ビコーペガサス(ウマ娘 プリティーダービー)

登録日:2024/03/10 Sun 14:50:02
更新日:2025/03/10 Mon 18:20:32
所要時間:約 25 分で読み切れるぞ!






変・身!!!!!
絶対ヒーローになってやるからな!



ビコーペガサス(Biko Pegasus)とは、『ウマ娘 プリティーダービー』の登場キャラクターである。
CV:田中あいみ

モチーフ元である競走馬『ビコーペガサス』は当該項目を参照。

+ 目次

◆プロフィール

キャッチコピー:正義の炎が燃え盛る!熱きヒーロー、見参!
生年月日:2月8日
身長:144cm
体重:微増(いっぱい食べて大きくなる!)
スリーサイズ:B72・W54・H75
靴のサイズ:左右ともに19.5cm
学年:中等部
所属寮:栗東寮
得意なこと:木登り
苦手なこと:いっぱい食べること(無自覚)
耳のこと:助けを求める声には必ず反応する
尻尾のこと:ヒーローポーズを取る時、踏みつけがち
家族のこと:日曜の朝は、家族みんなで特撮鑑賞タイム!
ヒミツ:①授業中に悪い奴が現れた時の対処法を10パターン以上考えている / ②お箸で絹ごし豆腐をきれいに掴める
自己紹介:正義のヒーロー、ピコーペガサス参上!あたしの走りはどんな強敵もバーンと倒してみんなを笑顔にするんだ!すごいだろ!

キャラクターソング:一撃入魂☆ペガサスパンチ

◆概要

デビュー直後は3連勝を挙げるものの、その後は数多くの強敵たちに囲まれGⅠ勝利に一歩届かずの波乱に満ちた馬生を送った競走馬『ビコーペガサス』がモチーフのウマ娘

史実の鹿毛を反映させた明るいブラウンのボサボサショートヘアーで、右耳には天使の羽と星を模した飾りを着用。
身長は140cm前半と小柄な体型で、特にウマ娘一の長身であるヒシアケボノと一緒にいることが多いため、相対的にちっちゃいというイメージが強調されやすい。

正義を愛し真っ直ぐな志を持つウマ娘で、特に『キャロットマン』という特撮ヒーロー番組に一際強い憧れを持っている。
普段の言動の至る所に特撮ヒーローのソレを思わせるワードが盛り込まれ、トレセン学園内でもよくヒーローごっこをしている程*1
総合的に見て子供らしい童心を忘れない、わんぱく小僧みたいなイメージがある。
ニシノフラワーと違って飛び級というわけではないため、時にそういった趣味・嗜好が子供っぽいとされることもあるものの、
ビコー本人としては決して中途半端なものではなく、誰かを助けるヒーローになりたいという志は本気であるため、
その真っ直ぐさに惹かれる者、好意的に見ている者も数多い。
父親は警察官でビコー曰く「超強い」とのこと。ビコーの随所にある要素を加味するともしかして父親って…

小柄な体格なために大柄なウマ娘とレースを走ると力負けしてしまうこともあり、
時にそんな自分の体型を気にして落ち込んでしまうこともあるが、最終的にヒーローとしての志を忘れず、何度でも立ち上がって見せるガッツも持っている。

ウマトック上では特撮アニメに絡めたショート動画などを投稿しており、コアなファンや子供にも大人気なんだとか。
それとプロフィールにあるいっぱい食べることの他、牛乳も苦手なようで、匂いと口当たりがダメとのこと。

同じくプロフィールにあるヒミツ①についてはまんま学校にテロリストな他、
もう一つのヒミツについても意外と器用な特技を持っていることをうかがわせる…というよりも、某平成ライダーに準えたネタだろうか?
なお元ネタと思しき某平成ライダーは最後まで絹ごし豆腐を掴めなかったので、「ビコーはGⅠレースには勝てなかったが『GⅢ』には勝った」というやや皮肉な考察もされている。

◆アニメ版での活躍

Season1

OVA「BNWの誓い」で登場。
ヒシアケボノを怪人役にヒーローショーを行ったりしていた…が、体格差から全く相手になってないという微笑ましい一幕に。

うまよん

第8話「ヒーロー劇場・ウマソルジャーⅤ!!」でメインの1人として登場。
ウマソルジャーVのリーダー、レッドペガサスとして堂々参戦。
メンバーの1人であるグリーンスズカに「メンバーの色が被っている(ピンクバクシンオーピンクウララ)」と指摘されても、
細かいことを気にしないのも正義!と、全く意に介していなかった。

どうでもいいが本話の44年前、赤がペガサスで黄色が大小二人もいるチームヒーロー番組『円盤戦隊バンキッド』が放送されていたが、それとの関係性は不明。そっちのペガサスは子供ヒーローチームにいる唯一の成人男性だったが。

Season2

第1話にヒシアケボノと共にチョイ役で登場。
その際、ボーノの方が身長が高すぎるために画面から見切れかけていた。

◆アプリ版での活躍

性能

バ場 芝:A ダート:E
距離 短距離:A マイル:B 中距離:G 長距離:G
脚質 逃げ:G 先行:E 差し:A 追込:B
2024年2月14日に☆2「疾風ペガサス・零式」として実装。
3rdアニバーサリー直前の最後の新規育成ウマ娘としてトリを飾ることになった。
丁度この少し後で短距離をベースにしたチャンピオンズミーティングが開催されたため、それに合わせての実装でもあったと思われる。

また、上述のように☆2での実装であり、これまでの低レア追加ウマ娘は1stアニバのマチカネタンホイザと2ndアニバのツインターボのみだったため、
初のアニバ以外の時期に追加された低レア枠ということでも話題を呼んだ。*2
☆3に比べれば圧倒的に排出確率の高い☆2での実装のため、長きに渡って育成実装を待ち望んでいたビコーペガサスファンには嬉しいものであった。
が、天井という一応のラインがある☆3と違い、既に闇鍋同然のウマ娘数の中で狙って☆2を引き当てるのは却って難しいのでは? などと感じたプレイヤーもいたとかいないとか。
というか実際、X(旧Twitter)などのSNSで天井まで引いてもビコーが出なかったと嘆く声が挙がってたりもした。

距離適性は史実を反映しての短距離・マイル特化型。
特にサクラバクシンオーやキングヘイローに続く低レアの短距離型ということもあり、
絶対数の少ない短距離ウマ娘の揃っていないトレーナーにはそれだけでも非常にありがたい存在となっている。

脚質適性については差しがA、追込がBと後方型。一応その気になれば先行はEなので因子改造が現実的なラインではあるものの、
取得スキルや固有スキルとの噛み合いを考えるとやはり趣味の領域であろう。

あと、史実のフェブラリーステークス入着を反映してか、何気にダート適性もEと因子で直接ギリギリAを狙える高さになっているため、
因子次第ではダートのスプリンター及びマイラーとしても活躍が見込める。

[疾風ペガサス・零式]

ジャスティス・ビコー、見参っ!

画像出典:ウマ娘 プリティーダービー「[疾風ペガサス・零式]ビコーペガサス」勝負服
© Cygames・JRA

馬主である有限会社レジェンドの「ビコー」冠名の勝負服カラー「白襷白袖赤一本輪」がベースカラー。
ビコー自身がトレーナーノートのボイスで言及しているように、見た目は特撮ヒーローの変身スーツそのもの。
紫ベースのジャケット&パンツスタイルに星マークの羽根つきベルトにグローブ、首には赤いスカーフと正にヒーローといった出で立ちになっている。

原案からデザインが大きく異なっており、こちらでは白と紫カラーのブレザーに、ペガサスを模した巨大な羽根つきリュックを背負っているというもの。
カラーリングや装飾的に特撮ヒーローというよりは魔法少女っぽいイメージだった。本人もやや不満そうな顔をしているように見える
というか本作(特にアプリ版)の勝負服は「本人が希望のデザインを提案し、それを元に衣装を発注する」という設定があり、
ヒーロー志望の彼女が原案通りの衣装で実装されると矛盾が出るためこの変更はある種当然とも言えなくもない。その代わり初期実装のSRサポートの絵柄は原案衣装のままカッコイイポーズを決めている。

成長率はスピード、パワー、根性にそれぞれ+10%。

所持スキル
見ての通り得意の差しと短距離に特化したラインナップになっており、距離適性的にマイルも走れないことは無いのだが、真価を発揮するのはやはり短距離となるだろう。

通常スキル:
位置取り押し上げ、詰め寄り、差し直線○、(覚醒Lv2)仕掛け準備、(覚醒Lv4)スプリントギア

レアスキル
(覚醒Lv3)迅速果断(レース中盤で中団以降にいると速度が上がる/差し)
急行!ヒーロー参上!(レース中盤で中団以降にいると速度がすごく上がる/差し)

(覚醒Lv5)電撃の煌めき(レース終盤に後ろの方だと速度が上がり、加速力がちょっと上がる/短距離)
必殺・雷電キーック!(レース終盤に後ろの方だと速度が上がり、加速力がわずかに上がる/短距離)




行くぞ! ペガサスキーック!


画像出典:ウマ娘 プリティーダービー「[疾風ペガサス・零式]ビコーペガサス 固有スキル発動」
© Cygames・JRA

固有スキルは「ペガサスフルパワー!」(☆2)→「疾風爆走ペガサスダッシュ!」(☆3以降)。

効果は「レース後半に後方から追い抜いていた場合、残り150mを切ってから前の方にいると少しの間速度がすごく上がる(速度が上がる)」というもの。
後半での追い抜きに加えて残り150mで前方に位置付けるなど条件が複数あるため、狙っての発動は少々骨が折れるものの、
その代わり☆3以降では速度上昇量がすごくと強力なため、上手く噛み合えばごぼう抜きも可能であろう。

発動演出は飛び上がって炎を纏ったキックを放つという如何にも特撮ヒーロー感満載のもの。
やってることは明らかにキックなのだが名称がダッシュというのはこれ如何に。

これが正義のパワー!
ジャスティス・ビコーの勝利だあーーーっ!!

固有二つ名は「ジャスティスビコー」。
取得条件は「スプリンターズSを二連覇し、マイルCS(シニア級)を1番人気で勝利し、ヒシアマゾン、ヒシアケボノにそれぞれ2回以上勝利する」。
条件が多岐に渡り一見複雑そうに見えるものの、全て育成目標のレースをなぞっていけば達成できる条件になっているため、
基本的に全ての目標レースで勝利するように育成を進めていけば自然と取得できていたなんてことも。

特殊実況はセントウルステークスで発生。
が、条件が「3番人気以下かつ、1番人気が4着以下」とかなり複雑なため、狙って聞くのはかなり難しい。*3



サポートカード

初期の時点で共通のRとSSR【必殺!Wキャロットパンチ!】が実装。
2023年1月30日にはSSR【変身!ギャルソンフォーム!】が追加実装されている。

SSR【必殺!Wキャロットパンチ!】

得意トレーニングはスピード。
完凸時には固有効果と合わせて+20%と非常に高いトレーニング効果アップを備えている上にスピードボーナスも持っているため、
スピードの上昇量だけなら3rdアニバ時点でトップクラスの評価を持つSSRエルコンドルパサーSSRドゥラメンテにも引けを取らなかったりする。
そして得意率も固有ボーナスも合わせて55と初期のスピードSSRとしては比較的高かったため、初期の頃はSSRキタサンブラックに次ぐ有能スピードサポカとして扱われていた
とはいえ、パワーボーナスやスキルPtボーナス等は持っていないし、ヒントの質も短距離~マイル用にしても低く、キタサンのインフレに追加組が追いついてきたあたりからは流石に型落ちしている。
サポートカード交換チケットの初期ラインナップに選ばれているが、キタサンが同居しているし追加でもう少し後発のものも入っているので2枚目として取ることを考えられなくはない程度。

イベントを完走させると短距離用のレアスキル「プランX」を取得可能。
使い勝手は良くなく、当時基準でも評価できるほどではない。あと本人の適性と異なる前方用なのも注意。初期の頃は短距離~マイルの後方脚質が少なかったからだろうか。

SSR【変身!ギャルソンフォーム!】

得意トレーニングはパワー。
「体力最大値が高いほど、トレーニング効果アップ」という独特の効果を持っているものの、
初期状態だと+5%と上昇幅が低く、最大効果の+20%まで持って行くには体力最大値を20上げる必要がある。
このサポカにも体力最大値上昇イベントがあるものの、全て発動させても上昇値は8に留まる。
そうまでして最大効果を発揮させても総合的なトレーニング性能はそこまで飛び抜けているわけでもない。
パワーの価値が上がったU.A.Fシナリオにおいても、差し育成のパワー枠は新登場した【小さな笑顔、2つ】ウイニングチケットが存在しているのが懸念点。

こちらはイベントを完走させることで差し用のレアスキル「鋭脚円刃」を取得できる。
差し用としての汎用性は高いが地味でコスパが良くないため、目当てにするほどではない。


個別ストーリー

新人として日々の激務に追われる中、トレーナーはいつも早朝トレーニングに励む1人のウマ娘、ビコーペガサスに注目していた。
小柄な体格というハンデも何のその、大柄なウマ娘たち相手にも臆することなく抜群の差し脚を発揮して模擬レースにも勝利してみせる。
常に真っ直ぐで努力を怠らない、正にヒーロー然としたその姿に思わず、カッコいいという呟きが漏れる程。

いま、カッコいいって言った!?

…その呟きを聞き逃さなかったビコー当人に爛々とした笑顔を向けられ、その後の模擬レースを一緒に観戦する流れに。
その最中で彼女が語ったのは芝レースに対する憧れ。自身が勝利した模擬レースもダートであり、
トレーナーもそういえば先日のトレーニング中にも芝に対する憧れを口にしていたなと思い返していた。

これまで見てきたトレーニングや模擬レースでの走りから考えて、芝でも十分走れるのではとトレーナーは予測を立てていたものの、
自分はまだまだ未熟な新人の身、安易なことを言ってウマ娘の貴重な今後を振り回すわけにはと慎重な姿勢を見せていた。

その後もトレーナーは度々ビコーのトレーニングを見学したり、彼女の憧れのヒーローであるキャロットマンを一緒に見たりと意気投合。
一度は敗北しても決して諦めず「まだまだこれからだ!」と立ち上がる。
決して子供向けのヒーロー番組などと一蹴するにはもったいない、純粋にカッコいいと感じ入るのと同時に、
先日の模擬レースでも自分より体格の勝る相手にも臆せず立ち向かうビコーに似ている部分があるなとも思っていた。

けど、今は体ができてないだけだからな。これからどんどん鍛えて、キャロットマンの隣で戦えるようになる!
もうすぐみんなの背を追い越して、ダートを極めたらいつか芝にだって挑戦して──
──大丈夫、まだまだ追いつける!! 今はとにかくがんばって走る! そうすれば、きっと……!

次いで自分に言い聞かせるようにビコーが語る今後の展望と在り方についても聞き入るものがあったトレーナー。
勇気を持てない自分なんかと違い、前向きで憧れのために真っ直ぐ突き進むビコーの姿は十分すぎるくらいに「カッコいい」ものだというのに。
そんなウマ娘の助けになってやりたいと思うのは、云わばトレーナーとしは当然のことと言ってもいい。

俺を、仲間にしてくれないか!?

そうそう、仲間に……って、え!? トレーナーが、アタシの?

芝を走るための手伝いもできる……と思う!

……!

ちょっと言い淀んでしまったものの、それでもトレーナーは真っ直ぐにビコーへ思いの丈をぶつけ、
ビコーの方も思わぬ協力の申し出に面食らったものの、仲間になりたいというトレーナーの真っ直ぐな言葉を信じて快諾。

トレーナーの協力の下、ビコーはダートから芝への転向のために猛特訓に励む。
新人ではあれ中央トレセン学園の一員であるトレーナーの持つ知識は確かなもの。
加えて実直で努力かなビコーもトレーナーの師事の下で地道に努力を重ねていく。
キャロットマンという共通の趣味を持ったことも合わさり、単なるトレーナーと教え子という関係に留まらず、
正に同じ思いを持った同志といった風に両者は確かな絆を育んでいた。

途中、芝レースで怪物的な走りを繰り広げたナリタブライアンの姿を目にしたことで、ちょっとした劣等感が芽生えてしまい、
自分には合わないブライアンの走りを真似したりと少々迷走したまま、自身の模擬レースを迎える。
普段以上に体格の良いライバルたちに囲まれてしまい、自分らしい走りができずにビコーは焦りを見せていたが、

諦めるなっ!!

……!

諦めない君に、勇気をもらったんだ!!

(諦めない……アタシ……)

横から響いてくるトレーナーの声援、自分が芝を走れる信じて今日まで一緒に戦ってきてくれた大切な仲間、
抱えていた劣等感のせいでらしくない姿を見せていた自分に対するその声援は、ビコーの闘志を奮い立たせるに十分すぎるもの。

(そっか。それが──ヒーローの条件なんだ)
(うん、そうだよ。それがアタシの『いつもどおり』だ!)
(歩幅が足りなくたって、弾き飛ばされたって──)
(何度だって、立ち上がれる!!)

そう、勝負は──

まだまだ──

──これからだッ!!

己を取り戻したヒーロー、ビコーペガサスに敵はいない。
わき目も振らずに先頭集団に飛び込んでいき、高い壁も同然な前方集団の僅かな隙間を突いて矢のように直進していく。
ほんの僅かな活路に正気を見出し、臆することなく突き進んでいくその勇気。
初めて目にしたあの日のレースと同じで、トレーナーはそんなビコーの姿をやはりカッコいいと改めて感動していた。

見事、芝のレースでも1着という勝利を飾ることができた喜びをトレーナーとビコーは共に分かち合う。
トレーナーは最高にカッコよかったとビコーを褒めちぎる一方で、
ビコーの方もまたくよくよしていた自分を応援してくれた勇気をくれたんだと誉めそやしていた。

互いが互いを支え合う立派なヒーロー同士、そんな信頼で結ばれた今の自分ならと、トレーナーは勇気を出してその言葉を口にする。

ビコーペガサス!

なんだ、トレーナー!!

専属契約、してほしい!!

……えっ。

……ずーっと前から契約してた気になってた……!

してないよ……!

あははっ、冗談! もちろん、いいぞ!! 引き続き共同戦線だっ!!
アタシたち──唯一無二のタッグヒーローになろうな!!

ちょっと締まらない感じになったりしたものの、トレーナーとビコーの間に専属契約が結ばれる。
固い絆で繋がった2人のヒーローによる闘いの日々が幕を開けたのである。

育成シナリオ

そんな流れで始まる育成シナリオ。
メイクデビューからのファン数集めという名の修行を経て、得意とする短距離やマイルの重賞戦線に挑んでいくことになる。

目標レースには安田記念やマイルCSも含まれるため、できればマイルの適性もAに上げておくと安定しやすい。
また、史実に準えてダートのフェブラリーステークスも走ることになるが、目標が出走となっているため、勝敗にこだわらないのなら気にする必要はない。
ダート適性がEなので、そのままでは厳しいが数段階強化したり、マイル用の加速スキルでフォローすれば勝利も難しくない。

ビコーペガサスの史実が史実*4だったため、実装前は数々の強敵によるボスラッシュでビコーのメンタルを容赦なく折りに来る重いシナリオになるんじゃないか? なんて予想も挙がっていた程だったが、
蓋を開けてみれば逆に常に明るく周囲を救うヒーローとしての志を忘れないビコーの在り方に魅せられた周囲の方が心を震え上がらせるという、
正義のヒーローと呼ぶに相応しい王道熱血ストーリーに仕上がっている。

クラシック期序盤に固有イベント「夕焼けの誓い」が発生するのだが、この際ビコーのファンだと語る女の子に対し具体的なレースでの活躍目標を語ることになる。
具体的には短距離orマイルの重賞を4勝or7勝するというもの。

見事、この誓いを果たすことに成功すると、シニア級ラストに隠しイベント「ターフの上のヒーロー」が発生。選択した目標に応じてステータスアップやスキルヒントの取得ができる。
特に7勝側の目標はスピードとパワーが+35ずつとなかなかに有用なため、多少スケジュールを調整してでも狙っていく価値はあるだろう。

◆関連キャラクター

  • アクション俳優のお姉さん
育成シナリオ序盤に登場し、シナリオ内で絡むことになる名称通りの人物。
当初は駆け出しで鳴かず飛ばずのアクション俳優志望で、小さなショーとはいえキャロットマンのスーツアクターも経験したことがあり、共通の話題で意気投合。
以降もちょくちょく姿を現し、ビコーの勇気に励まされながら彼女も自身の夢を追い続けることになる。

最終的には俳優として3本の作品に出演、その3本目がビコーペガサスの活躍をベースにしたハリウッド大作であり、主演とスーツアクターを兼任。
その作品で全てを出し切ったために俳優を引退することになったが、以降は後進育成のためにアクション教室を開くことになった。

元ネタは史実のビコーペガサスの父、Danzig(ダンジグ、ダンツィヒ)と目されている。
3戦3勝という戦績で引退したが、種牡馬としてはノーザンダンサー系の代表格の一角にまで大成。直仔でウマ娘になっているのはビコーペガサスだけ(孫ならファインモーションもいる)なので、要素としてピックアップされるのも納得である。

ビコーとは正に正反対の圧倒的な体格を持つ、超大型スプリンターなウマ娘。
見た目に反したその人懐っこさでビコーとも大の仲良しさん。同性だがおねショタの波動
プロジェクト開始当初からビコーとはセットで登場することが多く、アニメやアプリ内でも一緒にいることが殆ど。

ビコーの育成シナリオでも一足先にデビューを果たしたビコーのことを応援している他、
後に自身もデビューを果たした後、同じ短距離・マイル戦線でぶつかり合うライバル同士となる。

史実でも同じく同時代において争ったライバルの1頭で、
95年スプリンターズステークスではビコーが惜しくも敗れて2着となっている。

ご存知、短距離戦線における最強格の存在、スピードに全てをかける学級委員長にして驀進王。
シナリオ中の回想パートから、彼女の育成シナリオ終了後からしばらく経った状態と思われる。

ビコーの育成シナリオにおいてもラスボスに相応しい風格と共に颯爽と登場するのだが、
同シナリオ内で自分が短距離戦線で突出して勝ちすぎたために、自身が求める熱いレースがどんどん遠ざかっているという燃え尽き症候群に陥っていることが判明し、
「次のマイルCSを最後に引退することを考えている」などという衝撃の発言をしていたりする。

元々バクシンオーが目指すべき『委員長』とは、日々の行動やレースの取り組み方などで他生徒の模範となる姿勢を示す存在であった。
しかし、短距離レースで無敵の活躍を見せたことが結果的に短距離路線を志す他のウマ娘たちからの畏怖を集めたり、やる気を奪ってしまっているという状況を招いてしまっており、それは本人の目指す姿勢とは真逆のものであった。
これではモチベーションが下がるのも仕方がない。

結果的に勝ち逃げなどさせるものかとビコーが熱い走りを見せたことで嘗ての闘志を取り戻し、引退を撤回することになるのだが、
これまでは「短距離で勝つのは当然」「全距離制覇も視野に入れている」などと意気揚々とした姿ばかりを目にし続けていただけに、
いつものハイテンションの頭バクシン姿は、自身と競い合える存在が現れない虚しさの裏返しであるとも取れるような、今までのキャラが180度ひっくり返りかねない委員長の姿に衝撃と困惑を覚えるプレイヤーが続出することになった。*5


史実ではサクラバクシンオーの晩年期にスワンステークスやスプリンターズステークスで激突しいずれも敗れている。
特にバクシンオーの引退レースでもあった94年スプリンターズステークスにおいては、
ビコーペガサスが"前年の"バクシンオーのタイムを上回る好走を見せたにも拘らず、
当のバクシンオーがその更に上を行く速さで圧勝してみせたのは有名な話。

オシャレ大好きファッションリーダーなウマ娘。委員長曰くオシャレ番長。
ビコーの育成シナリオ内で初めて彼女の勝負服3Dモデルが公開されている。

育成シナリオ内ではビコーが挑むクラシック期のマイルCS直前に声をかけてきて、上述したバクシンオーの渇きを伝えて共に再起を促してほしいと頼み込んでくる。
見事、ビコーが自身の走りでそれを成し遂げて見せた際には、それに対して感謝を述べると同時に、
未だクラシック級ながら自分やバクシンオーすらも下して見せたビコーのこれからを楽しみにしているとライバル視もしていた。

史実ではバクシンオーとも走ったスワンステークスや、あちらの引退レースとなったマイルCSなどで対戦経験がある。

いたずら大好きでダートで活躍を見せる噛み付き大魔王なウマ娘。

芝とダート、ヒーローと魔王、主戦場もスタンスも何もかもが正反対の存在ではあるが、
己を貫き通す真っ直ぐさについては双方共感するものがあったためか意外と仲良し。
本人が悪役に憧れているのもあって、ビコーとヒーローごっこをするときには率先して悪役を買って出ている。

ビコーの育成シナリオではレース中の噛み付きアクシデントで周囲からの悪評に晒されスランプに陥っていたものの、
そんなウインディのことを助けてあげたいとビコーが彼女の出走するフェブラリーステークスに緊急参戦。
勝敗は別にしてウインディもまたビコーの熱さに触れることで見事復活を果たすことになる。

史実ではウインディが初代王者となった97年フェブラリーステークスにおいて対戦経験あり。
因みにビコーの方は勝利こそ叶わずとも4着入賞と意外と好走していたりする。
あと長年実装されずにもどかしい思いをさせられた末に、アニバ前のトリを飾った初期メンバー同士という共通点もある。
ちなみに元馬としてはウインディのほうが年下だが、本作ではウインディのほうが高等部で先輩になっている。

王道のクラシック三冠路線において圧倒的な走りを見せる、レースへの闘争本能に飢えた影をも恐れぬ怪物。

史実において衝撃を与えた引退レースの高松宮杯を再現する形で、ウマ娘の世界においても高松宮記念に出走。
故障明けで闘争本能が戻りきっていないブライアンを理屈抜きで真っ向からビコーが叩き伏せることでブライアンも熱を取り戻し、
1度切りの激突で確かな手応えを感じさせてくれたビコーに礼を述べつつ、自身の戦場へと戻っていくという熱い展開が繰り広げられた。

美浦寮の寮長を務めているタイマン大好きウマ姐御。

こちらも史実をなぞる形でニュージーランドトロフィーや安田記念などで対決。
特に安田記念の方では上述したブライアンとの高松宮記念の直後であったこともあり、
自分ではできなかったブライアンの熱を取り戻すという偉業を見事果たして見せたビコーに対し、より一層の対抗心を燃やしてライバルとしてぶつかってくる。


◆余談

  • 長すぎた実装までの道のり
ウマ娘プロジェクト発足当初から存在している初期メンバーの1人ではあるが、上述の通り育成実装が果たされたのは2024年2月14日。
アプリ稼働開始から換算しても3年弱と、実装時点では間違いなく実装までの期間最長記録保持者となっている。

特に2年目以降辺りからはビコーの後に発表された新ウマ娘たちが相次いで育成実装されていったため、
置いてけぼりになっていた他の初期メンバーたちと同様に早期の育成実装が望まれていたもののなかなか叶わず、
2023年2月の2ndアニバ直前にはシンコウウインディが、直後の2ndアニバではその目玉としてミスターシービーが、
そして2023年6月にはマーベラスサンデーも育成実装を果たしたことにより、
ビコーペガサスは育成実装を果たしていない初期メンバー最後の1人という不名誉な称号を得てしまったのである

そしてその後もビコー以降に発表されたウマ娘たちが次々実装されていき、ビコー実装の兆しが殆ど見られないまま遂には3rdアニバーサリーも間近に控えることになってしまい、「頼むからビコーを早く実装してくれ…」という嘆きの声が強まっていた中、
3rdアニバ直前の大トリを飾るというある種の大役を得る形で、遂にビコーも育成実装を果たしたのである。*6

  • 栄養戦士キャロットマン
2025年1月17日、まさかのキャロットマンが主人公の実写CMが制作された。珍しく正月のCMを真面目に作ったと思ったらこれだよ!
さらにその5日後の22日には『ぱかチューブっ!』内にて特撮ドラマ『栄養戦士キャロットマン 〜ラードロン襲来!フケンコー食が世界を覆う!?〜』が公開。
その内容はというと、競馬場をバックにどこかで見たことあるようなロゴマークが映し出されるオープニングに始まり、かずさアカデミアホールや岩船山採石場跡地で繰り広げられるアクションシーン、戦闘→一時撤退→パワーアップして再登場する敵怪人、さらに影山ヒロノブ氏による主題歌など、まさに公式が病気
また友情出演として田中あいみ氏演じる勝負服姿のビコーペガサスも登場している。




最強のヒーローになるために、みんなの追記・修正、よろしく頼むぞっ!

この項目が面白かったなら……\勝負はここからだっ!/

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最終更新:2025年03月10日 18:20

*1 会話の端々で取るポージングは恐らく「ペガサス」繋がりで聖闘士星矢も元ネタにしていると思われる。

*2 そのためビコーペガサスのガチャにおいては、天井まで引くとそれまでに実装済の☆3ウマ娘から1人選んで自由に交換できるという仕様になっていた。

*3 元ネタでもビコーペガサスは3番人気で、1番人気のエイシンワシントンは5着だった。

*4 史実でのラストラン1998年安田記念では全盛期のタイキシャトル・シーキングザパールと対戦している。

*5 このことを表すかのように、本シナリオでのバクシンオーは「どうか腕章の行き場になってください」「強いだけじゃないヒーローとは、どんなヒーローなのですか?」など知的な言い回しをする場面がが多い。またプライベートでノースフライトと一対一で話す際は通常多用されるビックリマークはほぼ使われず、落ち着いた口調である。

*6 上述のように2月のチャンピオンズミーティングが短距離であったことから、前年のダートチャンミに合わせたシンコウインディと同じでトリを務めるのでは? と予想するプレイヤーも多かった。