「兄弟愛か。それでは弟が目の前で殺されるのは、さぞ、辛かろうなぁ…?」
1989年にセガから発売されたベルトスクロールアクションゲーム『ゴールデンアックス』(日本語表記は『戦斧』)の
ラスボス。
作品によって表記揺れがあり、一作目では「デス=アダー」、アーケード版の続編では「デスアダー」、格ゲーでは「デス・アダー」になっている。
デス=アダー軍の総帥で悪しき巨人族の末裔。蛇へ変身する。マムシを大量に飼っている(捕虜を餌にしていた)。
素顔は兜の下で見えないが、『デスアダーの復讐』等のデモを見る限りでは、目は赤く蛇などの爬虫類のようであり、髪は長い金髪(あるいは茶髪)である。
ちなみに「デスアダー」とは、オーストラリアやニューギニアに生息する毒蛇の一種(コブラ科 デスアダー<Acanthophis>属)である。
ただし一般的な
コブラのイメージとは異なり、クサリヘビのようなずんぐりとした三角頭の外見をしているのが最大の特徴で、
上記の「マムシを飼っている」設定もマムシ(クサリヘビ科)が蛇の方のデスアダーっぽい外見からの連想であろう。
初代『ゴールデンアックス』がかの名作洋画『コナン・ザ・グレート』のオマージュ色が大変強い事もあって、主人公の家伝の宝物を奪い取る、
二本角の兜、蛇への強い執着や変身能力など、デス=アダーもまたコナンの宿敵「タルサ・ドゥーム」の影響を色濃く反映している。
IGNの「Top 100 Videogame Villains」で83位にランクインした人気を持つ大物悪役。
ラスボス戦で流れる
BGM「宿敵!デス・アダー」も人気である。
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初代デス=アダーのテーマ |
AC版原曲
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PS2版デス=アダーのテーマ
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トランスアレンジ
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また、ストーム・コレクティブルズからフィギュアも発売。
シームレス仕様によりフィギュア特有の間接がほとんど見えず、肉体美を表現した見事な一品になっている。
カラバリでデス=アダーJr.、デス=ブリンガーまで発売されるという人気ぶりである。
原作におけるデス=アダー
初代『ゴールデンアックス』
人間の手にあった戦斧を騙し取り、その魔力によって闇の力を解き放ってファイヤーウッド王国を滅ぼし、この世を地獄に陥れる。
20年後、今度は南の大国サウスウッド王国を侵略する。
主人公3人は20年前にデス=アダー軍に肉親や友人を殺されており、復讐のためデス=アダーへ挑んで行く。
ちなみに『デスアダーの復讐』以降の姿は『
ドラクエ』シリーズのあらくれ(or
勇者オルテガ)のような、いかにも強くて荒々しい外見だが、
実は初代だと色だけでなく、全体的に全く違う
ダサイ鎧だったりする。
PCエンジン版ではトップの画像の通り緑色だが、戦闘時には赤く染まる。
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家庭用版について |
PCエンジン版ではビジュアルシーンの追加によりイベントでは
佐藤正治
氏の ボイスが付けられている。
ギリアスの弟を殺したのはハイネケンのはずが、本作ではデス=アダーが殺した事になっている。
弟の名前もガリからガイラに変えられていたり、色々と違う部分があるが、セガから資料が貰えなかったせいらしい。
メガドライブ版では難易度の低い「ビギナーモード」のためのラスボスとして、「デス=アダーJr.」という息子が登場。
普通の「アーケードモード」ではデス=アダーを倒した後にさらにステージが追加されており、「デス=ブリンガー」という追加ボスがいる。
どっちも見た目は色違いなだけだが。
また、アーケード版(『無印』『デスアダーの復讐』『ザ・デュエル』)とメガドライブ版(『無印』『II』『III』)ではストーリーが完全に異なり、
デス=アダーは メガドライブ版では一作目にしか登場しない
(二作目のボスは「ダーク=ガルド」、三作目は「ダムド=ヘルストライク」という。
どっちみち毎回ゴールデンアックス持った兜のマッチョなので
デス=アダーと見分けが付かないとか区別する必要が無いとか言ってはいけない)。
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『デスアダーの復讐』
アーケード版の続編。
『デスアダーの復讐』では盾を破壊するまでこちらの魔法が完全に封じられるため、盾破壊前後で二連戦となる。
耐久力が非常に高く、PCがスピード型のリトル・トリックス単騎だと攻撃を避けやすい代わりに長期戦を強いられる。
しかも倒した後、主人公が崩れ落ちる城からドラゴンに乗って脱出し一息ついた瞬間、
なんと再び姿を現し、さらにもう一戦するという驚異的な生命力を見せる。
ドラゴンの背中のゴンドラのごく狭いエリアで戦うため、範囲の広いデス=アダーの攻撃を避けるのがさらに難しくなる。
最後はダメージを無視して主人公を突き倒し、そこへ全力の魔法を放とうとした瞬間、仲間全員が駆け付けて阻止。
年老いて自らは既に戦えない筈であったギリウス・サンダーヘッドがその身を犠牲にし、
デス=アダー自身の魔法で自滅させる事によってようやく倒された。
タイトルに恥じない正にラスボスらしい威厳と強さ、不死身ぶり、その壮絶な最期
の情けない断末魔の悲鳴をプレイヤーに印象付けた。
自己顕示欲が強いのか、ステージの至る所にデス=アダーの石像が置かれており、居城も
自分自身の上半身を象った悪趣味極まりないデザインになっている。
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その他の続編、リメイク作品など |
セガマークIIIの『Golden Axe Warrior』でもラスボスとして登場するが、
部屋に入ったら一歩も動かず武器を振り続けるだけでノーダメージで倒せてしまう。
Xbox360で発売された初代リメイクの『Golden Axe Beast Rider』では、全身を甲冑で隈なく覆った姿にデザインが一新されている。
ゴールデンアックスはプレイヤーが最後の武器として使用するためか、いつものような斧ではなく大剣を装備している。
当然ラスボスを務め、最終決戦では甲冑を脱ぎ捨て旧シリーズでは見られなかった真の姿「タイタン・フォルム」になる。
ゴールデンアックスを使ってデス=アダーに引導を渡すというのはシリーズのファンには感慨深いだろう。
セガのアーケードゲーム『シャイニング・フォースクロス』シリーズでは斧のような大剣を持ち、盾から炎を放つ全身甲冑のボスが登場する。
「かつて世界に覇を唱えた王がいた。 時は流れ、かつての都も砂と化しているが王の野心は消えず、今なお暗く燃える。」
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1994年に製作された、アーケード版の続編。
初代『戦斧』、『デスアダーの復讐』に続き、『
ゴールデンアックス・ザ・デュエル』にて3度目の登場。
時代は旧作の主人公達の子孫の代になっているが、デス=アダーはJr.やJr.の子孫ではなく当時のデス=アダー本人である。
この『デュエル』では表記が「デス・アダー」に統一されている。
ページ下部の画像はゲーム中のままの姿ではないので分からないが、『デュエル』でのデス・アダーは長髪である。
2Pカラーでは初代のような赤いカラーになる。
ポジションは
中ボス兼プレイヤーキャラになっており、デス=アダーと関わりの深い
意外なキャラがラスボスを務める。
必殺技が2つしかなく、内1つは盾(防御してると壊れる)が無いと出ない。
だがアックスによる強斬りのダメージがハンパないのでそんなの別にいらないゴリ押しキャラ。
ハイパーマジック(
超必殺技)の「デス・バーン」は
コマンド投げで、
相手を捕らえた後に自爆して大ダメージを与える技。サンダーヘッドにやられたものを技として取り入れてしまったのか。
漢道に似てるがアレと違って自分のダメージは少ない。
この技、投げ間合い広めな上に
相手がガード中でも掴めるので、ジャンプ攻撃をガードさせてしまえば確定するが、
そもそもハイパーマジック発動条件が厳しいゲームなので実はそれほど驚異ではない。
MUGENにおけるデス=アダー
モーコンキャラでお馴染みのMike Obrecht氏が製作したものが存在していた。
代理公開先であった「Random Select」が2019年10月に閉鎖されたため、残念ながら現在は正規入手不可。
『
MVC』の要素を取り入れたアレンジとなっており、『ザ・デュエル』とは性能が大きく違う他、
ボイスも異なる。
通常攻撃・必殺技共に強力で攻撃
判定も大きい。
歩き移動が遅いが、移動技が凶悪でジャンプも早いため、
立ち回りも中々強い。
3
ゲージ技で、初代『戦斧』におけるティリスの最強魔法(冒頭の動画参照)っぽくドラゴンを召喚する。
そのドラゴンは何故か『D&D シャドーオーバーミスタラ』の
シン。技名もまんま「Breath of Synn」。
他にも『デスアダーの復讐』の石像を降らせるなどシリーズ作品のネタが色々盛り込まれており、ファンならニヤリとする事請け合い。
AIもデフォルトで搭載されており、四段階(EASY / MEDUIM / HARD / SUPER CHEAP Expert)に調節可能。
Lv4(SUPER CHEAP Expert)のDeathBringerAIは
食らいキャンセル可能な謎の
ブロッキングで
コンボや多段技に割り込んでくる極悪モード。
また、
暴君なのに哀しみを背負っているらしく、ゲージに関係なく背後に回り込んで8割余裕のコンボを食らわせてくる。
エリアルが発動したと思ったら割り込まれて
「気付いたらこちらが死んでいた」なんて事も。
飛び道具に関しても鬼の様なブロッキングでほとんど捌き、遠近共に鉄壁の防御力を誇る。
さらに『デスアダーの復讐』のように
ポーションを奪って相手の超必殺技を無効化する「SUPER DEVOUR COUNTER!」を持ち、
ダメージこそ無いものの自分のゲージが相手の消費分だけ増える(例:3ゲージ技を潰せば3ゲージ増加)。
そのため、
暗転返しから上記のシン召喚等でゴッソリ行く事も多い。
強さ的には凶ランクの中~上とされるが、相性によっては狂キャラも喰ってしまう(下記動画参照)。
逆に弱点とされる投げや
ロック系必殺技を多用されると、並キャラレベルにも負ける事がある。
また、強いと言っても昨今の強AIのように、あらゆる状況や相手の攻撃への対策を記述している訳ではないので、楽勝な筈の相手にあっさり負ける事もよくある。
徐々に動画でその半分ネタのような強さが明らかになり、戦い方も派手で、
先述のように勝ち負けの幅が広く番狂わせを演出しやすいのか、大会動画での出番も多くなっている。
シングルでも十分強いが、タッグ戦では広い攻撃範囲と理不尽な割り込みによる制圧力で更に力を発揮する。
また、
とある状態だと、高い威力とやたら長い無敵時間を持つ強力なゲージ技を湯水のように連発し、同条件の凶キャラレベルだと手が付けられなくなる。
やはり相性次第だが、大体
狂キャラのタッグと互角以上に戦える。
斑鳩氏によって『
カオスブレイカー』の「
カースヘッド」の声になるボイスパッチが公開されている。
┗|┳|┛<ウオオオォォォ!!!
声だけでなくブロッキングの
SEも『カオスブレイカー』の相殺音になっている。
上で何が起きた!?
相性さえ良ければこのクラスのキャラとも真っ向勝負が出来る (4:15辺りから)
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そんな彼のコンボムービー。 スタイリッシュにコンボを決める様は見ていて新鮮
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暴君がさらに本気を出すようです。 |
彼をゲジマユにすると、手の付けようが無い化け物と化す。
また、CNSの記述を一部変えると、 Nanarmanの如く全段ブロッキングで洒落にならない強さを発揮。
その強さは是非、ご自身の目で確かめて欲しい。
更に、強化改変パッチとブロッキングのみ強化したパッチが、fsfsfs45氏によって公開されている。
強化パッチは1Pで狂上位~準神との事で、自重しないブロと割り込みでデフォルト設定の バルバトスはおろか スーパーメカ翡翠も倒してしまう。
さらに後の更新でカラーごとに強さが細分化され、11Pは 論外となってしまった。暴君よ、お前はどこまで進むのか…。
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また、>天<氏が上記のコンボムービーを見て製作した
コンボするデス=アダーのAIが公開されている。
AIは、氏が製作しているストーリー動画「
暴君の日常」にあるリンク先か、ストーリー動画のリンクから入手可能。
曰く
「ジェネラル・ゴンザレス・ヨハン・ゲーニッツと戦わせたら、ゴンザレス以外にはいい勝負をする強さ」……だとか。
実際は割り込みブロはそのままで、自分は
永久拒否し、相手にはとことん10割コンボを狙ってくるようになる事から、より非道さが増している。
神ベガや
ルガール2nd(11P)倒せるあたりもはや完全に狂の領域である。
喰らいブロの有無を設定出来るが、無しでも
マスターギースを倒せるくらい強い。
そのため
某凶~狂大会で最新版は出禁となってしまい、旧バージョンで参加している。
そして、AI更新後においては、極々稀に
宇宙旅行してしまう可能性があるので注意。
カラーごとに性能が変わり、ブロッキングレベルも0~12まで調整可能。12ではロック技も抜けてしまうので、大会使用の際は気を付けるように。
その後の更新では無双転生、ステート抜けレベルも調整出来るようになった。
- 8P:ゲジマユ
- 9P:↑+ライフ自動回復(小)
- 10P:ライフ自動回復&投げ無効
- 11P:↑よりライフ回復量上昇+Shield Charge中無敵(更新前の12Pと同じ)
- 12P:↑+攻撃力10倍&一部攻撃ガード不能&即死耐性(ON/OFF可能)
そして最新版では、上記の強弱設定をスイッチで弄れるようにしたとか。
氏曰く「色々と初めてなので、AIに不具合があったらご報告ください」との事。
ブロ率0でも闘えます
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さらにレベル調整も加わりました。※Lv.9以上で普段のコンボアダー
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※最新版・原作風なLVマイナス1も
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「たわいない…きさまは玩具としても役不足だ。」
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ニコニコMUGENでのデス=アダー |
必殺技中・ 勝利ポーズが某AAに似ている(
元ネタ
は某クイズ番組のカンニングを暴露した解答者)ため、「コロンビア」と言われる事が多い。
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これ |
,.へ ___ ム i 「 ヒ_i〉 ゝ 〈 ト ノ iニ(() i { ____ | ヽ i i /__, , ‐-\ i | | i /(●) ( ● )\ {、 λ ト-┤. / (__人__) \ ,ノ  ̄ ,! i ゝ、_ | ´ ̄` | ,. '´ハ ,! . ヽ、 `` 、,__\ /" \ ヽ/ \ノ ノ ハ ̄r/:::r―--―/::7 ノ / ヽ. ヽ::〈; . '::. :' |::/ / ,. " `ー 、 \ヽ::. ;:::|/ r'" / ̄二二二二二二二二二二二二二二二二ヽ | 答 | コ ロ ン ビ ア │| \_二二二二二二二二二二二二二二二二ノ
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他にも、その名前の語感から 某漫画のタイトルにちなんで「です☆あだ」と呼ばれる事も。
暴君なのに気の抜ける弄られ方である。
もちろんこういった原作とは違ったキャラ付けを嫌がる視聴者もいるし、原作にデス=アダーJr.がいる時点で 既婚者子持ちの可能性がある。
そのため、原作の動画でデス=アダーを見ても無闇にそういう呼びかけはしないように。
ただ『ザ・デュエル』のデスパレスステージで玉座に美女2人を侍らせてはいるけどね暴君。
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出場大会
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一覧 |
シングル
タッグ
チーム
その他
更新停止中
凍結
削除済み
非表示
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出演ストーリー
*1
『ソニック&オールスターレーシング TRANSFORMED』の「デスアダーキャッスル」でも、やはりコース内にある巨大なデス=アダー像が一際目を引く。
最終更新:2024年04月19日 10:57