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PANDORA MAX SERIES Vol.3 ラビッシュブレイズン」を以下のとおり復元します。
*ラビッシュブレイズン
【らびっしゅぶれいずん】
|ジャンル|RPG|&amazon(B00005OV0X)|
|対応機種|プレイステーション|~|
|発売元|パンドラボックス|~|
|発売日|2000年4月27日|~|
|定価|1980円|~|
|判定|なし|~|
|>|>|CENTER:''[[パンドラMAXシリーズリンク>パンドラMAXシリーズ]]''|
#contents(fromhere)
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**概要
「1980円の超大作」がキャッチコピーであった「パンドラMAXシリーズ」の第3作。
第1作『[[ドラゴンナイツグロリアス]](ドラグロ)』の舞台の国の隣国で起こった事件という設定の物語である。
-キャッチコピーは「パンドラが総力を結集したRPG」「コミカルRPG」。
-メモカ1枚に付き1つしかセーブできないのも相変わらず。
--とはいえ前作と違ってストーリーは1本道であり、エンディングも1つしか無いので、この点は特に問題ではない。

**特徴
-主な長所は以下の通り。
--ゲームバランスはかなり見直されており、敵ごとの特性も描き分けられている為、2周目でもそれなりに歯応えのある戦闘が楽しめるようになっている。
--CDを読み込む事でアイテムを生成できるシステムや、2つの武器を合成して新アイテムを生み出すシステムもある。
--3作目にしてようやくメッセージの早送り機能が搭載された。
--同じ世界だけあってドラグロに登場したキャラが多数登場する。
--ラスボスよりも強い隠しボスや『死者の呼ぶ館』のデータをコンバートした場合のみ出現する隠しダンジョンなど、隠し要素もそれなりに揃っている。
-短所は以下の通り。
--入手したアイテムや倒した敵などが記録されていく「辞典システム」というものがあるが、''コンプしても何も起こらない。''
---もっとも、アイテム数は多く、運でしか手に入らないものもある為、それで特典フラグが動くようでも困るが。
---同シリーズ第五作目『ごちゃちる』にはミニゲームなどで得た資金を使って前四作までのセーブデータを補完する機能があり、見ていないエンディングを見たことにしたり、アイテムの数を増やしたりすることができる。が、『ラビッシュブレイズン』との連動においてはこの辞典に関してある不具合を発生させることがある。まず、この連動機能では辞典の項目を直接埋めることはできず、また、この機能により未入手だったアイテムの所有数を1以上にしただけでは辞典の項目は埋まらない。この機能によって入手したアイテムをゲーム中で使用するなり装備した時点で辞典の項目を埋めることが出来る。しかし一部アイテムではこれをしても辞典の項目が埋まらず、こうなると後でゲーム中に同じアイテムを入手しても辞典の項目が埋まらなくなってしまうのである。
--「聖杯が無いと苦戦する敵」についての情報が手に入るが、''実は聖杯は絶対に入手できない。''
-メモリーカード1枚につきセーブデータを1つしか作れないのは変わらず。PS1ゲームの常として、システムデータが存在せず、本編のセーブデータと兼用になっている。

**だが…
しかし本作には、実は致命的な欠点が有る。それは…シナリオのダメっぷりである。 
-本作の世界では、「勇者」が職業と認められており、あちこちの村に勇者がいるという設定が強調されていた。パッケージにも「勇者になってモテモテだぜ!」「主人公は今、勇者を目指す!」というコピーが踊っている。
--しかし本編では、その勇者を目指すという目的は早々と忘れ去られ、以後「勇者」という単語自体殆ど出てこなくなってしまう。パッケのコピーは詐欺に近い。
--コミカルRPGと銘打たれているが、ギャグはファミコン時代によく見かけた「RPGをパロった漫画」レベルのものばかりで、社長の飯島健男(現・多紀哉)も攻略本で「ベタな展開」と発言したほど。 
-ボスや重要人物との会話中、決まって主人公が余計な事を言い、仲間にぶん殴られたり魔法で吹っ飛ばされたりという展開になる。もう「またかよ!」と叫びたくなるほど。おかげで会話のテンポは悪く、グダグダである。 
-それまでまったく聞いた事の無かった設定やキャラが唐突に沸いて出てきて、主人公が「こいつの事は有名だから俺も知ってる」と発言するという、超展開がしょっちゅう起こる。プレイヤー置き去りである。伏線の1つも張れないのだろうか?
--全くないわけではないが、誰か(主に町民)の会話の端にうっすらと出る程度である。
-ある中ボスを倒すと再び立ち上がり戦闘になるのだが、勝手に1ダメージを受けて死ぬ((やせ我慢していただけという設定))。『[[摩訶摩訶]]』も真っ青だ。 
-終盤、ヴィクトール伯爵という人物が国王を操って狩りを行わせていた事が唐突に発覚し(例によって伏線まるで無し)、「最後の決戦だ!」と叫ぶ主人公。それまで行き当たりばったりに冒険してきたのに、「最後の」と言われても…。
--その直前に勇者を代行しなくてはならなくなった原因である失踪した兄がみつかったからともとれる。が、この時点まではその点について特にはっきりさせていない。
-ラスボス戦直前になって、説明台詞のオンパレードに。だから伏線ぐらい張っとけよ…。 
--ヴィクトールは倒されるとモンスターに変身するのだが、''変身後の名前は「変身ヴィクトール」。更に倒すと何の説明も無く復活する(外見変わらず)。復活後の名前は「復活ヴィクトール」''…手抜きもいいところである。
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