仮面ライダーエグゼイドに登場するゲーム一覧

登録日:2021/06/09 Wed 16:16:50
更新日:2022/09/27 Tue 23:37:26
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本項目では特撮テレビドラマ『仮面ライダーエグゼイド』に登場したゲームについて記載する。
大半が架空の作品だが、中には現実で市販されたゲーム(機)もある。
ガシャット化されてないゲームが多いが、今後されるかどうかは定かではない。
ガシャット化されたゲームについては「ライダーガシャット(仮面ライダーエグゼイド)」を参照。

一覧

●ボーズ・オブ・テラ
花家大我から「不死身ゾンビを倒すゲーム」の製作依頼を受けて小星作が企画したゲーム。
内容としてはRPGらしく、数百年後の地球で争い続けた人類が生み出した不死身のゾンビに地球が支配されつつあったところに、一人の坊主が立ち上がるストーリー。
滝行などの修行をすることで主人公が戦闘スキルを上げ、ストーリーの中で出会うキャラを仲間にするなど、名前に反して内容は意外と王道。

●お経でポクポク
ボーズ・オブ・テラが駄目ならと作が別に企画書を用意していたゲーム。
ボーズ・オブ・テラ同様に詳細な企画書はあるようだが、劇中映像ではその内容が確認することが殆どできない(多分同様にお経でゾンビを成仏させるのだろう)。


某住職代理「いよいよ拙僧にも白羽の矢が立ったということですかな!」

上記2つは企画を聞いていた全員から呆れられ、西馬ニコからは「一旦坊主から離れようか」と言われた結果没になった。
…が、視聴者からは「(上述のように)前年度のアイツを思い出す」「意外といいかもしれない、遊んでみたい」と割と高評価であり、
Twitterでは中の人である柳喬之氏や美術担当の山口純一氏にもネタにされていた。
後に前者はVシネマ『仮面ライダーエグゼイド トリロジー アナザー・エンディング 仮面ライダーパラドクスwithポッピー』にてリズムゲームとしてお披露目され、
続く『仮面ライダーエグゼイド トリロジー アナザー・エンディング 仮面ライダーゲンムVSレーザー』ではこれの反省点を元にバンバンタンクガシャットが開発された。



鉄拳7
旧ナムコ(現バンダイナムコエンターテインメント)が誇る大人気格闘ゲームシリーズで、本作放送時のシリーズ最新作。
第15話において、宝生永夢が6年前の高校時代に出場した大会「ファイターズカップ2010」の回想をした際に登場。
対戦時の使用キャラはラース・アレクサンダーソンとラッキー・クロエで永夢はラースを使いこなしていた。
2010年に『鉄拳7』が稼働(7の稼働は2015年)していた辺り、やはり『エグゼイド』の世界は我々の知るゲーム業界とは違う歴史を歩んでいるようだ。



●マイティアクションC
第22話にて語られた16年前の時期に存在したゲーム。
名前からマイティアクションXの前作の一つだと考えられることから、マイティアクションがかなり息の長いシリーズ作品だという事が読み取れる。
当時ファンレターを送ってきた永夢のアイディアに対する嫉妬に狂った檀黎斗が返礼品として、このソフトの体験版のディスクを送った。
実は嫌がらせとしてソフトには新種のウイルス(後のバグスターウイルス)が混入されており、永夢はこのウイルスに感染してしまう。



●和洋折TUNE
旧幻夢コーポレーション跡地の隠し部屋に存在したポスターに記載されていたゲーム。
和風的な雰囲気を醸し出したゲームで、キャッチコピーは「大和魂ここにあり!」。
キャラクターデザインから見てデザイン担当はドレミファビートと同一人物のようだが、本作とドレミファビートが関連作なのかは不明。



●対戦 魔法少女コヨミ in マジックランド
第36話に登場した『仮面ライダークロニクル』ユーザーである土居万次郎の自宅の室内に飾ってあるポスターに記載されていたゲーム。

「コヨミ」の名前からから察しが付くように、『仮面ライダーウィザード』及びそのヒロインコヨミのパロディネタ。
ゲームタイトル名も『劇場版 仮面ライダーウィザード in Magic Land』のパロディ。
ポスターにはニチアサの絵とは思えないような萌え系の巨乳美少女キャラクターが描かれているが、彼女がゲームの主役キャラの「コヨミ」だと思われる。
彼女の決め台詞と思われるキャッチコピーも「―――さぁ、ショータイムです!」と、操真晴人の決め台詞をパロったものとなっている。
ちなみに、製作は白い魔法使い実行委員会」と、かなり不穏な文字が映る。

ゲーム内容は不明だが、ポスターの「大好評稼働中」のから見ると恐らくはアーケードゲームであり、
コヨミのデザインから見るに、美少女・萌え系キャラゲームである可能性は高い。

後にプロデューサーとメインライター繋がりで仮面ライダーゼロワン』第5話・第6話にもポスターのプロップを流用する形で登場。
どうやらアニメ化を果たしたようだ。



●爆捜トレジャー
てれびくん超バトルDVD『仮面ライダーエグゼイド【裏技】仮面ライダーレーザー』に登場するゲーム。
宝探しを目的とするRPGで、九条貴利矢の残したパソコンにメッセージ動画と共にデータが保存されていた。
プレイ時はヘッドマウントディスプレイをつけ、ベッドに横たわってダイブする形で行われる(プレイ映像はモニターで外部から確認可能)。

ゲームのナビキャラとしてレーザーが登場し、プレイヤーに変身用のゲーマドライバーとガシャットを託した後に共に行動を開始する。
このレーザーはナビキャラのように見えるが、高度な自我と動きを見せており、
これについてポッピーピポパポは「永夢の中の貴利矢のイメージがバグスターウイルスと結びついて生まれたのかもしれない」という推測を見せているが……。

ゲームの序盤にモータスが登場するが、彼は宝の居場所を知っている存在であり、情報を聞き出さずに倒すとゲームオーバーになる。
実はこのゲームは『仮面ライダークロニクル』のプロトタイプとして開発されたゲームであり、ゲームの宝の正体は8本のプロトガシャットである。
また、プロトガシャットを守るためのセキュリティプログラムとして仮面ライダーゲンムが登場し、攻撃を仕掛けてくる。



●超スーパーヒーロー大戦
映画『仮面ライダー×スーパー戦隊 超スーパーヒーロー大戦』に登場するゲームで、同作の舞台でもある。
霧野エイトという少年が開発したが、完成させた直後にエイトはこのゲーム世界に吸収されてしまった。
仮面ライダーとスーパー戦隊の混成チームで戦うテレビゲームで、永夢などが持つ携帯ゲーム機やドレミファビートのアーケード筐体で動いている。

ヒーロー達が住み着いている世界ではあるがその雰囲気は暗く、至る所に「8」を象ったモニュメントが置いてある。
5人組の全16チームで戦い合い、敗北すると「超スーパーヒーローカード」というカードに変化してしまう。
このゲームで優勝したチームが「仮面戦隊ゴライダー」に変身出来る権利を与えられる。
しかし、ゲームクリア後のボーナスステージにショッカーを初めとする怪人が大量出現する『超ショッカー大戦』なるステージが現れる。
タイトル画面ではライダーや戦隊の歴代ヒーローたちがSDキャラとして表示されている。



●クリア不可能のゲーム
auビデオパス(現・TELASA)限定配信作品『仮面戦隊ゴライダー』に登場するゲームで同作の舞台。
永夢と5人の仮面ライダーが閉じ込められた謎の場所で、巨大遊園地のような空間となっている。
ショッカーなどの歴代組織の怪人達も存在し、6人の仮面ライダー達に襲い掛かってくる。
和服姿のポッピーピポパポらしきキャラが存在するが、このキャラこそがゲームのラスボスの立場に当たるトーテマなる怪人が化けている。
トーテマはゲームにおける無敵の怪人としてプログラミングされており、不死身能力や怪人の再生能力を持つ。

このゲームの正体は、黎斗が死亡した際に起動するように用意されていたコンティニューシステムである。
ちなみに開発時の様子からこのゲームもガシャット型のソフトのようで、下記の据置型ゲーム機で起動されていた。
起動によって現実世界に無限にバグスターを出現させる仕様のようで、それによって永夢をゲーム内の世界に潜入させるきっかけとなった。
黎斗はこのゲーム内で「一度死んだ仮面ライダーたち」の絶望を集めることで、自分が再び復活できるという仕組みになっている。
ただし、黎斗が殺害した九条貴利矢を利用する都合から、世間的に行方不明扱いとなっている剣崎一真に成りすましてゲーム内で行動していた。

しかもゲームオーバーになって再チャレンジする際にプレイヤーの記憶は消える仕様になっており、実質クリア不可能なクソゲーである。
また劇中描写から一定条件を満たすまでは「一度死んだ仮面ライダーたち」の記憶も消されて内容がループされているようだった。
しかし、死人ではなかった永夢はゲーム内に前プレイ時の痕跡を残せるという仕様でもあって、これが黎斗の正体バレに繋がった。

最終的には、黎斗が剣崎としてラウズカードを使用したことで「アンデッド同士は引かれ合う」という特性で本物の剣崎がゲームに出現。
一体のみのジョーカーがゲーム世界に現れたことでバトルファイトのルールが適用され、クリア不可能だったはずのゲーム空間は崩壊。
ゲームの崩壊後に残されたトーテマや怪人も永夢達に撃破され、その後は首謀者の黎斗や永夢と剣崎を除く死者のライダー達も消滅した。

余談だが、(黎斗がプレイヤーともとれるが)黎斗が造ったゲームの中では数少ない、クリア手段が最初から存在しないゲームでもある。



●仮面ライダーカーニバル
ファイナルステージに登場した幻夢コーポレーションの新作。
小星作が『仮面ライダークロニクル』をベースとして、永夢の協力の下、幻夢VRのノウハウを入れ込む形で改良したお祭りゲーム。
VR空間にダイブして色々なゲームをプレイする事が可能。



●ナゾトキラビリンス
てれびくん超バトルDVD『【裏技】仮面ライダーパラドクス』に登場。
「心を入れ替えた」と主張する嘘つけ黎斗神が製作したゲームで、永夢とパラドを煽ってゲームプレイヤーとして参加させた。

ゲームジャンルは謎解きアドベンチャーで、迷宮館内の3つの暗号を解読して囚われたポッピーを救出するというゲーム内容。
ゲームをプレイする永夢とパラドにはゲーマドライバーが装着されており、
更にそこに黎斗神が用意していた黒いブランクガシャットをスロットに挿入した状態となっている。

館内には太陽のマークの部屋と月のマークの部屋が存在し、太陽の部屋には幻夢コーポレーション歴代社長の肖像画、
月の部屋にはマキシマムゲーマー、パラドクス レベル99、CRマークの肖像画がある。
これは『息子=SON・太陽=SUN、英語で入れ替えると3』『エグゼイドとパラドクスのレベルナインティナイン・CR→救急=99』が答え。
星のマークの部屋にはハテナバグスターが存在し、体中に描かれた数字の中の特定の数字を攻撃することでしかダメージを与えられない。

だが、ハテナバグスターを撃破してもポッピーが囚われているはずの部屋には椅子しか置かれておらず、パラドが椅子に座った瞬間にゲームクリア判定となった。
そして現実世界に戻ってきた後には、ポッピーは一人現実に残されていたという事実が判明。
同時にゲームクリア後には専用の檻で監禁されていたはずの黎斗神は姿を消していたのだった……。
…以上の事から分かるように、このゲームは謎解きアドベンチャーに見せかけた黎斗神が脱獄するためのプログラムというのが真相であった。



●バグスターを作るぜ!
Vシネマ『パラドクスwithポッピー』に登場。
八乙女紗衣子が幻夢コーポレーションと共同開発したゲームで、ゲームジャンルはバグスター育成シミュレーションゲーム。
プレイヤーは様々な方法でバグスターを育てる。バグスターには人間らしさを表わすゲージがついた首輪が装着されている。
が、このゲームには別の目的が隠されており…



●ゾンビクロニクル

●コズミッククロニクル
2作ともVシネマ『ゲンムVSレーザー』に登場。
ゴッドマキシマムマイティXガシャットの力で新たに生み出したゲーム。
詳細は こちら を参照。


●永夢のゲーム機
厳密にはゲームではなくゲーム機。
作中で永夢やパラドなどの人物がよく遊んでいる姿が映される携帯型ゲーム機であり、『エグゼイド』の世界では主流ハードの一つとなっている可能性が高い。
作中ではよくマイティアクションXが起動されている姿が確認できる。

外観は極めてシンプルで、白のベースカラーの本体に赤色のシンプルなボタン類が配置され、画面は一つ。
ボタン配置は2010年代のゲーム機とは思えないほど単純で、右に二つのボタン(ABボタン)と左にアナログスティックらしきボタン、上部にはLRボタンが配置されている。
右部の二つのボタンの下には『GENM』と刻まれており、このハードが幻夢製のゲーム機であることを強調している。
現実のゲーム機で例えるなら、セガのゲームギアゲームボーイアドバンスのマイナーチェンジハードのゲームボーイミクロが近いデザインか。
現実では発売されなかったワンダースワンの最新型かもしれない。

ガシャポン『仮面ライダーエグゼイド ガチャガチャなりきり仮面ライダーエグゼイド 06』において 「永夢のゲーム機スイング」として立体化されている。



●据置型ゲーム機
これも厳密にはゲームではなくゲーム機。
第25話において登場した『エグゼイド』世界オリジナルの据置型ゲーム機で、恐らく本作の世界観における主流ハードの一つだと思われる。
デザインは2010年代の据置型ゲーム機かと思うほどシンプルな箱型の本体外観で、本体のベースカラーは白(コントローラのボタン類が赤)。
本体上部に市販用のガシャットの挿入口や電源ボタンが配置されている模様。

コントローラも左スティックにボタン2つと単純な仕様で、本体のコントローラ用ポートは4つ存在する。
現実のゲーム機で例えるなら、本体はニンテンドーゲームキューブでコントローラはセガのSG-1000の物に比較的近いか。

『仮面戦隊ゴライダー』MAZE.2でも黎斗製の無理ゲーを起動していたようだが、その結果本体はグロテスクな姿となっていた。
また、黎斗がゴライダーの舞台となるゲームを開発している最中にもこのゲーム機を使用していた様子。



ワンダースワン
そしてこれも厳密にはゲームではなくゲーム機。
幼い頃の永夢が病気を治したご褒美として、当時の担当医師だった日向恭太郎からもらったもの。

思いがけず懐かしいゲーム機を見てびっくりした大人の視聴者もいたはず。
同じくバンダイのゲーム機であるピピンアットマークの登場を期待する声もあったが、残念ながらあちらは登場する事はなかった。
版権とかで特に問題が起きなかったから採用されたという噂

『エグゼイド』に登場するゲームが現実と比べるとレトロ風味なのもあって、
一部の視聴者からは冗談めかして「『エグゼイド』の世界はワンダースワンが主流になった世界」とか言われたりしている。
劇中でも当時入手困難だったとまで言われるほどだったので、あながち間違っていないのかもしれない。



●幻夢VR
これはゲーム機…というかゲーム機に追加する周辺機器。
映画『劇場版 仮面ライダーエグゼイド トゥルー・エンディング』に登場し、その姿はあのPlayStation VR(以下PSVR)に似ている。
ガシャットではないが、事実上の変身ツールとしての出番だった。

劇中ではハリケーンニンジャのVR世界に侵入するために黎斗神が作り上げた。
ゲーマドライバーに接続可能な仕様で、マイティクリエイターVRXガシャットとの連動を前提としている。
VR世界での状況は映像としてモニターに映され、装着した現実の永夢はVR世界での状況に応じた動きを見せる。
ただし、欠点としては現実世界に合わせた身動きができず、作中ではその状況を忍者プレイヤー達に狙われている。

実際に『エグゼイド』とPSVRとのコラボ企画が行われ、スペシャルVR映像などのコンテンツがPSVR向けに配信された
PSVRとのコラボ映像では、黎斗神(というか演じる岩永徹也氏が)が「幻夢VRの元になっている」という発言をしている。
ネタ発言ではあるが、もしかしたら『エグゼイド』の世界にもプレイステーションシリーズが存在する…(あったとしても現実とは状況が違うだろうが)?



バグヴァイザーG
Vシネマ『パラドクスwithポッピー』に登場。
上記の『バグスターを作るぜ!』を内蔵したゲーム機。
その名の通りガシャコンバグヴァイザーの派生形であり、白と蛍光グリーンを基調としたカラーリングが特徴。


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最終更新:2022年09月27日 23:37