ラウレンツ

「ラウレンツ」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る

ラウレンツ - (2023/08/13 (日) 02:00:56) の編集履歴(バックアップ)


初出:第456話(時系列としては書籍第三部IIISS/特定はできないが、第285話、第376話、第394話他でもモブ出演)

声(ドラマCD第7弾/第8弾/第9弾): 岡井カツノリ

家族構成

父:シドニウスギーベ・ヴィルトル)
母:ゲオルギーネに名を捧げている
 兄:フロイデン
 義姉:ベティーナ(兄の第一夫人)

 異母弟:ベルトラム*1

容姿

髪の色:深緑
000000000
瞳の色:オレンジ
000000000
大柄

地位

階級:中級貴族
職種:騎士見習いローゼマインの側近

年齢と属性関連

  • ローゼマインとの学年差:+1*2
  • 誕生季:春*3
  • 洗礼時の属性(適性):3以下*4
  • 加護の再取得:武勇、退魔*5
  • 534話以降の属性:全属性*6

作中での活躍

旧ヴェローニカ派ギーベの息子で、中級騎士見習い。上級に近い中級。
マティアスと仲が良く、二人で貴族院の旧ヴェローニカ派を取りまとめている。

08年冬の子供部屋では、ヴィルフリートと共に遊んでいた*7が、
白の塔事件と北の離れ襲撃事件の影響で、ヴィルフリートに忌避され、派閥毎、領主一族から距離を置かれる状態になっていた*8
11年冬の貴族院で、ローゼマインが派閥の壁を取り払った後は、
貴族院の雰囲気も、ヴィルフリートとローゼマインを中心にまとまりつつあるエーレンフェストも気に入っている。
その為、自身の家族と異なり、ゲオルギーネを主ではなく他領の第一夫人という位置に置いており、
ターニスベファレン討伐時に名捧げに十分な品質の素材を得ていた事実を隠すことで、
親から要請された、ゲオルギーネへの名捧げを回避していた*9

ゲオルギーネの暗躍を知らせる候補が、ローゼマインかアウブだったり、礎攻防で後味が悪くなる原因が、家族かローゼマインだったり*10と、
領主一族の中では、ローゼマインの位置付が高い。
旧ヴェローニカ派の出自で名捧げをしたローデリヒが、他の側近と区別されることなく扱われていることもあり*11
親と道を違えて、生きるためにあがくと決めた際には、ローゼマインに名を捧げることを選んだ。

マティアスがゲオルギーネの会合を打ち明けた時点では、全ての家族を諦めていたのだが、
ローゼマインが洗礼前の子供達にも救済の道を準備していたことを知り*12の無事を喜んだ*13
その後、ローゼマインのはからいで、折に触れて兄弟の交流を続けていたが、ローゼマインの中央行き確定で、弟を置いてローゼマインに同行することが決定した。
ローゼマイン不在の孤児院に残される弟の行く末を案じていたが、残される神殿や孤児院に対するローゼマインの配慮を知り、深く感謝した*14

大柄で接近戦が得意。*15
1対1の戦闘よりは、誰かと組んで戦う方がより強さを発揮出来るタイプ。*16
文官仕事が苦手で騎士見習いになったが、ローゼマインの側近になったため、神殿で書類仕事に従事させられることが決まった。
主であるローゼマインをからかうなど軽い所があり、そうした性格がグレーティアの負担になるのではと警戒されている。
肉が大好きで、いくら食べてもお腹が空く成長期。マティアスが時々嫌そうに肉を食べているの見て、「いらないなら私に寄越せ」と思っている。
貴族なので口に出さないが、顔には出ている。*17
四年生の表彰式で優秀者に。
四年生の表彰式ではマティアスの真似をしてローゼマインにひざまずいて感謝しようかとからかうように言ったが
「お祝いに夕食のお肉を大盛りにしてあげますから、感謝はもう少し人の少ないところでお願いします」と肉の褒賞を与えられた。*18
親がない上、中央へ行く予定であることから、エスコート選びの課題が通常より多い。
段取りが悪く直前で頭を抱えることになった、マティアスのエスコート相手選定を見て、早めに準備をしなければと焦っている。*19
ただし、作者の呟きによればエスコートの相手をグレーティアに申し込もうとするも、絶対回避したいグレーティアは親族枠でユストクスに頼んでしまう……とのこと。*20

15年春に勃発したアーレンスバッハとの礎争奪戦では、未成年ながら名捧げしていたためローゼマインと共にアーレンスバッハへ乗り込む。
ランツェナーヴェの船攻略戦に参戦し、未成年(騎士見習い)かつ視力の強化ができるようになったことから後方で魔術具や回復薬の補給をしたり、なるべくローゼマインを護衛する騎士を減らさないため船を凍らせる際に成人騎士の代わりにエーヴィリーベの剣を振るうなどした。
ローゼマインの体調が治ってからは、ゲオルギーネ一派を追ってエーレンフェストへと向かう。

経歴

00年春 誕生
07年春 洗礼式
10年冬 貴族院に入学
12年頃 父親がゲオルギーネから教えられた魔力の圧縮方法(二段階)を伝授される。*21
12年冬 ターニスベファレンの素材の取得権を得て、名捧げ石に使用可能な魔石を手に入れる。*22
13年夏 ゲオルギーネへの名捧げを促され、時期尚早と辞退する。*23
13年冬 ローゼマインに名を捧げ、側近に就任する。*24
     アーレンスバッハとの共同研究の展示物に、貴族院の恋物語厳選の愛の言葉を吹き込む。*25
     四年生の表彰式で優秀者に選ばれる。*26
     ギーベの館の調査に同行し、血族限定の扉を開放する。*27
     エーレンフェスト神殿で加護の再取得の儀式を行い、全属性になる。*28
15年春 アーレンスバッハの礎取りディッターに同行する。*29
     アーレンスバッハの神殿に先行し清めを行う。
     ランツェナーヴェの船攻略戦で、エーヴィリーベの剣をシュタープで作り出し攻撃する。*30
     ゲルラッハ攻防戦に参加する。*31
     貴族院防衛戦に同行する*32
     アレキサンドリアに移籍する。

作者コメント

2015年08月15日 第456話 選択の時 後書き
旧ヴェローニカ派の子供達の中心にいるのはマティアスとラウレンツです。
二人が名捧げをし、ローデリヒが言葉を重ねることで旧ヴェローニカ派の子供達は命を長らえることができました。
2015年 11月29日 活動報告
どうでもいい設定が結構あります。
ラウレンツはお肉が大好きで、食べても食べてもお腹が空く成長期。マティアスが時々嫌そうに肉を食べているの見て「いらないなら私に寄越せ」と思っているけれど、お貴族様なのでそんなことは口に出さない。でも、顔にはちょっと出ているとか。
2016年02月24日 第531話 神殿見学会 後編 後書き
ラウレンツとベルトラムはお互いの話を聞いて、お互いに「ローゼマイン様に染まりすぎじゃないか?」と思っています。(笑)
2017年 04月14日 Twitter
2017年 04月17日.06月20日 設定等まとめ Twitterこぼれ話
>卒業式のエスコートに関して
ラウレンツに卒業式のエスコートを申し込まれて、絶対回避したいグレーティアがユストクスに「親族枠でお願いします!」と頼んで、ユストクスが「もう自分はそういう年齢か」と遠い目になるとか。
2017年 10月11日 Twitter
2017年 11月02日 設定等まとめ Twitterまとめ その2
>ウィンク考察
ラウレンツ:めっちゃ出来る。何となく日常的にしてそう。笑
2020年 05月07日 Twitter
2020年 05月08日 活動報告
>第五部Ⅲプロローグに関して
第五部Ⅲのプロローグでシリアスに極振りなマティアスの視点で書いていると、脳がバランスを取ろうとするのかバグを起こすのです。
マティアスが「主のここに感心する」と言えば、私の脳内で突然ハルトムートが聖女賛美を始めたり、ラウレンツが側近女子の美点を並べたり……。
マジ進まないので「ちょっと邪魔。黙って」と思いつつ、ネタとしてメモしました。
>ラウレンツによる女性側近達の評価※マティアスへの語り
  • リヒャルダ
公正というか、公平なところが素晴らしいと思わないか? 名を捧げた後はすぐに私達に対する警戒心を消して態度を変えたけれど、あれは簡単にできることではないだろう。ローゼマイン様の側近としてひとまとめに扱われていることが、私達にちゃんと伝わってくるのだ。すごいと思わないか? おかげで、ライゼガング系の側近達の態度が軟化したのだ。
  • レオノーレ
頭が良いよな。あれだけ魔物の情報を覚えていて、すぐに対処できる騎士なんて他にいないぜ。エーレンフェストの騎士の情報にも詳しいからな。訓練でヘロヘロになっている奴等に「まだ魔力は残っているはずです」と冷静に指摘できる指揮官。痺れるね。
あと、警戒心が強くて厳しいのに、恋人の前だと可愛いんだよ。コルネリウスから手紙が届いた時のレオノーレを見たことがあるか?
  • ユーディット
命中率は群を抜いている。「剣の腕ではなく、そちらを磨いた方が良い」というローゼマイン様の助言を愚直に守って、ひたすら命中精度を上げる訓練を続けられる集中力がすごいよな。あのくらいの集中力がないと命中精度を上げられないと思う。獲物を狙う時の真剣な横顔と、食事のメニューを楽しみにしている時の表情の差が最高だと思わないか?
  • ブリュンヒルデ
ライゼガングの姫という言葉が本当に似合うよな。王族や上位領地とのやり取りを一手に引き受けられるあの立ち居振る舞い。お茶会一つ開催するにも、側仕え同士の交流から得られる情報や流行を広げるための根回しが必要だろう? それから、お茶会で意識を失うローゼマイン様をいかに支えるか。ブリュンヒルデがいないと、いくらローゼマイン様が頑張ってもエーレンフェストが上位領地と渡り合うのは難しかったと思うぜ。
  • リーゼレータ
主の身の回りを整える側仕えの鑑だよな。いつも笑顔で優しくて手先が器用で刺繍も上手い。目端が利いて、めちゃくちゃ細かくローゼマイン様の様子を見ては、色々準備しているぞ。ただし、リーゼレータの癒しは主と、主を支える者にしか向けられないからな。誰もが同じ笑顔が向けられるわけではない。ちなみに、私は護衛騎士になったから向けらる側だ。ドヤ!
  • フィリーネ
下級文官見習いとは思えないくらい計算が早いよな。私も世話になっている。下級文官見習いなのに、ローゼマイン様の紋章付きの課題を取り仕切って、他領の貴族との交渉ができるのだ。何を言われても笑顔で受け流せるくらい胆力がある。旧ヴェローニカ派の名捧げ側近だから、私達も陰口を叩かれる身だが、フィリーネを見習って堂々としていたいものだ。
  • ミュリエラ
弟ばっかりが可愛がられている面倒臭い家庭環境らしいけど、それでもあのほわほわした笑顔を浮かべていられるのがすごいよな。個人的には、あの家庭環境でライゼガング系貴族の作った本にあそこまで熱狂できるところに驚いた。自分の行きたい道がハッキリ見えているみたいだ。粛清がなくても、成人したら派閥を離れるつもりだったと言っていたからな。現実的で強いよ。
  • グレーティア
あの胸! あれこそがグレーティアの一番の武器だろう。

ラウレンツ、今までとずいぶん違うではないか。それ以外にも美点はあるだろう?

他の全てが消し飛ぶ威力だと思わないか?

誰にも言わないが(以下心の声)

おどおどした様子で他人の後ろに隠れようとするから気が弱いのかと思えば、そうでもなくて結構きついことを言う。頑固で他人の忠告を聞かない。助けてやろうと思ったら手を振り払われて、青緑の目で睨まれる。弱っちい生き物が必死で威嚇しているのが丸見えで、めちゃくちゃ可愛い。

※時間軸が第五部Ⅲなので、貴族院へ入ってから名捧げをしたラウレンツはお留守番組の側近について語りませんでした。
あと、男に関しては何も語ってませんでした。(笑)
2022年 05月11日 Twitter
完結後ら辺になれば旧ヴェローニカ側近の名を返せるのか
残念ながら、マティアスとラウレンツは難しいです。
たとえエーレンフェストを出たとしても、アウブ・エーレンフェストによる恩赦がなければローゼマインの独断で名を返すことはできません。忠誠心に端を発した名捧げではなく、連座回避を目的としているので。

コメント

このコメント欄はwikiの情報充実のために設けた物です。
編集が苦手な方は以下のコメントフォームへ書き込んで頂ければ有志でページに取り込みます。
表示される親コメントには限りがあるので、返信の際は返信したいコメント横のチェックを付けて返信するようご協力お願いします。
  • 同母のお兄ちゃん長男なのに家出たけどもしかしてもとは跡取りだった? (2020-06-16 07:48:06)
    • エックハルトも館与えられていたし、結婚したらひとまず別の所に住むのでは? (2020-06-26 18:28:52)
      • エックハルトは名捧げしてたから跡取りからは外れてた。ランプレヒトは離れ(敷地内)に住んで、妊娠を機に本館へ (2020-06-26 23:15:52)
    • ギーベ(役付き)と上級貴族では慣習が異なっていてもおかしくない。 領主の城ほど家のサイズも大きくないし、ギーベの館は本来は、ギーベと言う役職の物に貸与されるものだろう。 なので、成人までは、親であるギーベとの同居が認められるけど、成人したら(少なくとも男子は)全員一回外に家を持つということになっているのかもしれない。 (2020-06-27 10:36:49)
      • 逆に下級貴族あたりは、元々の敷地面積が小さいし、新しい家を建てるのは大変ということで。 例え跡取りでなくても、結婚するまでは、実家の部屋を使用し続けて良いよ? 結婚して家を確保したら出て行ってね?のスタンスかもしれない。 <寮暮らしの次男である、ダームエルの部屋がキープされていたように。 (2020-06-27 10:42:41)
  • 旧ヴェローニカ派名捧げ組には名を返さないのかな。エーレンから出て、ジルの助命条件も意味はなくなってると思うんだが。エックハルトやハルトムートと違って狂信的な主従関係ではないし。 (2020-07-26 12:48:54)
    • (連座回避目的での名捧げだったので)残念ながら、マティアスとラウレンツは難しいです。(2022/05/11ツイ)(2024-02-18 21:39:23)
  • 録音シュミルに愛の言葉入れた件入ってないな。 (2020-09-12 17:01:52)
    • 経歴に書いてあるかと (2020-09-12 21:12:59)
  • ラウレンツの女キャラ評はバラバラに各キャラのところに記載でいいのでは?ここにまとめて書くと冗長になるだろう。 (2020-10-04 16:23:19)
    • 冗長にはなるが、作者様の記述なのだからネタとして並べて比べ読みする価値がある。 (2020-10-04 18:56:48)
      • ただの女好きなチャラ男の発言と流すのは簡単だけど、階級に関わらずきちんとそれぞれの良い所や影で努力してる所を把握していて更に褒められるのって結構凄い事だと思う。人を褒めるって貶すのより難しいから。それなのにグレーティアに対しては語彙力がアホの子になって「おっぱい最高」になってしまう辺り、相当本気でグレーティアの事好きなんだろうな(もちろん胸だけじゃなく本人全部がw)と思う。 (2021-01-10 11:40:48)
        • でも成長したローゼマインを見て「おっぱい大きいな」って感想が出てくるあたり単なるおっぱい星人な可能性も (2022-06-05 21:06:04)
  • 異母弟・ベルトラムは洗礼式後、アウブ・エーレンフェストの後見を受けることになったので、公式には「弟」と呼ぶことができなくなった。 (2020-10-04 18:53:39)
  • ふぁんぶっく6で「ローゼマインが二年生の時の春を寿ぐ宴で旧ヴェローニカ派からマティアスともう一人優秀者が出た、とのことですがラウレンツですか?」との質問に対し「その時はバルトルトです」と回答されているので425話が初出ではないと思われる (2021-11-21 09:28:45)
    • 修正しました。 (2021-11-21 11:59:16)