毒物の抽出により得られる薬
死体が腐っており、かつ死体モンスターのHDが5以上の場合、抽出される薬がパワーアップする。(
モンスター一覧)
抽出できる薬は、基本的には死体から出来る肉のタイプによって決まっている。
肉タイプ |
通常時 |
パワーアップ時 |
清浄 |
水の薬 |
混乱の薬 |
汚染 |
毒の薬 |
能力低下の薬 |
毒 |
毒の薬 |
猛毒の薬 |
変異 |
突然変異の薬 |
突然変異の薬 |
腐敗病 |
猛毒の薬 |
腐敗の薬 |
ただし以下のモンスターの死体は特殊で、肉のタイプとは違う薬が抽出される。
モンスター |
通常時 |
パワーアップ時 |
大コウモリ・巨大アオバエ・見えざる恐怖 |
混乱の薬 |
混乱の薬 |
黄色蜂・赤色蜂 |
麻痺の薬 |
麻痺の薬 |
蛇・巨大アリ |
混乱の薬 |
毒の薬 |
オレンジネズミ |
毒の薬 |
腐敗の薬 |
スパイクワーム |
猛毒の薬 |
腐敗の薬 |
最後に、呪文のpowerが弱いと抽出できる薬がレベルダウンする可能性がある。
死体が腐っている場合はpower+10が1d50-1より小さければ、
死体が腐っていない場合はpowerが1d50-1より小さければ、レベルダウンの対象となる。
レベルダウンした場合、以下の表に従って薬が変更される。
元の薬 |
レベルダウンした薬 |
腐敗・能力低下・猛毒の薬 |
毒の薬 |
突然変異・毒の薬 |
混乱の薬 |
麻痺の薬 |
鈍重の薬 |
混乱の薬 |
水の薬 |
水の薬はレベルダウンしても水の薬のままである。
使用法ガイド
水の薬
もっとも初期からたやすく抽出できる薬(?)である。が、大した効果はない。
それでも蒸散時は蒸気の熱によって若干のダメージを与えられるので、
浅い階層の弱い相手やジャッカル等の集団で出てくる相手、
あるいは氷の獣などへの牽制、ないしは逃げる相手への追い討ちなどに利用できる。
飢え死にしそうになった際にそのまま飲んでもいいかもしれない。
「ほとんど重要性がない」ものなので、ある攻撃を逆手にとることで(心置きなく)最凶の薬に変貌させることができる。
…まあ、抽出で得た他の薬を変化させても構わないのだが。
混乱の薬・鈍重の薬
蒸散時は、おおむね「悪臭の雲」の魔法と同様の効果となる。
僅かながらダメージも入るが、基本的な用途としては、オークの魔術師などの遠距離攻撃に長けた相手や、
オーガなどの近づかせたくない相手に投げつけて混乱させ、時間稼ぎをするのが主体となる。
「毒吹き矢」や「毒の薬」と同時に使うのが効果的。
麻痺の薬
蒸散時は同じく悪臭の雲を発生させるが、それよりもやや強力。
とはいえ目に見えて違うというほどでもない。
毒の薬
蒸散時は毒の雲を発生させ、かなり直接的にダメージを与えることができる。
抽出も難しくはないが、序盤ではやや手に入りにくいかもしれない。
オーガなどの強敵や、オークや闇エルフ等の密集した場所に(余裕があれば複数を)投げつけて毒の効果で倒すのがいいだろう。
なお、毒の強さはさほど強力な物ではないため、トロル等の頑丈な相手への対処としてはこれだけではやや力不足である。
猛毒の薬
毒の薬とほぼ同様の効果だが、効果はそれよりも強力になっている。
能力低下の薬
蒸散時は強力な毒の雲か悪疫の瘴気のどちらかを発生させる。
効果としてはかなり強力な部類であり複数用意して上手く使えば、毒耐性が無い相手であればその多くを倒すことができるだろう。
腐敗の薬
蒸散時は悪疫の瘴気を発生させる。
これはアンデッド等には効果がないものの、効果がある敵に対しては極めて強力である。
強力な毒の効果に加えて、直接ダメージと最大HPの減少、更に相手の抵抗に関係なく3分の1の確率で減速効果を発生させる。
突然変異の薬
蒸散時は様々な雲をランダムに発生させる。
おおむね強力な効果をもった雲が発生することが多いので、
毒への耐性を持った相手にバクチで投げつけてみるのも悪くないかもしれないが、ランダム要素が強いためあまり信用はできない。
参考:蒸散効果早見表
名前 |
効果 |
水の薬 |
蒸気の雲 |
粥の薬 |
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治療の薬 |
ランダムな雲 |
怪我の治療の薬 |
スピードの薬 |
怪力の薬 |
浮遊の薬 |
透明化の薬 |
能力回復の薬 |
突然変異治療の薬 |
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突然変異の薬 |
ランダムな雲 |
腕力増強の薬 |
器用さ増強の薬 |
知性増強の薬 |
経験の薬 |
魔力の薬 |
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狂戦士の薬 |
蒸気の雲 or 炎の雲 |
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毒の薬 |
毒の雲 |
猛毒の薬 |
毒の雲(効果2倍) |
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減速の薬 |
悪臭の雲 |
混乱の薬 |
麻痺の薬 |
悪臭の雲(効果2倍) |
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能力低下の薬 |
毒の雲(効果2倍) or 悪疫の瘴気(効果2倍) |
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腐敗の薬 |
悪疫の瘴気(効果2倍) |
ちなみに、上記表で(効果2倍)となっているものは蒸散のスペルパワーが2倍扱いとなるのだが、
スペルパワーは雲の持続時間計算にのみ使われ、ターン辺りの威力などには影響が無い点に注意。
また、雲の持続時間は2d(3+power/20)で計算されるため、(効果2倍)は持続時間2倍ともまた違う点にも注意。
最終更新:2023年03月17日 14:56