兵種別戦術指南:支援兵装


兵装の特徴

支援兵装に対して最も期待される役割は、センサー等の補助装備を使用した索敵によるコア凸・奇襲警戒である。
今や支援兵装による恒常索敵なしではまともな試合が成立しなくなっているため、チームに最低一人は索敵担当が居ることが必要とされている。
偵察に成功したときの警戒音は偵察した本人にしか聞こえない仕様上、センサーにしろその他の索敵にしろ「その索敵に敵機がかかった際、一番気付くのが早いのは偵察した本人」なので、
ミニマップの確認を常に行い、凸の気配を見せた強襲が居る、もしくはプラントが奇襲されそうなどといった危険をいち早く察知し、チャットで味方に周知するのも大事である。
センサーの置き方は後ほど詳細するが、「敵凸をベース到達前に処理できる」「マップ全域とは言わずとも、重要な凸ルートを潰せる」「前線から抜けた敵を把握できる」「破壊されにくい」位置が理想。全員が適度にずらして配置し、自陣ほぼ全域を索敵範囲に収めるのが完成形ではある。
そして、特別装備のリペア装備を用いた味方の修復・再起動も支援兵装のみが行える重要な役割。リペアマシン?知らんなぁ……
効率的な再起動によって大破によるコアゲージの損耗を防ぎ、かつ戦線の維持に繋げる事が出来るためである。
味方の修理要請は見逃さずに対応し、またやられそうな味方がいるなら撃破され次第すぐ修復に移れる態勢を取るなどといった事前準備も必要となる。
支援兵装はこの二つの基礎的な役割を軸に行動していくという点を理解しておこう。

役割と立ち回り

立ち回りの方向性は大きく分けると2種類になる。
自ら戦線でのプラント攻防に参加し、戦闘と回復で味方をサポートしてライン上げ、または維持の下支えする前線支援と、
前線より少し後方で援護射撃や修復を行いつつ、指向性地雷等を用いて凸ルートに罠を張り、コア攻撃を事前に潰す後方支援(罠支援)である。
この区分に固執する必要はないが、ある程度自分の中で割り切っておくと自身の役割もこなしやすい。
前線支援に求められるのは戦闘力と装甲・SP供給、後方支援は援護に適する射程の長い武器と修復・再起動に必要なSP容量、罠を迅速に張れる機動力となる。

昨今は支援兵装の装備も充実し、ポイントが稼ぎやすくなってきたので支援が選ばれる事も増えたが、支援兵装は戦闘力では強襲や重火力に及ばないので多すぎると前線が押されやすく、
装備の重さから機動力も低くなりがちで単射武器やマガジン火力が低い武器が多いため、ベース防衛が不向きで手が回らなくなる。
なので、支援過多になると却ってプラントが押されたり、ベース攻撃を許してしまう場面が多くなってしまうだろう。
逆に瞬間火力、奪KB能力の高さからプラント防衛やタイマンには強いため、他兵装でもそうだが支援で防衛するなら特に凸ルート上での正面衝突を意識すること。追いかけっこになってはいけない。
支援特化のアセンにしている場合は他兵装に乗り換えたくない気持ちになりがちだが、それで試合に負けては元も子もないので、
既に3人程度支援がいて事足りているようなら、時には譲って他兵装に回る立ち回りも視野に入れたい。
ただし滞空索敵弾の支援ばかりだと警戒網に穴が開く危険性があるので、味方支援の補助装備の確認は行っておこう。

前線支援

前線でのプラント攻防を重視する場合、戦闘に耐えられる装甲(N-DEFも高い方が良い)、味方のサポートのためのSP供給を重視したアセンを組むと良いだろう。
あと主武器・副武器・特別装備と頻繁に持ち替えを行う関係上、武器変更はあまり遅くなりすぎない腕部を選びたい。
武器変更が鈍重だと咄嗟の戦闘に対応出来なかったり、味方の再始動が間に合わなかったりする危険性が大きくなってしまうからである。

主武器はお好みのものでいいが、使う腕部のリロード性能を勘案して選択したい。またFLAP系統などの連射武器は頭部の射撃補正も関わってくるので、そこも考慮する必要がある。(射撃補正が関係ないショットガン系なら深く考えなくてOK)
副武器は単発威力が高いスプーキーG、もしくは広範囲に攻撃可能なスプーキーRが有力候補になる。Gは自爆に注意。ホバーマイン系統は地面を滑る仕様上、地形とマップによって有利不利が著しく変わるので候補としてはやや劣る。ただ、爆風でも消失しないため、激戦区に投げ込んでも問題ないことは強みスプーキーもそうなんだけどね
また、リモートボム系統も威力はあるが射程が短く戦場に様々な爆発物が蔓延る現環境ではボムが接地する前に消し飛ぶ事態が多発する関係で、有効に機能させづらいため優先度は低め。威力は折り紙付きであるためコア凸自衛用としてはそれなりに勝手がいい。
また、主武器での戦闘能力に自信のある御仁は、いっそ副武器を指向性地雷や対装甲地雷にしてしまってもいい。凸ルート封鎖が盤石になるのみならず、前線で即席のトラップとしても活用できる。
浮遊機雷系統は除去されやすい上に追尾速度が遅いため、他ほどの期待は出来ないが、プラント奇襲を狙う不埒者を追い出すくらいには使える。染め終えたプラントを立ち去るときの置き土産にでも。
デトネーターはその場で「死炎結界」をお手軽に展開できるスモイ装備。遠距離爆破から罠設置、敵設置物排除にコア凸となんでもござれだが単発威力がやや控えめで即応性もないため、追われる立場では一転して使いづらくなることに注意。

補助装備は広域もしくは新型索敵センサーが基本となる。☆1のセンサーはどちらも索敵範囲に不安があるため採用は厳しい。
手軽に使えてかなり前方の様子を探れる滞空索敵弾も人気があるが、約1分~75秒で消えてしまう上に射出箇所によっては非常に目立つのですぐに発見・破壊されがちで索敵に穴が開きやすいので
「ハイリスクな索敵装備」である事は念頭に置いておくべきだろう。
ND索敵センサーは前線寄りに置かないと敵を検知した時には既に手遅れになりやすいが、かといって前線に置くと潰されやすい上に戦線が崩壊した際のフォロー能力が皆無などの理由で基本的には選ばない。
とはいえど、味方次第では「罠を誰も持っていない」なんて展開も十分どころか2~3戦に一回程度はみられる。そのような場合は前支後支にこだわらず、下記の「後方支援補助装備」の項も参照して設置個所を吟味すること。

特別装備は回復力・リチャージの速さからリペアユニットγが扱いやすい。プレイヤーレベルで支給されることもあり基本的な選択肢となりうる。SP回復量次第では容量の多いδも選択肢に入る、かも。
また自己回復能力は落ちるが再起動性能が高い初期リペアカプセル及びγは非常に強力なため、自己回復を中心に行動するのでもない限り手に入れ次第こちらへの乗り換えを検討したい。
リペアポスト系統は慣れこそ必要だが、超回復力と高速リチャージが魅力。
リペアショット系統は弾を外すリスクがあり、扱いが難しいため、ユニットやカプセルの方が無難。
リペアセントリー系統は敵の攻撃で破壊される可能性があり、回復する対象を選べないため、基本的には選ばない。但し戦闘に集中できる、という利点はあるためプレイヤー次第。
リペアフィールド系統は再始動性能が劣悪なため、多種多様な爆発物がこれでもかと降り注ぐ最前線、その爆心地でも死なずに味方の傍で戦闘を継続できるような自信がなければまず避けた方が無難。そうでなくともそうでなければ他を使ったほうが戦果が上がりやすく、かつ味方のためにもなる。

敵は回復と索敵を担う支援を優先的に狙ってくるので、出来るだけ無用な単独行動は避けるようにすること。自身が真っ先にやられてしまってはサポートにならないからだ。
激戦区で常に矢面に立つのではなく、一歩・半歩後ろで視野を広く持ち、傷ついたり戦闘不能の仲間がいないかを常にチェックし、戦いの加勢に入ったり再始動したりといった援護を行う事こそが本業となる。

他にも、コア攻撃に向かう強襲に随伴して戦闘の援護や再始動などを行うコア凸サポートという戦法もある。
この場合、ある程度は味方の強襲に付いていける機動力と、味方を即座に再始動できるタイプの特別装備(リペアカプセル等)を備えたアセンにしておきたい。
二人で敵ベースまでたどり着けた場合、コア攻撃をした強襲がやられたらすぐに再始動して自らも加勢すればコアダメージの倍プッシュを狙う事が出来る。
ただし、少人数で敵陣に切り込むことになるので当然ながら敵防衛との遭遇戦が十中八九起こるため、それを打ち倒して進んでいける戦闘力が必須となる。
総じて中級者以上向けの戦法であると言えよう。最上級者向けとしてリムぺVを5つ自貼りし、自身もろとも敵コアを破砕する「カミカゼ」もある

後方支援

後方からのサポート・または罠を用いた敵凸の対応をメインとする場合、必要とされるのは回復・再始動に必要なSP供給性能の高さと、迅速に罠を張りかつ敵強襲をある程度は追い討ちできる機動力を重視したアセンとなる。
主武器は射程が長くマガジン火力・秒間火力ともそれなりにあるFLAP系統(ミューズブレス含む)と相性がいい。
AIM力に自信があるならまとまったダメージを与えやすいLSG-ラドゥガやCLS-イルミナルなども候補になるが、その場合はリロード高めの腕を選択したい。これらの武器は大抵ノックバック(KB)が取れるので敵の足止めが可能であったりする。後方支援では副武器に罠を持つため強力なスプーキー系統などを持てないこともあり、後方支援にとって貴重なKBが取れる手段となる。このKBを活かしてベース防衛をする立ち回りも存在するが、防衛している間は前線での回復が行えないためAIM力に自信がないならばおすすめできない。

副武器は凸屋への対応力が高い指向性地雷系統が基本となる。選択肢としては☆1のMK16指向性地雷、または☆3のMK19指向性地雷が有力であるが、
☆1のMK16は無強化では拡散率「大」で確実性に乏しいので、最大強化を推奨。片や☆3のMK19は威力・拡散率ともに優秀だが所持数が3個と少ないため、予備弾数の多い腕部やチップでの予備弾倉増強(34%以上)するなどの工夫をしよう。☆2のMK17も弱くはない(威力自体は系統内最高)が、「拡散率:特大/大」が足を引っ張り評価が低め。裏を返せばミリ残りの処理には最適であるため、逃げる凸屋を主武器で削りつつ地雷原に追い込む、といった戦い方で輝くか。
ニュード版只とでもいうべき「毒地雷」対装甲地雷もオススメの一品。こちらは音がしない代わりにセンサーからの光線が伸びていることで発見されやすく、削り性能は高いがKB、ダウンによる副次的な足止め用途としては今一つな印象。その分固定ダメージはなかなかにエグいものであるため、光線の見えづらい曲がり角やリフトの足元など、設置個所やマップとの相性でどちらか選択するといいだろう。
ヘヴィマイン系統は床設置のみなので引っ掛けにくく指向性地雷と比べると使い勝手はかなり落ちるが、ヘヴィマインVなら当たれば一発大破が確定という決定力があるため、適したマップと本人の練度次第では強力。
浮遊機雷系統は目立つので除去されやすい上に追尾速度が遅く、強襲のACで振り切られてしまうのであまりお薦めは出来ない。
リモ-トボム系統は恐らくこちらで使う目的で作られたものだが、自身で起爆する必要性から防衛適性は低い、と言わざるを得ない。

補助装備は広域もしくは新型索敵センサーが定番。前線支援と違って出来るだけ撃破されずに恒常的に索敵を行い続けたいので、
もし敵に発見・破壊されてしまった時に死に補充せずに済むように「補助装備自動補給」チップは優先的に開発し、装着しておきたい。(ブライトLv7で入手)
滞空索敵弾は破壊されるリスクが高く、時間経過でも消えてしまうため、罠との組み合わせが悪い。
ND索敵センサーも前線支援の項で記述した仕様から基本的にお薦めは出来ないが、後方支援ならキニシュなどの全体の横幅が広く自分の広域・新型索敵センサーだけではカバーが難しいマップでは選択肢にはなりえる。
センサーの位置であるが、後方支援の役割として敵凸の対応があることを念頭に置きたい。つまり敵凸を味方強襲が防衛可能な状態で発見することが重要である。中央プラントに設置してしまうと敵が凸に抜けてきた時にはすでに索敵範囲外で敵凸がいるのかわからなかったり、ベース前に設置してしまうと敵凸を発見しても防衛が間に合わなかったりするので設置場所はしっかり吟味すべきである。

特別装備については前線支援の項と同じような考え方でいいだろう。ただ、前述通り後方支援は出来るだけ撃破される事態を避けたいので、遠方から回復できる手段の方が安全度=優先度は高くなる。

後方支援の肝となる罠の仕掛け方だが、まずは強襲で練習する事をお薦めする。
このゲームの基本は強襲であり、プラント攻撃・敵陣への侵攻・コア凸などの強襲のセオリーを理解すれば、それに対抗する事もやりやすくなるからだ。
引っかかりやすい罠の位置や見つかりづらい場所へセンサーを仕掛けるのに重要な凸ルートの把握、いつ再起動してくれればうれしいかという立ち回りなども、自分で体験する事によってしっかりと身につくだろう。

それらを踏まえた上でさらに上を目指すヒントが欲しくなった時は、エースボーダーやそれに準じた実力者らの動画などを参考にしよう。
ただし、罠やセンサーの設置場所は有名プレイヤーが使う場所ほど警戒されやすいので、アレンジを加えたりしてバレにくくするなど工夫も必要となる。

おまけ

  • ザリガニ
アーケード版からのエースボーダーである「まめまめ」氏を発端とする、各種武装をを駆使し強引に凸をねじ込む支援のスタイルのこと。
名前の由来はまめまめ氏のサブICである。
同じくエースボーダーの「許してヒヤシンス」氏のザリガニムーブが強力で有名。
現在では自張りの広域センサー(因みにヒヤシンス氏本人は初期センサーで行っていた)で敵と敵索敵センサーの位置を把握し、防衛に向かってくる敵に先制攻撃を食らわせ、リペアでしぶとく回復しつつ各種武装で返り討ちにしながら敵コアに殴り込むのが主な動きとなっている。
……読むだけでも分かると思うが、それを完遂するにはプレイヤーに恐ろしく高い戦闘能力が求められる。
しかし、たとえコアに辿り着けなくても単独で敵陣に切り込んで多くの敵を釣る事によって敵チームを分断し、逆サイドのルートやプラントなどを味方に攻めさせて有利を得る事も戦略の一つにはなる。
生半可な実力では返り討ちに合いまくってデスの山を築きゲージ差で味方の足を思いっきり引っ張ってしまう事になりかねないため、安易に真似をするのは避けよう。ロブスター呼ばわりされるのがオチだ。