「闇を操る程度の能力」という、名前だけなら ラスボスにもなれそうな能力だが、1面ボスに収まっている。
この能力は自分の周囲に魔法の闇を発生させて、辺りを真っ暗にするというもの。
中は外部からの光も内部からも光も打ち消してしまうため、松明などの照明器具を持って入っても暗闇からは逃れられない。
しかしあくまで狭い範囲のみを暗くするため、脇から見ると大きな黒い塊が空中に浮いてるように見え、
やって来るのは丸わかりなため逃げるのは簡単だったりする。
しかも暗闇を作った本人でさえも闇の中では暗くて周りが見えず、
木に激突したり、闇の中に誰かが入ったことに気付かずに素通りしたりする。
本人曰く「それも闇の風物詩」ということで気にする様子はない。
闇を作り出しているのに嫌いな日光や暑さ回避以外の理由はなく、本人的に自分の闇の中は避暑楽園だとか。そりゃ一面ボスで当然である。
ちなみに、月の光は大丈夫なので、夜は闇の能力を出さず周りは明るい。
見かけはかわいい少女だが、こうみえても人食いの妖怪。
油断していると喰われてしまうので注意が必要。同じ人食いでも あいつや こいつとは大違いだ。
どちらかというと 某幼女の方が近いが、彼女は人間でも妖怪でもn… あぁ! 窓に!窓に手がぁ!!
しかし、人を襲うことは妖怪の仕事としか考えていない節があり、積極的ではない。
基本的にどこに行っても自分の能力で真っ暗闇で何も見えないため目的意識を持たず、昼はふらふら飛んで、夜はふよふよ飛んでいるだけである。
妖怪の威厳のために人間を襲う努力をするように忠告されても「えーめんどくさーい」とのたまっている。
ちなみに人間を襲う時は力業のため、力がヒグマ並とされる事があるが公式において腕力に関する設定は無い。
なお、人間がそのままの 牛にかぶりつかず牛肉にするのと同様、妖怪も人間にそのままかぶりついたりはしない。
また人間の身体を食べる妖怪ばかりではなく、人間の心を食べる妖怪も居る。
『星蓮船』では、 驚きの心が食料になっている妖怪も出てきた。
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おまえ本当に人食いで危険なのか? |
そもそもの始まりはこのトップにもある台詞なのだが
これは霊夢が「(夜中に出歩くような人間は)食べてもいいの」との言葉への返答で、
売り言葉に買い言葉で出た発言である可能性もある。
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…一応付け加えておくが |
幻想郷の妖怪は一般的に「人喰いの妖怪」である(ただし例外は常に存在する)。
つまり、公式の通常解釈でもルーミアが他の妖怪に比べ特に凶暴で危険というわけではないようだ。
たまたま会話の中で人食いの話題が出たため、そういうイメージが特に強まっただけだと思われる。
本当のところは、ほとんどの妖怪が人を食う。事実、 美鈴も「巫女は食べても良い人間だという言い伝えが」と言ってたりする。
しかし、人間を喰わなくてはならないわけではなく、
単に人間が普通に食べる獣や鳥や野菜などに加え、その上で人間も食べることができるというだけらしい。
おそらくルーミアもそうだと思われる。
しかも幻想郷は人間が少なく、しょっちゅう食べるわけにもいかない。(人が居なくなると妖怪も困る)
そして「人間を襲う」のは妖怪の存在意義であるが、それは「人間に退治される」のと等価でもある。
「人を襲うのは面倒くさい」というのもルーミアだけの専売ではなさそうだ。
最新の求聞史紀では、今の幻想郷では人間が妖怪に食べられることはほとんど無いと書かれている。
(代わりの食べ物を差し出せば見逃してくれるだろうとも書かれている)
スペルカードルールによって「生命を奪わずに襲う」ことが気軽に出来るようになった為であろう。
また、一部の妖怪は 妖怪の賢者から外の世界の人間を配給されているほか、
偶然幻想郷に迷い込んだ外来人ならノーリスクで襲うことが出来るため、幻想郷内の人間を捕食する必要性が薄れているという事情もある。
ちなみに妖怪に配給されて食べられる外の人間は、
自殺を考えているほど世の中に絶望している人間
、
救いようの無い悪人
等が捕獲対象となっているようだ。
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とにかく公式見解は以上で、同じく種族不明の妖怪の 紅美鈴よりも更に謎が多く、
種族、所属、(好きな場所はあれど)趣味、仕事のどれも不明な上、数少ない設定の一つでもある「お札でもあるリボン」も
何故着けているか等は 投げっぱなし未だ理由は明かされていない。
宣言してくるスペルカードは、
- 月符「ムーンライトレイ」
- 夜符「ナイトバード」
- 闇符「ディマーケイション」
の3つのみ。1ボスですから。
後の作品では以下の2つを使用した。
- 闇符「ダークサイドオブザムーン」
- 夜符「ミッドナイトバード」
ちなみに夜符「ナイトバード」は、スペカ人気投票(5つ投票可能)で原作者自身が投票対象のひとつにしたお気に入りスペルカードのひとつ。
投票コメントによると「シャカタクのNightBirds」=「夜の鳥」=「鳥目」=「闇」という連想ネタらしい。
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『東方紅魔郷』内における存在意義 |
『東方紅魔郷』はWindows1作目ということで、作品のテーマの1つが「出落ち」。
「闇を操る程度の能力」は、「闇」は強そうなイメージがあるのに弱っ、1ボスかよ、
とプレイヤーがギャップを感じてツッコミを入れるように作られた設定なのであった。
まぁ実際には闇の力を持つキャラクター=強いというイメージはそこまで普遍的イメージじゃ無い気もするが
原作者の抱いているイメージではそうなっている。
同じ感性を持つファンが、本当の闇の力が封印されてるという二次設定でEXルーミア(後述)というキャラを作ったりもしている。
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