圧縮機の種類・構造・特徴

圧縮機概要
  • 圧縮機の種類
    • 容積式
      • 往復式
      • ロータリー式
      • スクロール式
      • スクリュー式
    • 遠心(別:ターボ)式

動力伝達方式・構成構造別の種類
  • 圧縮動力
    電動機に因り駆動

  • 開放圧縮機
    • 圧縮機・動力を分離配置
      • 軸・ベルトに因り動力伝達
      • 軸に因る動力伝達の場合、密閉性向上措置としてシャフトシール(別:軸封装置)を付加
    • 一部小・中、大形圧縮機に採択
    • 電動機巻線の侵食対策に因り採択
      • 主にアンモニア冷媒の採択における構造

  • 密閉圧縮機
    • 電動機・圧縮機をケーシング内に内蔵、単一構造
    • 電動機の巻線に対する適切な絶縁材料の採択に因り実現
      主にフルオロカーボン冷媒の採択における構造
    • 内蔵構造の種類
      • 全密閉圧縮機
        電動機・圧縮機をケーシング内に溶接密封
      • 半密閉圧縮機
        • 分解整備が可能
        • 小・中形圧縮機に採択
        • 巻線部位を別枠の密閉収容構造としたキャンド(正:canned)モータの
          採択に因りアンモニア冷媒の利用が可能

  • 配置方法に因る分類
    単気筒圧縮機に限定
    • 横型圧縮機:シリンダが水平に配置
    • 立型圧縮機:シリンダが垂直に配置

圧縮機分類参考
圧縮機分類
分類 構造 電動機
容量[kW]
用途 備考
冷凍 空調 ヒート
ポンプ
バス
エアコン
カー
エアコン
エアコン 電気
冷蔵庫
容積式 往復式 ピストン
クランク式
開放 0.4~120 ・取扱が容易
・機種選択肢が多数
・大容量に不向き
半密閉 0.75~50
全密閉 0.1~15
ピストン
斜板式
開放 0.75~2.2 用途はカーエアコンに限定
ロータリー式 回転
ピストン式
開放 0.75~2.2
全密閉 0.1~5.5 小容量・高回転
ロータリー
ベーン式
開放 0.75~2.2
全密閉 0.6~5.5 小容量・高回転
スクロール式 開放 0.75~2.2
全密閉 0.75~7.5 小容量・高回転
スクリュー式 ツインロータ 開放 ~6
36~1600 ・高圧力比向け
・ヒートポンプ、冷凍に適性
・密閉化が促進
密閉 22~300
シングルロータ 開放 100~1100
密閉 22~90
遠心式 開放 90~10000 ・大容量向け
・高圧力比に不向き
密閉
最終更新:2010年03月02日 10:35
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。