ルーミア

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ルーミア - (2014/09/28 (日) 08:02:12) の編集履歴(バックアップ)


「目の前のが取って食べれる人類?」

『東方Project』の登場キャラクター。初出は『東方紅魔郷』1面ボスとしての登場。DQの鳥?そらラーミアや
種族は妖怪。何の妖怪かは不明。「闇を操る程度の能力」を持つ。
二つ名は「宵闇の妖怪」。専用BGMは「妖魔夜行」。

ファンからの通称は「ルーミア」「るみゃ」「そーなのかー」「●」等。
PC-98版作品『東方怪綺談』を最後に『東方Project』作品と同人活動を休止した同人サークル
「ZUN Soft(現・ 上海アリス幻樂団 )」がキャラクター設定、世界観、ゲームシステム等を一新して再起動した、
Windows版『東方Project』の記念すべき最初のボスキャラである。

『東方風神録』では新衣装になって復活…と思いきや、全くの別人(別神)だった。

+ 詳細な原作設定
「闇を操る程度の能力」という、名前だけならラスボスにもなれそうな能力だが、1面ボスに収まっている。
この能力は自分の周囲に魔法の闇を発生させて、辺りを真っ暗にするというもの。
中は外部からの光も内部からも光も打ち消してしまうため、松明などの照明器具を持って入っても暗闇からは逃れられない。
しかしあくまで狭い範囲のみを暗くするため、脇から見ると大きな黒い塊が空中に浮いてるように見え、
やって来るのは丸わかりなため逃げるのは簡単だったりする。
しかも暗闇を作った本人でさえも闇の中では暗くて周りが見えず、
木に激突したり、闇の中に誰かが入ったことに気付かずに素通りしたりする。
本人曰く「それも闇の風物詩」ということで気にする様子はない。
闇を作り出しているのに嫌いな日光や暑さ回避以外の理由はなく、本人的に自分の闇の中は避暑楽園だとか。そりゃ一面ボスで当然である。
ちなみに、月の光は大丈夫なので、夜は闇の能力を出さず周りは明るい。

見かけはかわいい少女だが、こうみえても人食いの妖怪。
油断していると喰われてしまうので注意が必要。同じ人食いでもあいつこいつとは大違いだ。
どちらかというと某幼女の方が近いが、彼女は人間でも妖怪でもn… あぁ! 窓に!窓に手がぁ!!

しかし、人を襲うことは妖怪の仕事としか考えていない節があり、積極的ではない。
基本的にどこに行っても自分の能力で真っ暗闇で何も見えないため目的意識を持たず、昼はふらふら飛んで、夜はふよふよ飛んでいるだけである。
妖怪の威厳のために人間を襲う努力をするように忠告されても「えーめんどくさーい」とのたまっている。
ちなみに人間を襲う時は力業のため、力がヒグマ並とされる事があるが公式において腕力に関する設定は無い。

なお、人間がそのままのにかぶりつかず牛肉にするのと同様、妖怪も人間にそのままかぶりついたりはしない。
また人間の身体を食べる妖怪ばかりではなく、人間の心を食べる妖怪も居る。
『星蓮船』では、驚きの心が食料になっている妖怪も出てきた。
+ おまえ本当に人食いで危険なのか?
そもそもの始まりはこのトップにもある台詞なのだが
これは霊夢が「(夜中に出歩くような人間は)食べてもいいの」との言葉への返答で、
売り言葉に買い言葉で出た発言である可能性もある。

+ …一応付け加えておくが
幻想郷の妖怪は一般的に「人喰いの妖怪」である(ただし例外は常に存在する)。
つまり、公式の通常解釈でもルーミアが他の妖怪に比べ特に凶暴で危険というわけではないようだ。
たまたま会話の中で人食いの話題が出たため、そういうイメージが特に強まっただけだと思われる。

本当のところは、ほとんどの妖怪が人を食う。事実、美鈴も「巫女は食べても良い人間だという言い伝えが」と言ってたりする。
しかし、人間を喰わなくてはならないわけではなく、
単に人間が普通に食べる獣や鳥や野菜などに加え、その上で人間も食べることができるというだけらしい。
おそらくルーミアもそうだと思われる。

しかも幻想郷は人間が少なく、しょっちゅう食べるわけにもいかない。(人が居なくなると妖怪も困る)
そして「人間を襲う」のは妖怪の存在意義であるが、それは「人間に退治される」のと等価でもある。
「人を襲うのは面倒くさい」というのもルーミアだけの専売ではなさそうだ。

最新の求聞史紀では、今の幻想郷では人間が妖怪に食べられることはほとんど無いと書かれている。
(代わりの食べ物を差し出せば見逃してくれるだろうとも書かれている)
スペルカードルールによって「生命を奪わずに襲う」ことが気軽に出来るようになった為であろう。
また、一部の妖怪は妖怪の賢者から外の世界の人間を配給されているほか、
偶然幻想郷に迷い込んだ外来人ならノーリスクで襲うことが出来るため、幻想郷内の人間を捕食する必要性が薄れているという事情もある。
ちなみに妖怪に配給されて食べられる外の人間は、 自殺考えているほど世の中に絶望している人間
救いようの無い悪人 等が捕獲対象となっているようだ。

とにかく公式見解は以上で、同じく種族不明の妖怪の紅美鈴よりも更に謎が多く、
種族、所属、(好きな場所はあれど)趣味、仕事のどれも不明な上、数少ない設定の一つでもある「お札でもあるリボン」も
何故着けているか等は投げっぱなし未だ理由は明かされていない。

宣言してくるスペルカードは、
  • 月符「ムーンライトレイ」
  • 夜符「ナイトバード」
  • 闇符「ディマーケイション」
の3つのみ。1ボスですから。
後の作品では以下の2つを使用した。
  • 闇符「ダークサイドオブザムーン」
  • 夜符「ミッドナイトバード」
ちなみに夜符「ナイトバード」は、スペカ人気投票(5つ投票可能)で原作者自身が投票対象のひとつにしたお気に入りスペルカードのひとつ。
投票コメントによると「シャカタクのNightBirds」=「夜の鳥」=「鳥目」=「闇」という連想ネタらしい。

+ 『東方紅魔郷』内における存在意義
『東方紅魔郷』はWindows1作目ということで、作品のテーマの1つが「出落ち」。
「闇を操る程度の能力」は、「闇」は強そうなイメージがあるのに弱っ、1ボスかよ、
とプレイヤーがギャップを感じてツッコミを入れるように作られた設定なのであった。
まぁ実際には闇の力を持つキャラクター=強いというイメージはそこまで普遍的イメージじゃ無い気もするが
原作者の抱いているイメージではそうなっている。
同じ感性を持つファンが、本当の闇の力が封印されてるという二次設定でEXルーミア(後述)というキャラを作ったりもしている。

+ 謎のポーズ
ちなみに、ルーミアと言えば手を横に広げたポーズが有名だが、何故そんなポーズを取っているのかは不明。
本人曰く「『聖者は十字架に磔られました』っていってるように見える?」とのこと。意味不明である。
これに対してどこぞの白黒い人 「『人類は十進法を採用しました』って見えるな」 と表現した。
結局真相は闇の中である。宵闇の妖怪だけに。
そのポーズ繋がりで「ブーン」と言いながら飛んでたり、
南斗鳳凰拳を習得してたりする二次創作も稀に見掛けられる。
ちなみに、ルーミアと魔理沙の台詞は森博嗣の小説「まどろみ消去」中の一節が元ネタ。
東方紅魔郷には他にも森博嗣氏の小説に登場する単語がしばしばパロディとして使われている。
(例えばこの人のスペルカードとか)

+ 二次創作での扱い
チャームポイントの頭のリボンは、本人では触れることも出来ない御札であるという設定があり、
二次設定としてこのリボンが取れるとEX化(凶暴化だったり 大人になったり )するというものがある。
通称「 EXルーミア 」。背中から黒い翼が生え、巨大な漆黒の十字剣を片手で軽々と振り回す大妖怪というのが一般的なようだ。
外見に関しては主に二説あり、単純にリボンが無くなった状態で外見は少女のままというものと、背と髪が伸びてナイスバディな金髪お姉さんというもの。
ちなみに剣は切り付けた相手や持ち主の魂さえも吸い取るとされる、
ファンタジー小説の『 エルリック・サーガ 』に登場する魔剣「ストームブリンガー」として扱われる場合が多いようである。

因みに、赤い目で金髪で頭の左上に赤いリボンという同じ外見的特徴に、
上記の「翼が生えて、巨大な黒い剣を振り回す」という大半のイメージも加わり、
初見でフランドール・スカーレットのことをEXルーミアだと誤解する人も居た。
おそらく、「EXTRAステージボス仕様のルーミア」の略だと勘違いしたのだろう。

二次創作で登場するときはチルノ並みの⑨として描かれることが多い。
自分の出した闇のせいで頭をぶつけるからだろうか。
彼女が霊夢と対峙した時に放ったセリフ「そーなのかー」は
ルーミア(のアホの子ぶり)を象徴する半ばネタ的な代名詞としてよく使われている。
対照的に、会話の中で時折見せる理知的な喋りから、
冷めてる賢い(ところもある)キャラとして描かれることもたまにある。
ちなみに書籍版『東方文花帖』では「へーそーなのかー」とも発言している。

また、「理由なく人を襲って食べようとしても問題ない」というイメージの便利さから、
部外者を幻想郷の第一村人ならぬ第一妖怪として、お腹の中に迎え入れようとする、
通り魔的な役を割り当てられることも。
ともすればドラクエのスライム並の雑魚キャラとして扱われる事も多いが、
たまに油断した一般人があっさり返り討ちにあうというお約束破りも最近増えている。

こういった二次の設定が多くの東方ファンに気に入ったのか、
東方キャラ人気投票では上の下の位置に居て、40位以下になったことはない。
こんなに愛されているのは皆様のおかげです。本当にありがとうございます。

+ わはー?
二次創作では、よく「わはー」という台詞を発しているが、原作では言っていない。
言ってそうだが、言っていない。
台詞回しも、二次創作だと語尾を伸ばしたり(「○○なのかー」など)と、
いかにもアホの子といった感じのものが多いが、
原作だと(「そーなのかー」を除けば)結構普通だったりする。
なお、「わはー」の元ネタはPCゲーム『水月』の登場人物、大和鈴蘭(CVひと美)の口癖。
この鈴蘭も幼い容姿のちょっとお馬鹿な子で、両手を広げたポーズをよく取っている。

ルーミアの二次創作イメージが形成されていく中で、どこからこの「わはー」成分が混入してしまったのかは明確には分かっていない。
……が、一説では『DPSのぐらぜろ達』というサークルが2005年に発行した
東方と水月のクロスオーバー同人誌『東方水月奇譚』が発祥ではないかというものがある。
この同人誌にはルーミアが両手を広げたポーズで片手にまんが肉を持ちながら「わはー」と笑っている絵が描かれており、
実際、その絵のアスキーアートも作られている

+ ルーミア製作にかけた熱き漢たちの物語
※非mugen動画


MUGENにおけるルーミア

MUGENでは以下のルーミアが存在している。
+ ネンミン氏製作 萃夢想風
  • ネンミン氏製作 萃夢想風
多くの東方キャラを製作しているネンミン氏の手描きキャラ。氏の製作キャラの中では初期の頃の作品となる。

デフォルトでAIを搭載している他、ストーリーモードや敗北2ラウンド目からのEX化も備わっている。
カラーでEX化のon/off、オプションでストーリーモードのon/offやEX時の凶悪化レベル(初期状態はレベル0)を設定できる。
なおEX化が選択性になったのは、「リボン取れていないのにEX化するのっておかしくね?」と突っ込まれたかららしい。
+ リアス式海岸氏製作 そーなのかー
  • リアス式海岸氏製作 そーなのかー
てゐがーなどの製作者であるリアス式海岸氏が製作したゆっくり化した…と言うより、D4霊夢っぽいキャラ。
見た目がまず可愛いが、ボイスがゆっくりだったり、ダッシュがダカダカしたりとネタの方面でも充実している。
現在は氏のブログで公開されている。

主な攻撃手段はリボン。その他に十字架を飛ばしたり、一撃必殺技として南斗鳳○拳や虚○陣を放つ。
この一撃必殺技専用のBGMが3曲 フルで収録 されているため、SNDファイルの容量が28Mと非常に大きいことが欠点と言えば欠点か。

デフォルトのAIはないが、森の中氏とY.K氏が外部AIを製作している。
Y.K氏AI公開先
+ 影縫氏製作 ダークネスルーミア
影縫氏製作 ダークネスルーミア
MUGEN1.0用キャラとして作られているがWinMugenでも使用可能。
黒い翼が生え、剣を手にして空中に浮いている。
1Pは狂最上位で、それ以外のカラーは下位神~中位神の強さになっている。
なお、殺傷力を競う系の動画には出場禁止。
+ 気紛れロシアンルーレット氏製作 プレデター
気紛れロシアンルーレット氏製作 プレデター
WinMugen専用キャラ。
Nachel氏のレミリアを狂改変したもので、公開は2012年12月31日。
これまた狂上位~準神クラスの凶悪系キャラで被ダメージ固定、体力変数管理
常時Life超回復、ヘルパーアーマー、gametime式ステ抜け、全画面攻撃耐性
など即死耐性に特化した性能となっている。
Fall.Defence_Up=2147483647と驚異的数字だが、そもそもダウンを奪われる
ことなどまず無いので何かのお遊びだろうか…?
凶悪系にしては殺傷力はむしろ低く、延々とコンボを繋いでくるのでマトモに
格ゲーしてるかのようだが、高速瞬間移動しまくりながらそのまま即死コンボ
へ持っていくので、理不尽さはやはり神~狂クラス。
作者による簡易AIも搭載されている。

「そーなのかー」


出場大会

【ルーミア】
削除済み
更新停止中
【そーなのかー】

出演ストーリー