ソル=バッドガイ




「ヘヴィだぜ…」


+ 『STRIVE』絵

GUILTY GEAR』シリーズに登場するキャラクターで、シリーズを通して主人公を務めている。
「封炎剣」による豪快にして一撃必殺の剣技と、法力の属性の一つ「火」を操って戦う賞金稼ぎで、生体兵器「GEAR(ギア)」と、
彼の境遇を変えた「あの男」への復讐のために各地を放浪している。
最強のGEARと称されたジャスティスを破壊した事を含め、戦闘能力の高さ及び賞金稼ぎとしての名声(と悪名)は誰もが認める所である。
彼との深い因縁を持つジャスティステスタメントイノ、レイヴン達からは、「背徳の炎」という通り名で呼ばれる事もある。

声の担当は『AC(+R含む)』までのゲーム中ボイスはこのゲームの開発者でもある石渡太輔氏*1
『XX』ストーリーモード内ボイスは 花田光 氏、『ΛCORE+』以降は 中田譲治 氏。
『AC+』及び『AC+R』ではゲーム中ボイスを石渡氏と中田氏のいずれかに切り替えできる(『AC+R』のみ石渡氏のボイスはDLCで別売りとなっている)。
後述する「聖騎士団ソル」と別個に設定する事も可能。
なお石渡氏は2016年からアークシステムワークスの取締役を務めている。

+ 参考動画
花田光氏によるソル
中田譲治氏によるソル


キャラクター設定

性格は無骨にして無愛想。そして面倒くさがり屋。
ただし、「嫌いなもの:努力、頑張る事」と称している割には、毎晩就寝前にトレーニングを欠かさないという意外と努力家な一面もある。
ギアの力に頼らないためだろうが、それでも努力を「嫌いなもの」に入れているのは、綺麗事が嫌いな本人の性格故か、それとも大っぴらに言う人への反発故か。
多少強引な所もあるが、弱い立場の者に対して面倒見が良いという父性的な一面や、大局的な物の見方を持ち合わせているなど、単純な脳筋キャラではない。
そして、バックルに刻まれた“FREE”の文字はソルの性格を反映したものでもある。
その一方でいくつものベルトを身につけた服装をしているのは、“FREE”を求めるソルが何らかの形で束縛された存在である事を暗示しているのかもしれない。
ジーンズは「ライオット」という『GG』の世界では安物だが丈夫さで人気のある服飾ブランドのもので、これ以外のメーカーのものは履かないという。
『2』では上着も同メーカーのロゴが前面に出たものを着用している。「ライオットスタンプ」はそのまんま同ブランドの靴による蹴りという意味だろう。
これ以外にも物へのこだわりは意外と深いらしく、アクセルからQUEENのCDを交換条件に見逃してくれないかと交渉されても、
「LPで十分だ」と断っていたりする。とある4コマではソノシートを出されてきてグラついていた
この時代にレコード盤なんて持ち歩いてどうするのかというと、自作の携帯蓄音機で聴いているらしい。
なお、初代『GG』でチップの彼への勝利台詞に「タバコやってるヤツには、負けねェ。」というのがあるのだが、劇中では喫煙の描写が無い。
この点は以降全く言及されなかったのだが、『Xrd』にて同じくチップから「約束通り禁煙できてるか?」と言われている。
いつの間にそんな約束したんだ
他方、ソルは「口も動きも少し黙れ。あと俺に選挙権はねぇ。」という勝利台詞で、どうもチップの方から一方的に絡んでいる様子。
ちなみに『Xrd』での対戦前イントロでは遂に喫煙の描写が…と思いきや武器の部品のようだ。

かつて人類側の精鋭部隊「聖騎士団」に所属していた事があったのだが(その頃のソルはこちら)、その雰囲気や同僚に馴染めず脱走。
そしてその際に聖騎士団の至宝である封炎剣を持ち逃げするという、主人公にあるまじき行為を行っている。*2

また、面と向かって他人を本名で呼ぶ事は稀で、だいたい外見や印象から適当で(自分が)分かり易いあだ名を勝手に付けて呼ぶという、
面倒くさがりここに極まれりな癖がある様子
(例:カイ→坊や、クリフ→爺さん、レイヴン→烏、Dr.パラダイム→鳥、イズナ→人外)。
本名で呼ぶ時はよほど親しい間柄の相手に対してか、本名で呼ばないと分からない状況ぐらいである。
中でもカイの事をソルは鬱陶しく思っており、彼の事は「坊や」と呼んでいる。どうやらカイの追求する正義の道は青臭く見えるようだ。
二人は聖騎士団所属の頃からいがみ合う事が多かったのだが、ソルはカイを適当にあしらい、模擬戦でも本気を出して戦おうとはしなかったため、
カイは「本気で戦ってくれ!」と迫るようになり、鬱陶しさはさらに加速した。
だが事件解決の為にはお互いに協力的な姿勢を見せる事もある。『GG2』以降ではお互いの立場や事情の変化もあり、互いに信頼できる関係にまで改善している。
なお、『Xrd REV2』のアフターストーリーにおいては、
ソルは実の所、戦場でカイが見せる対ギア特効兵器とも言える戦いぶりに心底戦慄しており、
勝負を挑まれた際も「俺の正体に気付いて殺しに来たんじゃないかと本気で恐れていた」事が明かされている。
そのため当初ソル自身は戦場でのカイを想定し狩られないよう必死に身構えているのに、カイ自身は対ギア用の戦い方をして来ず
(ソル曰く「お前は真剣勝負と宣っておきながらチャンバラごっこを始めだした」と正々堂々とした戦い方しかしなかった)、
それなのにソルには本気で戦うよう迫ってくるので次第に鬱陶しくなり上記のいがみ合いを生むこととなった。

+ 封炎剣について
手にしている武器「封炎剣」は、火の法力を増幅するブースターとして機能するためソルとの相性はバツグン。
ただし、剣本来の目的である斬撃よりは、火の法力をより引き出すためにこの武器を振るう場合が多い。
ゲーム中でも通常技以外の殆どが蹴るか殴るかの打撃を主とした体術であり、
剣を使う一部の技でも柄で小突くわ殴るわ剣を持っている手で思い切りぶん殴るわとやりたい放題。
さらに作品を重ねる度に殴り技が追加されており、『AC』では剣としてまともに使っている必殺技は「ヴォルカニックヴァイパー」のみという有様。
トンファーキ~ック!
『GG2』ではモーションが一新され斬撃が増えたものの、その一方で主力の通常技としてヤクザキックやボディーブローをぶん回している。
『ヴァステッジ』以降では神器「閃牙」が組み込まれて「ジャンクヤードドッグ」に名称変更。
外見こそ変わっているが、解放時には中に封炎剣がそのまま収まっているのが垣間見える。
『Xrd』では目を凝らすと「MK.3」という刻印が見えるので、その後も何度か改修したのかもしれない。

余談ではあるが、封炎剣のモチーフはジッポーライターらしい。
また、初代GGからの伝統として、イントロで封炎剣を地面から引き抜く際には何故か「ズビュッ」という肉を斬ったような音が出る

『STRIVE』では衣装が全編通してヴァステッジ&『Xrd』家庭用ストーリーモードのものをベースにリアレンジされたものに統一され、
ニュートラルポーズも少し変わりこれまで武器を片手に下げて持っていたモーションが、武器を肩に担いで持つようになった。

余談だが、ある雑誌に掲載された開発段階の設定では基本的なイメージこそ変わらないものの、一国の主になる夢を豪語する24歳の青年として設定されていた。
ヘッドギア(石渡氏曰くハチマキ)の秘密は当時から健在だったようだが、もしこの設定で続編が出ていたら、果たしてどのようなものになっていたのだろうか…。

+ 彼の正体
「ギアは兵器だ。その心さえもな。」

「ソル=バッドガイ」という名前は偽名である。
彼の本名は「フレデリック(Frederick)」*3と言い、「GEAR(ギア)」と呼ばれる生体兵器の開発者の一人であった。
同僚であり淡い恋心を抱いていた女性アリアや親友らと共にGEAR開発に打ち込んでいたが、
「人間のGEAR化」の実験台として選ばれた事で、彼の運命は大きく狂い始める。
幸か不幸かGEAR化には成功し、フレデリックは「GEARのプロトタイプ」となったのだが、
当人であるソルや彼の親友でありこの後深い因縁を持つようになる「あの男」、そして残りの科学者全員が失踪し、一旦GEARプロジェクトは中断された。

ところがそれから約50年後、某先進国にてGEARプロジェクトが再開。
「完成されたGEAR」であるジャスティスと下級GEARを使って他国の制圧を目論んだが、ジャスティスの呼びかけによりGEAR達は人類に対して一斉に造反。
「ジャスティスにコントロールされたGEAR軍団vs人類」という構図の世界大戦「聖戦」が始まった。

フレデリックは「GEARのプロトタイプ」であったがためにジャスティスの支配を受けずに済んだが、
GEAR化の影響で身も心も正真正銘のバケモノになってしまう事が発覚(ついでに副作用で老化のペースも非常に緩やかになった)。
そこで彼はGEARの力を抑えるための装置を作った。それが額のヘッドギアである。
ヘッドギアを外せばリミッター解除されて驚異的な力を発揮できるが、長時間の開放は負担が大きい上にGEAR化を促進してしまうため、滅多に外す事はない。
ちなみにヘッドギアには"“Rock You”"というフレーズが刻まれているが、
これはQueenを代表する曲の一つである『We Will Rock You』から拝借したものである。
また、長く束ねられた後ろ髪も自毛ではなくウィッグ(付け毛)であり、ヘッドギア同様GEAR細胞抑制装置の一部である
(設定画のメモには『アースのようなもの』と書かれている)。

そしてフレデリックはGEARを「人間の汚れた欲望の産物」と考えるようになり、先の聖戦で戦争兵器として悪用された事を含め、
自分達が体験したGEARによる悲劇を食い止める為に戦うようになった。
自身の素性を隠すため「ソル・バッドガイ」という偽名を名乗り各地を放浪。
同族であるGEARや賞金首を狩る一方で、神器「アウトレイジ」を開発(ただし強力すぎて人間には扱いきれなかったため、後に8つに分解した)したり、
少年だったクリフを助けたりしている。
やがて成長したクリフが団長を務めた聖騎士団にも所属したのだが…、その顛末は既に述べた通りである。

フレデリックは100年にも渡って続いた聖戦時代を開戦から終戦まで生き抜き、GEAR化の恐怖に怯えつつも懸命に運命に抗っている。
しかし、「全てのGEARを狩る」という彼の行動目的には、「自身もまた例外ではない」という問題が立ちはだかっている。
「あの男」を倒し、GEARを狩り尽くした後、彼はどういう行動を取るのだろうか?
解説動画

ちなみに、「元科学者」という設定上ゲームを離れた所ではインテリとして描かれている事の多いソルだが、
その一方で「お前のような科学者がいるか」と思わせるような描写も多々ある。

まず筋肉。ムキムキマッチョである。
ただし、熾烈な戦いを生き延びた結果筋骨隆々になるのは至極当然の話であるし、
過去話によるとGEAR化する以前から科学者に似つかわしくないスポーツマンばりの筋肉質だったらしい。
つまり「元々脳筋でなく文武両道のインテリマッスルであった」という事。「鍛えてますから」
しかし当時を描く小説『GUILTY GEAR BEGIN』では何故か「運動不足にすぎる」とあり、ひ弱に描写されている。どっちなんだ。

また、トンチンカンな話をする事もある。
中でも彼の代表的な必殺技である「ヴォルカニックヴァイパー」は、彼曰く「大地を鞘にした居合だ」との事。
当然ながらファンからかなりツッコまれた上、さらにジョニーからも勝利セリフでツッコまれる始末。
しかし元は聖騎士団の技である「ヴェイパースラスト」をソルがアレンジしたものであるらしく、
実はヴェイパースラストがそういう類の技であった可能性も…無いか。

さらに、『AC+』のストーリーではイノの策略により過去の自分を殺害されてしまうのだが、
その時も「テメェの理屈なんぞ知るか。俺は俺だ……過去がどうだろうとな……」と、タイムパラドックスの存在を精神論で否定した
お前本当に元科学者か?
一応『Xrd』での設定を考えるとここで殺したのは「過去のソル」ではなく「有り得た時間軸のソル」と思われるので、
それがどうなろうと「今のソル」に影響はない、というのは間違っていない。
が、ソルの口ぶりからしてそこまで理解しての発言のようには見えない

名前の由来は、大切なものにも書かれているイギリスのロックバンドQueenのボーカリスト「フレディ・マーキュリー」から。
「バッドガイ」もフレディのニックネームである。
また、ギルティギア10thメモリアルブックで見られる初代ギルティギアの設定画では、ソルらしき人物に「フレデリック・マルキュリアス」という、
明らかにフレディを意識した名前が付けられていたりもする。
その後、前日譚小説『GUILTY GEAR BEGIN』において、人間時代の本名は「フレデリック=バルサラ」と正式に設定されたが、
そのバルサラという姓もフレディの本名である「ファルーク・バルサラ」に由来している。


ストーリー展開

初代GG

とある賞金首から第二次聖騎士団選抜武闘大会の事を聞きつけ、「キナくせぇな…」と思いながらも参加を決意。
順調に勝ち進んでいった所で黒幕のテスタメントが登場、実はジャスティス復活のための茶番でした!という事実が判明する。
しかし、ソルは全く動じずに「こっちもハナから野郎は消すつもりだったんだよ」と言い放ちテスタメントを撃破、そして復活したジャスティスをも倒す。
そしてギア化する前の記憶を取り戻した?ジャスティスが意味深な言葉を残した所で終了。
なお、カイはこのジャスティス戦にてソルがギアである事に気付いた模様。

GGX、GGXX

全てのギアの司令塔たるジャスティスが倒れた事により、現存する全てのギアは休眠中となっていた。そんな中突如ギアの反応が現れた事で世界は騒然とする。
当然ながら討伐隊が組まれ、さらに賞金まで懸けられた事で賞金稼ぎに追われる事となったのだが、
不思議な事に一人の死者を出す事なく全ての者が追い払われている。
高額の賞金に釣られてこの不可解な事件を聞きつけてソルもそこに向かい、そして噂のギア=ディズィーと邂逅する。
しかしソルは何故か彼女にトドメを刺さずに立ち去る。
一方ディズィーはカイによる隠蔽工作の結果、ジョニー率いるジェリーフィッシュ快賊団に身を寄せる事となった。

ISUKA

極北の地にてまたしてもギア反応が現れた。そしてまたしても人々が被害を受けた形跡が無かった。
そんな事をしそうなのはディズィーくらいのものだが、彼女は現在ジェリーフィッシュ快賊団に所属しているためシロ。
という訳で向かってみると、そこで待っていたのはギアを操る謎の男「ソーサラー」と彼が乗り込んで?いる犬っぽいギア「レオパルドン」だった。
とりあえずソルは彼らをフルボッコにするが、トドメを刺したかどうかは不明。

JUDGMENT

南海の孤島イセネで住民が姿を消す事件が多発。GEARの仕業と考え島を訪れるが、そこで見たのは村全体を覆うほどの異界の魔物達であった。
道中拾った日記から、科学者レイモンドが外部との接触の少ない島を異界の魔物と人間を融合させる実験場とした事により、
村人は一人残らず犠牲となった事を知る。
レイモンドを追って異界に飛び込んだソルは異界の王イヌスを倒すが、目の前でイヌスに食われて死んだと思われたレイモンドがその残骸に宿り復活。
そこでソルは全てを理解する。
通常、人間に魔物を融合させれば精神は魔物に取り込まれてしまうのだが、その逆…一度魔物に取り込まれてから素体の死後、精神を乗っ取れば人の意識を保てる。
イヌスを倒しうる戦闘力を持つソルがこの島に来る事も、内部からイヌスの力をセーブし、ソルに倒させる事もレイモンドの計画の内だったと…。
レイモンドはかつて敗北した「正義」を引き合いに出し、聖戦後の平和なようで未だ混沌としたこの世界に光を与える「審判」となろうとしている事を語るが、
ソルは「自分の欲望を正当化させる詭弁を探したにすぎない」と一蹴。ジャッジメントを打ち倒す。
「裁かれるのは…テメェだ。」

GG2

GGから約5年後、ソルは相変わらず賞金稼ぎとして各地を放浪していた。ただし一人ではなく、カイの息子であるシンと一緒に。
シンは育ての親であるソルの事を「オヤジ」と呼んで慕っており、一方で本当の父であるカイの事は「仕事優先で家族を顧みなかった」と嫌っていた。
そんな中、カイの危機の呼び出しに応じ、彼が治める「イリュリア連王国」へ急ぐが時既に遅し。
何者かに封印されてしまったカイを救うために奔走する事になる…。

5年という歳月と彼らを取り巻く事情の変化もあってか、ソルとカイの関係は過去からは考えられないほどに改善されている。
相変わらずカイの事を「坊や」呼ばわりするシーンもあるのだが、基本的にはカイの事は名前で呼ぶようになっており、
「あんな坊やでも世界にとっては最後の歯止めだ」「カイが死ねば道標を失った人民は恐慌を引き起こす」と彼の事を高く評価している。
新たに「不良王」なんて呼んだりもするけど気にしない。
ちなみに後の『Xrd』シリーズでもコンシューマ版にてシステムボイスをソルに変更した場合、カイを「不良王」呼びする
ただしSS等で補完されたとはいえ、具体的にどういう経緯からここまで改善されたのかは現時点では不明である。
また、シンに対してもカイへのフォローを行っており、その結果最終的に親子は和解を果たした。 

一方相変わらずソル節は健在のようで、
作中だけでなくGG2設定資料集に載っているシンのSSにも「おいたをしたシンをたしなめる」シーンが描かれている。
たしなめる、ってレベルじゃねーぞ!
また、「親父臭くなった」との声が多い。まぁ実際にストーリー中は子連れなのだが。

この作品以降ではファウスト曰く「急激な変容」が始まっているらしく、
ドラゴンインストールを一定条件を満たして使うと人外の姿となる。

ヴァステッジ

GG2で立ちはだかったヴァレンタインの来るべき再襲撃に備えるべく、ソルはかつて自身が作り上げた「神器」を回収する旅に出た。
神器の一つ「閃牙」が国連が管理する施設「ハルデン城塞」に安置されている事を突き止め、ソルは養い子のシンと共に乗り込む。
待ち構えていたのは国連元老院メンバーの一人「バルディウス」。激戦の末バルディウスを打倒したソルは神器「閃牙」を回収、
自身の持つもう一つの神器「封炎剣」に閃牙を組み込み、パワーアップを遂げるのであった。
また、この出来事がきっかけで、ソルは「国連元老院」が世界の裏で暗躍している事を知る。

『GG2』からまたしても衣装と封炎剣のデザインが変わっている。
ちなみにこのソルのデザインは2011年頃に作成された『Xrd』の社内プレゼン用の物を微アレンジしたもので、
『Xrd』では家庭用ストーリーモ-ド中に限りヴァステッジ版の衣装に衣替えする。

パチスロ機という事もあり情報が断片的にしか出ていないが、取り敢えず分かる範囲でまとめてみると、
  • 『GG2』に引き続きシンとの2人旅
  • ソルの封炎剣に神器「閃牙」が組み込まれ、「ジャンクヤードドッグ」に新生。開閉してレーザーぶっ放せるようになるなどパワーアップ。
  • 『Xrd』の黒幕「元老院」の一人バルディウスと戦って倒す。
  • 「あの男」ともバトルするが引き分け
と何気に重要な設定がポロリしている。というのも設定関連では石渡氏もガッツリ絡んでいるらしく、
前述した神器「閃牙」のデザインを書き下ろしたり、登場するキャラは全員コスチュームがアレンジされている。

GGXrd-SIGN-

かつて「日本」と呼ばれた地の上空に突如として現れた少女、ラムレザル=ヴァレンタイン
過去(GG2)にイリュリア連王国にて破壊活動を行った少女と同じ名を持つ彼女をソルが見逃すはずはなかった。
しかし、カイ、シンと共にラムレザルを追い詰めるも、実はそれこそが彼女の目的であった。陽動作戦だったのである。
彼らがラムレザルに気を取られている内にイリュリア連王国内の都市バビロンの上空に謎の紋章が出現。
そこから放たれた閃光によりバビロンは消滅する事態となってしまった。
その後その様子を見届けたラムレザルが突如ソルに突進。
自分の役割は終わったが「どうせだから一緒に、死んで」と告げてそのままソルを道連れに自爆を試みる。

一方その時とある一室では元老院三人が集まってバビロンの惨劇を鑑賞中。
その様子にご満悦の元老院の一人が「さあ諸君、始めるぞ。世界征服だ。」と独りごちた所で今回はおしまい。
また「俺達の戦いはこれからだ!」エンドかよ…
その続きは家庭用ストーリーモードで語られる事となる。

設定まとめ

GG-STRIVE-

前作の黒幕である「慈悲なき啓示」を打ち倒し、ジャック・オーと共に束の間の休息を楽しんでいた所、
なんと「あの男」が米国政府に投降したという驚愕のニュースが舞い込んできた。
その真意を確かめ、全てに決着を付けるべく、ソルは獲物を手に立ち上がる。
一方その頃、イリュリア連邦の地下に拘束されていた「慈悲なき啓示」の元にイノが現れる。
イノは「慈悲なき啓示」の体から、もう一人の「あの男」とも言える存在であるハッピーケイオスを引きずり出す。
この行動により事態はソルも「あの男」も予想だにしていなかった方向へ進んでいく…。

+ 外部出演
ACCG『ロードオブヴァーミリオン3』にて『GGXrd』とのコラボが実現し、カイ、ミリアと共に『GGXrd』代表として出張。
固有能力は、自身の周囲に味方ユニットがいないと能力が上がる「アローンアップA」と、
攻撃力&移動速度アップ&一定時間経過後防御力&移動速度ダウンの「ドラゴンインストール」。
その特性上、単騎で敵陣を荒し回るワントップ型のデッキに用いられる。

また、CJインターネットジャパン株式会社が運営していた(2014年2月に終了)ブラウザゲーム『ロストサーガ』にも出演していた。

『スターオーシャンアナムネシス』にも出演。


原作での性能

カイと並び初心者に易しいキャラクター。
総評としては、全ての基準値とされるカイと比較して、
良くも悪くもパワーファイター傾向の、細かいことは気にしない人向けと言う意味での初心者向けであり、
初心者が『GG』というゲームを理解するのに一番適した性能を持つキャラクターと言える。
全体的に挙動が素直で癖も少なく、三種の神器、『X』以降は崩しの手段の一つとしてコマンド投げも所持している。
同様のコンセプトであるカイと比べると、機動力と技のリーチで劣る代わりに暴れ能力、火力、ラッシュ力が高いため、
ガン攻めしてインファイトを挑むのが基本戦法となる。
格ゲー屈指の高性能昇龍である「ヴォルカニックヴァイパー」や、「ガンフレイム」を盾にした接近、
画面端においてカウンター・喰らい逃げしやすい「ライオットスタンプ」といった技もあるため防御面も非常に優秀。
欠点としては、高火力を発揮させるためにはループコンボを習得せねばならない所。ここが初心者には少々難しい。

基本的な戦闘スタイルは上記にもある非常に高い防御性能を盾にして前へ前へというガン攻め型。
暴れやぶっぱで相手にプレッシャーを与えつつ打撃と投げの2択を迫る、というのが基本戦法。
リーチの短さ諸々から来る牽制の弱さもさる事ながら、コンボ始動もほぼ近距離限定となるので、「いかにインファイトに持ち込むか」が鍵であり難しい部分。
しかしここから崩して高火力コンボを叩きこめば体力をゴッソリ奪える。そこがソルの強さ・魅力と言えるだろう。

なお、『XX/(SLASH)』からはソルの過去の姿である聖騎士団ソルが参戦している。
見た目こそ似ているが、技の内容など中身は全くの別キャラとなっており、単なるEXキャラクターとは言い難い面がある。詳しくは専用項目で。

作品毎に特徴は地味に変わるが、その強さはGGXXAC系以外では上位〜最上位層の次点で安定している。
+ 初代GG
当時はガンフレイムが画面端まで届いたため、より波動昇龍タイプとしての側面が強かった。
技の性能が全体的に高く、特にダッシュキック(66k)は判定激強、1F発生と超性能でこれ一本でCPUに勝てるほど。
上位にこそ届かないものの確実に上位に入る強さ。
あと、北斗の拳に先駆けてバスケが可能。
TAS氏による実証動画

+ GGX
FCD(フォルトレスキャンセルダッシュ)全盛の中、最強の無敵技ヴォルカニックヴァイパー(VV)、
1F空中判定のライオットスタンプによる食らい逃げなどで防御面は優秀、
火力も1F発生の「ぶっきらぼうに投げる」からのバンディッドリヴォルヴァーループ、
FCD絡みのループなどで非常に高く、テンションゲージ回収もダッシュVV追加>ダウン追い討ちダッシュVV追加で約50%回収…と、
かなりおかしな強さを発揮していた。
だが、それ以上に2 がぶっ飛んでいたため最強には至らず上位ランク止まり。

+ GGXX、GGXX#R
「バンディットブリンガー」、「ファフニール」、空中D(ダストアタック)などの新技を会得。
特に空中Dは受身不能時間が非常に長く、研究の結果、画面端で登りD、下りDと空中Dを当ててループさせる、
高火力コンボ「ダストループ(XX稼働時は「ソループ」とも呼ばれていた)」が発見される。イタダキィ!イタダキィ!
続編の#RELOADでは空中Dの受け身不能時間が短くなったが、レシピこそ変わったもののDループは健在。
やはり「いかにDループに持っていくか」がソルの最重要ポイントと言える。
Dループは威力が威力なだけに火力に目が行きやすいが、VV→叩き落としで必ず画面端で起き攻めができるというコンボ後の有利な状況、
そして何よりもテンションゲージの回収率が非常に高いのも強みである。
元々ゲージ依存度が高いキャラでもないのに1コンボで軽々と40%近く回収したりする。このおかげでゲージ管理面であまり困る事がないので、
ガンフレイムFRCやVVRCといった強力な行動を行いやすい。
この2作品では強さが際立っていた上位陣(4強などと言われる)に食い込めるほどではないものの、やはりその次点をキープする評価の高さであった。

+ GGXX/
空中Dの受身不能時間が短くなり、Dループができなくなってしまった。
その代わりに、新技の「サイドワインダー」を複数回叩きこむ「サイクリ(サイワイ)ループ」が登場。
サイドワインダーは判定がバッチリ合えば特殊やられ「クリーンヒット」に変化し、受け身不能時間が大幅に増加する。
クリーンヒットを複数回繰り返す事で画面中央からでも大ダメージとダウンが取れる。
しかし本作ではクリーンヒットの判定が狭い上にガードバランスを大幅に減少させてしまうため、
コンボパーツとしてはともかくループに使われる事は無くネタ止まりであった。
このため当初はあまり高い評価を受けていなかったが、立ち回り全般の強化やSヴォルカニックヴァイパーの超強化等が目立ち、
最強キャラであるカイに次ぐ強さと言われる。
闘劇'06での使用者も11人と本大会及び歴代ソル最多を誇った。

+ GGXXAC
クリーンヒットの仕様が「一回のコンボ内でクリーンヒットを成功させるごとに、クリーンヒット時のダメージが上がる」という風に変化したため、
サイクリループがソルの主力コンボとなった。
上手くいけばノーゲージでも5割、補正のきついぶっきら始動でも4割、クリーンヒット対応になったグランドヴァイパーのぶっぱから6割以上と、
火力は本作トップクラス。
しかし単に「ダメージが上がる」というだけの調整をしているせいか、3クリーンヒット辺りから相手のテンションゲージ増加率がだんだんとおかしい事に。
4クリーンヒット以後となると特に顕著であり、相手のゲージがグンと一気に増えてしまう。
こちら側もかなりのダメージを与えているのでその代償とは言えるのだが、1チャンスあればどう転ぶか分からない事故が起きやすい本作では、
相手にゲージを与えてしまう分事故負けの危険性も増えてしまう。
相変わらず性能が良く使い勝手のいい技に加え、全体的な火力はアップしたと言えるが、
アッパー調整が目立つ本作では他キャラの陰に隠れてしまった感が否めず、旧作と比べてもあまり強さが目立つ事はない
(他キャラがソル以上にぶっとんでるとも言えるが)。
使用人口が多いため各技への対策がされやすく、さらに有利キャラが少なく不利キャラが多いという状況のため、厳しい立ち回りが要求される。
他キャラと比べて牽制の弱さが目立つので、現在では丁寧に戦うよりはぶっぱや暴れで場を荒らして勢いに乗って戦うのがセオリーと言える。
ダイヤグラムでは、一発はあれど荒らしてぶっぱのスタイルが安定しないという理由から中堅下位くらいの位置。
ちなみにACでは「ドラゴンインストールの効果がラウンド中永続する」という隠し覚醒必殺技『ドラゴンインストール・セカンド』が追加されているが、
…まあググればすぐ分かるが諸々の理由でロマン技である。

+ AC+R
空中Dの受け身不能時間が少し長くなったため、懐かしのDループが復活。
ただし昔とは違い2~3ループ以上は難しいので、1ループさせてからサイクリループに繋ぐのが現在のセオリー。
通常版ファフニールも復活しているが性能は別物。硬直が長く牽制や固めには使えないが、
差し込みや牽制の遠SからHS→ファフ(→FBタイランレイブ)でまとまったダメージは奪える。
クリーンヒット関係を中心に変更が入っており、相手のゲージ増加率調整やFBファフ・タイランの性能変更、
必ずクリーンヒットするFBサイドワインダーの追加など火力面の強化は多いが、立ち回りに関わる変更点は乏しい。
ドラゴンインストールの硬直減少と単発版叩き落としが研究要素に成り得るかどうか程度。
良くも悪くもコンセプトはブレていないので、使い勝手も立ち位置もほぼ前作と同じ。これでいいのか主人公。

+ 家庭用限定モード
EXモード
必殺技の性能がカイに近い性能に変化する。
例えばガンフレイムなら初代のような飛び道具となり、空中でも撃てるようになる等スタンエッジに近い性能に。他にも下段突進技の追加、
タイランレイヴがver.αに変化し突進技となる等。
ACではガンフレイム・チャージアタックも追加された。また、旧モーションのBRやGVも使用可能。
GOLDカラー
攻撃力1.85倍に加え、常時ドライン(気絶無し)・常時自動回復・テンション常にMAXの補助能力が付与され、
GOLDクリフらと並んで最強キャラの一角とされる。
また、サバイバルモードのLv.999CPU専用GOLDソルのみ、必殺技「ガンフレイム type.D」が追加されている。
これは1Hitのサーベイジファングを発生速度&硬直がドライン版ガンフレイム並の速さで放ってくるという、凶悪にも程がある技。
暴走ソル
家庭用『ISUKA』ではGGBOOSTモード(ベルトスクロール型アクションのような形式のモード)の最終ボスとして「暴走ソル」「覚醒カイ」が登場。
移動スピード大幅強化+常時テンションゲージMAX+常時ドラインに加えて、反則極まりない強化必殺技&覚醒必殺技の数々を備えている。
ただしGOLDカラーとは違い一定時間毎の気絶は存在する。
特定条件を満たせばプレイアブルキャラとしても解禁される。

+ Xrd
「空中Dの受け身不能時間が増加したためDループ復活」「サイドワインダー廃止」により青リロのプレイ感覚再び。
ただしまんま青リロというわけではなく、
「『GG2』から「砕けろ」がアレンジされて輸入」「ファフニールがスライドダウン誘発」「ドラインが実用レベルに強化されている」など、
+αの調整も併用されている。
サイクリループが廃止されたため画面中央での大ダメージは望めなくなったが、RCのバレットタイム追加とファフニールの性能変化により、
画面端に運ぶ事自体はやりやすくなり、さらに画面端では横ダストからのコンボやDループなどの大ダメージコンボで体力を大きく奪える。

過去作と比べると若干火力は落ちたものの、目立った弱体点は存在せずこれまで通りの立ち回りができるので、
数度のバージョンアップを経てもキャラランクは上位を保ち続けている。

また本作でもドラゴンインストール使用時は人外の姿となるほか、この状態で一撃必殺技を決めると技演出が変化するようになった。

+ GG2
マスター自身の戦闘能力が最も高く、こと「マスター同士のタイマンに限る」という条件ならば最強クラスのキャラクターである。
相変わらずのインファイターだが一撃一撃が非常に重く、通常技も必殺技も総じて高性能。
対マスター戦は何か攻撃が当たればそこからソル側ガン有利の押し付けn択が開始され、
何もできずに成す術も無くやられてしまってもまぁ…ソルだし…といった具合の強さである。
また、基本システムである高速移動「ブラストドライブ」の性能も全マスター中トップであり、敵を倒したい時には逃がさず倒しきり、
急いでいる時や危ない時は即逃げる、と戦場を縦横無尽に駆け回れる。
スキルも自己強化型のものを所持しており、デメリットは完全撤廃、
ただしサーヴァントの攻撃で貯まったリソースに応じて効果が変動する「ドラゴンインストール」、
効果中は被ダメ半減&しばらくの間スーパーアーマー状態となり、
発動時の攻撃判定を利用してコンボをさらに発展できる「クリムゾンジャケット」など、高性能なものばかり。
余談だが、リソース100%でドラインを発動すると、格ゲーGGではシルエットしか見られなかったソルのギアとしての姿が明らかになる。

サーヴァント(兵士)は無機質的なロボットがモチーフとなっている。
ところがこちらにかなりの癖があり、量産可能で主力となる下級兵が弱く、重要な3すくみ要素の内の1兵種である機動兵も下級兵にいない。
対して量産不可能な上級兵はどれも非常に強力。
このように使役できるサーヴァントに性能・兵種の偏りがあり、下級サーヴァント同士の戦いとなると非常に苦しいため、
ソル自身の能力を活かして敵サーヴァントを殲滅し道を切り開き、上級サーヴァントを加えて進軍していく、という形が基本となる。
常に走り回らないといけないため全マスター中1番と言っていいほど忙しく、今までのGGと違って簡単に初心者向きとは言えなくなってしまっている。
しかし自分のペースに持ち込めればとても強く、非常にやり応えのあるキャラクターに仕上がっている。
参考動画

主な使い手としては、ソルらしからぬ丁寧かつ慎重な立ち回りで相手を押さえ込むスタイルが特徴的な012氏、
逆にソルのキャラ性を体現したような大胆な動きと的確なぶっぱなしが武器のいさ氏(現在はエディ使い)、
チップ戦での10割Dループで知られている関西のソル使いP.C氏などが有名。

また、伝説の電波実況で有名なウメハラ氏やファンタスティックな動きに定評のあるクソル氏、更にはブロントさんなど多くの有名人(?)も愛用していた。
ウメガニックヴァイパーはどう見ても黒歴史。

+ 参考動画
教官の影響を受けたりもしている様だ。
アメリカも制したクソルソル
ウメハラソルの伝説の電波実況


MUGENにおけるソル

+ 天地氏製作
  • 天地氏製作
古くから存在しているが、強いAIは搭載されていない。
過去に㍻㌢氏がAIを製作したが、諸事情により現在は公開されていない。

+ 無敵医師氏製作
  • 無敵医師氏製作
2008年3月に公開された青リロ仕様のソル。㍻㌢氏のAIも搭載されている。
ボイスが中田譲治版になるパッチも代理公開中。
原作再現度はかなり高く、AIは使用しないがオリジナルの技も追加されている。
またACモードも搭載されており、こちらにもAIが対応している。
モーションの違うグランドヴァイパーやゲージ消費技になったファフニール、
ファフニールからの追加タイランレイブ、サイドワインダーによるクリーンヒットなど、
こちらも再現度が高く、既存のソルとの変更点を楽しんでみるのも面白い。

#RELOADモードのAIはDループが搭載されており、火力がとても高い。
ガードバランスを貯められた状態で基底補正の無い技から決められると7~10割ほど奪ってしまうほどになっている。
しかしながらMUGENではエリアルが上手く入らないキャラも存在しており、そういったキャラとは相性が悪いと言える。
先述のDループも空中復帰が早いキャラや作品の場合、下りDが当たらないという現象も多々見られる。
これはAIが主に使用するハイジャンプDループに原因があるもので、
たまに見られる浮きが低いルートから開始する通常ジャンプによるDループの場合はこの現象は見られない。
しかし今度は相手が沈むのが早くて下りDが当たらなかったり…なかなか難しい調整のようだ。
現在はDループも精度が上がったとはいえ、やはり上手く決まらないキャラには決まらず(特に同じGGキャラやちびキャラなど)、
ミスした後に手痛い反撃を受けるシーンも見受けられる。
また、ヴォルカニックヴァイパーの高い性能をよく生かすAIでもある。
AIレベルの高さによってはヴォルカニックゲーと化す。まさにヴォルカニック地獄。
かなりのキャラ性能差や劣勢時でも、VVロマキャンからのコンボで逆転劇を見せてくれたりする。
とどめにタイランレイブを狙ってくるのも特徴的。
またスペシャルカラーにも対応しており、特に金ソルは原作通りの性能ながら、
マスターギースクラスの狂キャラとも渡り合える凶悪なキャラとなっている。

ACモードのAIはぶっきらぼうに投げる、対空、VVロマキャン等からサイドワインダーループを狙ってくるAIとなっている。
ダッシュからの「ぶっきらぼうに投げる」をAIの一連の動きにさせており、頻度が高く、
少しでもガードで固まっていたら、画面端以外ならどこからでもぶっきら→SWCLループで4割前後飛ぶので注意。
投げ以外にもダッシュから小パンの動作も一連の動きとなっており逆に投げかえすのも難しくなっている。
原作のソルの崩し(中段が立ダストだけで下段とぶっきらで崩す事が多い)を意識したAIとなってるようだ。
#RELOADモードのAIと比べて瞬間火力は落ちるが、相手によってはACモードの方が強さが安定しやすい。
観戦時や動画作成時などは、この辺りも考慮してどちらを使うか考えてみるといいだろう。

現在のAIは空ガード不能攻撃の地上ヴォルカニックヴァイパーを非常に高確率で対空に使うが、
空中ダッシュや2段ジャンプ、FD等の空中ガード不能攻撃をガードできるシステムが無いキャラだと、
壁際背負わされる&空中の状態だと空ガード不能攻撃がほぼ確定になるため、
ヴォルカで上にふっとぶ⇒受身⇒再びヴォルカ×nとエンドレスに喰らってしまい、
そのままハメ殺されて終わる事もしばしば。
しかし対空のヴォルカニックヴァイパーは100%するわけではないので、運が良ければ抜けられる場合もある。
もしくはヴォルカニックヴァイパーの無敵が抜けた瞬間に、判定で勝てる技でソルをふっとばして抜ける方法もある。
上記の3つのシステムが無いキャラで挑む場合は注意しよう。

2013年12月25日、新たにyuki氏のAIが公開された。5段階にレベル調節が可能な他、コンフィグで細かい設定ができる。

+ way-oh氏製作
  • way-oh氏製作
氏のカイ=キスクと同様、無敵医師氏版の改変でエヌアイン風仕様。
飛び道具のガンフレイム、対空のヴォルカニックヴァイパー、バンディッドリヴォルヴァーを必殺技として搭載。
ファフニールとサイドワインダーは特殊技扱いになっている。
カイと比べてリーチが短く、立ち回りは弱めであるが投げの範囲は広く、リヴォルヴァーや小技刻みの固めも強い。

3ゲージ技はドラゴンインストールで、本家と違いダメージを受けても効果は切れない。
ガンフレイム・サイドワインダー・ダッシュ攻撃が強化され、使用中は移動速度と攻撃力がわずかに上昇。
の練神還虚に近いが防御力は強化されず、1ゲージコンボの火力も高いので、ゲージ使用に見合うほどの効果は得にくい。
昇龍の隙消しに使うぐらいか。
なお、完全神殺はカイ同様に一撃必殺技のナパーム・デスになっている。

外部AIはFlowrαlliα氏による4段階にレベル調整可能なものが公開されている。
かつてはsekt氏によるAIも存在していたが、現在は公開停止。
sekt氏によるプレイヤー操作(3:38~)

+ Flowrαlliα氏製作
  • Flowrαlliα氏製作
世にも珍しいアルカナハート3アレンジのソル。
実装アルカナはのアルカナと正義のガイスト
レベルを5段階で調整可能なAIを搭載している。
Win版と1.0版の2種類が公開されている為、ダウンロードの際は気を付けよう。


これらの他にも、ReixSeiryu氏のソルをRagingRowen氏が改変した、初代『GG』ドットがベースと思しきPotS氏風仕様のものや、
Daimonmaru氏が製作したアレンジキャラ「Sol Engrenado」が存在する。
後者はソルをベースとして、各動作や技をほぼ別物のようにアレンジされており、性能も相当高い。
しかし動かしてみると動作が非常に重い。パソコンのスペックや寿命が気になる方は、できるだけ導入は避けた方が無難かもしれない。
また、ソルのスプライトを改変して作られた「Fidei」というオリジナルキャラも確認されている。
RagingRowen氏&ReixSeiryu氏製ソル
紹介動画(DLリンク有り)
プレイヤー操作(7:06~)
アレンジ・改変キャラ参考動画
Sol Engrenado
Fidei

ちなみに、彼の愛称の一つに「わる男」という呼び名があり、
同じ声優の「よし男」とタッグを組ませるとちょっとを連想してしまうかもしれない。

+ ニコニコMUGENにおけるソル
『GUILTY GEAR』の看板キャラでW主人公の片割れでありながら、
ヘヴィダークヒーロー的な設定やぶっきらぼうな性格故か、
他のゲームの主人公達やカイに比べるとストーリーでの出番が多いとは言えない(少ないわけでもないが)。
多くは性格が多少柔らかくなっていたり、常識人枠・苦労人枠・無頼漢枠に抜擢されるが、
時にここここでは盛大に性格が変えられている
ただ、やる時はやるという主人公らしい立ち回りも多く、
なんだかんだで「悪男(わる男)」の愛称で製作者・視聴者達に愛されている。

出場大会

+ 一覧
シングル
タッグ
チーム
その他
更新停止中
凍結
削除済み
非表示

出演ストーリー

+ 一覧
F.K.B. ~炎とナイフとバーグマンの事情~
K'の社会復帰
Lucid Dream
MUGEN STORIES INFINITY
MUGENの星
Over Spilt Milk(聖ソル含む)
R&Yの①日(居酒屋の店主。持ち)
stories
Timekeepers
いおりんやったれMUGEN譚
おとどけものです。
花鳥風月とワルツを
キカイノキモチ
鬼神無双!
吸血鬼姉妹とmugen学園(放任主義ダメ教師)
草薙真吾の受難
謙虚でないと!
ここはグリーン・ウッド
こちらMUGEN区MUGEN公園前警察署
人造生物03RIA-紅
涼宮ハルヒによるMUGEN地獄
ストーリー動画対抗戦・無限交差
大剣タッグ(?)でストーリー動画(聖ソル含む)
隣の沙耶ちゃん家!
爆熱硬派ひなないさん
パチュリー・ノーレッジは静かに暮らしたい(第3話~)
百鬼運送業
プロジェクトB(メイン、百合萌え)
蛇の断章
亡霊姫
無限の果てに。
胸の伝道師ロボカイ
もこや営業中!(メイン)
八雲家の家庭の事情
ランダムセレクトストーリー
りみっとぶれいく!(聖ソル含む)
ロック魔理沙の探偵物語
わたしたちのすわこさま(フレデリック)
妄想式家族計画バイトガイ
仮面ライダーMIOMEGA

プレイヤー操作

MUGENキャラをさっくり触ろお!!(さまざま49操作キャラ、RagingRowen氏&ReixSeiryu氏製)
Over the Infinite Worlds(-20th Place- 、way-oh氏製)
実況付きP操作 Tarie配信(404キャラ目操作キャラ、way-oh氏製)


「手の内は終いか?」


お勧めコンボ

  • 無敵医師氏製 #R、ACモード共通
コマンド 備考
Kor2K→近S→2D→バンディッドリヴォルバー(BR)orタイランレイブ ガト→必殺技or覚醒必殺技。リボルバーでダウンを奪ったらそのままガンフレイムなどで起き攻めへ移るのがベター。タイランの場合は距離やキャラによっては壁バウンドから拾ってエリアルが狙える
ぶっきらぼうに投げる→(2HS→)(JK→)JS→jc→JS→JHS→ヴォルカニックヴァイパー(VV)→叩き落し コマ投げ追撃。2HSはダッシュしながら出せば当たりやすい。ぶっきらは普通に狙いに行っても潰されやすいので、ダッシュからぶっぱ気味に出したり、ガンフレイムを盾にして狙ったり、2P・2Kなどで固めて当て投げを狙うと決めやすい。エリアル部分はVV〆まで合わせてソルの基本エリアルでもあるので覚えておこう
2D→ガンフレイムFRC→KorS→HSor2HS→エリアル 25%でエリアルへ。原作では2Dカウンター時限定なので注意。ガンフレイムのFRCは「炎の熱風で髪の毛が上がった瞬間」または「一段目の火柱が挙がり始めた瞬間」にボタンを押す。立ち回りでもガンフレの炎を盾に接近したり、崩しでも「ガンフレ青→ダッシュ→下段、ダスト(中段)、投げ」などはよく使用他、かの伝説のDループ10割もガンフレイムFRCが浮かせのパーツになっている。ソルを使う上なら最初にマスターしよう。
VVRC→KorS→2HS→エリアル 地上VVから。VVは1段目をRCする事。慣れない内はVVRC後の入力がミスしやすい。ぶっぱで出してガードされてもRCで最低限の保険はかけられる。位置によって幸ループ、Dループにも繋げられる

  • ACモード サイドワインダーループ
コマンド(CL=クリーンヒット) 備考
2D→BR(1HIT)RC→サイドワインダー(SW)CL→着地→ダッシュ→2HS【→JKorJSorJHS→SWCL→着地】×1~2→地上BRorVV叩き落し ガトリングから1ゲージ幸ループ。CLの位置はキャラごとで若干違っているが、共通する事はSWを相手の顔面~胸の位置にHITさせる事。しかし無理にループを狙うよりは自分の実力に合わせた安定コンボが重要。
2K→2HS→グランドヴァイパーCL→幸ループ CLなら長い受け身不能時間がつくので追撃可能に。GVCLの時点でHIT数が10になっていれば大抵はCLする。グランドヴァイパーのHIT数を稼ぐにはレバガチャ+ボタン2つ連打。間違えて3つ押してRCを暴発させないように注意。追撃は通常のエリアルでも可。
ぶっきらぼうに投げる→(6P>近S>JK)or(2HS>JS)orダッシュJD→SWCL→幸ループ もちろんぶっきらからも可能。強制補正55%のぶっきらからはできる限り幸ループでダメージを稼ぐのが理想。1発でもCLさせてエリアルで〆れば、「ぶっきら→2HS→エリアル」よりはダメージが高くなるのでまずはそこを目標にしてみよう。
地上SVV2段目RC→SWCL→着地→幸ループ EXソルを彷彿させるループ始動。実際は共通に書かれている1段目RCから拾うやり方の方がガードされても保険がかけられるので使う事は無いと思われる。

  • #RELOADモード Dループ
コマンド 備考
(画面端)ぶっきらぼうに投げる→(くぐる→)(K→)2HS→(JD→JD)×n→JK→JD→jc→JS→JD→VV→叩き落し ぶっきらからの基本Dループコンボ。昇りJDは最速で出す事。D連打はNG。慣れない内はかなり難しい。着地後もダッシュジャンプをしないとヒットバックで相手にだんだんJDが届かなくなる。特に〆部分はダッシュジャンプ必須。ループ回数は3回くらいが基本
(画面端)6P→KorS→HSor2HS→Dループ 補正の大きいぶっきら以外からの大ダメージDループコンボ。相手の重さに合わせてSやKを省略したり、SとKを使い分けたり、HSと2HSを使い分けたり…要調整。6Pの前に発生の早いKや近Sからガトリングさせると若干6Pが当てやすくなる
2D→バンディットリボルバーRC→JD→着地→(KorS→)HSor2HS→Dループ 画面端から多少離れていても決めやすいお手軽始動Dループコンボ。ダッシュ慣性がついているとより遠くから狙える
~JD→jc→JS→JD→着地→JK→JD→jc→JS→JD→VV→叩き落し 形としては近いが厳密にはDループではなくソループと呼ばれるコンボ。「昇り最速JDできない」といったようなDループができない人のための救済措置。一応JD→jc→JS→JDの部分をループできない事もないが、受身を取られやすいのでキャラを選ぶ。

+ FRCポイント
技名 タイミング 備考
ガンフレイム 1本目の炎が出る瞬間(14~15F) ソルを使う以上まず最初に絶対に覚えておきたいソルの最重要FRC。むしろ覚えるのはこれだけだけでもいい。牽制、ガトリングからの攻めの継続、起き攻め、コンボパーツ等利用法は様々で、覚えておけば立ち回りが劇的に変わる。ガードさせれば有利なので、炎を盾にしつつ接近してここから下段、中段、投げを迫ろう。
バンディットブリンガー 頂点付近で手が炎で包まれる瞬間(18~20F) 意表をつきたい時や撹乱させたい時に。ここから空中投げをしたり、ネタ的なコンボの繋ぎに使ったり、空中攻撃を出して詐欺っぽく利用できない事もない…けど…ゲージ消費してまで…。意表をつくといった行動もMUGENのAI相手ではあまり意味がないので、暴発した場合のフォローに使う程度。
ライオットスタンプ 壁からターンした瞬間(壁接触後9~12F) こちらも意表をつきたい時等に。ジャンプ仕込みを利用すればエリアルも可能だが色々とシビア。FRC後即着地するのでそこからぶっきらを狙ったり、中段技な事を利用して着地後下段を狙ったりと、トリッキーな動きをしたい時に利用する感じなのでやはり対人向け。
ファフニール(#RELOADのみ) 手を前に突き出した瞬間(17~20F) 隙の軽減、攻めの継続、コンボパーツとそれなりに使えるFRC。ただしこの技は通常技からキャンセルして出せない事、コンボに組み込むと強制補正70%がかかってしまう事に注意しよう。
バンディットリボルバー(空中)(ACのみ) 1段目の攻撃持続が終わった瞬間(3F) 最速からの意表をつく飛び込み、逃げの移動手段、着地タイミングのずらし、中段攻めの継続、殺し切れない時のフォロー、有料Dループしたい時、と意外に利用法は多い。とは言えガンフレイムFRCやVVRC等便利で強力なゲージ消費がソルにはあるのであまり使う機会はないと思われる。一味違うトリッキーなソルを使ってみたい時に。

+ Dループに関する余談
Dループ全般の話で、MUGENでは無駄に相手が浮いてしまって上手くDループが入らないキャラが多数いる。
その場合は平成㌢氏のAIもやっている通り、K→2HSでより高く浮かせてハイジャンプDループの方が安定する。
その後はAIに倣って下りD後にK→2HSで拾い直して再度ハイジャンプDループを狙うか、
上手く昇りDを当てる高さを調整して通常のDループに戻してしまうといい。

+ その他コンボ
コマンド 備考
【タイランレイブ(1HIT)RC】*N 黒,金カラー限定永久。黒カラーの場合はかなりの数を撃たなければ死に至らない。


*1
元々は山寺宏一氏(格ゲーでは『CVS』のバイソン等を務めるベテラン声優)にオファーを出す予定だったのだが予算的に無理になってしまい、
苦肉の策として石渡氏本人が演じる事になった。
本業の声優では無いので素人っぽさも残り、彼自身としても不本意な事ではあったのだが、その渋い声は初代GGの頃から好評であるとか。
ただし、家庭用でのストーリーモードでは
「本業の声優ではないため長い会話は苦手」「自分のつたない演技力で本業の方と掛け合うのは失礼」
という意向から代役を立てていた。
そして『GG2』をもって中田譲治氏にバトンタッチし(『GG2』は2007年発売、『GGXXAC+』は2008年から)、石渡ソルの封印を宣言する運びとなった。
その後『AC+R』において石渡氏の声がDLCとして販売され、「あれ?俺の声、売られてる…?」と漏らす事態も起きたりしたが
また、石渡氏は『ぶるらじ』において、
「途中でお金が無くなったが、カイ役の草尾氏のような絶対に譲れないキャストのために残ったキャラをスタッフで担当した」
とも語っている。
おいィ?お前主人公がその優先度で良いのか?

*2
ただし、封炎剣は元々アウトレイジの機能を細分化して作られたものなので、言い様によっては「本来の持ち主の元に戻った」とも言える。

*3
本名で呼ぶのは「あの男」(に加えてインコことDr.パラダイムとアリア)のみ。


最終更新:2024年01月22日 21:46