万億とは、よくある「桁」の語彙の問題と、
N121MTが定義している
「桁数問題解決」の通称名である。
概要
日本では10000のことを1万と表記し、100000000のことを1億と表記する「桁」が存在するが、億や兆という桁を知らない場合、1000000000000のことを1万億(本来は1兆)と表現することになってしまう。
N121MT側は以下の方法やパターンなどを用いて、こうした表現については「実は正しくなってしまうので間違いとは言い切れないのでは」と述べることでこれらの問題を別から解決するとして「桁数問題解決」と称している。
解決方法
昔のゲームなどにおける変数の上限
そもそもN121MTがこのことに気づいたのは、『RPGツクール2000』における変数が100万も扱えないということについてどうするべきかを考えた時に、「万や億の桁に変数を1つ置くしかない」という方法を思いついたのがきっかけである。
こうすることでint型であっても兆や京の数値を扱おうと思えば使えるらしく、手法こそは違うかもしれないが『ディスガイアシリーズ』でも同じようなことをやっているのではないか、としている。
(本当にそうなのかは不明なので、そのあたりについては日本一ソフトウェア側しか知らないと思われる)
また、こうした桁ごとに変数を置くという手段は、以下のゲームなどにも有効とされている。
- 『ギガウィングシリーズ』
- 『PC電人』
- 『ルイザ・グロス・ホロウィッツ賞クイズ』
N121MTはこうしたゲームや手法を踏まえて、テトリスをベースにした落ちものパズルでそれをちゃんと扱うものを開発する予定とのことである。
遭遇した時の逆ポーランド応用
近年は数式の解釈における逆ポーランド記法が大問題となっているが、万億においては逆ポーランド記法を応用したものでないと解決できないものとしている。 手順としては以下のように定義している。
- 一番左の数値と桁を純粋に解釈
- 2つ目の数値と桁を解釈
- 以降1の桁になるまで続ける
例えば「1万2億垓年」の場合、「1万」と「2億」をそれぞれで解釈したものをくっつけてしまい、その後に1垓の桁数を加えるということになる。
なおこうした問題は日本のようなものでしか起きないとはされているが、他国家でも同じような命名を使用している場合でも、同じような手順(方向が逆になる可能性はある)で解決できるものとしている。
このため「ひゃくちょうまんおくいいかんじ」というポイントについても、「100兆」に「万」と「億」があるということなので、「100000000000000000000000000」となり、そこから1よくないかんじを引くと「99秭999……」ということにはなる。
……が、本当にこれで良いのかはまだ微妙とは言える。(万の解釈がそれで良いのかが全く分からないため)
似たような存在
さんぜんてんぜろがたいりょうさいごにいち(3000.000...0001) / スーパーフレーズ
スーパーフレーズの1つである「さんぜんてんぜろがたいりょうさいごにいち」は、小数点の話になるので今回の万億とは無関係の存在とはなる。 ただ膨大な0を扱うという意味では似た者同士とは言える。
最終更新:2024年11月28日 18:06