登録日:2023/09/21 (木) 08:13:42
更新日:2024/11/05 Tue 03:29:37
所要時間:約 3 分で読めます
体に 巻きついた 鎖から 出る 毒素の 刺激で 美しい 姿と 声を 手に入れた。
艶やかな 翼を 羽ばたかせて フェロモンを 振りまき 人や ポケモンを 蠱惑に 魅了する。
キチキギスとは「ポケットモンスター」シリーズに登場するポケモンの一体である。
【データ】
全国図鑑№:1016
分類:けらいポケモン
英語名:Fezandipiti
高さ:1.2m
重さ:30.1kg
タマゴグループ:タマゴ未発見
性別比率:♂100%
HP:88
攻撃:91
防御:82
特攻:70
特防:125
素早さ:99
合計:555
【概要】
その姿は着物を着た妖艶な
キジのような姿をしており、見た目の派手さは3匹の中でも随一。
桃色の長い睫毛を持ち女性的な外見ではあるものの、他2匹と同じく性別は
♂のみ。
3匹の共通したアクセントとして紫色の注連縄のようなものを腰に巻いているが、これは相手に猛毒を送り込む
毒の鎖というヤバ目なシロモノ。だがキチキギスはこの毒素によって肉体を刺激されて美しい美声を手に入れたらしい。
ゲーム内でも
「キチチチ……」と美しさと蠱惑さが織り交ざったような鳴き声を出す。翼で嘴を妖しく覆い隠すというモーションもあるが、まるで花魁が口元を扇子で隠すかのような色気がある。
だが男である。
元々は違うポケモンで、地味な色合いだったらしいが、「美しくなりたい」と願ったため今の容姿になったとのこと。
スイリョクタウンの村人いわく、「崇めると運気が上がり、良いことばかり起きる」という。
【ゲームでのキチキギス】
他3匹や彼等と関係の深い
オーガポンと共に「碧の仮面」のメインとして活躍する。
大まかなストーリーはオーガポンの項目を参照。
最初はひやみず洞の入り口付近で陣取っているが発見されるとひやみず洞の奥へと逃げ込み、洞窟を抜けた先にある開けた場所で改めてバトルすることになる。
ストーリークリア後はキチキギスと対決した所で固定シンボルとして登場。バトルして捕獲することができる。
しかし習得技が
「いばる」「おだてる」「はねやすめ」と面倒くさい技のオンパレード。
安定して弱らせるのは非常に大変。
攻撃技は「ふくろだたき」しかないが、特性でもうどくを付与してくる。どこまでもいやらしい……。
安定して捕獲したいなら「ちょうはつ」を覚えた「
ドドゲザン」がオススメ。
【対戦でのキチキギス】
鳥みたいな見た目で作中でも堂々と飛んで逃げていながら
ひこうタイプは入っておらず、
ガラルマタドガス同様どくとフェアリーの
複合。
そのため
じめんわざを無効にできないどころか
むしろ弱点になっている。ガラルマタドガスはふゆうで無効にできるのに
初バトルの時、ひこうタイプと思って
いわや
でんき、
こおりの技を当てて抜群が取れないのを見て驚いたプレイヤーもいるのではないだろうか。
ステータス特防が非常に高く、次いで素早さ・攻撃がそこそこ高い。
素早さはギリギリ100族に届かないが、
ミミッキュや
ウーラオスまでは抜かせる。ちなみに準速の場合最速
ロトムと同じ素早さになる。
メインウェポンとして「ダストシュート」「どくづき」「じゃれつく」と基本的な物がそろっている。
サブウェポンには「にどげり」「ダブルウイング」「どろぼう」「とんぼがえり」等を覚える。
変化技は毒タイプ御用達「
どくどく」を始め打点アップの「つるぎのまい」や妨害技の「いばる」「あまえる」「ちょうはつ」サポート技の「おいかぜ」回復技の「はねやすめ」とそこそこ豊富。
特攻は低いものの「わるだくみ」や「めいそう」、「アシッドボム」も覚えるので特殊技もアリ。
ともっこさまの共通特性「どくのくさり」は攻撃技を当てると一定確率でもうどく状態にするというもの。
キチキギスの場合連続技を複数覚えるので、よりもうどく状態を狙いやすくなっている。
また「マジカルシャイン」、「こごえるかぜ」など範囲攻撃も多く習得するのでそれらと「どくのくさり」を組み合わせることによって相手をまとめて猛毒状態にすることも可能。
「ひかりのかべ」や「おいかぜ」によるサポートも可能なのでダブルバトルでもデバフ、サポート要員としての活躍が見込める。
なお、「リフレクター」は覚えないので物理耐久をフォローしたいならば「あまえる」もアリ。
特殊火力が高く搦め手が豊富なマシマシラ、物理攻撃が強く耐久も高いイイネイヌと比べると、火力こそ控えめだが耐久力が高く、搦め手が得意なキチキギスと彼らの中間のような性能となっており、見事に住み分けが出来ている。
他二匹と比べるとどくタイプ特有の嫌らしさ全開の戦法がメインになるだろう。
隠れ特性は「テクニシャン」だが一致物理技で適用されるのは「ポイズンテール」のみ。
ほぼサブウェポン強化用となっている。
【余談】
- モチーフはイイネイヌやマシマシラと合わせて桃太郎のお供である鳥の一種「キジ」。名前の由来もキジの古い表現「雉子」と「吉」からとられている。
間違っても鬼畜のキチではない……はず。
英語名の「Fezandipiti」もキジを意味する「pheasant」と偶然の幸運を意味する「serendipity」を組み合わせたもの。
- 同族に劣る見た目の鳥が、進化によって同族すら上回る美貌を得たという点から、みにくいアヒルの子もモチーフの一つではないかと考察されている。
- キジモチーフかつ発表時に放送されていた特撮作品「暴太郎戦隊ドンブラザーズ」に登場する戦士であるキジブラザーとは「男でピンク」と
その隠された本性という共通点がある。このことは演じた役者さんもTwitterにて反応を示していた。
追記・修正は人々を蠱惑に魅了してからお願いします。
- 史上「最強」のふくろだたき使い。毒の鎖で高確率で猛毒を付与する袋叩きと、テクニシャンで威力1.5倍の袋叩きの好きな方を使える。味方殴りには向かなさそうだが弱点保険と根性を無理やり同時発動させるコンボも研究されているらしい -- 名無しさん (2023-09-21 08:20:25)
- ニックネームは速攻で「きじのつよし」にしました。 -- 名無しさん (2023-09-21 08:34:12)
- オーガポンを苦しめ、本来受け取るべき称賛を奪い取った「悪者」なんだけども、ともっこは「もともと弱かった生物が毒で自分を苛みながらも必死に鍛えて得たかったものを得られた」って存在だし、だからこそ「欲しいものは何としてでも手に入れる、自分が望んだ姿になったきっかけのように」っていうドス黒い努力をするようになったのかなと(フェ〇スレスとかレジ〇イみたいなメソッドで) -- 名無しさん (2023-09-21 09:43:29)
- 捕獲時の技構成が、羽休め・ふくろだたき(1発のみ)・混乱技2個と、殺る気が全く感じられない嫌がらせ特化構成 -- 名無しさん (2023-09-21 10:20:22)
- 初見でセグレイブで倒すかと氷柱針撃ったら等倍で巨剣突撃無効にされ地震抜群で妖毒かよ!その翼は飾りか!ってなった -- 名無しさん (2023-09-21 12:05:52)
- ↑2 ある意味雉野じゃねーか!!! -- 名無しさん (2023-09-21 12:06:18)
- えーっとにはパルデアには今キチチギスが五つ… -- 名無しさん (2023-09-21 12:57:38)
- 毒の鎖で美しい声を得た代わりに飛行タイプがなくなった……とか妄想するとアニメのニャースが勝手に浮かぶ -- 名無しさん (2023-09-21 13:22:37)
- 「明らかに鳥なのにじしんが抜群のポケモン」ってなかなか珍しいんじゃなかろうか -- 名無しさん (2023-09-21 17:30:17)
- ↑それ以前にも、太陽モチーフなのに炎抜群のソルガレオがいたからそこまで驚きではないかな… -- 名無しさん (2023-09-21 17:44:47)
- あの外見で♂で悪役ポジションとなるとどことなく北斗の拳のユダなイメージ -- 名無しさん (2023-09-21 19:38:53)
- キチは吉だけじゃなくて、気違いにもかかってるんかなぁと勝手に思ってる -- 名無しさん (2023-09-21 19:49:29)
- マシマシラと種族値が逆に見える -- 名無しさん (2023-09-21 20:31:20)
- 最初「キチク(鬼畜)ギス」に見えた。実際はあまり間違ってなかったけど。 -- 名無しさん (2023-09-21 21:48:29)
- 捕獲時のオススメはポイヒガッサ。身代わりで威張るとおだてるをすかしみねうちで削ったあと胞子で眠らせて羽休めを封じられる。技が袋叩きしかないので身代わりを壊されることもない -- 名無しさん (2023-09-22 10:35:19)
- ↑7 エンペルト「俺って飛べないからさぁ…」 -- 名無しさん (2023-09-24 15:08:09)
- 歪みながらもヒーローを続けたキジブラザーと、ヒーローと思ったら最初から歪んでいたキチキギスか・・・ -- 名無しさん (2023-10-05 21:36:37)
最終更新:2024年11月05日 03:29