装甲とダメージ
ブラストの耐久力は一律10000であり、攻撃が命中した際は、武器の威力値に装甲等の補正を乗じて求められるダメージ値が耐久力から減算される。
基本的な計算式は以下のとおり。
武器威力 × 被弾部位の装甲補正倍率 × 距離減衰率(爆発系統のみ) × 頭部命中時2.5倍 = 実ダメージ
実際には攻撃の種類で計算式が異なってくるのだが、とりあえず以下のように覚えておけば大過ない。
射撃:命中した部位の装甲値で補正がかかる。
格闘:全身の装甲値の平均値で補正がかかる。
爆発:全身の装甲値によって補正がかかるが、爆発地点に近い部位のパーツの装甲値がより大きく影響する。
但し、N-DEFに対するダメージについては装甲補正がかからないので注意。
つまり、DEF耐久パラメータが3000であった場合、本体の装甲がAでもEでも、そのN-DEF耐久値3000の硬さは同等である。
攻撃属性による補正
武器の攻撃属性と対象物によって、ダメージ値に補正がかかる。
|
ブラスト (本体) |
ブラスト (N-DEF) |
コア |
施設 (自動砲台等) |
障害物 (バリケード等) |
設置物 (索敵センサー等) |
ガン・ターレット |
実弾 |
1.0 |
1.2 |
1.0 |
0.9 |
1.0 |
1.2 |
0.8 |
ニュード |
1.0 |
1.2 |
0.8 |
1.2 |
0.8 |
1.2 |
0.9 |
爆発 |
1.0 |
0.8 |
1.1 |
1.0 |
1.2 |
0.8 |
1.0 |
近接 |
1.0 |
無効 (本体に貫通) |
無効 |
1.0 |
0.8 |
1.2 |
1.0 |
姿勢異常
ブラストは、単一の攻撃で一定以上のダメージを受けると姿勢異常(ダウン・よろけ)が発生し、一定時間操作不能になる。
遊撃兵装の双射や支援兵装のスマック系統など、複数の射線が同時に発生する射撃武器はダメージを合算して判定するが、
複数人から同時に攻撃または爆風を受けた場合はそれぞれの攻撃ごとに姿勢異常を判定する。
例えば、スティッキーボムSは2000×5が同時に炸裂するが、判定が個々に行われるためよろけが発生しない。
姿勢異常は実ダメージとは異なる計算上のダメージで判定される。特徴を以下にまとめる。
- N-DEFの残量に関係なく、被弾側の装甲と攻撃側・被弾側のチップ補正で計算する。
- 爆発属性の3500ダメージをN-DEFで全て肩代わりすると2900ダメージだが、装甲がC(0%)以下だとよろけが発生。
- 攻撃側のアンチスタビリティチップにより判定ダメージが増加する。(実ダメージは増加しない)
- 被弾側のエナジーバリアが有効であれば判定ダメージが減少する。(N-DEFへの実ダメージは減少しない)
- 攻撃判定を持つアクションチップは、判定ダメージに固有の倍率がかかる。
- 味方の攻撃ではダメージを受けないが、判定ダメージは計算され姿勢異常(よろけまで)が発生する。
- 以下の時は、判定ダメージが条件を満たしていても姿勢異常は発生しない。
- 施設に搭乗中(リペアポッド・ガンターレット・リフト・カタパルト)
- カタパルトの発射から操作不能の間は施設に搭乗中の扱いで、この間はよろけもダウンもしない
- 味方から近接格闘の攻撃を被弾
- エリア移動の態勢中に味方から被弾
Ver.3.00現在、
射撃武器の場合は判定ダメージが3500以上でよろけ、7000以上でダウンする。
格闘武器の場合は判定ダメージが3000以上でよろけ、6000以上でダウンする。
(Ver.2.10までは、射撃武器の場合は判定ダメージが3300以上でよろけ、6600以上でダウンだった。格闘武器については変更なし。)
よろけ条件を超えるダメージを受けると動作を中断され、操作不能のよろけ動作を取る。
拘束時間は約0.65秒で、バランサーチップにより短縮できる。
よろけが発生した際、爆風であれば爆発座標の反対側、爆風でなければ攻撃者の反対側に押し出される。
ブラストがしゃがみ中であれば、操作不能とはなるが押し出されない。
ダウン条件を超えるダメージを受けると吹き飛ばされ、接地すると転倒、起き上がるまで操作不能になる。
接地するまでにジャンプ+ダッシュを入力することで、ブーストが残っていれば消費して受け身が発動する。
受け身を取ると接地時に小ジャンプ、着地すると操作可能になる。(要検証:レバー入力で受け身方向を変更可能か)
アーケード版に比べて転倒から起き上がるまでのモーションが短縮されているようで、追撃がしにくくなっている。
なお、ダウン条件を満たしても以下の条件ではダウンせず、よろけとなる。
- 強襲兵装の補助装備の通常攻撃
- CE-クトネシリカ、SR-ヴァジュラの最終段などは例外的にダウンが発生する
- 強襲兵装の補助装備の特殊攻撃の一部
- 味方から近接格闘以外の攻撃を被弾
- 自身・味方の設置したサテライトバンカーの最後の爆発(衝撃波)を被弾
- 自身の攻撃で発生した爆風を被弾
下表は、よろけ等を引き起こすのに必要な、武器の威力値をまとめたものである。
ver3.0以降
評価 |
倍率 |
よろけ (射撃) |
ダウン (射撃) |
よろけ (格闘) |
ダウン (格闘) |
対象パーツ(目安) |
(参考)実耐久値 |
MAX (+50%) |
×0.50 |
7000 |
14000 |
5912 |
11823 |
ロージーEVE(強化) + チップ(腕部装甲Ⅱ・腕部装甲×2) (注2) |
19705 |
S+ (+43%) |
×0.57 |
6141 |
12281 |
5264 |
10527 |
ロージーEVE(強化) |
17544 |
S (+37%) |
×0.63 |
5556 |
11112 |
4762 |
9524 |
ロージーEVE |
15874 |
S- (+32%) |
×0.68 |
5148 |
10295 |
4412 |
8824 |
アイアンフォートD型など、一部のハイエンド重量パーツ |
14706 |
A+ (+29%) |
×0.71 |
4930 |
9860 |
4226 |
8451 |
へヴィガードⅢ型/G型、ロージー系列(EVE除く) |
14085 |
A (+23%) |
×0.77 |
4546 |
9091 |
3897 |
7793 |
へヴィガードⅠ型/Ⅳ型など |
12988 |
A- (+19%) |
×0.81 |
4321 |
8642 |
3704 |
7408 |
ケーファー・ヴァッヘ ヤーデN4など、一部の重量パーツ。 |
12346 |
B+ (+16%) |
×0.84 |
4167 |
8334 |
3572 |
7143 |
ケーファーB2/B4 |
11905 |
B (+12%) |
×0.88 |
3978 |
7955 |
3410 |
6819 |
ケーファー系統、ランドバルク系統など |
11364 |
B- (+8%) |
×0.92 |
3805 |
7609 |
3261 |
6522 |
一部のハイエンド中量パーツなど |
10870 |
C+ (+4%) |
×0.96 |
3646 |
7292 |
3125 |
6250 |
クーガーⅡ型、エンフォーサーⅩ型、輝星・弐式など、中量全般 |
10417 |
C (±0%) |
×1.00 |
3500 |
7000 |
3000 |
6000 |
クーガーⅠ型など、中量全般 |
10000 |
C- (-5%) |
×1.05 |
3334 |
6667 |
2858 |
5715 |
軽めの中量パーツなど |
9524 |
D+ (-8%) |
×1.08 |
3241 |
6482 |
2778 |
5556 |
ハイエンドの軽量パーツ、一部の中量パーツ |
9260 |
D (-12%) |
×1.12 |
3125 |
6250 |
2679 |
5358 |
軽量全般 |
8929 |
D- (-17%) |
×1.17 |
2992 |
5983 |
2565 |
5129 |
軽量全般 |
8548 |
E+ (-20%) |
×1.20 |
2917 |
5834 |
2500 |
5000 |
シュライクW型、アスラ・参など一部の軽量パーツ |
8334 |
E (-24%) |
×1.24 |
2823 |
5646 |
2420 |
4839 |
シュライク系統、アスラ系統など |
8065 |
E- (-27%) |
×1.27 |
2756 |
5512 |
2363 |
4725 |
アスラ・弐(腕) |
7875 |
(注1)汚染水によるダメージやリペアによる修復は装甲等による補正なしで耐久値が増減するため、「実耐久値」の数値を適用することはできない。あくまで参考である。
(注2)「評価MAX」のよろけ(格闘)・ダウン(格闘)・実耐久値については、腕部は「腕部装甲Ⅱ・腕部装甲×2」を、腕部以外は「装甲Ⅱ×2」をセットした数値(装甲平均+49.25%、倍率0.5075)で計算している。(アーケード版の仕様では装甲は+50%でカンストであり、かつ、ロージーEVEで3スロットになるのは腕部だけのため。)
+ | Ver.2.10までの数値(参考) |
評価 |
倍率 |
よろけ (射撃) |
ダウン (射撃) |
よろけ (格闘) |
ダウン (格闘) |
対象パーツ(目安) |
(参考)実耐久値 |
MAX (+49%) |
×0.51 |
6471 |
12942 |
5883 |
11765 |
ロージーEVE(強化) + チップ(装甲×3) |
19608 |
S+ (+43%) |
×0.57 |
5790 |
11579 |
5264 |
10527 |
ロージーEVE(強化) |
17544 |
S (+37%) |
×0.63 |
5239 |
10477 |
4762 |
9524 |
ロージーEVE |
15874 |
A+ (+29%) |
×0.71 |
4648 |
9296 |
4226 |
8451 |
へヴィガードⅢ型/G型、ロージー系列(EVE除く) |
14085 |
A (+22%) |
×0.78 |
4231 |
8462 |
3847 |
7693 |
へヴィガードⅠ型/Ⅳ型 |
12821 |
A- (+18%) |
×0.82 |
4025 |
8049 |
3659 |
7318 |
ケーファー・ヴァッヘ |
12196 |
B+ (+15%) |
×0.85 |
3883 |
7765 |
3530 |
7059 |
ケーファーB2/B4 |
11765 |
B (+10%) |
×0.90 |
3667 |
7334 |
3334 |
6667 |
ケーファーB5 |
11112 |
B- (+5%) |
×0.95 |
3474 |
6948 |
3158 |
6316 |
クーガーNX、輝星・参式/空式 |
10527 |
C+ (±0%) |
×1.00 |
3300 |
6600 |
3000 |
6000 |
クーガー系列(NX除く)、エンフォーサーⅩ型、輝星・弐式 |
10000 |
C (-5%) |
×1.05 |
3143 |
6286 |
2858 |
5715 |
エンフォーサーⅠ型/Ⅲ型、ツェーブラ系列、輝星・壱式 |
9524 |
C- (-10%) |
×1.10 |
3000 |
6000 |
2728 |
5455 |
|
9091 |
D+ (-13%) |
×1.13 |
2921 |
5841 |
2655 |
5310 |
エンフォーサーⅡ型、セイバーZX |
8850 |
D (-19%) |
×1.19 |
2774 |
5547 |
2522 |
5043 |
セイバーⅡ型 |
8404 |
D- (-25%) |
×1.25 |
2640 |
5280 |
2400 |
4800 |
セイバーⅠ型/Ⅰ型R |
8000 |
E+ (-28%) |
×1.28 |
2579 |
5157 |
2344 |
4688 |
シュライクW型 |
7813 |
E (-32%) |
×1.32 |
2500 |
5000 |
2273 |
4546 |
シュライク系列(W型除く) |
7576 |
|
CS時の閾値
評価 |
倍率 |
CS時 倍率 |
よろけ (CS射撃) |
ダウン (CS射撃) |
対象パーツ(目安) |
MAX (+49%) |
×0.51 |
x1.275 |
2746 |
5491 |
ロージーEVE(強化) + チップ(頭部装甲Ⅱ×2) |
S+ (+43%) |
×0.57 |
x1.425 |
2547 |
4913 |
ロージーEVE(強化) |
S (+37%) |
×0.63 |
x1.575 |
2223 |
4445 |
ロージーEVE |
S- (+32%) |
×0.68 |
x1.7 |
2059 |
4118 |
アイアンフォートD型など、一部のハイエンド重量パーツ |
A+ (+29%) |
×0.71 |
x1.775 |
1972 |
3944 |
へヴィガードⅢ型/G型、ロージー系列(EVE除く) |
A (+23%) |
×0.77 |
x1.925 |
1819 |
3637 |
へヴィガードⅠ型/Ⅳ型など |
A- (+19%) |
×0.81 |
x2.025 |
1729 |
3457 |
ケーファー・ヴァッヘ ヤーデN4など、一部の重量パーツ。 |
B+ (+16%) |
×0.84 |
x2.1 |
1667 |
3334 |
ケーファーB2/B4 |
B (+12%) |
×0.88 |
x2.2 |
1591 |
3182 |
ケーファー系統、ランドバルク系統など |
B- (+8%) |
×0.92 |
x2.3 |
1522 |
3044 |
一部のハイエンド中量パーツなど |
C+ (+4%) |
×0.96 |
x2.4 |
1459 |
2917 |
クーガーⅡ型、エンフォーサーⅩ型、輝星・弐式など、中量全般 |
C (±0%) |
×1.00 |
x2.5 |
1400 |
2800 |
クーガーⅠ型など、中量全般 |
C- (-5%) |
×1.05 |
x2.625 |
1334 |
2667 |
軽めの中量パーツなど |
D+ (-8%) |
×1.08 |
x2.7 |
1297 |
2593 |
ハイエンドの軽量パーツ、一部の中量パーツ |
D (-12%) |
×1.12 |
x2.8 |
1250 |
2500 |
軽量全般 |
D- (-17%) |
×1.17 |
x2.925 |
1197 |
2394 |
軽量全般 |
E+ (-20%) |
×1.20 |
x3 |
1167 |
2334 |
シュライクW型、アスラ・参など一部の軽量パーツ |
E (-24%) |
×1.24 |
x3.1 |
1130 |
2259 |
シュライク系統、アスラ系統など |
E- (-27%) |
×1.27 |
x3.175 |
1103 |
2205 |
アスラ・弐(腕) |
特殊なダメージ
戦場内には汚染水や火炎など、ブラストに特殊なダメージを与えるギミックが存在する。
- これらのダメージは装甲の影響を受けない。(相対的に重装甲の方がダメージが大きい)
- これらのダメージで行動不能または大破に陥った場合、「自機損壊 貢献 -3pt」のペナルティを受ける。
汚染水
汚染水への侵入判定は右脚に存在する。
判定 |
ダメージ量 |
移動ペナルティ |
膝関節より下 |
無ダメージ |
なし |
膝から腰まで |
毎秒300ダメージ |
移動速度-25% |
腰より上 |
毎秒1000ダメージ |
移動速度-50% |
浸水ダメージは「地形ダメージ軽減」チップで、
移動ペナルティは「水中移動適性」チップで緩和することができる。
溶岩
マウナ・エレ溶岩流域に流れる溶岩
判定 |
ダメージ量 |
移動ペナルティ |
膝関節より下 |
毎秒500ダメージ |
移動速度-25% |
膝から腰まで |
毎秒1000ダメージ |
移動速度-50% |
腰より上 |
毎秒3000ダメージ |
移動速度-75% |
ダメージは「地形ダメージ軽減」チップで、
移動ペナルティは「水中移動適性」チップで緩和することができる。
火炎放射
ウーハイ産業港の火炎放射トラップやゲルベルク要塞跡の炎上する戦車など
炎に接触時:1000ダメージ
浴び続けると:毎秒1000ダメージ
ダメージは「地形ダメージ軽減」チップで緩和することができる。
戦闘エリア外
警告が鳴る範囲に10秒居座ると:毎秒2000ダメージ
さらに逸脱し不可視のラインを踏んだ際:即行動不能
落下や吹き飛びなどでラインを超えると:大破 ※1 ※2
※1 行動不能の状態でラインを超えた場合も大破するが、その場合はペナルティなし
※2 第19号高層サイトなど復帰不可能な場所への転落を除いて、不可視の壁で進入不可になっている箇所が多い
大破について
ブラストが撃破された場合「行動不能」となり、「再始動」されずに9秒経過すると機体は爆発し再出撃となるが、
撃破の要因となったダメージが耐久力を大きく上回ったとき、機体はすぐさま爆発し「大破」となる。
大破状態
- 残り耐久力+5000以上のダメージを一度に受けると大破する。再出撃は同じく10秒後。
例:残耐久5000で10000以上のダメージを受ける。
弾丸や爆発物1発のダメージ量を参照するため単発火力の低い連射武器では起き得ないが、ショットガンは散弾全てを一発とみなすため起き得る。
また、装甲による補正後の実ダメージを参照するため、機体が重装甲であればあるほど大破もしにくくなる。
例:残耐久1で全身装甲A+(ダメージ29%軽減)の機体を大破させる場合。
71%に軽減されても5001の実ダメージを与えるには、5001÷0.71≒7043以上のダメージで攻撃する必要がある。
- 撃破から2秒後に爆発。機体は焼け焦げたフレームのみに。
大破の瞬間に自分が置いた設置武器は消滅、コアゲージも減少する。
- 行動不能時より小さいが、フレームには射撃の当たり判定がある。
- リペアによる再始動は不可。
他プレイヤーから見ると耐久力ゲージが消滅、文字色は行動不能機より少し明るい。
- 行動不能中にエリア移動ボタンを押すことで任意に大破(緊急脱出)できる。
行動不能になった瞬間からコマンド入力を受け付けており、最速で被ダメ大破時と同じく撃破から2秒後に爆発する。
この場合でも即座にコアゲージが減少し設置武器も消滅する。
なお、大破のしきい値はチップによって増減することができる。
「大破抑制」チップは自機の大破しきい値を+2000し、余剰ダメージ7000まで防げるようになる。
「フェイタルアタック」チップは自分が撃破した敵機の大破しきい値を-800し、余剰4200で大破を取れる。
最終更新:2021年02月14日 16:36