初出:第228話(時系列としては書籍版第三部Ⅲ 書下ろしSS 冬のお披露目と子供部屋)
名前の初出:283話
声(ドラマCD第3弾/第5弾/第8弾/第10弾):遠藤広之
家族構成
父:旧ヴェローニカ派
母:父親の第二夫人
容姿
髪の色:オレンジに近い茶色
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瞳の色:焦げ茶
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オレンジに近い茶色の髪に焦げ茶の瞳。
地位
年齢と属性関連
- ローゼマインとの学年差:同学年
- 誕生季:秋
- 洗礼時の属性(適性):風土
- 三年生時に得られた加護:風土
- 467話以降の属性:全属性
ローデリヒ視点の回
SS第43話 ローデリヒ視点 貴族院のとある一日(書籍版貴族院外伝 一年生にも同題で収録)
書籍版第四部Ⅱ 特典SS 私の心を救うもの(書籍版短編集Ⅰにも同題で収録)
書籍版第四部Ⅵ 書下ろしSS 譲れない決意
作中での活躍
エーレンフェストの下級に近い中級貴族の文官見習い。
話の収集能力が高く、よく覚えていない話は即興で続きを作ってしまえる能力を持つ。
狩猟大会で父の言葉に乗って、
ヴィルフリートを陥れてしまった子供の一人。
第二夫人の子で元々父にあまり大事にされていなかったが、ヴィルフリートと近づく機会が多いのを評価されていた。
ヴィルフリートに遠ざけられると同時に、唆した側の父から失態を責められるようになった。
ローゼマインが
ユレーヴェに眠ってからは、
子供部屋で非常に肩身の狭い思いをしていた。
父からは「其方が悪い」と責任を押し付けられては殴られ、殴った傷が残らないように回復薬で癒されるといった虐待を受けるようになり、母親はそれに迎合しており、同派閥のメンバーからも「ヴィルフリートを陥れた存在」として疎外され、冷たい目で見られ続けていた。
ローゼマインが作っていた本に自分が語った物語が載っていて、そこに自分の居場所を見つけて、考えながら文章を作るようになった。
ローゼマインが目覚めてからは、派閥に関係なく評価されて話を買い取られ、仕えたいと強く思うようになる。
旧ヴェローニカ派が強襲の計画をした際、旧ヴェローニカ派の子供達から託されて、
フィリーネに情報をもたらした。
領主候補生と旧ヴェローニカ派の学生達との話し合いで、ローゼマインへ
名捧げをしたいと申し出たが、ローゼマインは命を預かる名捧げに慎重であり、周囲にも止められたことで一度引き下がった。
ハルトムートに言葉を尽くせと助言を受け(「その上で断られろ」と思われていたが)、自分の境遇などを話した上で再度名捧げを希望して、ローゼマインに受け入れられた。
その際、裏で上級貴族四人(
コルネリウス・ハルトムート・
ブリュンヒルデ・
レオノーレ)に囲まれ辞退しろと圧力を掛けられたが、一歩も引く気のないところを見せることで彼らに決意の固さを認められた。
その数日後にアーレンスバッハの中級文官
ライムントがフェルディナンドの遠隔弟子になることが決まり、やり取りができる中級のローデリヒの側近入りと教育が急務となった。
卒業を間近にして焦ったハルトムートから名捧げ石の作り方や必要な素材の種類、お金が無くても護衛を雇って素材を集める方法などを教えられ、
マティアス達旧ヴェローニカ派の学生達との交渉の結果魔石狩りを行う。
その後もハルトムートからほとんど付きっきりで文官の引き継ぎと教育を受けることとなり、名捧げ石の調合を手伝ってもらったり、他領の文官である
クラリッサへ顔を繋いでもらったりしている。
また、ローゼマインに捧げるために用意したお話も植物紙と木札の入り混じった誤字だらけの物だったため、添削してもらった上で清書を命じられた。
この時点で予定以上に時間を取られたハルトムートによる評価は、調合は魔力量が少なすぎて話にならない、図書館に名捧げ石の資料はあったのにそれも見つけられず情報収集は任せられない、物語を書く部分だけしか出来ない、などの厳しいもの。
様々な助けを得た上ではあるが領地対抗戦前には準備が整い、ハルトムートとリヒャルダの立ち会いで名捧げを行い、同時に
ディッター物語も捧げ、今後も物語を作ってローゼマインに捧げることを誓った。
彼の名捧げが受け入れられたことや側近としての扱われ方は、他の旧ヴェローニカ派の子供達にとっては前例となるため、注目を集めた。
名捧げ後は親元から離れて、
騎士寮に部屋を与えられる。
聖典盗難騒動の際、フィリーネと共に孤児院で情報収集をしようとしたが、普段は孤児や灰色と距離を取り、神殿の者に信頼されていない事を理由に孤児院への立ち入りを禁じられた。
ハルトムートからローゼマインの側近としての神殿の者や平民への態度について注意を受け、改めて常識の違いを噛みしめる事となった。
子供の頃から調子に乗っては失敗するところがあり、ローゼマインに雪玉を投げて昏倒させた子供達の内の一人でもあった。ローゼマインに「旧ヴェローニカ派の側仕え見習いがローゼマインを選ばない理由」を説明しかけた際には
リーゼレータにヴァッシェンされて強制的に黙らされたうえ、ブリュンヒルデに連れ出される形で退室させられ、別室で上級貴族の威圧を受けながら主が気に病むから余計な事を喋るなとガッツリ怒られた。
物語を書くことしか考えておらず計算も文字も苦手なため、側近就任前は城内での書類配達が主な仕事だった。
側近就任後も文字が上手ではないため、ハルトムートに隙あらばネチネチと苛められている。
執筆の際のペンネームはシュボルト。
ディッター物語の領地以外での初めての読者が王族、挿絵担当が大領地の領主候補生となってしまった。
騎士たち、特に
ダンケルフェルガーでは
ディッター物語は熱烈に愛読され、ディッター熱を高める要因の一つとなった。
ローゼマインの側近になるのが遅かったため出遅れるが、フィリーネと同様に高度な研究の会話についていけるようになる。
ローゼマインに名捧げした者は神々の御力の影響を受けないことから、ローゼマインを守る盾になったり、機密事項を行う際に付き従ったりした。
15年春、
アウブ・ダンケルフェルガーがツェントとなった時のために、
ランツェナーヴェ掃討戦と
貴族院防衛戦での彼を主人公にしたディッター物語の作成を命じられる。
戦後処理の結果、当初は5日しか無かった〆切までの期間が延びたためホッとした。
ローゼマインとフェルディナンドの婚約式に向けて、ローゼマインの意向を反映した(?)ローゼマインの地位に相応しい婚約の言葉を考えた。
ローゼマインが魔力を消費するために旧アーレンスバッハ領内を巡行している間も側近として付き従っていたが、役立つ場面がなかったので虹色レッサー君の中で留守番をしていた。
作家としての収入は、著作の多いエラントゥーラ(=
エルヴィーラ)が現在は圧勝しているが、シュボルト単独名義の著書が今後も売れ続ければ逆転する可能性もある、と解説されている。
経歴
(年代はマインの誕生を0年とする)
01年秋 誕生
08年秋 洗礼式
08年冬 カルタやトランプを借りる為、ローゼマインに物語を話す際、途中で話を忘れて即興で取り繕った為、ローゼマインの印象に残る
09年秋 狩猟大会にて、父親に騙されヴィルフリートを陥れる
09~10年 ローゼマインに捧げる為の話を集める
11年冬 貴族院に入学
冬の子供部屋で記したお話に対する報酬を、ローゼマインから拝受する
領主一族がアーレンスバッハを警戒する理由を質問する役割を担う
学生達が集めた神官長伝説をまとめる
12年夏 襲撃計画をフィリーネに伝える役を担う
12年冬 ローゼマインへの名捧げを希望することを宣言するが、一度引き下がる
再度名捧げを希望し、ローゼマインに受け入れられる
魔石狩りの際、強力な魔獣襲撃の報告と救援願いを領主候補生に請う役目を担う
ローゼマインから、名捧げ石製作用に、魔獣の素材の取得権を拝領する
ローゼマインに自作の物語と名を捧げ、側近に就任する
ローゼマイン式魔力圧縮法を知る為の領地外にも効力のある契約魔術にサインをする
13年冬 旧ヴェローニカ派の学生達の説得役を任じられる
ローゼマインの側近となる旧ヴェローニカ派の学生達に仕える際の注意点の説明をする
貴族院で加護取得の儀式で全属性になる
ディッター物語が貴族院で広められる
領地対抗戦で、ダンケルフェルガーとの共同研究で使用したグラフの説明を担当する
14年冬 貴族院にて、中級の奉納式に参加する
15年春 神殿長室の工房の素材の管理等を任される
図書館の工房でクラリッサの教育の元、魔紙作りに励む
エーレンフェストとアーレンスバッハの礎争奪戦に臨む。宴の席で他の者達の活躍を取材する
アウブ・ダンケルフェルガーを主人公にしたディッター物語の作成を命じられる
ローゼマインの婚約の言葉を考える
アレキサンドリアに移籍する
作者コメント
【
2015年 03月04日 活動報告】
そして、感想欄によると今度はローデリヒが女の子に勘違いされていたようですね。どちらの性別の愛称にも使うフランと違って、ローデリヒはドイツ語圏の典型的な男性名だと思ったのですが。
【
2015年 10月25日 活動報告】
これからあちらこちらでディッター物語が話題になるたびに心臓をバクバク言わせるローデリヒです。ちなみに、ディッター物語の作者はローゼマインの側近しか知りませんし、口止めされています。
【
2017年 07月08日 Twitter】
>ペンネーム
ローデリヒのペンネームはシュボルトです。
【
2017年 10月11日 Twitter】
>ウィンク考察
ローデリヒ:両目閉じてるが、本人はちょっとできているつもり
【
2018年 02月21日 Twitter】
>キャラ設定
貴族院の学生達で過去をガッツリ書いたのはマティアスとローデリヒ。
【
2022年 05月11日 Twitter】
完結後ら辺になれば旧ヴェローニカ側近の名を返せるのか
旧ヴェローニカ派の側近の中でもローデリヒとグレーティアは(家庭環境から逃れるためとはいえ)自ら望んで名を捧げたので、ローゼマインの独断で返せます。
ただ自ら望んで捧げた名を返されるですから、主に見限られたように感じると思います。
二人が望まない限り返さないでしょうね。
【
2022年 07月17日 Twitter】
>特別展「愛のヴィクトリアンジュエリー」での会話
「あ、レガードリングだ。こういうのはローデリヒがやりそう。宝石の頭文字じゃなくて、花言葉とか色に込める思いとかにこだわって装飾品を贈る感じになるけど」
「相手は…?」
「(そっと目逸らし)レスティラウトとかもやりそうだよね」
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最終更新:2025年06月24日 17:23