Dr.ドゥーム

「Dr.ドゥーム」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る

Dr.ドゥーム - (2013/06/14 (金) 06:01:48) の編集履歴(バックアップ)


「余の名はドゥーム、貴公の墓石にでも刻むがよい!!」


マーヴルコミック『ファンタスティック・フォー』(通称FF)に登場する、FFの宿敵であるヴィラン(悪役)。
シリーズによって性格が「ヒーローと対立してはいるが高潔で自国民には慈愛の心を持っている名君」だったり「ただの卑劣で高慢な悪党」だったりとコロコロ変わっているが、アメコミではよくあることである。
もっとも近年においては基本的に前者として描写されていることが多いようだ。
マーヴル初の"スーパー"ヴィランであるためか、他の作品に最も多くスピンオフした悪役であり、DCのジョーカーと対を成しているといっても過言ではないアメコミ界の大物悪役である。
また、1対1で勝てるヒーローはほとんどいない最強クラスの敵の1人であり、そのポジションを誕生してから50年以上たった今でも守り続けている、正に凄い悪役なのである。
日本では馴染みの薄いキャラだが本国での人気は高く、IGNによる『Greatest Comic Book Villain of All Time』ではマグニートー、ジョーカーに次いで第3位、
Wizard magazineの『100 Greatest Villains Ever』では、あのダース・ベイダーやハンニバル・レクター等を破り第4位にランクインされたほどである。
ちなみに1位はこいつ

本名はヴィクター・フォン・ドゥーム。
東欧の小国「ラトヴェリア」の専制君主で、独裁政治を行っている。が、所謂「有能な独裁者」であるために国民からの支持も高く、国自体も平穏なのだとか。
FFのリーダー、Mr.ファンタスティックことリード・リチャーズの大学の同級生で、彼と同じく天才的な科学者である。
ほとんど全ての科学分野に精通しており、ロボット工学や遺伝子工学、兵器テクノロジー、生命化学などの専門家になっている。

傲慢で過剰すぎるほどの完璧主義者であり、学生時代にリードが指摘したミスを認めずに実験を行い、
事故を起こして顔に大怪我を負ったのをリードの所為であると逆恨みし、彼を深く憎んでいる。
人を捨て過去の自分と決別するため、そして顔を隠すために、二度と外せぬ仮面をつける意味で自ら真っ赤に焼けた鉄仮面を被り(そのため仮面の下の素顔は焼け爛れている)、
鋳造した全身鎧を身にまとった彼は世界征服と宿敵リードの打倒に乗り出した。

ちなみに若いころのドゥームはお約束だが結構美形である。
+ 素顔若ドゥーム


FFのメンバーのような超人的パワーは持っていないが、マーヴル屈指の高度な知能と狡猾さを駆使して、強力な超科学兵器の創造と驚異的な陰謀・罠を張り巡らせている。
全身をアイアンマンにも劣らないほどの兵器で武装しており、またタイムマシンや人間にスーパーパワーを付与する装置、多くのロボットなども製造。
特に自分自身の精巧なレプリカロボット「ドゥームボット」はピンチの際によく使われている。悪の大ボスを倒したと思ったら偽物だったのだ!というよくあるパターン
またドゥームの身代わりをさせる以上、当然の話ではあるがこのドゥームボット自体も非常に強力な戦闘ロボットで
このドゥームボットの劣化コピーがブラックマーケットに出回り、その回収にアイアンマンらがてんやわんやしたことも。
ドゥームの鎧は非常に強力なパワードスーツでもあり、強力な電撃を発生させることができ、ドゥームに触れるものを無力化する。
また外部からのダメージに対して高い防御力を持ち、表面からは防御力を引き上げる防護フィールドをも発生させている。
この鎧はある程度自律的に行動することも可能で、その内部には空気や水・食料・エネルギーの蓄積・再生システムを持っており、
着用者は水中や外宇宙でもかなりの長時間生存することができる。
またこの鎧のパワーアシストは非常に強力なもので、登場当時最強クラスのアーマーであったアイアンパトリオットと互角の殴り合いを可能にするほか
腕から発射されるブラストはオンスロートが配下として活用していたセンチネルを一撃で破壊するほど。
この時のセンチネルは、まだミズ・マーベルのパワー(92tの物体を持ち上げる)を保有していた時代のローグのパンチを受けても壊れない強力なタイプで
マグニートーですら能力を無効化されて危機に陥るほどの相手だったが、それを一撃で破壊してしまうのである。

科学以外にも、かつて母親から教わったものやチベット僧と過ごしている間に身につけた魔法を使うことが可能
ただし魔法の習得と行使に必要な「謙虚さ」を欠いていたり、自分が魔法の全てをマスターしているわけではないと認めたがらないことが原因で、彼の魔法に関する能力は限定されていたりする。

しかしながら、それでもマーベル世界最高峰の魔術師であるモーガン・ル・フェイと押されながらも対抗出来ていたり、
資料によっては史上最強の魔術師であるDr.ストレンジと互角とすらされていたりする。
ちなみにモーガン・ル・フェイとDr.ストレンジの二人は、相性の問題もあったとは言え
太陽百万個の爆発と同等のエネルギー量を誇るセントリー
彼を含むマイティアベンジャーズやダークアベンジャーズを手玉に取った事すらあるといえば
この二人と同格の魔術を持つことがどれほど凄いか分かるというものである。

この魔法の力によって作り上げた弾丸はレッドスカルによって使用され、キャプテンアメリカを暗殺する事に成功している。
加えてMr.ファンタスティックといえども魔法は理解の範囲外であるため、効果的な戦術として良く使用されている。

また、これらの科学や魔術以外にも身体能力も非常に優れており
装備無し・魔術を封印された状態かつ丸裸でサバンナに放り出された際
自分を襲ってきたライオンを素手の一撃で倒している。
繰り返すがドゥーム自身は何の特殊能力も保持しない生身の人間である。ホントか?

人間関係としてはファンタスティック・フォーの面々のほかにはマグニートーと仲が良く
高慢なドゥームをして「我と貴様ならばこの世のすべてを手中にできよう」とまで言っていたり
互いのヒーロー転向後の初共闘でも抜群のコンビネーションを見せている。
逆にアイアンマンとは犬猿の仲で、リードのような決定的な対立になるような出来事があったわけでも無いのに仲が悪い。
が、ソーが暴走した際にはトニーと共闘して「ソーバスターアイアンマン」を作り上げたり
トニーと中世ヨーロッパへタイムスリップして嫌々ながら共闘したり
後述のように一回死んだときもアイアンマンの特攻に無理やりつきあわされたりと何かと縁のある関係である。
別宇宙では大学の同窓生で、ヒーローとヴィランになる前からやっぱり犬猿の仲だった。確実に同族嫌悪の類だと思う
他にはジプシーだった母親の死が強烈なトラウマを残しており、「すべての人間の願いが叶えられた世界」では
叶えられたドゥームの願いは世界征服でもリードへの復讐でもなく、母親と静かに暮らすことであった。

また、エイリアン種族Ovoidsより、自らの意識を近くの生物へ転送するサイオニック技術を教わっている。
その他、シルバーサーファーなどの持つ「コズミック・パワー」を狙って、奪ったりコピーしようと試みており、何度か成功している。
この時のドゥームは通称「コズミック・ドゥーム」と呼ばれており、ある戦いにおいてはパワーだけでなくシルバーサーファーのボードまで強奪し、完全に使いこなしていた。
勿論実力はとてつもないレベルであり、ファンタスティックフォーの面々を一人で完全に圧倒。
Mr.ファンタスティックが用意した超兵器も無効化するなど、もはや止める事は出来ないかと思われていた……が。
この後彼は、「シルバーサーファーがボードで宇宙に出ることを封じるバリアが地球に張られている事を、ドゥームは知らないんじゃないか?」と気付き、それを利用する事を提案。
「ドゥームを宇宙まで誘導し、バリアにぶつける」という作戦を実行した。
その結果、ドゥームはバリアに衝突すると共に強烈なダメージを受け、その余波でなんとコズミック・パワーまでも消失してしまったのだった。
幾らシルバーサーファーのパワーを奪い取ったとはいえ、それを与えた張本人たるギャラクタスの力の前には、無力だったというべきだろうか……

ともあれ、そういった理由からMr.ファンタスティックほかファンタスティック・フォーの面々とは幾度となく戦っている間柄だが、
リード夫妻が一人娘を出産する際、流産する運命にあった彼女を救うべく尽力したのはドゥームその人であったりする。
そして無事に生まれた彼女の名付け親になって欲しいとリードに頼まれたドゥームは、
自らにとってもっとも大切な女性、初恋の人の名前をとって、彼女にヴァレリアと名づけたのである。
結局、確かにドゥームはヴィランであるのだが、Mr.ファンタスティックとの間に深刻な対立があるわけではないのだ。
そしてなんと現在、ヒューマン・トーチの戦死によりファンタスティック・フォーが解散してしまい、
「いつものメンバーじゃないんだから四人組にこだわらなくてもいいじゃない」と『フューチャー・ファウンデーション』に名前を変えた新チームに参加。
リードやスパイダーマンとともに活躍する ヒーローチームの一員になってしまった。 本性を現したとか収まるべきところに収まったとか言うな

他にも印象的な話として、ドゥームがとある装置を使用して世界征服を成功させた結果、
独裁政治ではあるもののその統治能力は高く、世界中の犯罪率は低下し飢餓問題なども解決してしまう。
結局はヒーロー達に倒され、世界は以前のように戻るのだが
当然、犯罪率なども元と同じように上昇し、ドゥームが解決した国際的な諸問題も復活。
ヒーロー達が「本当にこれで良かったのか?」と苦悩するといった話も。

また、マーベルユニバースで9.11が発生した際他のヴィランと共に救助に駆けつけたり
(その時、彼が保護すべきラトヴェリア国民でもない、ニューヨーク市民の死を見つめて涙を流している)
クリスマスの夜にラトヴェリア上空を飛んでいたサンタクロースを城の自動防衛装置が撃墜してしまい、
負傷したサンタクロースに代わって子供たちに玩具を配りに行き、自身もぬいぐるみを受け取って童心に返ったりと、
折に触れて人間らしい部分を描かれている。
+ ...

この格好でニューヨークに乗り付けてヒーローたちの総攻撃を受けた。お茶目な御仁である。

その他、『ヒーローズリボーン』では事実上の主役を務め、ヒーロー達と共にギャラクタスに立ち向かったことも。
ギャラクタスに敗れるたびに時間遡行してリトライを繰り返すドゥームが、
ヒーローの懸命さを何度も目の当たりにして認識を改めていく描写を通じて、ヒーロー像の再生が図られていた。
共闘の末、握手を求めるリードに対し 「ドゥームは常に孤独だ」 と背を向ける姿は、
彼のツンデレぶり人間性を表した名場面となっている。
また、ヒーローがあっさりやられ 「失敗だ。時は巡る」 とリセットボタンを押すかのごとく淡々と言い放つ迷場面も……

とはいえ、やはりヴィランはヴィランに違いなく
アズガーディアン(ソーの故郷アスガードの住人。つまり神々)を生きたまま解剖したり、
オンスロート戦でヒーロー達を助けにくるも結局それはオンスロートのエネルギーを自らのものにするためだけであり、
それをアイアンマンに見抜かれて 特攻に付き合わされる など、きちんと本業の悪行にも手を染めてヒーロー達に撃退されている。
それでも最近はMr.ファンタスティックより善人なんじゃねぇの?とか言われたりしているが


映画ではラトヴェリア生まれの億万長者であり、FFのメンバーと同じく宇宙放射線を浴びて、金属の肌と電気を操作する能力を持つようになった。
あと、本名のミドルネームが「フォン」ではなくオランダ系の「ヴァン」になっている。バンバンババン、バンバヴァンドゥーム!
一作目でFFに敗れ、金属の箱に閉じ込められてラトヴェリア送りになるが二作目で復活。
シルバーサーファーと手を組んでその力を得ようとするが失敗し、アメリカ軍の仲介でFFと協力してシルバーサーファー捕獲作戦に当たることになる。シルバーサーファーを捕獲後はボードを奪い、コズミックパワーを手に入れてアメリカ軍を裏切った。
香港での戦いでインヴィジヴル・ウーマンを殺害するが、FF四人分の能力を集めたヒューマン・トーチにボコボコにされてボードから引き剥がされ、ザ・シングの操作するクレーンに跳ね飛ばされて海中に沈んだ。


かつて放映されたテレビアニメ(邦題『宇宙忍者ゴームズ』)では「悪魔博士」と呼ばれ、何故か名古屋弁で喋っていた。これは、声を担当した南利明氏の芸風によるところが強い。
ちなみに、これに登場するガンロックも、声を担当した関敬六氏の持ちギャグである「ムッシュムラムラ」と言う事がある。

「ほんだけどよ今日のところは見本だで、サンプルだで。造船所だけにしとく」



鎧と仮面が自作ではなく部下達からのプレゼントだったり、仮面の材質もブリキになっている等、原作と異なる設定が多い。
まぁ、後半部分は果たして本当に「設定」と言えるのか少々疑問だが……
なお、本名はアクマ・ユメノアールというらしい。

「鉄より硬くて丈夫なブリキで作ってくれたんだもんな~、ブリキだぞ?お前ぇ~!それを顔に着けたらビッタ(ピッタリ)だ!その日から俺は悪魔博士と呼ばれるようになったのさ。」


ちなみに、悪魔繋がりの某キャラにこの声を使ったボイスパッチが作成されていたりする。

格闘ゲームにおけるDr.ドゥーム

格闘ゲームでは『マーヴル・スーパーヒーローズ』から中ボスとして登場。この作品では名前の表記は「ドーム」となっている。
射撃性能、特に弾幕に特化したキャラで、強力なビームを発射したり、前後8方向に光線を飛ばす「フォトンショット」、
それを強化した超必殺技の「フォトンアレイ」で画面全体に弾をばら撒く。
さらに一定時間飛行も可能。空中からも射撃できるため、初代マグニートーのごとく撃ちまくることが出来る。
まさに動く砲台

ゲームではヒーロー達の敵として登場するが、『マーヴル・スーパーヒーローズ』の元となったコミック「インフィニティ・ガントレット」においては、
サノスのガントレットを手に入れる為、ヒーロー達に協力した。
もっとも、指揮官に自分を推してウルヴァリンに「寝言は寝て言え」と言われたり、ソーの攻撃でサノスに隙が出来たと見るや、
ガントレットを奪おうと横やりを入れてソーの追撃を邪魔したり、悪役らしさは随所に発揮している。


『MARVEL VS. CAPCOM 2』でも初期キャラとして再登場した。
ここでは「ドゥーム」の表記になっている。
+ Dr.ドゥームの性能
作中でもトップクラスのチクチク制圧キャラ。
基本的に「削り」という部分に特化しており、その強さは馬鹿にならない。
地上戦自体は、通常技の発生・判定的にも得意な方ではないのだが、逆に空中戦はかなり性能が良い。
飛行・八方向のダッシュが可能なため、空中での機動能力が高い。
刺し込みしやすい強判定の通常技のおかげで、攻め込みもしやすい。
ドゥームのメインはその中でも、必殺の「フォトンショット」にあるといえる。
出はやや遅いのだが、地上では全方位に、空中では斜め下に5wayの小さいビームを撃ち、相手を固める。
カバーする範囲が広いため、相手は止まるのを余儀なくされる。
アシストを振った後に使うことで、アシストフォローも可能になる。
「プラズマビーム」は見た目よりも奥への判定がやや遅れるが、コンボの隙を消すために用いることができる。
当然レーザーなので、弱いということはないが、一部小さい相手(コブンロール)には発生点が高めのため、
しゃがまれると(立っていても?)普通にガードすらされないので注意。まぁそいつら自体が全然危険じゃないから(ry
「モレキュラーシールド」は後述。メインで使うことはまずないが、固めたり削ったりするのには使える。
メインHCは「フォトンショット」の強化版の「フォトンアレイ」。
簡単に言えば「フォトンショット」を連続で行うだけなのだが、削りと威力が馬鹿にならない。
地上で撃つと暗転までが遅いのだが、空中だと急激に早くなる。
暗転後ガード不能なため、接近した状態で全弾ヒット(ガード)させると(空中版の方が当然楽)、非常に高い効果を得ることができる。ぶっぱ・コンボ共に優秀。
「エレクトリックケイジ」はどちらかというと安全ディレイドを考えた時に使う程度で、威力などは(確定での入れ易さを考慮しなければ)やや「フォトンアレイ」に劣る。
「スフィアフレイム」はほぼ完全に対空と言える性能で、発生などは早いがミスした時の隙がでかい。
さらに範囲の問題上、ディレイドなどの視野が非常に狭いことが痛い。

アシストはβ(対空迎撃)タイプのほぼ一択状態と言って良い。
この時の行動は「モレキュラーシールド」なのだが、このアシスト
  • 出が早め
  • 固め時間が異常に長い
  • 削り能力が異常
  • 足元にも判定がある(←重要)
  • 間接攻撃による攻撃をある程度防ぐ(ビーム系あたりは無理)
といった性能が揃っており、この性能上脅威のアシスト『キャプテンコレダー』を潰すことも可能という点が見逃せない。
出が早めとはいえ、固め能力や潰されやすさ(一応空中からの攻撃には無力)を考慮すると、守りよりも攻めに向くとされる。
近くで出された時点で、最低限高い削りダメージが約束されるため、出し損自体かなり低い高性能アシ。
トロン・ボーンのアシにやや似ている部分がある。あっちは火力・相殺力、こっちは削り・拘束力といったところか。

キャラとしてはストライダー飛竜と特に相性が良いと言われ、この二人が組まれていることがよくある。
(ただし、その場合は飛竜がメインとなり、あくまで飛竜のアシ専という形にはなる)
ドゥーム本人を使う場合、ブラックハートなどが良いともされる。(ただし、ブラハのパートナーはソンソンと言われているため…)
アシストが強いので、基本的にアシ専の形を取ることが多いようだ。

欠点は、やはり牽制メイン削り強いタイプなので、接近されると厳しい。
特に飛竜は、本人と相性がいいのに加えて対戦相手としても非常に相性が良いため(ドゥームからすれば相性が悪い)、かなり苦戦を強いられることになる(ワープによる牽制無視がでかい要因)。
牽制も全てガードさせられるなら削りも高いのだが、一発一発では威力が低い。
そのため、わざと牽制に引っかかりつつ生替え、などされる危険性も秘めている。
アシストにしても、発生無敵タイプ(上位のサイクロップスサイロックキャミィなど)や貫通間接攻撃タイプには無力であり、上空からの攻撃に対しても意味を成さないという欠点がある。
どれだけ上手く立ち回り、上手く相手を引っ掛けるかが勝利の鍵かもしれない。
あだ名は「岩」。
βタイプアシストが岩を飛ばすため、そう呼ばれることがあるのだとか。
岩はトロンも投げるし、アシストでなければ岩などほぼ見ることはないのだが…

そして最新作『MARVEL VS. CAPCOM 3』にも参戦決定。さすが人気ヴィランといったところか。
他のFF勢は同じくヴィランのスーパースクラルが参戦。
出ないと公言されたFFの皆さんは泣いていい
+ MVC3での性能
主にバージョンアップ版であるUMVC3での性能について記述する。

本体性能は空中戦主体のシューティングキャラ。
「プラズマビームを撃つ時以外で地上に居る必要がない」と言われる程に空中戦特化したキャラで、
下に向かって扇状に広範囲の遅いビームを撒く空中版フォトンショットでひたすら牽制しつつ、焦れて距離を詰めてきた相手を
極太の判定の塊で容易に落とせずダッシュキャンセルも効くJ6HとJS「フットダイブ(通称フッダイ)」で叩き落とす、という
「追わせて落とす」戦術を得意とする。かなり変則的だが飛ばせて落とす感覚に近い。
ちなみにフッダイは当たったら体力MAXでも死ぬ。そういうゲームだからこれ!

基本的には単体でもそこそこ立ち回れるキャラだが、この「追わせて落とす」以外の展開は非常に不得手。
追う技はフットダイブしかないため、これをローリスクで落とせるキャラ(ハガーとか)は、何気にかなり辛い。
そして、根本的にドゥームを追う必要のないキャラ・・・すなわちドゥーム以上のSTG力を持つキャラに対しては軒並み詰みクラスに相性が悪い。
しかもそういうキャラが割とたくさん居たりするので、立ち回りではかなり苦労するキャラである。

とまぁ立ち回りは不安要素の多いキャラなのだが、それを加味してもドゥームは本作最強キャラの1人である。
その「強さ」とは、全体のチーム力を底上げする力。アシスト性能の事に他ならない。
αアシストのプラズマビームは一瞬で端から端まで届く、いわゆる「ビームアシスト」として高い性能であり、ワープを持つキャラのアシストとして優秀。出す→キャラがワープでめくる、という単純な動きで表裏の択を迫れる。
挙動が短く着弾が一瞬のため他2種のアシと比較して非常に狩られ辛いのも魅力的。
βアシストのヒドゥンミサイルは追尾するミサイルを6発撃つ。通常立ち回りでは連打技で最速だと1発しか出ないため相対的にアシストに回って強化された形。
発生保障、追尾、ダウン拾いと至れり尽くせりな上に、発生から着弾までのディレイが長めであり行動制限力も高い。「画面制圧系アシスト」といえばヒドゥンミサイルかセンチネルフォース、といった具合。
ただし自分のコンボ中にも問答無用で着弾してくるのでアドリブが重要になってくる。
γアシストのモレキュラーシールドは岩を纏って横に飛ばす。発生が早く、多段ヒットする判定が飛んでいくためヒット確認からの追撃が容易でコンボパーツとして優秀な一方、「弾速の遅い飛び道具」のため本体が別行動しながらの時間差固め、表裏を迫っての崩しにと大活躍。上2アシストの中間的な性能で、シューティングタイプのキャラがアシストとして採用すると立ち回りと火力が同時に強化され使いやすい。
空中にも届くカバー範囲の広さから、総合評価ではβアシ「ヒドゥンミサイル」が頭一つ抜けているものの、死にアシが一つとしてなく、後ろに置いておくだけで先鋒の立ち回りが大幅に強化される。
Lv1HC「スフィアフレイム」の火力や、広範囲に判定が出る「フォトンアレイ」をガードさせてのディレイド出現による安全交代(でドゥームがまた後ろに回る)といった要素から
安心と信頼の中堅キャラとして中堅起用が一般的である。

コンボパーツの最低保障が非常に高く設定されているため、他キャラがコンボ中にノックダウンさせて隙をつくり、
その間にドゥームに生交代してコンボ継続する「生交代コンボ」を導入できればチームの総合火力は格段に高くなる。
このように、コンボパーツになったり、アシストとしてチームの後ろに控える姿こそドゥームの立ち位置。真の「強さ」が発揮されるポジションと言えよう。
特にバージルとの組み合わせ「何かドゥームバージル」や、飛竜とのコンビ「何かドゥーム飛竜」、アマテラスとのチーム「何かドゥームアマテラス」は
超鉄板構成として熱帯でも非っ常に見かけるチーム構成である。熱帯でのドゥーム遭遇率は8割を超えるとすら言われ、お手軽にチーム力を上げるキャラとして広く周知されている。

余談だがLv3HC「ドゥームズタイム」発動時の台詞が「はい死んだー」と聞こえる事で有名である。
相手をカプセルに閉じ込めスイッチ一発で爆破という構図、コンボの締めにこの技でトドメというセオリーもありまるで違和感が無い。
スイッチを叩く時の動きもあって、どことなく「なるほど・ザ・ワールド」のキンキンの「はい消えたー!」を思わせるのかもしれない。
実際の台詞も「Time to Die」と言っており意味は大体あってる。

「はい死んだー」


あとフッダイもコンボとか立ち回りでブンブン振り回しまくるので非常に耳に残る。そのためよく音MADの素材になったり。
ダダッツボンダダッダダッフッフッダーイ

なお、設定上海外の要人扱いなので治外法権が扱われ裁判にかけることはできない彼なのだが、
カプコンのエクストリーム弁護士にはそんなもの通用しなかったようである。
+ EDネタバレ注意
同作のEDでは、コズミックパワーを奪い取ることに成功する。お約束と言うかなんと言うか…
更に今回はラスボステッカーメンから直接手に入れたものなので、
その破壊力も桁違い。そして全宇宙の支配者を名乗る事になる。
…なんだけど、その先行きに不安を感じるのはなんでだろうね?

MUGENにおけるDr.ドゥーム

海外製作者によるものが複数存在する。

  • kong氏作 MVC2+アレンジ仕様
演出やグラフィックはMVC2仕様、基本的な部分はいつものkong氏仕様。
空中フォトン・ショットが無い、岩を纏ったまま動けるウロボロスのようなオリジナルのスパコン、
通称「岩ボロス」が追加されているなど結構アレンジがされている。
恒例の3段階調整可能なAIも付き、完成度は高い。
また君麻呂氏によって外部AIが製作されていた。(現在はブログ閉鎖&SkyDrive解約で入手不可)

なお、岩ボロスは発生保証こそ無いものの出てしまえば岩が消えるまで無敵、持続15秒という凄まじい性能で、
君麻呂氏AIのレベルMAXだと凶~狂の狭間くらいとなる。
そのため、氏のAIではレベルの他に岩の使用頻度や持続時間、岩使用中の無敵・削り・ゲージ増加の有無、
タッグでビーム脳と化すか否か等を細かく設定でき、調整次第で強~凶とも戦える。

  • kamekaze氏 MVC2仕様
必殺技、演出、エフェクト等は原作再現。
AIも搭載されている。
新MUGENではMvC2Doom.def
旧MUGENではMvC2DoomW.def なので注意


出場大会

シングル
タッグ
チーム
その他
削除済み
更新停止中
凍結

出演ストーリー

+ ...