公道をクローズドサーキットにした設定

公道をクローズドサーキットにした設定では、『首都高バトル』などを筆頭にした公道そのものをサーキットにしたバックグラウンドについて述べる。


よく使われるパターン

バイパス道路の開通による利用価値消滅

元気が手掛ける『街道バトルシリーズ』や『湾岸ミッドナイト MAXIMUM TUNE』などでよく使われるパターン。 首都高についてはやや難しいものの、峠などはこうした設定が有効なため現在も採用されている。

首都遷都

『湾岸ミッドナイト MAXIMUM TUNE 2』までの設定。 首都高のみを舞台にしていた関係で、むしろこっちの方が設定的に合っていたという背景もある。

モータースポーツの振興

『レーシングバトル』などのガチのレース方面に設定されたパターン。 『MFゴースト』はモータースポーツに限らず、富士山噴火による被災地の復興イベントの側面も兼ねている。

運営による買い取り・閉鎖

『レーシングバトル』では首都高を運営側が買い取ったり閉鎖するという設定が存在しており、一部のレースゲームもこうしたものを匂わせるような描写が存在している。

大規模災害

『MFゴースト』では大規模な火山活動で富士山周囲がゴーストタウン化したことによる理由で道路の利用価値が無くなったので、その復興の意味も込められたイベントとして「MFG」を開催している。
レースゲーム以外の作品では『エヴァ』や『攻殻』などで首都遷都と合わせた設定が存在しているが、大抵東京そのものが無くなっているし首都高も使い物にならないことがほとんどである。

そこまでの設定がない

いわゆるサーキットレースをメインにした『グランツーリスモ』や『ニード・フォー・スピード・シフト』などはこうした設定は作らずに、ゲーム的にロゴの入った標識を配置しているだけで、そこまで深い設定はないことが多い。
また一部のレースゲーム(『頭文字D』や『バトルギア』など)についてもそうした設定はないけどもとりあえずクローズドコースにしておくというものもある。

作品ごとの一覧

下記は明示的なもののみとする。

タイトル 対象物件 背景 政府の対応 備考
首都高バトル01 首都高・阪神・名古屋の都市高速 ライセンスを得るためにサーキット化、サーキットになった理由については一切語られていない
街道バトルシリーズ 榛名や赤城などの各峠 バイパスによる利用価値消滅 地域経済効果向上 現実世界の「WRC」が一番近い?
湾岸ミッドナイト MAXIMUM TUNE 2まで 首都高 首都遷都 『エヴァ』や『攻殻』と違って東京そのものは現存
MAXIMUM TUNE 3以降 日本の各都市高速、箱根などの一部峠 バイパスによる利用価値消滅 東京以外の地域が増えまくった関係によるもの
C1GP レーシングバトル 首都高・阪神の都市高速環状線 C1GPの運営組織の買い取り 運転技術の底上げ
グランツーリスモ 国道246号線などの市街地コース C1GPみたいな運営組織(ポリフォニーデジタルなど)が何かしらの強い力でサーキット化?
頭文字D ARCADE STAGE
THE ARCADE
日本各地の峠 クローズドコースになった理由については一切語られていない
MFゴースト 富士山付近の峠・道路 富士山噴火による被災地 復興イベント 一部の設定に妙な矛盾も多いが気にしたら負けな作品
ニード・フォー・スピード プロストリート 世界の道路 ストリートバトルの時代をエレクトロニック・アーツが終わらせた?
レーシングラグーン YOKOHAMA 正確にはクローズドコースではないが、レース中はアザーカーそのものが出現しなくなる
最終更新:2023年12月14日 18:11