青になる。

  • ヨーロッパ貴族
西洋文化圏では身分の高い貴族の血筋を「blue blood」と表現する。
これは元々スペインで使われていた慣用句で、皮膚の下の青い血、つまり静脈が透けて見えるような色白の肌を指す婉曲的な表現であり、肉体労働に従事して日焼けした一般庶民とは生まれからして違うという意味なのである。
本当に血が青いわけではない



  • 白い人工血液
1970年代末、酸素運搬能力を持つ物質「パーフルオロカーボン」を乳化(水に溶けない脂質のようなものを牛乳のような白色の液体にする)させ
感染症の心配がなく、血液型がなく誰にでも輸血できる人工血液として注目を集めた。

  • ホワイトブラッド(小島プロダクション制作ゲーム)
ポリスノーツやMGSシリーズに登場する人工血液。
何故白色なのかについての設定は特に無い。
MGSシリーズではサイボーグの関連技術で、雷電を始めとするMGS4に登場するサイボーグはこれを使用している。
本来の血液からホワイトブラッドに交換する事で得られる具体的な効能は不明だが、サイボーグに欠かせない技術だった様である。
ただしMGS4の時代である2014年の時点で旧式の技術とされており、またホワイトブラッド使用者は定期的に透析を行う必要があり、
これを欠くと自家中毒に陥り、著しい体調不良を起こす。
2014年の時点で既に旧式化しているにも関わらず、4年後が経ちサイボーグ技術がより進化し広まったMGRの時代でも広く使用されている。
ただしこれは「人(の姿をしたもの)をバラバラに切り刻む」というゲーム性を守りつつ表現規制をすり抜けるための措置と考えられる。
事実、海外版では雷電を含めて全てのサイボーグは切られると普通に赤色の血液が吹き出す。
しかしこのお陰であるギミックを仕込む事に成功しており、一部のプレイヤーの感心を呼んだ。

本作で斬り殺すゾンビの血の色は通常赤だが、オプションで白や黒に変更することができる。
本作はそもそもCERO指定:Z(18歳未満購入禁止)のシリーズなのでこういう配慮は本来不要なはずなのだが、
何故だろうと思った人は「ビキニ姿のお姉ちゃんの身体中に白い液体がこびり付いているところ」を想像して頂きたい。
そういう事です。



オルフェノク対策委員会の執行人……つまるところ量産型ギア・仮面ライダーカイザの装着者たちは、
そのポテンシャルを最大限に引き出すために血液の3分の2を特別なエネルギー溶液に入れ替えており、
原油のような黒い血液が体内を流れている事が作中で語られている。


マゼンタ(蛍光ピンク?)


  • ダンガンロンパシリーズの登場人物たち
人間のキャラクターだが、「テーマがサイコポップ」なので、赤い血だと生々しくてポップではないためマゼンタ色。
CEROの都合もあるとは思うが。

銀河鉄道が運行する宇宙とは別の次元に存在する宇宙からやってきた異世界人。
ピンク色の血液が流れているらしく、銃撃などで血を流すことがある。だが大半のアルフォート星人は銃撃を受けると即死してしまうため、流血シーンは少ない。

余談

  • ある薬品の過剰摂取の結果、一時的とはいえ血液が緑色になってしまった患者のケースが存在する。

  • 「頬を染める」という言葉にあるとおり、照れた時などに顔が赤くなるのは血流が増加することで血液の色がより強く出てくるため…なのだが、二次元では青や緑の血を持つ種族でも大抵赤ないしピンクに頬が染まるのは、厳密に言えば不自然な現象と言える。





追記・修正は赤ではない血液の方にお願いします。

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