プラスワンファクタ(Plus One Factor / 追加要素)とは、日本のテレビなどで見られる「○人目の□□」や、「プラスワンゲスト」等のことを指す。
概要
元々の語源は『vs嵐』における「プラスワンゲスト」にて、頻繁に番組へ出演する人物がメインの出演者である嵐に因んで「6人目の嵐」と名乗った所から来ている。
嵐というグループは本来5人で構成されているが、この番組を筆頭にいくつかの番組で「6人目」のメンバーが次々と誕生していった。
当初はそれをパターン化した「X人目の○○」としていたが、これ以外にも似たようなものがあったり、またグローバル化を狙って英語での用語にすることを決定。 コンピュータ的に「要素が追加される」というのに着目して「プラスワンファクタ」と名付けた。
2020年にはこれに加えて「当初のメンバーから外れた1人」などもこれに加えることになっている。 近年はジャニーズでも見られるが、それ以前のアーティストや今をときめくYoutuberでもその姿は見られる。
(というよりメンバーの増減とか関係とかって関係あるのかと言われると、さっぱりである)
プラスワンファクタの例
12人目のストライカー / 10人目の選手
サッカーでは「12人目の選手」、野球では「10人目の選手」ということで、競技におけるチームを支えるサポーターのことをそう表現することがある。
実際は選手交代とかもあるのでそれらを考慮すると20人目とかそのぐらいの人数になる可能性もあるが、フィールド上でプレイできる選手は11人および9人であり、それを応援するので12人目・9人目と表現される。
6人目の嵐
『vs嵐』などで見られたプラスワンゲストからさらに派生した概念として「6人目の嵐」が存在する。 特にこれはプラスワンゲストで大活躍した際に名乗れることが多い。
なお本当に嵐に6人目が入ることになる場合は、所属している事務所の規定で、通常は外見的なレベルが一定以上でなければならないが、この「6人目の嵐」はバナナマンの日村勇紀も名乗っているのでそういう鬼畜なハードルはない。
非公認の夢小説では「6人目の嵐」というのを題材としたものがあり、こちらはより関係性の濃いものとなっている。
2020年12月31日に嵐そのものが活動を休止しているため、これらの単語についても半分宙に浮いた状態にある。
9人目のレギュラー
『攻殻機動隊S.A.C.』における笑い男ことアオイは、物語の終盤に「公安9課の9人目のレギュラー」としてスカウトされるシーンがある。
本人は「野球は苦手なので」という理由で断っているが、情報戦においては公安9課にスカウトされても申し分はない人物でもある。(野球は最低9人居ればチームとして試合が出来るため、アオイはそれにちなんだ発言である)
『S.A.C.』の次期である『S.A.C.2nd』では9人目のレギュラーどころか『S.S.S.』に至っては平気で15人以上のメンバー構成になっている。
単語の意味としては『S.A.C.』等における「攻殻立ち」に登場するキャラクターや、メインとなるキャラクターが8人であることの比重が大きいのかもしれない。
(攻殻立ちでは主に事件で活躍する7人が登場するが、9課の部長である荒巻大輔を入れての8人という解釈となっている。というより課長が居なければ9課は成り立たない所もあるが)
10人目のμ'sメンバー / 10人目のAqoursメンバー / 6人目のLiella! / 10人目のLiella!
2015年の紅白歌合戦における『ラブライブ!』のμ'sのメンバーの一人が諸都合で欠場した際、西川貴教氏を筆頭にしたラブライバーが名乗ったプラスワンファクタ。
これはμ'sのグループメンバーが9人であることに対して、1名欠場によって8人でのライブになった際、ファン層が欠場したメンバーの肩代わりどころか2人分の力を持っていたことが由来される。
原作ではμ'sは一時期8人以下のメンバーになることもあったが、結局学校での活動が終わるまで10人目のμ'sメンバーは現れることはなかった。
ただし候補としてアニメ版のキャラクターである高坂雪穂、絢瀬亜里沙、矢澤姉妹(虎太郎は男の子なので除外された)が10人目のメンバーになるのでは、というのが二次創作などでも語られている。
μ'sに限らず『サンシャイン!』のAqours、『スーパースター!』のLiella!でも同様の表現がなされることがある。 ただし『ニジガク』については全員が1つのユニットで活動しているわけではないため、こうした表現はあまり使われてない。
ちょっと特殊な例
スケッチ・ショウ+坂本龍一
スケッチ・ショウというユニットに坂本龍一が加わる実質YMOのユニット。 ヒューマン・オーディオ・スポンジとも言われるが結局YMOだし、後にHASYMOになっちゃってるというもの。
まぁ、この3人はなんだかんだで解散したり復活したりしているけど、結局3人居てのことである。
しかし2023年に高橋幸宏が他界したため、3人が集まることは絶対にありえなくなっている。
6人目のSMAP / 5人目・6人目の関ジャニ∞
それぞれ森且行選手、渋谷すばる氏、錦戸亮氏のことを指す。 いずれも不祥事によるものではなく、やりたいことがあったので離脱するという形で居なくなっているが、プライベートでの絆は変わっていないとのことが多いため。
(特にSMAPと森選手には「約束」が存在しており、必ず再会する・必ず出会うということも今も覚えているとのことである)
ただ近年はそうしたことよりも不祥事による脱退が非常に多く、そうでなくても当初のオリジナルメンバー数から少なくなっていることが多いため、
N121MTは「あの事務所はメンバーのリソース管理がヘタすぎるのでは」と痛烈に批判している。
8人目の……
黒歴史と言うべきなのか、触れるべき歴史というべきなのかは不明だが、某YouTuberでは8人目のメンバーをファンの間でそう呼ぶことがあるらしい。 最初期の映像企画等でその様子が見られることもあり、現在もプライベートでも仲は良いらしい。
本人たちは復活する可能性はないとのことだが、ストライサンド効果などの関係でデジタルタトゥーを入れられた人間が、YouTubeから逃れるのは難しいとして、結局また戻ってくることを「期待の目」で見ているんだとか。
(『湾岸ミッドナイト』で言うところの「お前はまた走り出すしかないんだヨ」のもので、とはいえファンは待っていないわけでもないので、前向きな意味合いでそう見ているんだとか)
ちなみにこう表記すると別のグループとも重なる部分もあったりする。 ただし別のグループでは『ぼざろ』で成功を収めるなども見られるので、黒歴史としての意味合いは薄れることが多いんだとか。
最終更新:2023年04月01日 11:14