144 翌日’’’’
(ミッション説明)
敵の新型船だ。
やつらは怪生物エルギヌスを転送しはじめた。巨大な怪物がやつらの切り札というわけだ。
ずうずうしい不法侵入者どもめ。目にもの見せてやる。
(ミッションスタート)
曹長「行くぞ! 不法侵入者を排除する!」
曹長「空軍が来る前に敵船団を壊滅させるぞ!」
隊員『エルギヌス、攻撃隊の進路上です!』
バルガ『すぐに始末する。』
バルガ『通るぞ。』
隊員「あれはカスタム機“フォースター”だ。」
隊員「ならパイロットはダン少尉か。」
バルガ『いくぞ。』
バルガ『どけ。通行の邪魔だ。』
バルガ『進路を確保する。行け。』
バルガ『安心しろ。英雄を踏みつぶしたりしない。』
バルガ『エルギヌスは片づける。敵船をやれ。』
隊員『敵船が転送を開始。』
本部『敵船を撃墜し、転送を止めろ。』
曹長「怪生物には目もくれるな! 敵船を落とせ! 転送を阻止しろ!」
オペ『敵船の弱点は正面です。正面のハッチが開くのを待って、光っている部分を攻撃してください。』
(曹長のチームと合流)
曹長「はっ! 光栄です!」
(エルギヌスを撃破)
隊員『エルギヌス、倒れました!』
バルガ『目標を撃破。』
隊員『さすがダン少尉だ!』
バルガ『パワーの消耗が激しい。待機する。』
(エルギヌスを撃破かつ大型宇宙船を2隻撃墜/第二波出現)
隊員『エルギヌスが接近しています。』
バルガ『俺が始末する。』
本部『怪生物はバルガに任せろ。敵船を落とせ。』
(第二波のエルギヌスを撃破)
隊員『エルギヌス、撃破!』
隊員『ダン少尉がまたやったぞ。』
本部『バルガは後方で待機。パワーを温存しろ。』
バルガ『損傷部位をチェックする。下がるぞ。』
(第二波のエルギヌスを撃破かつ大型宇宙船を5隻撃墜/第三波出現)
隊員『怪生物、接近!』
隊員『怪生物が来るぞ!』
バルガ『くそっ! またか!』
バルガ『バルガ、バトルオペレーション。』
(第三波のエルギヌスを撃破)
隊員『エルギヌスをやりました!』
バルガ『始末したぞ。』
バルガ『パワーが底をついた。あとは任せるぞ。』
(第三波のエルギヌスを撃破かつ大型宇宙船残り1隻以下)
プロフェッサー『リングが出現したにも関わらず、人類は優勢を維持している。
やつらは歴史改変に失敗した。』
プロフェッサー『今日がその日だ。我々はリングを攻撃せず、あの事故はおこらなかった。
歴史は固定された。もう二度と、我々が時間を遡ることはない。』
プロフェッサー『もう時間は戻せない。しかしリングのタイムマシンは健在だ。
破壊しなければならない。再びタイムマシンが使われる前に。』
(敵全滅)
プロフェッサー『もう事故はおこらない。今度こそ、リングを破壊する。』
(ミッションクリア)
145 リング破壊作戦 前篇
(ミッション説明)
やつらは改変に失敗した。だが、いずれ準備を整えて、再び歴史を変えようとするだろう。
今、リングを破壊しなければならない。
我々はリングの弱点を知っている。リングの真下に攻撃隊を送り込むことができれば、撃墜はたやすい。
しかし、やつらはついに……そのことを理解したようだ。護衛部隊を補強し、リングの守りを固めた。
敵の防衛戦を突破するため、我々は3つのルートで進軍。3点同時に強行突破する。
1部隊でもたどり着ければ我々の勝ちだ。
ルート1に同行してくれ。
もう時間を戻す術はない。これが旅の終着点だ。
(ミッションスタート)
隊員「リングは目の前だ。1番乗りだぞ。」
隊長「こちらルート1。リングまで7キロ。」
隊長「前方に守備隊を確認。」
本部『バルガが先導する。』
バルガ『進路を確保する。攻撃隊、後方から続け。』
バルガ『敵の防衛網に穴をあけてやる。』
少佐『各地で戦闘が始まりました。陽動は成功しています。』
本部『よし。』
本部『リングは孤立している。接近するのは今しかない。』
本部『作戦目標は敵防衛網を突破し、リングの真下に攻撃隊を送ることだ。』
(第一波出現)
本部『リングの正体は巨大なタイムマシンだ。マザーシップのような戦闘艦ではない。
攻撃隊がたどり着くことができれば我々の勝ちだ。』
隊員『敵船出現!』
隊員『敵が防衛線を強化! 想定よりはるかに大軍です!』
バルガ『カッパー砲セット。歩兵は離れろ。』
バルガ『ファイア。』
オペ『カッパー砲、着弾しました。』
隊長「道ができたぞ! 攻撃隊、進め!」
隊長「今だ! 前進しろ!」
本部『タイムマシンは精密機械。戦闘能力は低い。さらに、我々はリングの弱点を知っている。
大軍は必要ない。真下に接近できれば、少数の部隊で破壊が可能だ。』
隊員『敵軍、接近! カッパー砲を恐れていません!』
本部『各員、攻撃しろ。』
(第二波出現)
隊員『敵船、飛来!』
隊員『敵船が転送装置を起動しています!』
本部『プライマーの船は時間を移動できる。過去へ遡り、歴史を変える。それがやつらの戦術だ。
はるか未来からの来訪者。それがプライマーの正体だ。』
本部『リングは中継基地だと思われる。十万年もの時間を誤差なく移動するために必要なものだ。
まず未来からリングのある時代に移動。そこから数年の短い時間移動をおこなっているようだ。』
本部『もしリングを失えば、正確な時間移動ができなくなる。
狙った時間に移動できなければ、侵略続行は不可能だ。やつらの計画は崩壊する。』
本部『我々は今日、長い戦いに決着をつける。』
(第三波出現)
隊員『敵のロボット部隊が接近しています!』
隊員『ロボットだ! ロボットが来やがった!』
隊員『敵は大軍です!』
隊員「進むのは無理だ!」
隊員「突破どころじゃないぞ!」
オペ『足に砲台があります。足を狙ってください。』
(味方第二波出現)
本部『急げ。攻撃隊を援護しろ。』
駆除チーム『駆除チーム。到着した。』
駆除チーム『出遅れてるぞ。全速で走って、このザマか?』
駆除チーム『何軒の家をなぎ倒したと思ってる。勝っても降格ものだぞ。』
駆除チーム『出世の心配は生き残ってからにしろ。ひどい状況だ。そこらじゅうが敵だ。』
(第四波出現)
隊員『空から来るぞ!』
隊員『飛行型の怪物を確認!』
バルガ『飛行型には手が出せない。後退する。』
バルガ『飛行型を排除してくれ。』
本部『これほどの防衛戦力があるとは。少数での奇襲が裏目に出たか。』
本部『リングの防衛網は予想よりはるかに強固だ。前進より敵の排除を優先しろ。』
隊員『こちらルート2。怪物に阻まれて接近できない。』
隊員『ルート3、交戦中! 敵守備隊は想定以上の大軍だ!』
(第五波出現)
隊員『敵軍、さらに来ます!』
隊員『飛行型の怪物が接近中!』
隊員『まだ来るぞ! 情報よりずっと数が多いぞ!』
本部『突破しようと思うな。敵を撃破しろ。』
バルガ『くそっ! 攻撃隊を守るどころか、守られている。』
(第六波出現)
隊員『ドロップシップが降下してきます!』
隊員『ク、クルールだ! クルールが来るぞ!』
隊員『防衛網を破るのは無理だ!』
本部『突破はいい。交戦し、身を守れ。』
本部『敵の守りがこれほどとは。』
少佐『プライマーにとって、それだけリングが重要だということでしょう。
リングは時間移動の中継基地です。失えば、プライマーの戦略は崩壊します。』
隊員『ルート2。エイリアンの攻撃を受けた。』
隊員『ルート3。タンクの半数がやられた。後退する。』
(敵全滅)
オペ『上空に敵船が集まっています!』
(第七波出現)
オペ『敵船、アンカーを投下!』
少佐『攻撃隊を包囲するつもりのようです。』
隊員『転送装置だ!』
隊員『囲まれてるぞ!』
本部『くそっ。守りを突破するどころか、罠に飛び込んだようなものだ。』
本部『各員、交戦。身を守れ。』
隊員『アンカーから敵が出現しています。』
少佐『アンカーを破壊しなければ、脱出すら不可能です。アンカーの上部を狙い、破壊してください。』
本部『アンカーを狙え。破壊しろ。』
隊員『ルート2。攻撃隊を守りながら退却する。』
隊員『ルート3。攻撃隊に負傷者多数。』
本部『守りが固い。敵は我々の陽動作戦に気が付いているというのか?』
少佐『可能性はあります。プライマーは限定的ながら未来を知る力がある。そう考えるべきでしょう。』
(各バルガが破壊される)
バルガ『バルガ1、大破した!』
バルガ『バルガ2、大破!』
(各プロテウスが破壊される)
駆除チーム『1号機大破。脱出する。』
駆除チーム『2号機、もう駄目だ。脱出する。』
駆除チーム『3号機大破。脱出。』
(味方残り10以下)
隊員『攻撃隊、壊滅的な被害です。』
本部『攻撃隊を送るどころか、このままでは全滅だ。』
オペ『あの方が戦闘を続けています。』
本部『これだけの敵を相手にしてなお……。』
プロフェッサー『死なせないでくれ。頼む。』
本部『だが、援護できる部隊は……。』
GR隊長「リングに連れていけばいいんだな?」
Sp隊長「我々の仕事だ。」
大尉「応急処置をした。戦闘を続行する。」
(敵全滅)
少佐『バルガ隊、プロテウス隊、損耗が激しく、戦闘続行は不可能です。』
本部『攻撃隊の被害が大きすぎる。作戦は失敗だ。』
プロフェッサー『ストーム1は無事だ。きっと行くだろう。』
本部『無理だ。他の攻撃隊は壊滅。援護すらない状況だ。』
プロフェッサー『聞いてくれ。ストーム1はこの作戦のプロだ。
何度も、何度も、リングを落とした。サポートしてくれ。』
(ミッションクリア)
146 リング破壊作戦 後篇
(ミッション説明)
ルート2、ルート3は壊滅。たどり着けたのはルート1だけだ。
だが、幸いにも……君がいる。君はこの作戦のプロだ。
真下から弱点である制御装置を破壊してくれ。それですべてが終わる。
(ミッションスタート)
隊員C「リングまで1キロ。」
隊員A「包囲網を抜けたのは俺たちだけか。」
隊員B「大将について行けるのは俺たち以外いねぇよ。」
大尉「5年に渡る戦いが、今終わる。」
Sp隊長「今日、ここに我々が集まった。」
GR隊長「これが運命だ。」
本部『援護はない。ストームチーム頼むぞ。』
大尉「リングに接近するぞ。」
オペ『リングの周辺に多数のドローン。』
(第二波出現)
オペ『リング、起動したようです。』
本部『あれがタイムマシンか。』
隊員『リングからドローンが出てきます!』
隊員『リングから敵船が出現!』
少佐『あの船は未来からやってきたと考えられます。』
本部『時間をこえる船、タイムシップか。』
プロフェッサー『十万年もの時をこえてきた船。中継地点であるリングが必要なんだ。
無限ともいえる時の流れの中で、遭難を避けるために。』
少佐『船団を維持するためには、目標の時間に正確に移動できなければなりません。』
本部『十万年も移動すれば誤差もでるだろう。そのためのリングか。』
(敵と戦闘開始)
大尉「くそっ! 大軍だ!」
GR隊長「いつものことだ! 出世して腕が鈍ったようだな、大尉殿!」
大尉「そっちもだ! 今は守護神だそうだな! 元死神!」
Sp隊長「再結成だな! これがストーム隊だ!」
(ドローンと戦闘開始)
大尉「ドローンを排除しろ。」
(大型宇宙船を撃墜)
本部『リングの弱点は真下だ。接近しろ。』
大尉「まだリングの弱点が見えない。真下まで移動するぞ。」
(リングに近付く)
大尉「弱点が見えて来たぞ!」
Sp隊長「あれがリングの弱点か。」
本部『赤く光るパーツを破壊しろ。』
プロフェッサー『おそらく赤いパーツはタイムマシンの制御装置だ。
破損すればタイムマシンはコントロールを失い、やがて自壊する。』
本部『赤く光るパーツがタイムマシン制御装置だ。破壊しろ。』
(リングの制御装置にダメージ)
オペ『制御装置に着弾。』
(リングの制御装置に一定ダメージ)
オペ『制御装置、中破。』
プロフェッサー『時間は戻らない。やはり事故は偶然だ。二度とは起きない。』
プロフェッサー『ここから先は未知の光景だ。』
(リングの制御装置を破壊)
オペ『リングの破壊に成功。やりました。』
本部『リングを破壊したぞ。人類の勝ちだ。』
隊員『リングが傾きはじめました!』
隊員『バランスを失ってる! 落ちるぞ!』
本部『墜落する。ストームチーム、その場を離れろ。』
隊員『リング、回っています。』
少佐『リングが回転。上下が反転したようです。』
プロフェッサー『こんなことは初めてだ。』
プロフェッサー『あの事故がなければ、リングを落とすことはできないのか……。』
オペ『リング下部に赤いパーツがあります。破壊した制御装置と同じものです。』
本部『リングの制御装置は2つあったのか。』
本部『作戦続行だ。攻撃目標、2つ目の制御装置。赤いパーツを破壊しろ。』
オペ『直径と角度から位置を算出。新たな弱点まで500メートルです。』
(砲台出現)
オペ『リングから砲台が出現しました。』
本部『情報の通りだ。だが、このタイミングで……。』
(第三波出現)
隊員『敵新型船を確認。』
隊員『敵船が転送装置を起動!』
隊員『リングからアンドロイドが降りてきます。』
隊員『擲弾兵だ!』
本部『アンドロイドの擲弾兵が来るぞ!』
少佐『リングを守るため、地上の敵を一掃するつもりでしょう。』
本部『爆破が手っ取り早い戦術か……。』
本部『次々と兵器が送り込まれてくる。何がなんでもリングを守るつもりか。』
少佐『あの砲台は一部を破壊しても機能し続けるようです。
完全に停止させるためには、すべてを破壊する必要があります。』
本部『全部落とせというのか。』
プロフェッサー『一部分を破壊すれば、再接合のため攻撃を休止する。それが唯一の弱点だ。』
プロフェッサー『予想外の状況だ。これ以上は……。』
オペ『あの方は諦めていません。』
本部『制御装置の破壊には成功した。2つ目も不可能ではない。』
プロフェッサー『だが、こんなことは……。』
オペ『あの方はこの作戦のプロです。』
プロフェッサー『そうだな。その通りだ。』
(第四波出現)
隊員『高速で飛来した物体あり! 敵新型船のようです!』
本部『くそっ!』
少佐『状況が悪化しています。覚悟が必要かもしれません。』
本部『こんなことになるとは。』
オペ『間に合いました!』
オペ『潜水母艦、支援可能領域に到達。』
エピメテウス『エピメテウス、浮上。』
エピメテウス『敵船、射程内に捕捉。』
エピメテウス『エピメテウス、武装展開。』
エピメテウス『射撃管制。照準セットよし。』
エピメテウス『行くぞ!』
パンドラ『パンドラ、照準よし。』
セイレーン『セイレーン、照準よし。』
エピメテウス『潜水母艦、3艦同時攻撃。』
エピメテウス『エピメテウス、ファイア。』
パンドラ『パンドラ、ファイア。』
セイレーン『セイレーン、ファイア。』
エピメテウス『潜水母艦3隻の同時攻撃を食らえ!』
オペ『直撃です。』
オペ『撃墜に成功。』
本部『よし。この戦いもらったぞ。』
隊員『リングは空中で静止し続けています!』
(リングの制御装置に近付く)
Sp隊長「リングの弱点はどこだ!」
(リングの制御装置にダメージ)
オペ『2つ目の制御装置に着弾。』
(リングの制御装置に一定ダメージ)
オペ『制御装置、中破しました。』
(リングの制御装置を破壊)
オペ『制御装置の破壊に成功しました。』
本部『やったぞ。リングの最期だ。』
プロフェッサー『チェックメイトだ。今度こそ。』
隊員『傾いてるぞ!』
隊員『リングがバランスを喪失! 墜落するぞ!』
本部『退避しろ! 急げ!』
隊員『リングが落ちる! 勝ったぞーっ!』
少佐『タイムマシンは動き続けているようです。』
プロフェッサー『リングはなんとか墜落を免れている状態だ。必死でバランスを保とうとしている。』
本部『まだ飛び続けるのか。』
オペ『リングが水平状態で停止。』
(砲台出現)
オペ『多数の砲台が出現。』
本部『この数の砲台を同時に展開できるのか。』
少佐『砲台を攻撃してください。』
本部『対処できる数ではない。なんという防衛能力だ。』
少佐『あの武装……。最大限の警戒が必要です。』
オペ『緑に光る部分を狙ってください。』
(スピネルを初展開)
オペ『見てください。スピネルが展開しています。』
本部『スピネル?』
少佐『リングの中央に浮かんでいる物体をそう呼称しています。』
少佐『スピネルの外壁部が開いています。初めて観測される現象です。』
プロフェッサー『中央に位置することから考えても、重要な装置だと考えて間違いない。
今作動しているということは……。』
プロフェッサー『損傷したタイムマシンは不安定な状態にある。
あの装置がフル稼働して、なんとか機能を維持している。そう考えるべきだ。』
少佐『もしそうなら、スピネルがリングの弱点です。』
本部『スピネルを破壊すればリングは墜落する。そういうことか。』
本部『ストームチーム、リング中央部に浮かんでいる物体を狙え。そこが弱点だ。』
オペ『スピネルが展開した時、内部を狙ってください。』
(スピネルが無傷の場合)
本部『スピネルが開いた時、内部を攻撃しろ。』
(スピネルに一定ダメージ)
オペ『スピネルに着弾。』
(スピネルに一定ダメージ/第五波出現)
オペ『リングからアンドロイドが出現。高機動型です。』
本部『守りが堅すぎる。』
本部『リングは戦艦ではない。そうではないのか?』
少佐『我々はリングを甘く見ていたようです。』
プロフェッサー『リングという精密機械を守るため、未来では多くの兵器が待機している。』
プロフェッサー『だが非常手段だ。タイムマシン本来の使い方ではない。やつらは必死だ。』
(スピネルに一定ダメージ)
オペ『スピネル、小破したようです。』
(スピネルに一定ダメージ/砲台出現)
隊員『新たな砲台! 形状が違います!』
隊員『新型の砲台だ!』
オペ『砲撃が始まりました。』
少佐『基本的な形状は似ています。一部を破壊しても稼働し続けると思われます。』
オペ『それでも破壊すれば再接合に時間がかかるはずです。』
本部『砲撃が苛烈すぎる。援護も無く……。』
オペ『それでも、それでもあの人は戦っています。今も。』
本部『だが、時間の問題だ……。』
オペ『このエリアに向かうヘリがあります。』
本部『何?』
オペ『特殊作戦コマンドです。』
隊員『こちらコマンド。援護します。』
隊員『400キロ飛んで来た。英雄に会いに。』
隊員『歴史に残る作戦だと聞いたぞ。』
隊員『総司令官の指示だ。コマンドチーム、作戦に参加する。』
隊員『コマンド1、降下。』
隊員『コマンド2、降下。』
隊員『コマンド3、降下。』
(味方第二波出現)
隊員『戦闘開始! 行くぞ!』
隊員『英雄の盾になれ!』
隊員『やつを守れ!』
隊員『人類はやつに借りがある! 死なせるな!』
(味方第三波出現)
中尉『こんな馬鹿な作戦をたてたのは誰だ。命を捨てる気か。』
本部『中尉か。歓迎する。手を貸してくれ。』
中尉『敵の気をそらす! それ以上はする気はないぞ!』
(中尉のチームと合流)
中尉「くそっ! これが最後だ。こんな戦いに加わるのは。」
(スピネルに一定ダメージ)
オペ『スピネル、中破。』
(スピネルに一定ダメージ)
プロフェッサー『タイムマシンは限界に達しつつある。リングの崩壊は近い。』
(スピネルに一定ダメージ)
オペ『タイムマシンが異常発光。これは……。』
プロフェッサー『タイムマシンが制御を失い始めている。』
(第六波出現)
隊員『リングから敵が出現。』
プロフェッサー『未来のプライマーは大混乱に陥っているようだ。手当たり次第に部隊を送り込んでいる。』
本部『ストームチーム、敵が降りてくるぞ。』
(スピネルに一定ダメージ)
オペ『スピネル、大破。』
プロフェッサー『今度こそ、今度こそリングは落ちる。』
(スピネルを破壊)
オペ『スピネルの破壊に成功しました!』
本部『やったぞ!』
隊員『リングに異常! 墜落します!』
オペ『リングが落下しています。』
本部『やつらの計画は終わりだ。人類は勝った。』
本部『よくやってくれた……。ストームチーム、君たちの奮戦に感謝する。本当に……。』
オペ『本当に……本当に、こんな日が来るなんて……。』
少佐『待ってください。空中に何か……。』
本部『どうなってる?』
オペ『空に……穴が……。』
プロフェッサー『ワームホールだ。』
本部『あれは何だ!?』
(ミッションクリア)
147 刻の天秤
(ミッション説明)
超巨大船が出現!
何もない空間から突如あらわれました。
リングに匹敵する質量。にもかかわらず、驚くべき速度で飛行しています。
リングを破壊したことで、敵の時間移動には誤差が生じるはず……。
ですが、この時間、この瞬間に正確にあらわれたということは……巨大船はリングと同等かそれ以上の機能を持っている。
そう考えるしかありません。つまりあれは……第二の時間移動母船です。
(ミッションスタート)
本部『あの物体を敵と認定する。各員、攻撃を開始せよ。』
隊員「あれも未来から来たのか。」
隊員「リングを壊したとたんに、次のやつが来やがった!」
少佐『あれは、プライマーの時間移動船だと考えられます。』
本部『リング以外にもこんなものが……。』
隊員『撃ってくるぞ!』
隊員『退避しろ!』
少佐『艦首に武装があります。艦首前方の部隊は退避するか身を隠してください。』
隊員『弾が届かない!』
少佐『全長は1キロ以上。これまでにないほど巨大な船です。
地上から攻撃するためには、かなりの長射程火器が必要です。』
オペ『見た目の印象よりはるかに高速で動いています。
地上から着弾させるのは難しいかもしれません。』
隊員『遠すぎて攻撃が届いてないぞ!』
隊員『速すぎる! 弾が当たらないぞ!』
オペ『艦首の側面に砲台らしきものがあります。』
本部『砲台を攻撃しろ。艦首の側面を狙え。』
本部『首の側面に砲台があるぞ。破壊しろ。』
プロフェッサー『あれは時間移動船に間違いない。』
本部『敵の母船は2つあったというわけか。』
プロフェッサー『そうじゃないんだ。リングだけだった。ある時までは。』
本部『どういうことだ?』
プロフェッサー『リングが作られた時代の、さらに未来。
10年か、100年か、のちの時代から送られてきたんだ。』
本部『なんだと?』
プロフェッサー『リングを送り込んだやつらは、失敗を悟ったろう。
だから、その10年か100年後のプライマーが新たな時間移動船を作り、送り込んで来た。』
本部『リングより、さらに未来から……。』
プロフェッサー『リングより高度なテクノロジーで作られているはず。恐ろしい敵だ。』
本部『待ってくれ。こいつを破壊しても、さらに未来から敵が送られてくる。そういうことか?』
プロフェッサー『そう。さらに10年後か100年後のプライマーが兵器を作り、送り込んで来る。
やつらは勝つまでやめない。』
本部『なんということだ。』
プロフェッサー『我々は特定の時代のプライマーと戦争をしているわけじゃない。
時間軸に存在する、全プライマーと戦っているんだ。』
本部『あらゆる時間のプライマーが相手……。』
本部『勝てるわけがない。敵は何度負けてもやり直せる。この戦いはプライマーが勝つまで、永遠に続く。
人類に勝ちの目はない。この戦いに勝利することは事実上不可能だ。』
オペ『艦首に搭載されているのが主砲のようです。』
本部『まるで龍の頭だ。』
少佐『龍の口のように見えますが、おそらく主砲発射口を守るための装甲です。
発射装置の周辺に守りの薄い部分があるはずです。』
本部『つまり、口が弱点というわけか。』
本部『敵船の弱点は艦首だ。口の中を狙え。』
(主砲発射口に一定ダメージ)
オペ『艦首に着弾。』
(主砲発射口に一定ダメージ/第n波出現)
オペ『敵船の側面に転送装置があります。』
オペ『敵船からドローンが出現。』
(主砲発射口に一定ダメージ)
オペ『敵船、小破。』
(主砲発射口に一定ダメージ)
オペ『敵船、中破。』
(主砲発射口を破壊)
少佐『敵船、大破しました。』
本部『やったぞ!』
オペ『やった! 本当に勝つなんて!』
(第二形態移行)
隊員『敵船に変化があります!』
本部『なんだ? 何がおこった?』
少佐『そんな……。』
少佐『あれはいったい?』
本部『まるでエイリアンだ……。』
オペ『まさか……神……。』
本部『なんだと?』
オペ『黄金の船から神が降り立った。神話にはそうあります。』
オペ『あれが神です。』
本部『馬鹿な。』
少佐『インド山中で発掘された宇宙船の残骸。それは数千年前のものでした。』
本部『EDF創設のきっかけになった発見か。』
少佐『プライマーは遥か昔から地球に来ていた。人類は彼らを神と信じ、神話に残したのでしょう。』
少佐『プライマーは数千年も続いている文明。
我々はそう考えていましたが……実際には時間をこえてやってきたのです。』
オペ『つまり……神は今も生きている。』
少佐『プライマーという種族にとって代えがたいほどの重要な存在だと思われます。』
本部『どんな存在であろうと、我々は戦わねばならない。生き残るために。』
オペ『光を操り、空を舞う。まさに伝説の通りです。』
少佐『オペレーションオメガを発動します。』
オペ『そんなまさか!?』
オペ『本当に、本当にやるんですか!?』
オペ『やめてください! それだけは!』
オペ『多くの命が消える。そんなこと、許されるんですか!?』
本部『何をするつもりだ?』
少佐『正真正銘、最後の作戦です。』
少佐『化学物質を積載したロケットが火星に到達しました。それを爆破します。』
本部『火星だと!? それに何の意味がある?』
少佐『未来の敵を排除する。それが彼の提案した計画です。』
オペ『でも、そんなことをすれば……。』
少佐『ロケットには大量の毒性汚染物質が積まれています。
それらは拡散し、長い年月をかけて土壌に吸収され、進化の流れを変えるでしょう。
浄化されることのない毒。それらは生命に大きな影響を与えるはずです。
おそらく火星に文明は生まれないか……生まれたとしても今とは違うものになるでしょう。』
オペ『つまり……プライマーの存在そのものが消える。』
オペ『敵の軍隊どころか、種族ごと、非戦闘員もろとも消すなんて! そんな権利があるんですか!?』
プロフェッサー『あるとも!』
プロフェッサー『妻のカタキだ。』
オペ『あなたの家族は生きているはずです!』
プロフェッサー『今、生きているだけだ。躊躇すれば、また殺される。』
プロフェッサー『戦況は人類が優勢。皆そう思っている。だが違う。
妻は殺された。何度も何度も。何度も何度も何度も。
数百億、数千億の人間が殺された。その恨みを晴らす。』
少佐『すでにロケットは火星に到達しています。これより爆破シーケンスを開始。』
プロフェッサー『これが人類を滅ぼそうとした理由だ。未来を知った者はそれを変えることができる。
プライマーは人類に存在を知られてはならなかった。絶対に。』
プロフェッサー『時間の流れにおいて、未来には常に無数の可能性が広がっている。
過去の小さな変化は、未来を大きく変えてしまう。決まった未来などない。
やつらのやっていることは、自分の足元に穴を掘っているようなもの。
自分自身を消してしまうかもしれない危険な遊びだ。
やつらは、得意げに時間旅行を楽しんだ後で、ようやくそのことに気が付いた。
そして恐怖したんだ。事態が収集のつかないほど悪化していることに。』
本部『それが人類を抹殺する理由か……。』
(プライマーに一定ダメージ/第二波出現)
(プライマーに一定ダメージ/第三波出現)
(プライマーに一定ダメージ)
少佐『爆破まで3、2、1。』
少佐『爆破。』
少佐『汚染物質、拡散。』
プロフェッサー『未来は変わった。もうプライマーという文明は存在しない。』
オペ『でも敵は……敵は消えていません。』
プロフェッサー『確かにおかしい。歴史からプライマーは消えた。消滅するはずだ。』
(エイリアン残り1体以下かつプライマーに一定ダメージ/第三形態移行)
少佐『これは!?』
オペ『異常反応です!』
本部『何がおこったんだ?』
プロフェッサー『消えるどころか、この力は……。』
(プライマーに一定ダメージ/第四波出現)
オペ『エイリアンが出現しました!』
プロフェッサー『そうか……。やつはプライマーという存在そのものになったんだ。』
本部『何?』
プロフェッサー『タイムパラドックスだ。』
プロフェッサー『火星を攻撃したことで時間軸に決定的な矛盾が発生した。』
少佐『プライマーがいなければ、戦争はおこらず、人類は火星を攻撃しない。
そして火星にプライマー文明が生まれ、人類を攻撃する。パラドックスです。』
プロフェッサー『歪みは正されなければならない。
正常な状態に戻るため、時間はどちらかを選ぼうとしている。
人類か、プライマーか。』
本部『どういうことだ?』
プロフェッサー『どちらかが残り、もう片方が消える。それで矛盾はなくなる。』
本部『時間そのものが、どちらかを消すということか?』
プロフェッサー『そうだ。天秤はどちらかに傾く。』
プロフェッサー『やつは時間に選ばれた者。プライマーという存在そのものだ。
生き残るか、消滅するか。今、ここで決まる。』
オペ『あれがプライマーの代表者……。』
プロフェッサー『負ければ人類は消える。』
(エイリアン残り6体以下かつプライマーに一定ダメージ/第五波出現)
オペ『敵船からアンドロイドが出現。』
隊員『巨大アンドロイドを確認!』
プロフェッサー『ここにいる敵は、時間の流れから切り離された、帰る場所のない亡者たちだ。
葬り去れ。それですべて終わる。』
(プライマーに一定ダメージ/第六波出現)
オペ『敵軍が転送されています。』
本部『クラーケンが来るぞ。』
プロフェッサー『やつらは、時の流れから切り離されたゴーストのような存在だ。
このまま存在し続ければタイムパラドックスを引き起こす。無に返せ。』
オペ『ストームチーム、負傷者多数。』
本部『援護もなく、これ以上の戦闘は無理だ……。』
大尉『無理? 何か問題があるのか?』
GR隊長『いや。問題はない。』
Sp隊長『応急手当てが終わった。復帰する。』
大尉『援護はある。心配するな。』
本部『もし時間に選ばれたプライマーがいるのなら……。』
プロフェッサー『その通りだ。』
プロフェッサー『プライマーが人類に干渉した時から、少しずつパラドックスは進んでいた。』
プロフェッサー『その時、選ばれたんだ。人類という存在を背負うものが。』
プロフェッサー『そう君こそが……。』
オペ『選ばれた者。時をこえて存在する人類の代表者。』
(プライマーを撃破)
オペ『やりました!』
少佐『敵船、墜落します。』
本部『やったぞ。』
本部『終わったのか……。』
プロフェッサー『矛盾は消えた。歴史は修正され、いずれ安定するだろう。』
プロフェッサー『時間は人類を選んだ。』
プロフェッサー『未来は決まった。プライマーはいない。
これからどう歩んでいくのか。人類は未来を知った上で、決めることができる。』
プロフェッサー『君がすべてを変えた。言わせてくれ。ありがとう。』
本部『私からも言わせてくれ。感謝する。』
少佐『私からも。感謝を。』
<難易度によって台詞が変化>
├【EASY】
│ オペ『感謝します。本当に……ありがとう!』
│
├【NORMAL】
│ オペ『本当に、本当に、ありがとう! あなたがしてくれたこと、忘れません。絶対に。』
│
├【HARD】
│ オペ『本当に、本当に、ありがとう! 救ってくれた。私を。あなたが救ってくれた。』
│
├【HARDEST】
│ オペ『本当に、本当に、ありがとう! あなたがいてくれたから……私……。あなたが必要です。これからも。』
│
└【INFERNO】
オペ『本当に、本当に、ありがとう! あなたが好きです。』
(ミッションコンプリート)
エピローグ
+
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... |
長い戦いが終わった。
弔いの祈りがこの星を包む。
人類は総人口の3割を失った。
だが得たものもある。
プライマーがもたらした科学技術。
それは人類文明を大きく飛躍させるに違いない。
プライマーは消えた。
火星にプライマーは生まれない。
人類は未来を知った上で、新たな道を歩んでいける。
私は見た。
滅びゆく世界を。
死にゆく人々を。
何度も
何度も。
それでも……
言い続けてきた。
希望はある、と。
希望はある。
混乱はやがて終わる。
世界に悪が蔓延することはなく、
暴力が人を支配することはない。
新たな正義が掲げられ、
人々は秩序を取り戻すだろう。
それは間違っていなかった。
その通りになった。
こうなるとわかっていた。
なぜなら………
君がいる。
人を守り、
平和を守り、
この星を守る者。
君こそが、
EDF
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最終更新:2025年04月23日 05:32