海王星から地球に向かおうとしていたその時、偵察していた ゾフィーに発見され戦闘になる。
終始ゾフィーを圧倒し、仲間に危機を知らせるウルトラサインを出そうとしたところへ腕を踏みつけてへし折り、追い討ちをかけた。
その後天王星で ウルトラマンと対決。これもほぼ一方的な戦いで圧倒し
マンが辛くも出したウルトラサインを特殊光線で消し去ってしまう。
土星での ウルトラセブンとの戦いでも環境的な利も相まって余裕の勝利。
(ウルトラ戦士は低温に弱いという弱点があり、特にセブンは作中で明示されている)
木星での ウルトラマンジャックとの戦いではスペシウム光線も通用しない打たれ強さを見せ、返り討ち。
火星では怪獣より強い超獣と戦ってきた ウルトラマンエースと対決。
(尤も『ウルトラマンタロウ』の第1話時点で、オイル超獣オイルドリンカーを宇宙大怪獣 アストロモンスが
返り討ちにした為、超獣が必ずしも怪獣より強い訳ではない)
メタリウム光線を受けてもダメージを受けるどころか火炎放射でこれも返り討ちにした。
…なんか、ウルトラマン以外はカラータイマーが点滅さえしていない気がするが、 何、気にする事はない。
そしてタイラントは遂に地球に侵入。ウルトラマンタロウと対峙する。
激戦の末、タロウはバラバのムチをブルーレーザーで切断しキングブレスレットの力で
ウルトラランスへと変化させ、投擲。タイラントは青い光に包まれ爆発し消えた。
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タロウにあっさり倒された理由? |
とはいうものの、実際はかなりあっけなく倒されてしまっていたりする。
ウルトラ兄弟と連続で戦ってきたためにタイラントの 疲労が溜まっていたか、
タロウが倒した怪獣のパーツが合体していなかったのでタロウに対しては怨念の力が発揮できなかったか、 あるいはタロウがこれまでの戦いを通して 成長したかのいずれかが考えられている。
『ウルトラマン列伝』では「タイラントを倒すにはタイラント自身の武器が必要であり、
タロウはバラバ鞭を利用したので勝利できた」という新解釈が登場した。
ゲーム『ウルトラマン Fighting Evolution 3』ではタイラントはウルトラ兄弟との連戦で体力を引き継ぐ、
という前者を採用した演出になっている。
メタ的なことを言うと、この回は所謂 「正月スペシャル」的な話であり
各兄弟が倒される毎にその兄弟の主役作品についての回想が入った為
タロウ対タイラントに 割ける時間がそもそも無いという事情があるのであった。 仕方ないね。
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映画『ウルトラ6兄弟VS怪獣軍団』では、 ゴモラに率いられる怪獣軍団の一体として登場。
アストロモンスやドロボンもそうだが、宇宙怪獣の筈であるタイラントが地底から現れた理由は不明。
ハヌマーンやウルトラ6兄弟と戦ったが、最期はドーナ第7ロケット基地の爆発に巻き込まれて死亡した。
…尤も、その後のゴモラ以下怪獣軍団がハヌマーンらに受けた仕打ちを考えると、早々にあっさり死亡できた彼は
ある意味では幸運だったのかもしれないが。
ビデオゲーム『ウルトラマン Fighting Evolution Rebirth』や、
アーケードカードゲーム『大怪獣バトル ULTRA MONSTERS』では、
強化形態の
EXタイラント
、
EXタイラント2
が登場する。
前者は ゴモラの後ろ脚と ジェロニモンの羽飾りが付き、ケンタウルスのような風貌をしている。そして デカい。
その大きさ、実にウルトラマンや他の怪獣の倍はあり、ストーリーモードの ラスボスを除けば一番大きい。
また、バラバの鞭を上空に伸ばして 隕石を引っ張って落とし惑星を破壊するという必殺技を使う。
漫画『大怪獣バトル ウルトラアドベンチャー』では星間戦争に怪獣兵器として投入され、この技で ペダン星を滅ぼした。
後者は怨念を吸収しすぎた結果、骨だけになってしまったという設定。
体力がデフォルトで他キャラクターの半分しかないが、周りを漂う怨念を
吸収することで 回復できるようになっている。
前者と違ってパワフルさは無く、ガードから的確に反撃を狙う泥臭い戦いを得意とする。
大怪獣バトルでは「
デスボーン
」という名前がついている。
その後、永い時を経て『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル NEVER ENDING ODYSSEY』にて
ファン待望の特撮番組復活を果たす。
キール星人のレイオニクス、グランデが操る怪獣として登場した。
こちらはベムスターの腹でゴモラの超振動波を吸収したり、イカルス星人の耳からアロー光線を放つなど
各怪獣のパーツを生かした能力を披露。その圧倒的強さでゴモラを倒し、
更に主人公・レイの操るもう1体の怪獣である エレキングを葬り去ってしまった。
その後レイが復活し、再び対決。しかし第二覚醒したゴモラと
レイのもう1体のパートナーである原始怪鳥リトラとの連携の前に敗れ去った。
ちなみに、グランデは他にレッドキングを所持しているのだが、このレッドキングは
キングジョーブラックを圧倒するほどの実力を持ち、ブレイブバーストしたゴモラとも互角の戦いを繰り広げた。
タイラントの脚パーツでしかない奴の方が強いのはどうなの?と思うかもしれないが
レッドキングはゲーム版『大怪獣バトルNEO』の主役なので、実質“主人公補正”という事だろう。
上記の裏設定などを掲載した漫画『大怪獣バトル ウルトラアドベンチャー』では、TV版『NEO』の5話と6話の間の時間軸で
グランデと共に登場。主人公アイのネオバトルナイザーを見て興奮したグランデが、アイのレッドキングと戦わせた。
この時グランデはレッドキングに興味を示し、タイラントに対し、
「心配すんな オレの相棒はおまえだけだよ…今のところはな」と発言していた。
このことからグランデが初めはタイラントのみと契約していたということに明らかとなった。
なお、このエピソードは残念ながら単行本未収録である。早く4巻出して下さいよ角川さん。
映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河大戦 THE MOVIE』にも登場。
ウルトラマンベリアルの手によって怪獣墓場から復活し、怪獣軍団に加わりウルトラ戦士たちを迎え撃つ。
最終局面まで生き残ったが、最終的には駆けつけてきたウルトラマンゼロにより倒された。
ウルトラゼロファイト第二部「輝きのゼロ」ではダークネスファイブの一人、テンペラー星人・極悪のヴィラニアスの相棒として登場。
他の面子同様に目が赤くなっているのが特徴。極暴コンビと称してゼロやジャンボット・ジャンナインの兄弟を苦しめた。
ベムスターの腹を最大限に活かしてヴィラニアスのサポートを務めた。後半は5人(4人と1匹)揃っているし他のメンバーに馴染んでいるがタイラントはダークネスファイブではないので注意。
また、映画『大決戦!超ウルトラ8兄弟』の企画段階時点ではタイラントの強化版として
ゴモラ、エレキング、ツインテール、 バキシム、アストロモンスを追加したグランドタイラントという怪獣の案もあった。
こちらは通常のタイラントに追加された怪獣達の体の複数のパーツが激しく自己主張しあっており
寄せ集めながら一体の怪獣としてスマートに纏め上げられたタイラントのイメージからは大きく逸脱したデザインである。
見たい方はグランドタイラントで画像検索してもらいたい。
映画『ウルトラマンサーガ』にも アントラーや パンドンなどと並びバット星人の作りだした怪獣兵器として登場、
ウルトラ兄弟と戦うシーンが挿入される予定だったがカットされ、代わりに『ウルトラマン列伝』において新撮パートとして放映された。
ちなみにこの時の相手は何故か因縁のあるタロウではなくレオであり、最後はレオキックを頭部に受け倒された。
他の怪獣はそれぞれ対応したウルトラ戦士と戦っていたのに…。
『ウルトラマンギンガ 劇場版スペシャル』では、イカルス星人(SD)が6体のスパークドールズと融合したタイラント(SD)が登場。
主人公の礼堂ヒカルが変身したウルトラマンティガとゼペリオン光線を吸収して苦戦させるも、
「タイラントを倒せるのはタイラントの武器」という弱点を突かれ、加勢に来たジャンナインがバラバ鞭を受け止めた隙に、
ティガがハンドスラッシュで鞭を切断、それを突き刺されてダメージを受けたところにジャンスターダストを受けて敗北した。
一応、スパークドールズ争奪戦におけるボス的な存在ではあるのだが、肝心のウルトラマンギンガとは戦えなかった上に、
直後に登場した ダークザギは「今までの怪獣とは桁が違う」などと評されていた為、少しかませ犬感が漂っていた。
タイラントや前述のジャンボキングのような合体怪獣は、後のウルトラシリーズにも多く登場している。
中でも『 ウルトラマンネクサス』に登場したスペースビースト・イズマエルは
これまで登場した全ての巨大スペースビーストが合体した存在で「 平成のタイラント」とも呼ばれ、
こちらも圧倒的な戦闘能力で、原典のタイラントとは逆にとある事情で体がボロボロのネクサスを苦戦させた。
こちらもタイラント同様に人気が高く、ハイパーホビーで行われた『大怪獣バトル』の参戦希望人気投票に
ランクインするほどの人気を誇っている(結局実現はしなかったが)。
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