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【すとりーとふぁいたーしっくす】
ジャンル | 対戦型格闘ゲーム | ![]() ![]() |
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対応機種 |
プレイステーション5 プレイステーション4 Xbox Series X/S Windows(Steam) |
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発売・開発元 | カプコン | ||
発売日 | 2023年6月2日 | ||
定価(税込) |
通常版: 7,990円 デラックスエディション: 10,490円 アルティメットエディション: 12,490円 |
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プレイ人数 | 1人〜2人(バトルハブは100人まで同時接続可能) | ||
レーティング | CERO:C(15才以上対象) | ||
備考 | 「The Game Awards 2023 Best Fighting Game」受賞 | ||
判定 | 良作 | ||
ポイント |
新たにシンプルな操作形態「モダン操作」が登場 試合を動かすドライブシステム シングル専用のRPGモード「ワールドツアー」を収録 格闘ゲーム新参者に優しく上級者も満足する作り |
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ストリートファイターシリーズ |
2016年発売の『ストリートファイターV』から7年ぶりのナンバリング変更の新作となる作品。『VI』ではなく『6』が正式タイトル(*1)。
タイトルの「ストリート」モチーフを改めて見直す一環により、デザインにグラフィティを多用、メインテーマBGMはラップなど、全体的にヒップホップ風のビジュアルが特徴。
ゲームエンジンは前作のUnreal Engine 4から、自社エンジンのRE ENGINEに変更されている。
なお、『IV』から開発に関わっていたディンプスは本作には参加しておらず、『ストリートファイターIII 3rd STRIKE』以来のカプコン自社開発になっている。
+ | 登場キャラクター |
+ | 本作からの新キャラクター |
+ | ドライブシステムの詳細 |
+ | 『ストII』キャラの本作での変更点 |
『ストIV』でのシリーズの復活以降、培ってきた様々なノウハウ・挙げられてきた課題を存分に活かした、非常に完成度の高い格闘ゲーム。
初心者にも遊びやすいモダン操作、わかりやすく駆け引きも熱中できるドライブシステムなど本作独自の新要素も洗練された作りである。
対戦の環境面も初期から充分に整っており、発売直後に「未完成」とまで言われた前作『ストV』の反省を活かして時間をかけて充分な作り込みをしたことがうかがえる。
対戦が苦手なプレイヤーに対しても、これまでの格ゲーにないほどのシングルプレイ要素を充実させカバーしている。
発売以降、格闘ゲームに馴染みのないユーザーを巻き込んだ大きなムーブメントを起こしたのも本作の完成度の高さあってこそである。
*1 ただし、タイトルロゴは「6」の中に「VI」の意匠が見えるようなデザインとなっている。
*2 有料で買える通貨のファイターコインを支払うか、シーズンパス購入で使用権を入手できる。
*3 「プレイアブルキャラ全員が主人公」という公式からの発言がある一方で、ディレクターの中山貴之氏やアートディレクターの藤岡要氏は、スペシャルプログラムやインタビューで「主人公のルーク」と説明している。
*4 正確な設定上では「薬湯」と呼ぶノンアルコールのエナジードリンクを飲んでいる。
*5 両者とも名字部分が同じだが、部族名を表すだけの表記であり、血縁は無いことが語られている。
*6 風纏いかつOD版なら飛び道具無敵もつく。
*7 ただし、サガットやF.A.N.G.のように「四天王」に在籍したことは無い。
*8 21416+中K+強P
*9 方向キーとの組み合わせで、方向を入れないニュートラル、前、後、下の4種類。
*10 通常の昇龍拳などの対空必殺技は強度問わず対空無敵のみ、一部キャラはOD版でも完全無敵がない。
*11 5Fの完全無敵も発生するため、少なくとも最速の4F発生の攻撃で確実に成立する。
*12 ドライブパリィ発動時に0.5本消費するため、合計で最低1本消費。
*13 選ばなかった方は後のツリーに登場し、最大レベルでちょうど全スキルを取得しきれる。
*14 LPが上回る相手に勝つとさらに微増。
*15 サブアカウントやサブキャラによる初心者狩り。
*16 試合先取上限、いわゆる◯先を設定可能。
*17 特に中アシストは始動技の判定がかなり強力。
*18 モダンの立ち中攻撃が立ち中キック、アシスト+中が立ち中パンチなど。
*19 リベンジゲージやVゲージのような敵の攻撃を一定以上受けることでのみ開放される要素が今作ではCAのみであり、そのCAも基本的にSA3との違いが少ないので、重要な共通テクニックはすべて試合の最初から活用できる可能性がある。
*20 パリィで消耗は抑えられるがそうするほどに相手が投げに来やすくなる。
*21 バトルハブ内にもアバター再設定のコーナーは存在するが、使用するゲーム内通貨がワールドツアーのものと比べて遥かに入手しにくい。
*22 市民の会話の中に「今の市長はトラバースだが、未だにハガーだと思われている」という、コーディーの影の薄さ…というよりハガーの存在感を意識させられる台詞があったりするが。
*23 今回は『ウルIV』のディカープリ参戦PVのように単なる出オチではなく、主人公と長く交流して道を示す美味しい立ち位置。
*24 『FF』にも登場した、弟達の「アンドレJr.」・父の「F.アンドレ」・祖父の「G.アンドレ」・叔父の「U.アンドレ」が全て登場し、アンドレ自身は彼らが言及する最強のアンドレとしてラストに待ち構えている。『III』などに登場する「ヒューゴー」とは別個体。
*25 海外版『II』でリュウの勝利メッセージ「昇龍拳を破らぬ限り、お前に勝ち目はない!」が「YOU MUST DEFEAT SHENG LONG TO STAND A CHANCE.(シェンロンを破らぬ限り~)」と誤訳(昇龍拳の正式な訳は「Dragon Punch」)されたことにより、アメリカのファンの間で隠しキャラとして噂となっていた幻のキャラクター。
*26 『II』のエドモンド本田の勝利メッセージ「あさのけいこ(朝の稽古)より、らくしょうでごわす!!」を女性名と誤読したネタが当時からあり、本作では恰幅のある女性力士となっている。
*27 お馴染みの衣装はOutfit2として使用可能。
*28 『鉄拳7』で使用していた「灼熱滅掌(66RPLP)」と本作の新必殺技「金剛灼火」のモーションが酷似している。
*29 もっとも、豪鬼が最上位技を2つ持っているのは『ストリートファイター X 鉄拳』から続く定番要素ではあるが。
*30 バトルハブで開催されたイベントに登場するレイドボスで、最初から隠し技が解禁+時間経過でSAゲージが回復する状態となる。
*31 または『スーパーストリートファイターIV 3D EDITION』のLITE操作のようにキャラクターによっては強すぎて問題が生じたことも。
*32 一例としてバーンアウト中のドライブインパクトへの対抗手段として「スーパーアーツを出す」があり、コマンド入力必須のクラシックと方向+ボタン同時押しでいいモダンとでは対応しやすさが顕著に異なる。
*33 春麗のスピニングバードキック、JPのほとんどの必殺技など。
*34 実施期間内にプレイポイントを溜めると様々な報酬がもらえるキャンペーン。
*35 ドライブラッシュ発動時の暗転がある上基本的に相手の無敵技を読んでもガードすることが出来ない
*36 2024年6月26日実装のベガまで
*37 相手の攻撃を受けずにパリィ解除した場合は、ガードに失敗するとパニッシュカウンターになる硬直が発生してしまう。
*38 旧曲パック発売前はファイティングパス特典内に一部がトレーニングモード・バトルハブ・ワールドツアー専用BGMとして配信されていたのみ。
*39 相撲をバカにしているとして嫌いなのではと一部でジョーク交じりに懸念されたエドモンド本田に対しても「空を飛んで頭突きをするから凄いよね」と好印象であり、本田使いも安心の仕様となっている。まぁ空中からヒップアタックを行う「百貫落とし」の際に「相撲は尻がついたら負けなんですけどね」という誰もが思っていることを言ってくれたりなどクスッとする発言もある。
*40 バラエティ・ドラマなどで全国放送の地上波テレビ出演も多く発売時点で知名度はあり、また芸能人の中では格ゲー以外のジャンルではあるもののヘビーゲーマーの部類として知られている。自身のYouTubeのチャンネルでゲームプレイ実況を多数配信、2022年放送のビデオゲームを題材にしたNHKの番組「ゲームゲノム」にも出演しており、2022年放送開始の「ポケモンとどこいく!?」ではレギュラーで出演している。
*41 加えて、格闘ゲーム界隈外からの潜在層のファンの発掘も見込んで。
*42 特に笑顔になるとえくぼが深いほうれい線のように非常に強く浮き、かなり老けているか無理して笑っているように見えてしまう。
*43 分岐差分自体は存在しないこともないが、最終戦手前での勝敗でムービーが分かれるのみで、ここで負けても展開は変わらない。
*44 なお、技数が大幅に減っているキャラが弱いかと言えばそうとも言い切れず、例えば春麗はクラシックと比較すると攻撃面での弱体化が著しく操作難易度も高いままであるものの、ワンボタンで対空技や無敵技が出せることによるモダン独自の防御面の恩恵を強く享受できるキャラの1人とされる。
*45 アシスト強コンボの始動攻撃にわざわざ発生が遅く使いにくい特殊技の「鳩尾砕き」が設定されており使いにくい、「竜巻旋風脚」で一番使いたい強度の弱版が出せない、高威力の連続技に使える通常技が出せない、そもそもアシストコンボがどれも使いにくくルートも良くない、コンセプトの根幹を成す技がコマンド専用になっており初心者補助システムとして機能していない、画面端以外でゲージ消費なしに起き攻め可能なコンボが全て使用できないなど。
*46 例えば、リリーのアシスト中始動は下段+キャンセル可能だが発生もリーチも大きく劣るしゃがみ中キックであり、これが立ち中キックになれば他のコンボや確定反撃の始動なども含めてかなり改善される。さらにモダンのしゃがみ中攻撃は対戦ではそこまで用いられないクラシックでのしゃがみ中パンチで、こちらをしゃがみ中キックにすればよいだけの話では?と感じてしまう。
*47 立ち弱パンチが発生4フレームであるキャラのモダンタイプは、しゃがみ弱攻撃がしゃがみ弱キック(下段・発生5F) → 連打でしゃがみ弱パンチという仕様になることが多く、逆に立ち攻撃に4F発生技がないキャラはしゃがみ弱攻撃に4F技が充てられる構成である。
*48 さらにジェイミーはコマンド被りの必殺技もレベル解禁技に存在する。
*49 JP関連のマスターアクションとエモートはサイコパワーで杖を出し入れするという演出は取られている。
*50 しゃがみガードからの波動拳は1236入力になり、しゃがみガードが長いと1溜め6と判定されてソニックに化ける。
*51 前歩きからフラッシュナックルを出そうとしてもヨガフレイムしか出ない。なお投げ技はキャンセル時のみ優先度が下がるようで、ヨガフレイムをマネージュ・ドレに変えて6P → 3214Pと入力するとフラッシュナックルしか出ないという例外がある。
*52 彼我のカウンター・パニッシュカウンター時のダメージが倍増。
*53 プレイヤーの装備を気にすることなく進めてきた場合に多いが、同じレベルでも概ねファイティンググラウンドの5倍以上の回数同じコンボをしないと倒せないこともある。進捗に合わせた装備強化を念頭に置いての調整であると思われる
*54 対決相手だったため、春麗スタイルは使えなかったのだが、キャミィスタイルでも良かったのでは…。
*55 原作のネタバレなので詳細は伏せるが、ヨルさんは間違っても狂戦士のような振る舞いはしていない。
*56 ただし、『ストリートファイターEX』シリーズのアリカオリジナルキャラクターが集う『ファイティングEXレイヤー』にて一足早くテリーがDLCとして登場し、『EX』キャラ達と拳を交えていた。