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何がどうしてこうなったのか? |
- この『翌日』、はリングが現れた翌日であることは確かであると思われる。地球防衛軍には明確な日付が存在しないため不明ではあるが、仮に『訪問者』が2027年の3月31日であれば、『翌日』は2027年の4月1日である。
- タイムパラドックスなどの兼ね合いから、プライマーが地球上にリングを出現させた日(訪問者)は、3月31日から動かすことが出来ず、プライマーが優勢であっても劣勢であっても3月31日にはリングを出現させざるを得ないと考えられる。
- つまり、翌日と名のつくミッションは、すべて4月1日となる。ただし、4月1日とはいっても、それぞれ全く違う歴史を歩んだ4月1日である。
- なぜ空が赤く染まっているかと言うと、人類が負け続けた結果……なのだが、時系列を整理しなければかなりややこしい。
- プライマーは『訪問者』で大型宇宙船を過去に送ることで、開戦前にデータや一部の兵器を送信している。
- そのデータを参考にEDFの作戦を読んだり、過去の周回で偶然発見した地下にある施設の場所をピンポイントで攻撃したり、新型の兵器や生物兵器を投入したりなど、プライマーは有利に戦況を進るべく『改変』を行ったのである。それは、ゲームをリセットして、課金により有料武器を手にし、攻略法を知ったうえでやり直すが如くである。
- 『改変』の結果、EDFは連戦連敗となる。その結果EDFは開戦二年後に壊滅し、徐々にエイリアンツリーを建設され、ツリーによって地球の大気成分を変質させられた結果空が赤く染まる。その末にたどり着いた4月1日がM10の『翌日』である。
- つまり、地球防衛軍5本編と、地球防衛軍6の序盤までのボリュームに渡る『EDFが負けて負けて負け続けた』エピソードが一気に省略されて、『翌日』まですっ飛ばされているのである。
- それに伴い、ストーム1とプロフェッサーには地球防衛軍5本編と、地球防衛軍6の序盤を合わせた『人類はプライマーに抵抗して何とか勝利を得て、カメのような歩みだが徐々に復興しつつある世界』の記憶は、改変と同時に消え去っている。そのため、銀の人と闘った記憶は、少佐たちや本部などはもちろんのこと、主人公とプロフェッサーにすら残っていない。
- 同様に、『訪問者』に至るまでなんとか戦線を維持し、青い空を維持し続けた世界の記憶は、『改変後』にすべて消えていると思われる。『1周目は恐らく核戦争になった』という推測も、『改変』によって1周目の記憶が消えてしまったことを裏付ける要素となっている。
- それらの負け続けた状況を描写しないのは、プレイヤーにストーリーの考察を楽しませたり、想像を膨らませる余地を残したと考えることもできるが、一番の理由はプレイヤーの心が持たないことかもしれない。
- 仲間が次々と倒れ、戦局報道も暗い内容ばかり。ミッション内容もプレイヤーがどんなに頑張っても撤退や退却を余儀なくされ、やがて作戦司令本部や戦術情報部との通信も途絶しEDFが壊滅。空は赤く染まり、地上には徐々にエイリアンツリーが建設(投下?)され、生き残った数少ない人類はベース251や地下街に押し込まれ、またその者たちも追い詰められていく...という過程を延々とプレイさせられることとなる。実装されれば地球防衛軍シリーズでも類を見ない鬱ストーリーとなったであろう。
- もちろん、その戦いを見たいという声もないわけではないが、DLCに期待といったところだろうか。
- メタ的な理由も加味すると、レンジャーとエアレイダーの要請が不可能になるミッションがあまりにも多くなる上、単純にミッションが大幅に増加するため、不評を買う可能性があるという見方もできる。
- EDF8とEDF9の訪問者(M110とM137)において、EDFが優勢であるにもかかわらず、プロフェッサーがリングに対してほぼ無策で、攻撃を行わなかった理由の詳しくは不明だが、タイムパラドックスを防ぐために、『大規模な改変を阻止した上で4月1日を迎える(M144がそれにあたる状況)』ことが重要であったという理由が考えられる。
- ただし、この辺に関しては全く言及がないため完全な推測である。
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