N-DEF(頭部・胴部)
ブラストはN-DEF(ニュードディフレクター)と呼ばれるフィールドをまとう。
言うなれば追加耐久力であり、ブラストへの近接属性以外のダメージをN-DEFが優先して肩代わりする。
ダメージによってゲージが空になるとN-DEFは機能停止し、肩代わりを行わなくなる。ゲージが満タンまで回復すると肩代わりを再開する。
N-DEFの容量は胴部パラメータのDEF耐久で決まり、残量は耐久値の右側に黄色のゲージで表示される。
N-DEFの回復速度は頭部パラメータのDEF回復で決まり、回復の条件を満たしている場合には黄色のゲージが徐々に回復していく。
N-DEFへのダメージ
N-DEFに対するダメージは機体の装甲とは関係なく等倍で、属性ごとに定められた倍率で計算される。
実弾属性・ニュード属性は1.2倍、爆発属性は0.8倍ダメージとなる模様。
N-DEFに一定量のダメージを与えることで1ptの貢献ポイントが入る。
N-DEFに対するダメージは、以下のような特徴がある
- 装備・施設による補正は影響する (AN手榴弾系統、AiGIS系統、AN自動砲台)
- 攻撃側チップによる補正は影響する (ニュード威力上昇、対DEF破壊適性)
- 被弾側チップによる補正は影響しない (対〇〇防御、エナジーバリア)
N-DEFを超えたダメージ
残量を超えたダメージは超過分が本体に貫通し、そのダメージは通常通り装甲値で計算される。
近接属性の場合は本体に直接ダメージを与えるが、他属性が混じるとその割合分だけN-DEFに分配される。近接の割合分のダメージは貫通する。
高威力武器攻撃を受けた際に、N-DEFが停止しながら本体が受けるダメージの数値分配は「威力 - (N-DEF耐久 ÷ 属性倍率) = 本体ダメージ」と思われる。
具体的な流れは「倍率補正付きでN-DEF耐久値を削る→N-DEF破壊時の余剰ダメージは補正抜きの等倍で自機の耐久値を減らす」といった具合。
実例として、「全機体パーツ装甲0%・N-DEF容量3000」のブラストが、耐久値&N-DEF全快でしゃがんでいる時に足元で41型手榴弾・改(威力13600)が爆発した場合、計算式は以下の通りとなる。
- N-DEFへのダメージ:3750 × 0.8 = 3000 本体へのダメージ:13600 - 3750 = 9850
- ブラストの残耐久値:10000 - (13600 - (3000 / 0.8)) = 150
N-DEFへのダメージは爆発に対して20%軽減されるため、N-DEFで3750ダメージが肩代わりされ、ブラスト本体の耐久値は150残ることとなる。
上記の例では致命傷だが、特に爆発物に対して高い防御性能があることがわかるだろう。
N-DEFへのダメージによる姿勢異常
姿勢異常(よろけ・ダウン)は、N-DEFの残量に関係なく機体の装甲とチップ等の補正で算出したダメージで判定される。
例えば、ツィーゲルラケーテU(3500)をN-DEFで全て受けると2800ダメージとなり、よろけの閾値(3500)を下回る。
にもかかわらず、全部位の装甲がE+の機体ではN-DEFで全ダメージを肩代わりしてもよろけが発生する。
同機体では、スクラムバスター(2800)でも同様によろけが発生する(2800×1.28=3584 > 3500)。
なお、エナジーバリアをはじめ防御側のチップは、上記の通りN-DEFが受けるダメージには影響しない。
ただし、姿勢異常は機体装甲とチップ補正から算出したダメージで判定するので、エナジーバリアの軽減が適用される。
N-DEFに肩代わりさせることで耐久力最大を維持できれば、エナジーバリアの軽減により姿勢異常が起きにくくなる。
アンチブレイクやエナジーバリアといった耐久力最大が発動条件の
チップは本体さえ無傷ならよろけ値、ダウン値にチップの効果が発動する。
先ほども述べたが決して、N-DEFへのダメージを軽減するわけではないのでそこは注意。
DEF耐久やDEF回復が優秀ならそれだけチップの効果(よろけ値、ダウン値のみだが)維持もしやすくなる。
N-DEFの回復
N-DEFは自軍のベースや占拠下のプラント周囲の200m範囲内にいることで自動的に回復していく。
N-DEF回復の条件を満たしている場合、ゲージにエフェクトが発生する。
このN-DEF回復範囲は、チップによって拡大することができる。
ただし、被弾すると回復効果は1秒間停止する。
これはN-DEFの状態を問わない。
N-DEFが残っている状態ならば、そこから回復が開始するまでに1秒間の待ち時間が発生する。
N-DEFが残っている状態からの回復途中ならば、一旦回復が停止し、被弾が止まってから1秒後に再び回復が始まる。
N-DEFが機能停止している状態でも同様に回復が停止するため、肩代わりを再開するまでの時間が延びることとなる。
N-DEFの回復速度は頭部のDEF回復パラメータで決定される。
N-DEF停止状態からの回復時間はデフォルト(D+、±0%)で30秒となっており、被弾直後からは上記の停止時間を合わせて31秒となる。
N-DEFの容量・残量・機能停止に関わらず、N-DEFゲージはDEF回復によって決まった速度で回復していく。
計算方法が固定値ではなく割合であるため、DEF耐久が多ければ時間当たりに回復するN-DEFは多くなる。
このN-DEF回復速度は、チップによって速めることができる。
最終更新:2022年09月11日 02:46