「数多きは勝ち、少なきは勝たず……。」
『
ストリートファイター』シリーズの登場キャラクター。読みは「ゼクウ」。
シキソクゼクゥ・・・や切腹はしない。
ガイ、
マキの師匠で武神流38代目伝承者……なのだが、
実はこの人、
『ファイナルファイト』シリーズには存在しない『ストリートファイター』シリーズオリジナルのキャラクターである(世界観は同一だが)。
『
ストリートファイターZERO』のガイのバックストーリーで設定上のガイの師匠として書かれたのが初出。
ゲーム上では『ストリートファイターZERO2』のガイのエンディングで初めて顔見せとなった。
『ZERO』の数年前、是空は時代の流れと共に形骸化していく武神流を憂い、それを復活できる器を持った者を探して全国を旅していた。
その最中、とある街で大男を相手に一歩も引かない闘志と天性の素質を秘めた少年・ガイを見つけて彼を「運命の男」と感じ、
その夜にガイを待ち伏せして戦いを挑んだ。ガイはそれを迎え撃つが拳は届かず全て軽くあしらわれ、吹き飛ばされてしまう。
是空はガイに対し今のが「武神流」であると語り、生きる道を教えてやると手を差し伸べる。
ガイはその後是空の元で修行を重ね、武神流の全てを担えるまでに成長していった。
なお、後の設定ではマキも同時期にここで修行していたとされ、マキとガイは幼馴染のような関係となっている。
『ZERO2』では、
ベガを倒して「我!奥義を得たりッ!!」と確信したガイの前に是空が現れ、
「武神流……とはあくまで呼称。名にこだわり、型にそまっている限り、真の強さは見い出せん。
伝えるのではない、新たに創り上げるのだ」と語る。
そしてガイはかつて是空が語った「全てを乗り越えよ」の言に則り、命を賭して師弟で拳を交える。
それから長いこと姿を現さなかったが、
後年『ストリートファイターV』に追加キャラクターとして登場することになった。
ちなみに『ファイナルファイト』シリーズでは元々ガイの師匠には
源柳斎という人物がいたのだが、
『ZERO2』のエンディングでなぜか全く別人である彼が登場。
以降パラレルワールド的な関係性ではないかと捉えられてきたのだが、
『ZERO3↑』で源柳斎の娘であるマキが『スト』シリーズに参戦。
その後、
辻褄合わせのためか後付けで設定が再構成され「源柳斎家は武神流の宗家」「マキも是空の弟子だった」となり、
源柳斎(37代)→是空(38代)→ガイ(39代)の順で継承された事になったようだ。
所謂「わが師の師ならば師も同然」という奴
宗家である源柳斎の武神流は術(忍法)を主とした戦法だったのに対し、是空は様々な体術の技を取り入れ、
より実践的な戦闘手段として武神流を昇華させた。
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細かい考察 |
分家の是空が第38代となっている理由は 後付け設定なので公式で明確にされていないものの、
宗家である源柳斎の娘のマキが是空の下で修行していたこと、
第37代の源柳斎が高齢であること(『 CVS2』時点では既に他界している)、
そしてマキがガイと「第39代正統継承者」の座を争っていることから、
勝手な想像を大幅に交え ざるを得ないものの、以下のような事柄が推測できる。
つまり、元々源柳斎は武神流を娘のマキに継がせるつもりだったと思われるが、
当のマキがまだ未熟者であるため一旦分家の是空に継承権を譲り、マキを預けて将来の継承者とするはずだったものの、
是空が何処の誰とも知れぬガイを見出してスカウトしたことで、本来武神流を継ぐはずだったマキとガイの間に亀裂が生じたのだろう。
そう考えると、『FF2』にて是空ではなく先代の源柳斎がガイの師匠として登場していたのも、
果たしてガイが正統継承者として相応しい男なのかを源柳斎が見定めるためだったのではないかと納得できる。
そしてガイは源柳斎にも正統継承者としてしっかり認められ、それどころかマキの姉であるレナとも婚約しているため、
もしガイが婿養子として源柳斎家に入るならば宗家の継承者としての体裁も保てるという上手い流れが出来上がる。
正統継承者になれなかったマキの心中はさておき、こうなれば今後も武神流は安泰であろう
(勿論、以上の流れは断片的な設定から導き出された単なる憶測に過ぎないが)。
(以上、「ストリートファイターブログ『レッドサイクロン』 武神流、その系図」を参考に一部引用・改稿)
しかしその後、ガイは自身の弟子である號(ゴウ)を「第40代正統継承者」に選ぶのであった。
なお、その後に第41代を襲名した『 キャプテンコマンドー』の 翔はゴウの長男である。
ただ、翔は同時に「ガイの親戚筋」という設定がある。
本家に婿入りしたガイの直系の孫ではないとすると、母親はマキの方の血筋に当たるのだろうか…?
急に継承者を選んだり、マキは幼馴染のガイに想いを寄せていたのにガイがレナと婚約する結果になったりと、なんか武神流関係全体的にドロドロしてるな…
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『ストリートファイターV』における是空
通常の老人状態と、若い状態を切り換えて戦うといういまだかつて類を見ない……と思ったら
他社に前例がいたキャラクター。
ぶっちゃけ
元みたいなタイプのキャラ(ビジュアルまで変わるあたり
この辺にも近いが)。
勝利台詞では対戦相手それぞれに
含蓄に富んだ中国の諺を語り、中国人の
春麗とは諺の内容についてのやりとりまである。
ストーリー中や称号には
忍殺ネタも含まれており、ガイと同じく横文字が苦手という設定であるが、
他キャラとの掛け合い・会話を見る限り
苦手な癖に多用したがるという、挑戦する心を忘れないご老人。
武神流の継承者の座を退いた現在は、武神流とは異なる新たな流派の構築を目指しており、
そのためにスーツを着込んで
いぶきを勧誘したり、後述のようにかりんに資金援助を頼む、
市長となった
コーディーに「裏の仕事を担当する部署」として売り込もうとする、など、
ガイとは一風違った、俗世的な言動がそこかしこに見られるのも魅力的……か?
「宿命」という技で老状態と若状態を切り替える事が可能。
共通技であるクリティカルアーツはサマーソルトキックから老状態と若状態を切り替えながら追撃する
乱舞技の「抜山蓋世」。
出掛かりから無敵があり、対空としても使える。特に若状態にとっては貴重な切り返し手段。
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老状態での性能 |
遠距離が得意。間合いを取った立ち回り重視。
リーチの長い技や対空技が実装されており比較的扱いやすい反面、単発で終わる技が多く火力が物足りない。
VトリガーIは「武神流神撃功」。
発動すると姿を消しながら前方に移動する「韋駄天」が使用可能になる。
掌底の「武神白蛇掌」に派生可能。
VトリガーIIは「迦楼羅天斬」。
蹴り上げ。ヒット時は若状態に切り替えて追撃。
VスキルIは「梟」。
踏み込みながら真上に掌底。ヒット後は空中で若状態にチェンジ。
VスキルIIは「口寄せ 蒔威」。
ストライダー飛竜のフォーメーションC。鷹を呼び出して爆竹を落とさせる。
特殊技は中段の「脳巓割り」のみ。
必殺技は回転しながら山なりにジャンプする「武神雀羅」。
是空版の武神イズナ落とし。
是空版の肘落とし(めくり限定で上段)の「武神逆鱗肘」、かかと落としの「武神麒麟脚」、投げの「武神天眼」に派生。
「武神倶羅無」として内回し蹴りの「武神倶羅無・刻」、
蹴り上げの対空技「武神倶羅無・蛮」、
外回し蹴りの「武神倶羅無・狄」の3つがある。
元ネタはストライダー飛竜のグラムだが、サイファーではなく蹴り技なので いぶきの旋をも彷彿とさせる。
『V』のいぶきは旋を使わないので忍者として代わりに採用されたような形。
あと、ナッシュのソニックサイスにも似ている気がする……彼も飛竜と声は似ているが
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若状態での性能 |
近距離が得意。自ら接近して攻める。
ガイと似た技構成になるものの、通常技のリーチが短く移動技の速度が遅い。
VトリガーIは「武神流神撃功」。
発動すると姿を消しながら前方に移動する「韋駄天」が使用可能になる。
内回し蹴りの「武神青龍脚」に派生可能。
VトリガーIIは「迦楼羅天斬」。
蹴り上げ。ヒット時は老状態に切り替えて追撃。
VスキルIは「蜻蛉切り」。
正面に正拳突き。ヒット後は老状態にチェンジ。
ターゲットコンボのヒット時に「陽炎」「裏陽炎」として繋げる事も可能。
VスキルIIは「口寄せ 毘居」。
ストライダー飛竜のフォーメーションA。イタチを呼び出して突撃させる。
毘居(びい)なのにフォーメーションA……?Bってキノコ型オプション装着では*1
ターゲットコンボのヒット時に「赤布の陣」「白爪の陣」として繋げる事も可能。
特殊技が多く、両Vスキルに繋ぐ事も可能なターゲットコンボと三角跳びの他に
ガイと同じ中段の「首砕き」、
移動技「疾駆け」と派生する杜絶(急停止)・葦刈(スライディング、ガイの影すくい)・月光(中段の飛び回し蹴り、ガイの首狩り)がある。
必殺技は掌底の「武神掌」、
ガイと同じショルダータックルの「崩山斗」、
空中投げの「武神三毒落とし」の3つ。
『スパIV』のガイと比べると、武神旋風脚と武神イズナ落としに相当する技が老状態の方に回っている。
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間合いを取った立ち回り重視の時は老状態、接近して攻めたい時は若状態を使うキャラ。
技がとにかく多く、コンボもややこしい事が響いてか使い手は増えなかった。
ただし、例えとして是空を積極的に持ち出す、
別のキャラクターを使用する場合でも実質是空と言い張るなど是空の使い手はキャラ愛が特に深い傾向がある。
実は公式からは、
「若状態のラッシュで一気にスタン値を稼ぎ、そのまま押し切るといった流れに勝ちパターンが偏っている」
とコメントがあり、アップデートで調整された。
最終的なキャラランクは中堅。
『V』においては『ZERO2』時の服もノスタルジックコスチュームとして用意されている。
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某シリーズとの関係について |
「若い状態」がどう見ても ストライダー飛竜そのものであったり、 蹴りでグラムを放つその名も「 武神倶羅無」なる技を使いこなすなど、
上記の新設しようとしている流派とは詰まる所ストライダーズの事であり、
彼は(飛竜本人ではないにしろ)その宗家となったのではないか、と示唆されている。
是空のモードチェンジは「『宿命』という技によって若返る」というものであり、
『 MVCI』において飛竜が語った「数千年間グランドマスターと戦い続けている」という発言も、
この技を使って若い姿を保ちながら長きにわたって戦い続けていると推測する事ができる。
そうなるとストV世界は2043年あたりに冥王グランドマスターに世界征服される事になるが。 海外版『2010』といいストファイには絶望の未来な世界線が二つほどある事に
新流派創設のための資金援助を頼みに 神月かりんの元を訪れているが、
当の彼女は『 ナムカプ』で飛竜と共演した際に、まさか自身がその創設の立役者に(将来)なるなどとは夢にも思っていなかったであろう。
無事、かりんと契約を取り付けた後は、新流派の名前について 若い自分と老いた自分で脳内会議し、いくつかの候補を挙げている。
その案の中には「 すれいやーず」「すとらいだーず」などの中に「 虎武流」なんてものも混じってたりする。
なんでもないようなことが幸せだったと思うのかはワシにも全然わからん…
よく話題に上がる「飛竜のメンタルの強さ」が「ストライダーであることへの誇り」から来ていることは明白だが、
その誇りを培った経緯や由来については未だ公式で明示されていない。
だが、ボーンデジタルから発行されたキャラクターメイキング本「HOW TO MAKE CAPCOM FIGHTING CHARACTERS」によると、
是空こそが初代ストライダー飛竜であり我々がよく知る飛竜は3代目という衝撃的なことが書かれており、
これを真に受けるなら名前を継承した際その信念全ても引き継いだのかもしれない。
しかし飛竜の鋼メンタルが是空の手で創設されたストライダーズの理念に拠るものだとしたら、
何度も世界を救い独裁者を打ち倒し、何千年も生き続ける英雄を生み出した是空の功績は凄まじいものと言えるだろう。
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MUGENにおける是空
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mazemerald氏製作 |
現在はリンク切れにより入手不可。
mazemerald氏が製作したものだが、defファイルの製作者名は"miyamoto96"になっている。
ガイの スプライトを改変して製作されており、使う技もほぼ同様。
……だが、動きがガクガクしていたり、 必殺技や 投げ技が未搭載だったりと、正直キャラとしての出来はあまり良くない。
MFGのフォーラムでも外人の「早く更新するんだ!!」の叫びが書かれている。
AIは一応入っているようなのだが、何故かAIフラグのvar59を1にする記述が用意されていないらしく、絶対にAIが起動しないという妙な状態。
起動させたとしても、技は 通常技しか無いので……。
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Mr.I氏 & Violin Ken氏製作 |
MUGEN1.1専用。
『ストV』のグラフィックを使った是空。
老人から若者への変身、Vスキルなど原作要素を採り入れている。
AIは搭載されていないようだ。
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Yajirushi氏製作 |
MUGEN1.1専用。
「snk style」という名の通りSNKキャラ風味のタッチで描かれた是空。デザインは『ストV』のノスタルジックコスチューム準拠。
cmd等からしてjin氏の オメガアーデルハイドをベースに製作されているようだ。
システムこそ『 KOF』風だが再現度は高く、老人から若者への変身も可能。
ただしReadmeは改変元のままなので、各種コマンドはcmdファイルを開いて確認する必要がある点に注意。
AIもデフォルトで搭載されている。
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「花は半開、酒は微酔よ……。」
出場大会
プレイヤー操作
*1
これについては2023年になってディレクターの中山氏がSNSで発信した内容を要約すると、
毘居(びい)は雄で蒔威(しい)は雌。イタチの毘居は是空が昔に退治した大イタチの息子。
徊衣(えい)と言うお猿(雄)もいますがVスキルが2個だったので出てきてません。
との事である。つまり、「口寄せ 毘居」は口寄せする動物の名前であって、ストライダー飛竜のフォーメーションとは異なるという形で解決した。
最終更新:2026年06月17日 00:11