「焼結!」
「宇宙刑事シャイダー!」
宇宙刑事シャイダーは、僅か1ミリ秒で焼結を完了する。
では、その原理を説明しよう!
東映制作の特撮ヒーロードラマ『メタルヒーローシリーズ』の第3作目にして、
宇宙刑事シリーズの特撮番組『宇宙刑事シャイダー』に登場するヒーロー。
本編の2年前、イースター島の洞窟にある古代遺跡を発見した洞察力と、
そこに仕掛けられていたバリヤー光線に耐え抜いた肉体の強靭さから、
銀河連邦警察に宇宙刑事候補生としてスカウトされて訓練生となった末に宇宙刑事となった青年、
「沢村大」(演:円谷浩)が変身する。
『宇宙刑事』シリーズでは初の純粋な地球人の主人公であり、
父を捕われていた
一条寺烈や先祖の故郷を滅ぼされた
伊賀電とは違い、
敵組織に個人的な恨みは持っておらず、その分私情に流される事が少なく、冷静に戦いを分析する傾向にある。
その一方、宇宙犯罪組織フーマの侵略が始まった事で、
多数の訓練生と共に訓練学校を卒業する前に駆り出されたという背景があり、第19話では連戦連勝による慢心や、
コンバットスーツの全機能を狂わされた事でレーザーブレードが発動できず完敗するなど、
コム長官からも「まだ未熟」と評される通り、前作品の先輩達と比較すると青さが目立っていたが、
フーマとの激しい戦いを通して一人前の宇宙刑事へと成長した。
ギャバンやシャリバンと異なり、コードネームの「シャイダー」は「~~バン」というネーミングの法則から外れているが、
これは1万2千年前に活躍して銀河連邦警察結成のきっかけも作った地球の伝説の戦士シャイダーに由来するとされている
(実のところ、ギャバンは俳優の
ジャン・ギャバン氏、シャイダーは『
ジョーズ』主演で知られる
ロイ・シャイダー氏由来なので、
むしろシャリバンだけ俳優に由来しない例外枠だったりする)。
大自身が戦士シャイダーの末裔ではないかと言及される事もあったが、終盤でそれが事実だと判明した。
戦闘時は装着コード
「焼結」のコールで超次元戦闘母艦バビロスからプラズマ・ブルーエネルギーが照射され
(パートナーのアニーによる手動で行われる場合も)、大がグラニュウムα合金製のコンバットスーツを装着して戦う。
ナレーションでは原理を説明しようと言っているが、実は何の説明にもなっていないことは禁句
宇宙刑事の変身パターンの例に漏れず、どんな状況下でも瞬時に発動可能であり、
戦闘中や敵に襲われている間はもちろん、
大が着ていたパンダの着ぐるみを斬られた瞬間に焼結したケースもある。
ちなみに焼結とは、金属やセラミックの粉末原料を型に高圧で押し込み焼き固める事で、緻密な焼結体に結合する冶金技術。
タングステンやセラミックス等の融点が非常に高い素材を、融点に満たない低温でも加工できる利点がある。
後部に内蔵したビデオモニター型の照準器により百発百中の精度を持つ多機能光線銃「ビデオビームガン」が主な愛用武器。
この装備はアニーはじめ他の銀河連邦警察官にも制式配備されており、アニーの物を借りて二挺拳銃で戦った事もある。
レーザーブレードも改良され、
鞭状に伸ばして攻撃・拘束する機能「レーザーウィップ」が追加された
(このレーザーウィップは、後年『
ゴーカイジャー』の映画に客演したギャバンも使用していた)。
最大の技は、エネルギーを注入したレーザーブレードで敵を横に切り裂く「シャイダーブルーフラッシュ」。
無能フラッシュでは断じてない
前述のように発動できなかった例を除けば、一度も破られなかった無敗の必殺技である。
レーザーブレードと奪った不思議獣の武器との組み合わせで逆転した後、シャイダーブルーフラッシュでトドメというパターンも多かった。
また、ミサイルやレーザーを搭載した専用大型バイク「超時空マシーン・ブルホーク」や戦闘母艦「超次元戦闘母艦 バビロス」を所持しており、
バビロスを拳銃型のシューティングフォーメーションに変形させ、シャイダーの巨大なイメージを空中に投影し、
シャイダーの射撃アクションに連動して強力なビームを放つ「超次元波動砲ビッグマグナム」も、彼のもう一つの必殺技と言えるほどのインパクトがある。
バビロスには他に人型形態に変形する「バトル・フォーメーション」も存在するが、劇中での活躍機会は非常に少なかった。
宇宙刑事シリーズでは戦隊との差別化のためメカ戦に着ぐるみを用いず、ドルギランやグランドバースのような操演メカを使う方針だったが、
予定していた操演用のプロップが間に合わず、やむを得ず初期は上の写真のような色々太い着ぐるみになったというエピソードも。
正式な操演メカバージョンのバトルフォーメーションは、とても人が入れそうにないヒョロヒョロの腕になっている。
この作品でも敵組織「フーマ」は配下の不思議獣がピンチに陥ると自分達のホームグラウンドとも言える異空間「不思議時空」を発生させ、
不思議獣の能力を4倍にパワーアップさせる。ただ、シャイダーは先達とは違い、不思議時空に逃げ込まれる前に仕留めるケースが幾つか存在した。
それはまあ、相手がパワーアップして不利になる前に倒せるならそれに越した事はないのだが。
沢村大を演じた円谷浩氏はその苗字からもピンと来やすく
説明するまでもないかもしれないが、
かの
円谷プロダクションの創業者一族の出身(祖父はかの円谷英二氏、父は二代目社長の円谷一氏)。
その俳優業も円谷プロの芸能部所属でキャリアを重ねており、後に『ウルトラシリーズ』や関連作品にも何度か出演、
『
ウルトラマンティガ』
第49話においては(メタ演出として作中で『ウルトラQ』を制作している)
自身の父・円谷一役を担当している。
『
ウルトラマンダイナ』のミヤタ・セイジ参謀や『
ウルトラマンガイア』の田端健二ディレクターを演じた人と言えば分かる人もいるだろう。
そんな人物が東映特撮である本作で主演を射止めるとは意外にも思える事だが、
起用には脚本を務める上原正三氏の強い推薦もあったのだとか(上原氏は先述した円谷一氏とは縁が深い)。
なお円谷プロへの恩返しとして、上原氏は劇場版2本も含めた本作の全話執筆を果たしている。
また、円谷浩氏が当初アクションの素人だったため、開始後暫くは変身前の生身アクションを相棒のアニーに任せきりにした結果、
森永奈緒美女史が演じるアニーの
パンチラを厭わぬ体当たりのアクションで人気が出たという怪我の功名で知られる作品でもある。
森永女史ご本人はお色気で釣るような演出に不満もあったようだが、「アニーにおまかせ!」は本作を代表する名台詞となった。
勿論円谷浩氏もその後ちゃんとアクション指導を受け、女の背中に隠れるヒーローでは無くなっていったのでそこは安心して欲しい。
最終回では
ギャバンこと一条寺烈、
シャリバンこと伊賀電も姿を見せ、蒸着・赤射・焼結を同時に披露し、宇宙刑事三部作を締めくくった。
ちなみに映画『宇宙刑事ギャバン THE MOVIE』では、彼のコードネームとコンバットスーツを受け継いだ二代目、
烏丸舟(
演:岩永洋昭)が登場。
BOARDの所長?DA☆違う!
ギャバンtypeGこと十文字撃の先輩キャラという立ち位置で、Vシネマ『宇宙刑事シャイダー NEXT GENERATION』で主役に抜擢。
女好きだが決める時はカッコよく決めるナイスガイというキャラの掘り下げが行われた。
ちなみに、宇宙刑事シリーズと何かと関連性のある作品『特捜戦隊デカレンジャー』の二号メカ「デカウイングロボ」には、
バビロスのシューティング・フォーメーションをオマージュした砲撃形態「デカウイングキャノン」が存在し、
そこからの必殺砲撃「ファイナルバスター」は、周辺被害を考慮して一旦対象を宇宙空間まで引きずり出す必要がある程に強力。
シャイダーのビッグマグナムは地上でも平気でバンバン撃ってたんですけどもね
後年のOVではビッグマグナムのような投影射撃「ギガマグナム・シューティング・フォーメーション」も披露している。
意外な所では、『
戦姫絶唱シンフォギアXV』の最終決戦において雪音クリスの放った技が、まんまビッグマグナムとなっている。
発案者のアニメーターも悪ノリだとぶっちゃける始末
ニコニコ動画では2015年2月から1年間、アップロードから3日限定で無料配信されていた。
現在は有料だが、コメント付きで見たい方は課金するのも良いだろう。
MUGENにおける宇宙刑事シャイダー
ガ・タキリ・バ氏の製作したキャラが公開中。
シャイダーが製作されたことにより、当wikiに宇宙刑事三部作の主役キャラの項目が全員作られたことになった。
スプライトは『SDバトル総決戦 倒せ!悪の軍団』のものが使用されており、
氏曰く『
SDバトル大相撲』以上にスプライトが少ないので技はかなり少なめ」とのことで、
技は「レーザーブレード」や1
ゲージ技「ブルホーク」という、シンプルな性能のキャラになっている。
「これからは、地球を故郷だと思えばいい。この地球をね。
ヨーロッパ、アメリカ…みんな俺が連れてってやるよ!」
「ホント?」
「ああ。君の新しい故郷、太陽系第三惑星は広いんだ!」
出場大会
最終更新:2026年06月15日 19:51